ビックカメラがSIMフリーiPad発売へ、まずは有楽町と新宿東口ビックロの2店舗

ビックカメラは、SIMフリーのセルラー版iPadの販売を開始することを明らかにした。8月23日から有楽町店とビックロ(ビックカメラ新宿東口店)の2店舗で販売が開始される。購入できるの以下の3モデル。iPad miniのSIMフリーモデルは、これまでどおりアップルの直営店とオンラインストアのみとなる。

  • iPad Pro 12.9インチ(Wi-Fi+Cellularモデル)
  • iPad Pro 11インチ(Wi-Fi+Cellularモデル)
  • iPad Air第3世代(Wi-Fi+Cellularモデル)

これまでもSIMを搭載可能なセルラー版のiPadはビックカメラなどの家電量販店やドコモやau、ソフトバンクのキャリアショップなどで購入できたが、すべてキャリアロックがかかっており、基本的にはほかのキャリアのSIMを使うことができなかった。

キャリアロックがかかっているiPadをSIMフリー化するには、各キャリアの割引サービスなどに入らずに一括払いで購入して手数料を支払ったうえでロックを即日解除してもらうか、回線の契約から101日以降にユーザーの申請によってロックの解除が可能だった。

アップルの直営店かオンラインストアでしか買えなかったSIMフリーのiPadをビックカメラが取り扱うことで、海外出張が多いビジネスパーソンや格安SIMをiPadで使いたいユーザーにとっては購入場所の選択肢が増えたことになる。

ビックカメラでのiPadの購入はビックポイント(税込価格の1%程度)が付与されるほか、各種コード決済にも対応している。ビックカメラやコード決済各社のキャンペーンを活用すればアップル直営店よりも安価にiPadを入手できるはずだ。もちろん今後ユーザーとして期待したいのは、SIMフリーiPhoneの家電量販店での発売だ。

Origami Payがビックカメラグループ限定の最大3000円引きクーポン配布、買い物マラソン可能

コード決済サービスを提供しているOrigamiは8月9日、ビックカメラとコジマ、ソフマップの全店舗で使える最大3000円引きのクーポンを8月10日から配布する。クーポンは8月18日まで利用可能だ。

最大3000円の割引となるのは、Origami Payを初めて利用するビックカメラグループの店舗で税込3万円以上を決済した場合のみ。税込3万円未満の場合は決済金額の10%が即時還元される。つまり2万の決済だと割引額は2000円になる。

このクーポンの注目は、Origami Payを初めて使う店舗なら何度でも使えること。合計金額が3万円を超える家電などを購入する際は、複数の店舗に分けて決済したほうが割引額が増える。ビックカメラでは日用品や酒類を販売している店舗もあるのでで、家電以外のでも有効に活用できる。

ビックカメラが1日百数十円のオンデマンド型保険を提供開始、米スタートアップとの協業で実現

ビックカメラは3月29日、米国シリコンバレーのスタートアップ企業であるTrov(トロブ)と損害保険ジャパン日本興亜の3社共同で、スマートフォンなどのデジタル家電を補償対象とするオンデマンド型保険「ビック1日から保険」の提供を2019年4月1日から開始することを発表した。

Trovは2012年に設立のオンデマンド保険サービスを提供するスタートアップ。損害保険ジャパン日本興亜は2017年に同社に出資しており、国内向けの保険商品の開発を進めていた。

ビック1日から保険は、「スマートフォンで手軽に保険加入したい」「必要な時に必要な物にだけ保険加入したい」というニーズの高まりを受けて開発した保険商品。対象品目は、ビックカメラグループ各社(ビックカメラ、コジマ、ソフマップ)のECサイト「ビックカメラ・ドットコム」「コジマネット」「ソフマップ・ドットコム」で、スマートフォンやタブレット、パソコン、カメラ、ヘッドフォン、ゲーム機の6ジャンルのデジタル家電。

外出時や国内旅行時に、そのときに所有しているデジタル家電に対して、必要な日数だけ保険に加入できるのが特徴。加入手続きはスマホ上で完結する。1日当たりの保険料は、対象品目と保険金額によって異なるが、数十円~百数十円程度となる。

具体例としては、保険金額12万9000円の12インチMacBookは1日あたりの保険料が154円で、国内での使用に限り破損・水濡れによる事故を補償してくれる。保険による補償は、原則として修理または代品交換となる。トロブの事故受付窓口へ連絡後、ビックカメラグループ各店舗の修理カウンター(サービスサポートカウンター)に対象品目を持ち込めばいい。