米国ブラックフライデーのオンライン売上は過去最高の約8100億円

オンラインでの売上高が過去最高の42億ドル(約4600億円)に達したサンクスギビング(感謝祭)に続き、ブラックフライデーでも過去最多の売上高となった。ただし、予想には届かなかった。Adobe(アドビ)の分析によると、ブラックフライデーに消費者が、コンピューター、タブレット、スマホでのオンライン買い物で使った額は74億ドル(約8100億円)だった。この数字は前年のブラックフライデーより12億ドル(約1300億円)増えたが、実際には75億ドル(約8210億円)としていたAdobe Analyticsの予測には届かなかった。一方、Salesforce(セールスフォース)の分析では売上高は72億ドル(約7900億円)で、こちらも予測を下回った。

人気を集めた商品としては、Frozen 2、L.O.L Surprise、そしてPAW Patrolのおもちゃがある。最もよく売れたビデオゲームは、FIFA 20(サッカーゲーム)、Madden 20(バスケットボールゲーム)で、ゲーム機はNintendo Switchだった。電子機器関係では、Apple(アップル)のMacBookシリーズ、ワイヤレスイヤフォンのAirpods、そしてSamsung(サムスン)のテレビがよく売れた。

ブラックフライデーの売上高のうち29億ドル(約3200億円)がスマホ経由だった。スマホでの買い物はオンラインショッピング全体よりも急速に増えていて、コンピューターを介してのウェブベースの買い物よりもスマホでの買い物が主流になる日も近いようだ。

「間もなくクリスマスがやってくるが、消費者は実在店舗に足を運ぶよりスマホでより買い物をした」とAdobe Digital Insightsの主席アナリストで責任者のTaylor Schreiner(テイラー・シュレイナー)氏は発表文で述べた。「たとえ消費者が実在店舗に足を運んでも、店舗にピックアップに行く前にオンラインで41%多く買い物している。モバイルは中小の小売業者にとって、これまでSmall Business Saturday(感謝祭の後にくるショッピングホリデー)以降のシーズンに近所の店舗で買い物をしていた人をさらに引きつける有効な手段となっている。大手小売が提供できないようなユニークなプロダクトやサービスを展開できる小売業者はSmall Business Saturdayに売上を伸ばすことが見込まれる」。

Adobe Analyticsは米国の小売トップ100社のうち80社の売上をリアルタイムに追跡し、ホリデー商戦期間中に5500万SKUと決済1兆件をカバーしている。一方、セールスフォースはCommerce Cloudデータと、世界30カ国超の買い物客5億人あまりをカバーする識見を活用している。

ブラックフライデーの売上高がアナリストの予測にわずかに及ばなかった理由の1つは、ホリデーセールシーズンの開始が早くなっていることだ。小売業者は長い間、多くの人が仕事を休むサンクスギビングの後にくるブラックフライデーをホリデーショッピングシーズンのスタートと位置付けてきた。しかし、小売業者が長期間のセール展開を望むようになり様相は変わった。

より多くの人が買い物するにつれ、人々はより高価なものを買うようになっている。今年のブラックフライデーの平均注文額は168ドル(約1万8000円)だったとアドビは指摘している。これは昨年のブラックフライデーより5.9%のアップで、過去最高の水準だ。

スマホ経由の売上高は前年比21%増だった。オンライン販売の61%がスマホからのもので、これは昨年から15.8%のアップとなった。

ブラックフライデーでは、年間売上が10億ドル(約1100億円)を超えるeコマース大手は、中小よりも好調だった。アドビによると大手のほうがスマホ経由の売上は多く、スマホでのブラウズの買い物率は66%だった。また、今シーズンの中小の売上が27%増だったのに対して大手の売上は62%増だった。

サンクスギビングセールでは大手の方が中小よりも成功を収めるというのにはいくつかの理由がある。1つには、大手のサイトの方が品ぞろえが多く、一部のアイテムでは大幅な割引を提供できることが挙げられる。大きな割引は消費者をサイトに引き込み、さほど割引されていない商品の購入に誘導する。あるいは、単にオンライン小売大手はより大きな割引を提供できるというのも理由だろう。

その他の要因として、大手がよりフレキシブルな配送オプションを提供していることがある。「クリック&コレクト」や「オンライン購入&店舗ピックアップ」は43%増えたとアドビは指摘する。だが、大手小売にとってすべてバラ色だったわけではない。いくつかの大手プラットフォームは実際、今年の商戦で苦戦したようだ。

「small business Sunday」と名付けられた、小規模店舗での買い物にフォーカスした日曜日にどのような動向がみられるのかにも注目が集まるところだ。消費者はこれまでのところ4億7000万ドル(約515億円)使っていて、アドビは30億ドル(約3300億円)を超えるとみている。また、ホリデーショッピングの目玉でもあるサイバーマンデーの売上は94億ドル(約1兆300億円)を超えると予想している。

画像クレジット:Leon Neal

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(翻訳:Mizoguchi)

ブラックフライデーで本当にお得なセールはこれだ

ああ、ブラックフライデー。全米で山ほどの「セール」が行われる日。お得なもの、そうでもないもの、来年のモデルのための在庫一掃が目的のものなどさまざまだ。しかし「史上最低価格!本日限り!」をうたう何万通のメールの中には、本当に良い商品の間違いなくお得なセールが隠れている。

クリスマスに備えて少しでも節約したい人にも、ガジェットコレクションを増やしたい人のためにも、本誌が価値ありと判断した商品をいくつかご紹介する。プロからのヒントとしては、Amazonに載っている価格が実際にセール中なのか、価格を操作してそのように見せているのかをチェックしたければ、camelcamelcamelなどのサイトで価格の推移を見るといいだろう。

【Japan編集部注】ここで紹介している製品の多くは米国Amazonから購入でき、一部は日本への発送が可能だが、送料を考えるとお得とはいえない。日本ではAmazonが12月6日朝9時から87時間限定でサイバーマンデーのセールを始めるので、その参考としてチェックしてほしい。なお、Steamについてダウンロード販売なので日本のユーザーも要チェックだ。

Amazon製デバイス

Amazonは例年ブラックフライデーにあわせて自社製品の価格を下げており、今年も例外ではない。

  • 4K Fire TV Stickは通常50ドルが25ドルに下がっている
  • 4KでないほうのFire TV Stickは通常40ドルのところ20ドル。5ドルの違いなら私は4Kモデルにする。将来への備えだ!
  • 驚くほど素晴らしいKindle Oasisが今週は8GBモデル(通常249ドル)が30%オフの175ドル 、32GBモデル(通常279ドル)が199ドル
  • すでにAlexaデバイスを持っていて、拡張したいと考えている人には、現行世代のEcho Dot(通常49ドル)が22ドルに値下げされ、大きくて評判の悪いEcho Plus(通常150ドル)が99ドルに値下げされている

Google製品

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  • 最新フラグシップAndroid携帯でものすごく評判のいいPixel 4はロック解除モデル(通常799ドル)が200ドル引きの599ドル。大型のPixel 4 XLは899ドルが699ドル
  • やや古いがまだまだ十分使えるPixel 3a(通常399ドル)は299ドル
  • Nest Mini(旧名Google Home Mini)は49ドルから30ドルに下がっている
  • 煙感知器のNest Protectは199ドルから99ドルに値下げ
  • 4K対応のChromecast Ultra(通常69ドル)は49ドル、非4KのChromecast(通常35ドル)は25ドルにそれぞれ値下げされている

Roku

AmazonとGoogleがストリーミングデバイスを値下げする中、Rokuも負けてはいない。4K対応Roku Ultra(通常100ドル)は48ドルに値下げされ、付属するリモコン接続可能なJBLヘッドホンはほぼワイヤレスとして使える。

Xbox、Playstation、Nintendo Switch

この世代のゲーム機をまだ持っていない人にとって、今は悪い時期ではない。Microsoft(マイクロソフト)とソニーのいずれもが2020年に新機種を出す予定だが、それは現世代の素晴らしいゲームを何年ぶんも今すぐ楽しめるという意味であり、新しいデバイスを買っても価値の高い独自のゲームが出るまでにはおそらく数カ月はかかる。Nintendoは8月にSwitchのバッテリー寿命を大きく改善したばかりだ。

マイクロソフトは 1TBのXbox One X(通常499ドル)を349ドルに下げ、Gears of War 5、NBA 2K20、あるいは最新のStar Wars Jedi: Fallen Orderのどれかのゲームを選べる。Xbox One S(通常249ドル)は149ドルに値下げされ、Minecraft、Sea of Thievesとその価値約20ドルのFortnite Vbucksが付いてくる。なお、One Sにはディスクドライブがないのでプレイしたいゲームはダウンロードする必要がある。大した問題ではないが、インターネットが遅い人は要注意。

ソニーもPlaystation 4で大幅なディスカウントを行っている。1TB PS4にGod of War、The Las OF Us(リマスター版)、Horizon Zero Dawnがついて199ドルだ。このセールはBest Buy、Walmart、GameStop、Targetなどの主要量販店で実施されているが、すぐに品切れになるのであちこち回る必要があるだろう。

Switch本体のセールはあまり見るべきものがない(しかも多くのセール品がバッテリー容量の少ない旧モデルだ)。しかし、Joy-Conコントローラーは通常80ドルのところ60ドルで手に入る。

Apple

Airpods Pro

ブラックフライデーではアップルのセールをあまり聞かないし、最新機種では特にそうだ。しかし、今年は驚きのセールがある。

Sonos

ホームサウンドシステムのSonosもセールを行っている。

  • The Sonos Beam(同社のサウンドバー2製品のうち小さい方)は通常価格399ドルが299ドル
  • 大きい方のSonos Playbarは699ドルから529ドルに値下げ
  • 大型のPlaybase(サウンドバーに似ているがこの上にテレビを置ける)は699ドルから559ドルに値下げ
  • Play:1スピーカーの2台セットはCostco.comで230ドル(通常170~200ドル)だが、コストコメンバーしか購入できない

激安のmicroSDカード

昨年来値下がりの続くmicroSDカードはブラックフライデーで底値を打ちそうだ。SanDiskの512 GB microSDカードは数カ月前に100~150ドルだったが、 本日は64ドルだ。もっと速いのが必要な人には、200ドルだったExtreme MicroSDが80ドルで買える。

Steamのゲーム

ダウンロードサイトのSteamでは毎年恒例秋のセールを実施中で、最人気ゲームが多数値下げされている。Grand Theft Auto 5(通常30ドルが15ドル)、Portal 2が1ドル、The Witness(通常40ドル)が20ドル、Return of OBra Dinn(通常20ドル)が16ドル、Soul Calibur 6(通常60ドル)が18ドル、そして公開されたばかりだが、めちゃくちゃおもしろいJackbox Party Pack 6(通常30ドル)が23ドルになっている。

さらには、ValveのSteamコントローラー(50ドル)が5ドルに値下げされていて、これは製造中止になるためだが、ほとんどのゲームでちゃんと使える。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

この199ドルのPS4と”Spider-Man”のブラックフライデーバンドルは、私の物欲を刺激する

個人的に断言しよう、これこそ今年のブラックフライデーシーズンのベストバイだ。まあゲーマーにとってという話ではあるが。これは凄い。目が覚めた。ソニーがPlayStaion 4 Slimと、新しいSpider-Manゲームを199ドルで販売するのだ。あまりにも安い。

現在1TBのPS4 Slimは、300ドルで販売されている。そしてこの価格は以前は500GBのものにつけられていた価格なのだ。なので、この改良されたテラバイトコンソールにつけられた199ドルという価格は既にかなりのお得だ。しかもそこにSpider-Manも付いている?私は通常ブラックフライデーの 個々の取引について語ることはしない(私たちはまとめのレポートは書くが)。しかしこれはまるで冗談のようだ。

ゲームは先日発売されたばかりで、絶賛レビューを受けている。多くのTechCrunchスタッフたちが何十時間もの時間を費やしているが、さらに沢山の時間を吸い取ろうと機能拡張が発売されようとしている。ほとんどの場所でまだ標準価格で販売されているため、 その価値は50から60ドルはある。

私はすでにPS4を所有いるが、私はこれを買うつもりだ。Slimによって変わったものはそれほど多くはないが、それは静かで使いやすく(もう目に見えないボタンはない!)、そしてもちろんかなり小さくなっている。これを139ドルで入手できるなら考えるまでもない。もちろんコントローラーも付属している。古い機種と交換し、店のポイントを使ってTetris Effectを入手するつもりだ!

比較のために挙げておくと、マイクロソフト任天堂の両社は、人気のあるゲームとバンドルされた基本コンソールを299ドルで提供する。明らかにソニーは彼らの昼食を横取りするつもりだ。

もちろん、PS4 Proにためにお金を貯めておくこともできる。しかしそれらの利点に対しては、決して疑わしいとは言わないものの、大部分のゲーマーたちにとって必須というほどのものではないと思っている。Red Dead Redemption 2は、4K HDR機器を持っていない限り、そこまですごく見えることはない。もしAAAゲームと最高のグラフィックスに夢中なら、是非Proを買うべきだが、そうでもない残りの私たちは、節約できたお金であと4、5本のゲームを買ったほうが良いかも?スリムにやろう。

他には200ドルのPSVRバンドルもあり、コントローラも安い。しかし明らかにSlimがこのラインナップの中心だ。読者は「参加小売サイト」を訪れて、おそらく私と同じような人と争って商品を手に入れる必要がある。他のセールと同様に開始は11月18日だ。

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(翻訳:sako)

Shopify、世界のブラックフライデー通販の状況を美しいビデオでライブ中継

ブラックフライデーの消費者行動をリアルタイムで見ることは可能だろうか? 上にエンベッドしたライブストリーミングされているビデオでようすを見ることができる。

画面上で点が光るのは販売が行われた場所を示す。そこから伸びる線はその販売業者への消費者の注文がどこから来たかを表している。ご覧のとおり、ブラックフライデーは今やきわめて国際的なイベントになっている。しかしやはりいちばん光っているのは北アメリカだし、買っているのもアメリカの消費者が中心のようだ。

幻想的にさえ見える美しいビデオだが、現実の数字に換算することもできる。Shopifyサイトで表示すると、このプラットフォーム上での販売額が分単位で表示される。この記事の執筆時点で毎分30万ドル以上、注文は毎分3300件程度入っている。

Shopifyではどのカテゴリーの商品が売れているか、どの都市での購入が多いかなどのリストも公開している(やや意外だが、現在はロンドンがトップ)。さらに詳しい情報はBlack Friday/Cyber Monday micrositeで見ることができる。

〔日本版〕リンク先サイトによれば毎分35万ドル、4100件(日本時間午前5時ごろ)を記録している。売れているカテゴリーはアパレルがトップ。この記事の執筆時点ではロンドンは午後3時ごろ、アメリカは早朝ないし午前中、日本は真夜中。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

ブラックフライデー向けベストテックギフト案

サンクスギビング(感謝祭:11月第4木曜日、今年は11月23日)は家族と友人に対する感謝に溢れた日だ。一方、その翌日(ブラックフライデー)は、過度の消費至上主義に溢れて押し寄せる買い物客たちの群れに、押し潰されないようにしなければならない。ご存知のように、それがこの季節のならわしとなっている。

生活のためのテクノロジーについて書いているお陰で、ここ数週間はメールの受信ボックスがブラックフライデー向けの宣伝に爆撃を受けている状態だ。シーズンセール品の全てを掘り起こして検討するのは、ショッピング体験としてはやや手に余る作業だ。そこで読者のサンクスギビングの週末を少しでもストレスの少ないものにできるように、ショッピング候補となるベストテックギフトを選んでみた。

1/10:Amazon Echo Dot(30ドル)

いつものように、Amazonは自社の電気製品を大騒ぎしながら売り込んでいる。Fire TV Stick(15ドル引き)やさまざまなKindle製品(30ドル引き)が提供されている。Echoの仲間が、このホリディ(サンクスギビングからクリスマでの期間)シーズンにおける最大のベストセラーになることが予想されるので、それに着目してみよう。新しいEchoとEcho Plusはそれぞれ20ドルと30ドル値引きされているが、Amazon Tapは更に大きく50ドル値下げされている――これは同社がEchoブランドではないデバイスの在庫を一掃しようとしている明確な兆候だろう。一方、Echo Dotは20ドルの割引されて、もっとも手頃なEchoが30ドルで手に入ることになる。

購入:Amazon Echo Dot

2/10:Barnes&Noble Nook GlowLight 3(100ドル)

その通り、Barnes&Nobleはまだ電子機器を製造している。Nookの死の噂は、明らかにやや誇張されたものだ。今月初めに、この会社は、電子リーダーにまだ注意を払っている技術ウォッチャーたちを、Nook GlowLight 3の発表で驚かせたそれは、色温度調整を追加し物理的なボタンを再び搭載した、堅牢で基本的な120ドルの電子リーダーである。ここ数日間の間だけ100ドルで購入できる。

購入:Nook GlowLight 3

3/10 :DJI Spark(499ドル)

小さくて楽しいSparkは、100ドルの割引をつけたとしても、ホリディギフトとしては、まだまだ高価なものだ。とはいえ、それは間違いなくDJIの最も使いやすいドローンの1つだ(たとえそれがテストプロセス中に私たちのビデオ担当者の指をしたたかに打って怪我をさせたとしても)。より本格的なビデオドローンを贈ろうと考えているならDJIの持ち運び対応のMavic Proをチェックするべきだろう。これも期間限定の割引がついて599ドルだ。

購入:DJI Spark

4/10 :Hanson Robotics Professor Einstein (159ドル)

アインシュタインが、かつてこう言ったことは有名である「成功者を目指すな、価値ある人間を目指せ」。期間限定で、この世界で最も有名な理論物理学者の、奇妙な不気味の谷ロボットバージョンが40ドルオフで提供される。この30センチのおもちゃは教育ゲームを提供する。お馴染みの顔に過激なフラットアイロンを当てたような真っ白な髪をしている。

購入:Hanson Robotics Professor Einstein 

5/10 :LG V30 (他のLG製品の購入で400ドルの割引)

LGは近年、有名ではないが数多くの優れた携帯電話を生み出してきた――そしてそれはV30にも確かにあてはまる。このフラッグシップモデルには素晴らしいスクリーンとカメラが搭載されていて、ホリディシーズンに向けて素晴らしいディスカウントが行われる。ただ、これはリストにある他の製品よりもやや複雑な手続きが必要であることを指摘しておこう。基本的に、他のLG製品、例えば洗濯機や、テレビ、あるいは空気清浄機などに加えてこの携帯電話を購入すれば、400ドルの割引が行われるのだ。清浄な空気、そして新しい電話機――見逃すわけにはいかない。

購入:LG V30

6/10:Microsoft Xbox One S(189ドル)

Microsoftは消費至上主義のホリディシーズンに向けて、Surface ProからMixed Realityヘッドセットに至る多数の品揃えを打ち出している。また同時にゲームテクノロジーに対する大幅値引きも行なう。Xbox One Sの価格は今や189ドルからだ――これは明らかに同コンソールの史上最低価格だ。4K/VR対応Xbox One Xの登場が、これにある程度影響していることは間違いないだろう。

購入:Microsoft Xbox One S

7/10 :Roku Streaming Stick+ (50ドル)

今ではRokuだけがストリーミングの代表とは言い難い。なのでちょっとしたことでも彼らの役に立つだろう。同社の70ドルのStreaming Stick+は、同社のサイトや参加小売店を通じて、数日の間20ドル引きで購入できる。またウォルマートに行く買い物客は、同社のExpress+セットトップボックスに対するある程度の割引を受けることができる。

購入:Roku Streaming Stick+

8/10:Roli Lightpad Block(50ドルのキャッシュバックと無料ケース)

英国のスタートアップRoliは、その革新的な楽器ラインに対するまずまずのディスカウントを提供する。その中には高価なSeaboard Riseキーボードへのリベートや、新しいLightpad Blockへの50ドルキャッシュバックなどが含まれている。同社はまた、Lightpad Block向けのケースも無料で提供する。このことでトータルの割引額は90ドルほどになる。

購入:Roli Lightpad Block

9/10:Samsung 850 Pro 1TB SSD(400ドル)

Galaxyデバイスのお得情報を探しているなら、通常は代替チャンネルをいくつかチェックしたいと思うだろう。その一方で、SamsungはモニターやSSDに対するブラックフライデー特売を始めた。一番注目に値するのはおそらく、超高速850 Pro 1TB SSDで、これはブラックフライデー向けに80ドル値引きされる。

購入:Samsung 850 Pro 1TB SSD

10/10:Sphero R2-D2(130ドル、無料のForce Band)

このスマートトイ会社は、ほぼ全製品にブラックフライデー割引を提供する。SpheroのSpider-ManとLightning McQueenはどちらも50ドルだ。同社の楽しい新R2-D2トイも同様だ。これには無料のForce Bandが付属する(他のStar Warsトイにも同様に付属する)。これを使えばユーザーは手のジェスチャーでドロイドをコントロールすることが可能だ。

購入:Sphero R2-D2

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(翻訳:sako)

ブラックフライデーのオンラインセールスが30億ドルを突破、そのうちの10億ドルはモバイルから

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ブラックフライデー(11月の第4金曜日、小売店で大規模なセールが行われる)のオンラインショッピングは成長を続けていて、今週の金曜日には更に記録が破られた。ホリディセールスを通してe-コマース取引を追跡してきたAdobeから、今夜届いた新しいレポートによれば、ブラックフライデーは初めて30億ドルを突破する新記録を達成した模様だ。また米国の小売史上、モバイルセールスが初めて10億ドルを超えた事も期待されている。

当日の終わりまでに期待されると推定された金額は30億5千万ドルであり、昨年同日に比べて11.4パーセントの増加であるとAdobeは発表している。

【2016/11/26更新:Adobeの最終的な数字は推定を上回り33億4000万ドルとなった – 前年比21.6パーセントの成長である。モバイルは12億ドルで、昨年から33パーセント増】

感謝祭の日とブラックフライデーの日に、モバイルがeコマースセールの売上に大きな影響を与えていることは、早い段階から明らかだった。Amazon、Walmart、Target、そしてeBayのような主要な小売業者は、モバイルトラフィックと売上が増加傾向にあったことを指摘した。例えば、Amazonは感謝祭の日のモバイル注文は、昨年のサイバーマンデー(11月の第4木曜日である感謝祭の次の月曜日、大規模なオンラインセールが始まることが多い)を上回ったと報告している一方、Walmartは感謝祭のウェブトラフィックの70パーセント以上がモバイルであったと発表している。またTargetは感謝祭の日の売上の60パーセントがモバイルデバイスからであったと述べている。

この傾向はブラックフライデー当日(今年は感謝祭の翌日)になっても続き、セールスイベントは現在は11億3000万ドルの収益となっていて、これは昨年比25パーセントの増加である。例えばWalmartはWalmart.comにおけるブラックフライデー当日の注文の60パーセントはモバイルから来ていると述べている。

モバイルは金曜に小売サイトを訪れたものの多数派を占めていて、その数は56パーセントだったと、Adobeは指摘している。その内訳の大部分(47%)はスマートフォンからであり、タブレット(9%)からのアクセスとは対照的だった。

さらに、モバイルの売上も40パーセントを占め、スマートフォンが29パーセント、タブレットが11パーセントという内訳になっている。東部標準時間で午後3時までには、オンラインセールスに占めるモバイルアカウントの売上は6億8000万ドルに達している。

興味深いことは、しかし、スマートフォンはタブレットやデスクトップほどのコンバージョン(実際の売上)を達成していないことだ。コンバージョンは全体的には上昇したが、スマートフォンは1.9パーセントであり、これに比べてタブレットは3.7パーセント、そしてデスクトップは4パーセントであった。比較のために挙げておくと、ホリディシーズンの平均値はスマートフォン、タブレット、デスクトップがそれぞれ1.3パーセント、2.9パーセント、および3.2パーセントである。

また、iOSがAndroidよりも大きく販売を促進している傾向は続いた。iOSデバイス上の平均注文額は144ドルで、対してAndroid上では136ドルであった。

もちろんAdobeの予想である合計30億ドルのオンラインセールスと10億ドル超えのモバイルセールという予想は、今夜最終的に〆てみるまでは正しいものかどうかはわからない【その後正しかったことが判明した、上の更新を参照】。しかし、Adobeのサンプルは、その数字がかなり近いものであると判断するのに十分な大きさである。そのレポートは、小売ウェブサイトへの220億回の訪問からの集計データに基づいていて、米国のトップ100小売業者のすべてのオンライン取引の80パーセントを含んでいる。

Adobeはまた、今年最も売れた電気製品は、AppleのiPad、サムスンの4Kテレビ、AppleのMacbook Air、LGのテレビ、そしてMicrosoftのXboxだったと述べている。

昨日の感謝祭の19億3000万ドルのオンラインセールスに加えて、2日間の合計は50億ドルに迫るものと期待されている。売れ筋のおもちゃには、レゴクリエイターセット、Razorの電動スクーター、ナーフ銃、DJIファントムドローン、そしてバービードリームハウスなどが含まれる。

こうした記録にも関わらず、e-コマース業界自体は、選挙後の低迷からいまだに回復している途上である。

「選挙後に私たちが経験したネガティブインパクトからはまだ完全に回復はしていませんが、消費者たちはオンラインに戻って買い物をしています」そのような声明を出したのはAdobe Digital Insightsの主席アナリスト兼ディレクターのTamara Gaffneyだ。「ブラックフライデーにおける消費の増加に伴って、元のレベルへ戻りつつあります。さらに私たちは、次のサイバーマンデー(11月28日)が今回のブラックフライデーを上回って、史上最高のオンラインセールである33億6000万ドルを達成することを期待しています」。

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(翻訳:Sako)