レゴ版スーパーマリオが今年後半に発売予定

今どきのおもちゃは、なかなかすごい。そうは言っても、誤解しないでいただきたい。私も実家の物置に、何十年もホコリをかぶりっぱなしのアクションフィギュアの類を大事に保管してある口だ。それでも、このレゴ版スーパーマリオのセットにはびっくりした。これなら、何日でも遊び続けられそうな気がする。

断っておくが、私自身は、まだこれを実際に見たことはない。その点では、読者と大して変わらないかもしれない。レゴを取材したときも、まだ答えてもらえない質問が山ほどあった。たとえば、価格や、今年の後半という以上に正確な発売時期といった重要な情報についてもだ。それでもなお、これを見ると強いノスタルジーに包まれ、当時のゲームサウンドが頭の中で鳴り出してしまう。

レゴによれば、この製品は4年間のコラボレーションの成果だという。同社の言葉を借りれば、「シンプルなものを作るには、複雑なことをしなければならないと分かりました」ということ。ここで言う「シンプル」とは、何十年もの間、様々な会社が挑戦し、失敗を繰り返してきた、スーパーマリオブラザーズを、現実の世界のモノとして実現する際に解読しなければならない暗号のようなものかもしれない。ここでは、それが子供たちが自分の手で組み立てて遊べるゲームのステージとして実現されている。スーパーマリオメーカーの1画面を、現実世界に取り出してきたような感じだ。

ここでもっとも重要な要素は、マリオのフィギュアだ。同様の他製品よりもはるかに優れている。小さなLEDディスプレイが4つ(両方の目と口と胸に)仕込まれていて、状況に応じて表示を変える。またスピーカーも組み込まれ、チャールズ・マルティネット(Charles Martinet)氏が吹き込んだ懐かしいマリオの声をしゃべることもできる。さらにマリオの足の底には、秘密のカラーセンサーもセットされている。今どの色のブロックの上にいるのかを知り、ディスプレイの表示を変えて、笑ったり、顔をしかめたり、マリオが表情を変化させるのだ。

Nintendo Switchと連動して、ゲームが楽しめるような機能は備えていない。これは拡張性という点ではちょっと残念だが、あえてビデオゲームシステムではなく、レゴのセットを買おうという保護者にとっては、利点と言える。とはいえ、そのうちに他のシステムと協調動作するようになるかもしれない。スマホやタブレットと連携させるのは、それほど難しくないだろう。ただし、任天堂やレゴが、そうした計画を具体的に語っているわけではない。

また、マリオの動きを検出するジャイロスコープや加速度センサーといった、他のセンサー類が搭載されているかどうかについても明らかにされていない。マリオの表情をLEDディスプレイに表示するためのバッテリーが内蔵されているのは間違いないが、それが充電可能なのか、あるいは交換するタイプなのかさえ、現時点では不明だ。発売が近付けば、もっと詳しい情報が入手できるはずなので、そのときはすぐに報告しよう。

これまでに気付いた範囲では、得点を表示する機能もないようだ。作成したステージでゴールするまでの時間を計るカウントダウン式のタイマーは内蔵しているが、ズルしないでちゃんとゴールできたかどうかは、今のところ自分で判断するしかない。もちろん友達と遊ぶ場合は、互いに相手の審判になればいい。

ヘイホー、かなりクールなパックンフラワー、そしてもちろんヨッシーなど、多くの馴染みのあるキャラクターも登場する。ただし、センサーや頭脳を内蔵しているのは、少なくとも今のところはマリオだけ。とはいえ、レゴの利点は、その持って生まれた拡張性にある。このセットも、標準のレゴのブロックと互換性があり、組み合わせて遊べる。

「私はずっとレゴ製品が好きでした。子供たちが想像力を使って遊ぶのを促しているという点も気に入っています」と、任天堂の執行役員でゲームプロデューサーの手塚卓志氏は、今回の発表にともなうリリースで述べている。「今回、私たちがレゴグループと協力して開発した新製品では、2つの異なるスタイルの遊びを組み合わせることを目指しました。1つはマリオの世界を自由に構築するというもの。そしてもう1つは、そうやって作った世界の中で実際にマリオと遊ぶというものです」。

繰り返しになるが、まだ詳しい情報は分かっていない。しかし、多くの子供たちが、そして大人も、この製品の登場が待ちきれない気持ちになることだけは、すでに明らかだ。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

ロボットは教室に居場所を見つけることができるのか?

数年前、投資家たちは、各家庭にロボットがある未来の到来に沸いた。Jibo、AnkiのCozmo、Mayfield RoboticsのKuriのようなロボットがブームとなり、ベンチャーキャピタルから数億ドル(数百億円)の投資を集めたのだ。そしてその後、上に挙げた3つの会社は、すべて潰れた。子ども用のハイテク製品に詳しいRobin Raskin氏をして「ハイテク玩具の世界の輝きは失われてしまったのか?」と言わしめることになった。

こうしたロボットと、そのメーカーが消滅してしまうのを見れば、いったいいつになったら、ロボットが私たちの生活の中で現実的な役割を果たす日が来るのだろうか、ほんとうにそんな日が来るのだろうか、と疑いたくなるのは当然だ。しかしロボットの中には、すぐには思いつきにくいようなところに居場所を見つけているものもある。学校だ。

ロボットが成功するためには、人間のニーズを満たし、実際の問題を解決し、そして使われ続けるようなアプリケーションを見つける必要がある。家庭では、現在の世代のロボットは、確かに子どもたちに数時間の娯楽を提供するかもしれない。しかし、やがて他の新しいおもちゃと同じように、見向きもされなくなってしまうのがオチだ。

しかし学校では、ロボットは、コーディングによって命を吹き込むことにより、デジタルと現実世界の溝を埋める役割を果たすことができるのを証明している。技術に明るい教師は、ロボットがプロジェクトベースの学習に活力を与えることができるのを目の当たりにしている。価値のある批判的な思考力と、問題解決のスキルの獲得を促すのだ。

K-12(幼稚園から小中高校まで)の学校が、いち早く最新技術を導入することに道を開くのは、今回が初めてではないだろう。40年前、Apple IIは、まず学校で広く採用された。デスクトップコンピュータが一般の家庭に入り込むより前のことだ。ノートパソコンも、まず学校で盛んに利用され始めたのは、よく知られた話だ。軽量で持ち運びもしやすく、クラス内での補習的な授業や、マルチメディア普及にも一役買った。さらにタブレットについても、いち早く採用したのは学校だった。目立った失敗もあったが、今ではK-12の教室の中のどこにでもあるものとなった。

K-12の学校におけるロボット類の進出は、新しいガジェットの可能性に興味をそそられたことによるものだけではなく、コンピュータサイエンスの教育に力を注ぐ必要性にも支えられたものだった。ほんの10年前には、STEM教育の要件として、コンピュータサイエンスを含めることを承認していたのは、わずか2、3の州しかなかった。今日では、ほぼすべての州が、コンピュータサイエンスのコースを、卒業要件の1つとしてカウントすることを認めている。そして17の州では、すべての高校に、コンピュータサイエンスのコースを提供することを義務付けている。

高校レベルで、コンピュータサイエンスの重要性が増していることが、小中学校の教育にも影響を及ぼすようになってきた。生徒を、州の新しいK-12コンピュータサイエンスの基準に導くための効果的な方法として、教師がロボットを利用するようになっているのだ。カリフォルニア州の教育委員会は、ロボットを使用することで、州の基準のうちの5つを満たすよう、学校に指示するまでになった。

教育者は、おもちゃとしてではなく、学習のための強力なツールとしての、ロボットの可能性を認識しつつある

教室で使われるロボットは、家庭用のロボットとは、設計レベルから根本的に異なるものだ。学習用として利用するには、家庭用にありがちな手軽なだけに底の浅い体験ではなく、生徒が数ヶ月から数年にわたって取り組み続けることができるような、深く多様な体験を提供できるものでなければならない。また教室で成功するためには、教師がそれに沿って教えられるよう、よく考えられたカリキュラムとともに提供されなければならない。ロボットは比較的高価なので、教師は長期間にわたって使える信頼性の高いものを必要としている。

LittleBitsやSpheroのような会社は、こうしたトレンドを見逃さなかった。これらの会社は、レゴのような伝統的な会社が支配していたK-12市場に向けて素早く舵を切り直した。またWonder Workshop(ワンダーワークショップ)のロボットは、アップルストアやアマゾンといった小売チャンネルを通して人気を得ることになったものだが、今では全世界で2万以上の学校に採用されている。今のところは、米国内のK-5(幼稚園から小学5年生まで)の教室の、ほんの一部で使われるようになっただけだが、彼らの成功は、投資家からの関心を集めるだけでなく、イノベーションを加速する可能性もある。ただし、それは、今だにSTEM教育のクラスや、ハイテク産業そのものを悩ましている、やっかいな公平性の壁と無縁ではいられないかもしれない。

玩具業界は、長年にわたり、男の子用と女の子用に分けて、製品を企画し、販売してきた。それが製品のデザインから広告にまでおよぶ、ある種の偏見を助長してきた。教室で使われるロボットのデザインは、すべての生徒にアピールするものでなければならない。たとえば、Wonder WorkshopのDashロボットの初期のバージョンは、駆動用の車輪が露出したものだった。

最初のユーザー調査で、同社は、生徒が車輪付きロボットを、車やトラックに見立てていることを理解した。言い換えれば、彼らはDashを男の子用のものと見なしていたのだ。そこでWonder Workshopは、Dashの車輪をカバーで覆うことにした。それは当たりだった。今では、同社のWonder League Robotics Competition(ワンダーリーグロボット競技会)の参加者のほぼ50%が女子で、毎年の優勝チームの多くが、女子だけで構成されたチームとなっている。

現在では、ロボットが人間の仕事を奪うようになるといったディストピア的な未来がまことしやかに語られがちだ。しかし教室用のロボットは、ますます多様化する教育のニーズに対応できるよう、実際に教師の役に立っている。さらに、生徒の実行力、創造性、そして他の人とのコミュニケーション能力を向上させるのにも一役買っているのだ。

教育者は、おもちゃとしてではなく、学習のための強力なツールとしての、ロボットの潜在能力を認識しつつある。そして幼稚園に通うくらいの年頃の子供たちは、ロボットを使うことで、数学的な概念を、より早く、深く理解することができるようになっている。今日、教室でロボットから学び、さらにロボットといっしょになって学ぶ機会を持っている生徒が、新しい世代のロボットを開発することになるかもしれない。将来にわたって私たちの生活の中で役割を果たすことができるようなロボットだ。彼らは、単なる技術の消費者としてではなく、技術のクリエーターとして成長していくだろう。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

アポロ11号の50周年記念にレゴで作る月着陸船

アポロ11号の50周年、つまり最初の月面着陸の記念日が近づいている。それを祝うファンファーレが足りないなどということはないはずだ。レゴもそこに参加しない手はない。この月着陸船セットは、過去の宇宙計画のミッションを祝うための素晴らしい作品だ。そして、宇宙ステーションセットと打ち上げセットは、それぞれ宇宙計画の現在と未来を祝福するもの。

アポロ11号セットは、非常に魅力的な製品となっている。宇宙好きの子供も、その親も、もしかしたら祖父母も含め、当時のミッションを憶えている人も、話を聞いて憧れている人も、みんなで楽しめる。レゴはNASAと協力して、イーグル着陸船のレプリカを作った。なかなかオリジナルに似ているが、大きさはもちろんちょっと小さい。

2人の宇宙飛行士、クレーター、米国旗も付いている。ますます本物そっくりだ。精密に再現されたアセンダーモジュールは、実際にベース部分から切り離すことができ、2人の飛行士を中に収納することもできる。レゴの愛好家なら気になってしかたがないと思われるのは、いくつか金色に光り輝くブロックが含まれていること。これはレゴによる他の宇宙系作品でも使ってみたいと思うだろう。

アポロは記念すべき過去のものだが、アルテミスは将来のものだ。月に人を送り込むという、この将来のミッションには、非常に興味深い装置があれこれと使われることになるはずだ。ただし、まだ決定されたものは何もない。だからレゴも想像力をたくましくして作った部分もある。ただ個人的には、シャトルのデザインはちょっとあり得ないかなとは思う。

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でも打ち上げコントロールセットは素晴らしい。ミッションを制御する管制室、飛行士を送り届ける軌道車両、いかにもそれらしいロケット。完璧なSpace Launch System(NASAの多段ロケットによる打ち上げシステム)だ。かなりリアルな宇宙ステーションのセットもある。居室のセグメントは自由に組み替えができる。エアロック装置も、実際に機能しそうに見えるほどよくできている。

これらのセットが、あまり大きく作られていない点も気に入った。宇宙旅行について、子供たちに間違った印象を与えるべきではないからだ。それは暑苦しいドラム缶の中に潜り込んで、丘を転がり降りるようなものなのだ。そして、そのままその缶の中で数ヶ月を過ごす。常に他の飛行士が吐く息の匂いを嗅ぎながら。そして最後には火星に到着する。でもそれは、飛行機のファーストクラスとは程遠いものだ。

レゴで宇宙船を作ることは、私にとっても子供のころからの最高の楽しみだった。そして今でも、その想像にふけったりすることがある。ただ私の作品は、現実とはまったく切り離されたものだった。これらのセットが、現実とリンクしたものであるのは素晴らしい。まだ一種のファンタジーかもしれないが、かなり実現性が高いように感じられる。子供たちが数年後にLunar Gateway(NASAの月軌道上のゲートウェイ)を実際に目にしたとき、あっ、これ、前にレゴで作ったことがある、と思うだろう。残念ながら、これまでに私がレゴで作った宇宙船は、現実のものにはなっていない。

レゴショップに行って、自分用のセットを入手しよう。

画像クレジット:レゴ

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

レゴがSTEM教育用Star Warsキットを発売へ

レゴほどのシナジー効果を持ったブランドは、他にはまったく見当たらない。 レゴは長年にわたりStar Warsの最大のライセンシーの1社として知られている。そして今回初めて、そのライセンスを同社のSTEM教育用キット、レゴブーストに適用した。

デンマークに本拠を置くレゴは、今年のスターウォーズデーに合わせて、LEGO Star Wars Boost Droid Commanderセットの発売を明らかにした。レゴブーストシリーズに共通する教育的な性格は活かしつつ、Star Warsに登場する伝統的な3体のロボットを組み立てるものとなっている。

子供たちは、このキットを使ってR2-D2、ゴンクドロイド、マウスドロイドを組み立て、全部で40通りのミッションに沿って命令を与えることができる。その過程で、組み立てとプログラミングが学べるようになっている。史上最も人気の高い映画シリーズを前面に出すことで、勉強臭さを和らげようという効果的な手法だろう。似たようなアプローチは、数年前に登場したlittleBitsのDroid Inventor Kitも採用していた。しかしレゴは、Star Warsのキャラクタをうまく利用することにはずっと長けている。

このセットには、全部で1177ピースの部品と、カラーセンサー、距離センサー、そしてロボットを動かす制御付きモーターが含まれている。これらすべてを、Android、iOS、さらにはFire OSを搭載したデバイス上で動作する新たなBoost Star Warsというアプリで動かすことができる。このアプリには、Xウィングの戦闘を手助けしたり、潜んでいる反乱軍を探し出すといったミッションが仕込まれている。

このシステムの発売日は9月1日に設定された。続三部作の最終話「スター・ウォーズ/ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー」の封切りに合わせたものだ。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

目からウロコのレゴ点字ブロック

点字は、視覚に障がいのある子供にとって学ばなければならない不可欠なスキル。LEGO(レゴ)の点字ブロックを使えば、手に取って遊びながら学ぶことができる。従来からあるお決まりの点字学習メソッドよりもずっと簡単だ。もともと点字に似ているLEGOブロックのカタチを考えると、これが何十年も前に考えられなかったことが、むしろ不思議に思われる。

しかし実のところ、障がいを持つことで社会の主流から置き去りにされてしまったような人たちにとって、われわれが考える当たり前は通用しないことも多い。それでも必要なのは、誰かがあるとき、「ねぇ、それ、素晴らしいアイディアだね。それ、やってみようよ」などと言ってみることなのだ。

最初はBecDot(上の記事参照)のおもちゃから始まった。そしてLEGOでも何かが起こった。プロジェクトをリードしたのはStine Storm氏だが、自分自身が視力の衰えに苦しんでいるMorten Bonde氏が、自らの体験からくる熱意と洞察力を発揮して、チームに助言を与えた。

LEGOを通して送られてきたコメント中で、Bonde氏は手助けしたいと感じたきっかけについて以下のように述べている。

LEGO財団から連絡を受けて、LEGO点字ブロックプロジェクトの内部コンサルタントとして働いてもらえないか、という話をいただきました。そこで初めてStine Stormさんに会いました。彼女が初めて点字ブロックを見せてくれたとき、感情が高ぶるのを感じました。Stineさんは、このプロジェクトについてだけでなく、目の不自由な子供たちを訪ねてLEGO点字ブロックを使ってみてもらったときの話もしてくれました。私は全身に鳥肌が立ってしまいました。このプロジェクトに取り組まなければならないことがすぐにわかったのです。

私は世界中の目の不自由な子供たちが自由に夢見ることができ、人生には大きな可能性があると理解できるよう、手助けしたいのです。何年か前、私自身が将来目が見えなくなるという恐怖と落胆に襲われたとき、人生はたった1秒でも無駄にできない、非常に貴重なものであると思うことにしました。私は、目の見えない子供たちが挑戦に踏み出し、失敗することを学び、人生を遊び場として見ることができるようになる手助けをしたいのです。そうしたことが実現できると信じていれば、きっと何でも実現できるのです。私は、このようなことを熱望して、LEGO点字ブロックプロジェクトに参加することを決めたのです。

これらのブロック自体は、LEGOのオリジナルのものとほとんど同じ。具体的には一般的な2×4のブロックだ。ただし、全部で8個の「突起」が揃って付いてはいない。突起の有無で、点字のアルファベットの文字を表している。点字のアルファベットは、ちょうど2×3の突起でうまく表現できる。そこで、余った部分には、目の見える人のために、それが表す文字や記号が印刷してある。

こうした点字ブロックも、普通のLEGOブロックと互換性がある。つまり、重ねたり、くっつけたりすることもできるのだ。とはいえ、突起が欠けているため、普通のブロックと同じように自由に組み合わせることはできない。見た目はほとんど同じで、手に取って調べないと区別が難しいので、普通のブロックとは別にしてしまっておく方がいいだろう。

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このLEGO点字ブロックのセットは、目の不自由な児童、生徒のいる教育施設には無償で提供される。全部で250ピースからなり、A〜Z(言語によるバリエーションにも対応する)の文字、0〜9の数字、+や=といった演算記号に加え、「ゲームをしながら学べるインスピレーション」を刺激するようなブロックも含まれるという。おそらく、単語ゲームや数字パズルにも使えるような、スペシャルなピースなのだろう。

もともとLEGOは、目が不自由でも、そうでなくても、子供が同じように楽しめる玩具だった。そこに、さらに新しい光が差した。あるいは、すでに実績のある既存のものを再設計することで、この何十年も前から親しまれていた玩具の可能性を拡張し、新たな用途を生み出した、といったところだろう。

Bonde氏は、「子供たちの関心の高さ、自立して、社会の中に平等に溶け込みたいという願望は非常に明白です。私は、視覚に障がいのある児童の学業に対する自信と、幼児期からある好奇心の育成に、この製品が及ぼした影響力の強さを見て感動しました」と述べている。

デンマーク語、ノルウェー語、英語、ポルトガル語のブロックは現在テスト中で、ドイツ語、スペイン語、フランス語のテストは、今年後半に予定されている。このキットが実際に手に入るのは2020年になってからだが、もし自分のクラスでも使ってみたいという人がいたら、今すぐにLEGOに連絡してみるとよいだろう。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

レゴは小学校高学年から中学生向けのエデュケーションSPIKEプライムを発表

米国時間4月2日にニューヨークで開かれた教育イベントで、レゴはエデュケーションSPIKEプライムを発表した。これは同社として最新のSTEAM(Science=科学、Technology=技術、Engineering=工学、Arts=美術、Mathematics=数学)教材で、教室での利用を前提に設計されたもの。具体的には小学校6年生から中学2年生(11歳から14歳)レベルを対象にしている。

このキットは、レゴブロックに、センサー、モーター、そして「プライムハブ」を組み合わせたもの。なんだか、Amazonの新サービスのような名前だが、この製品は、基本的にあらゆるSPIKEの工作で「頭脳」として機能する。

その中には、100MHzで動作するプロセッサ、加速度計、ジャイロスコープ、スピーカー、ディスプレイが内蔵され、6つの入出力ポートを備えている。このシステムは、専用アプリをインストールしたモバイルデバイスでコントロールできる。そのアプリには、ちょうど45分で学習が完了できるようなレッスンが数本含まれている。生徒はアプリを使って学習を始めるところから、Scratchによるプログラミングまでが可能となっている。

「私たちは世界的に、小学校高学年から中学生、特に11歳から14歳まで子供たちの教育に課題があると見ています」と、レゴの教育責任者であるEsben Stærk Jørgensen氏は、この発表にともなうリリースの中で述べている。「その年齢あたりで、子供たちは学習への自信を失い始めます。Confidence Pollのデータによると、ほとんどの生徒は、何かで一度失敗したら、もう一度挑戦することはしたくない、と言っています。SPIKEプライムと、SPIKEアプリに内蔵されているレッスンにより、そうした子供たちも、さまざまな解決策を試すことによって触発され、新しいことに挑戦し、そして最終的には自信を持って学ぶことができるようになるでしょう」。

このシステムは、米国ではすでに予約が可能となっている。ただし、実際に出荷されるのは8月以降だ。

画像クレジット:LEGO

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

LEGOは100万点を超えるTechnic部品から、運転可能な実物大のブガッティを作り上げた

これまでレゴで製作された物の中で、最も野心的なものとして、このブロック会社は実物大で実際に運転可能なスーパーカー、ブガッティ・シロンを作り上げた。

いや、マジで。

それは、レゴのクリエイティブチームの情熱プロジェクトとして、そしてまたイタリアン・グランプリでのプロモーション展示のために製作された。モデルに使われたTechnic部品の総数は100万以上に及ぶ。

(ご存じない方のために説明すると、Technicとは、よく知られたレンガ状のブロックよりももう少し複雑な、ピストン棒、ギア、車軸、モーター、その他の部品を連結するレゴのシリーズのことだ)。

レゴ社によれば、製作プロセスには、延べ時間で多くとも1万3500時間程度しかかからなかったという。彼らは去年の6月にブレーンストーミングを始め、実際の製作は2018年3月に始められた。

LEGOが最初に上のビデオを送ってきたとき、私はまず、どこかにCGが使われているのだろうと考えた。彼らはそれに反応して、組み立て中の数百枚の写真を送ってきた。そのうちの何枚かを以下に掲載しておく。

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正確に言えば、それは完全にレゴでできているわけではない。合計で1.5トンにも及ぶものを扱おうとすると、とにかくプラスチックでは再現できない部品があるのだ。たとえば、鋼鉄のフレーム(下の写真)、一対のバッテリー、3Dプリントされたギア、そしてすべてを載せる実際のブガッティのタイヤなどだ(楽しいこぼれ話:レゴは数字だけ見れば世界最大のタイヤメーカーなのである …もちろん、それらは小さいタイヤだが)。

さらに凄いことに、これは動くのだ。もちろん時速400キロ以上を叩き出す実際のシロンに及ぶ筈はない。だが同社は、上で見せたビデオのために、時速約21キロを出すモデルを作ったと言う。そしてさらに理論的には時速30キロ強程度は出ると語る。おもちゃの部品でできていて、大量のプラスチックのモーターで駆動される車としては悪くない。

そのことについて言うなら、このモデルには2000個以上のLego Power Functionモーター部品が組み込まれている。合計で得られる理論上の出力は5.3馬力だ。それぞれが96個のレゴモーターで作られている24個のモーターパックが、タイヤを駆動する鋼鉄のチェーンと組み合わされている。

それに加えて、他にも多数の楽しい仕掛けが組み込まれている:

  • 取り外し可能なハンドル
  • 実際に開閉するドア
  • ボタンを押すだけで上下するスポイラーや、全てのライトと電装品を動かすためのコントロールパネル
  • 実際に動作するスピードメーター。これもTechnic部品から製作

愚かな行為だろうか?おそらくは。それは素晴らしいと呼べるものだろうか?間違いなく。だが悲しいかな、もしこのチームがアクセスできたような実質的に無限のレゴ供給庫なしに、誰かが似たような仕事に挑もうとするならば…1つあたりの小売価格が約30ドルのモーターを集めるだけで7万ドルが必要となる。

レゴは、モンツァで開催されるイタリアGPで、このモデルを公開する予定だ。

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(翻訳:sako)

レゴがジェームズ・ボンドのアストンマーティンを発売、脱出シートも完備

新しいアストンマーチンDB5が市場に登場した。映画「ゴールドフィンガー」でジェームズ・ボンドが使用した車に期待されるもの全てが備わっている。

唯一の欠点は…運転するには小さ過ぎるということだ。

レゴ社は、スーパースパイであるジェームズ・ボンドが使用したアストンマーチンDB5のレプリカを作成した。但しミニチュアで。長さ約33センチの1964年型スポーツカーは、隠されたレーダー検知器や電話の組み込まれたドア部品といった、詳細なインテリアを始めとする数々の特徴を備えている。

他の機能部品も備わっている。特に目を引くのが、動作する脱出シート、回転式ナンバープレート、そして上下動可能なリアウィンドウ防弾板などだ。車輪から突き出すタイヤ切り裂き装置や、後ろに引くと前部にマシンガンが登場するギアレバーなどもある。

いよいよ登場!LEGO Creator Expert Aston Martin DB5 …クリーンな曲線をもつクールなガジェット。#LicenceToBuildhttps://t.co/bUc1Nr0aNX pic.twitter.com/J7vI44LuvU

この新しいセットは、米国時間水曜日からLEGO VIPで販売される。価格は149.99ドルだ。今のところ、購入は1人あたり2セットまでだ。

他のレゴコレクターセットと同様に、これは子供向けのものではない。1290点以上の部品で構成されるこのセットは、16歳以上を対象としている。

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(翻訳:sako)

クローンの攻撃! 偽レゴを買って作ってみたら、その結果は……

レゴは高価で、子どもたち、とくにウチの子どもはそれをたくさん欲しがる。我が家の地下室は、大きなオモチャ屋の返品部門のようで、端から端までオモチャで埋まっている。なかでも目に付くのは、小さな組み立てブロックのどこまでも広がる地雷原だ。しかし、私たちはいろいろなものを組み立てては、ごっこ遊びを楽しんでいる。末っ子のGuthrieは「スター・ウォーズ」が大好きだ。しかし、レゴは高い。「スター・ウォーズ」のキットはなかでもいちばん高い。どうしたものか? おじいちゃんおばあちゃんからの年末のプレゼントに欲しいものリストに加えておくか。バラバラになって、その破片や人形たちが何マイルにもわたって散乱する船に何百ドルも支払うのか? それとも、なんでも見つかる安心の場、インターネットで「Lepin」(レピン)を探すか?

遠い昔はるか彼方の銀河系でLego (レゴ)のコピー商品が数々あった。なかでも人気が高かったのは、レピンというメーカーが作っていたもので、私がそれを初めて知ったのは、「ファーストオーダーのタイファイターのセット」の驚くほど完璧なレビュー動画を見たときだった。この動画では、レゴとレピンをじつに詳細に比較していた。しばらくの間レピンは、「スター・ウォーズ」の予告編や、子どもたちが好きなYouTubeチャンネル「Bad Lip Reading」を抑えて、我が家の一番人気となった。子どもたちは、あの動画のゆっくりで一定したペースに心を奪われていた。私は、レゴを買うよりずいぶんお金が節約できるという考えに心を奪われた。

コピー商品に関するモラルや法的問題に敏感になる方もいるだろうが、わかって欲しいのは、私はレゴの価格はそれ相応のものだと理解しているということだ。レピンのセットを組み立てたあと、レゴがどれだけ丁寧に作られていて、製品としての満足度が高いことを思い知らされた。レゴなら、飛行中に分解することはない。とは言え、これはひとつの実験だ。この大胆にも完全コピーされた製品が、普通の茶封筒に入って送られて来たことに驚いた。不要品交換会で買ったルイスやロレックスの偽物とは違い、レピンのキットは、ひとつひとつのブロックがオリジナルのコピーになっている。しかし、いくつかの大きな問題があった。

私はAlibaba でタイファイターのキットを購入した。これは、私のノスタルジアのど真ん中のボタンを押し、子どもたちの興奮のボタンを押した精密だが高価で買うのを諦めたモデルのコピー版だ。私はこのタイファイターを組み立てる。科学のためだ。

キットは価格が約5200円、送料は約1300円で、2週間後に届いた。茶色いクッション入りの封筒の中に、説明書と小さな袋に小分けされたブロックが入っていた。わかりやすい分類がされているわけではなく、大きなブロックが一塊になり、小さなブロックが、いくつかの小袋に詰め込まれている。袋に順番などは書かれておらず、説明書にも、どれを先に開けろとは書かれていない。とにかく、全部いっぺんに開けてしまって、作り始めるのがよさそうだ。

まず目に付くのは、射出成形の痕跡がやや凹んでいる出っ張りの先端が、まったく滑らかになっていることだ。そこには「Lego」の刻印がなく、不安になるほどツルツルだ。本物のレゴの表面をサンドブラストで磨いたような感じだ。ミニフィギュアにもちょっと問題がある。顔はレゴのものに比べると、シャキッとしない。アクセサリーも同様だ。たとえば、パイロットのヘルメットから出ているホースが、変な風につながっている。こういうところでコストを削減しているのだろうが、簡単に外れて、すぐに紛失してしまいそうだ。

ブロックの整理をしたら、いよいよ組み立てだ。ここでまた、コスト削減による問題に突き当たる。説明書では、使用するブロックだけがカラーで示され、あとはグレーで薄く印刷されている。だから、組み立て中に、それがどのような形になるのかがわからない。内部を組み立てるときは、とくにわかりづらい。さらに、説明書のステップ数がやたら多い。レゴの説明書では、1ページに1つか2つのステップというペースにレイアウトされているが、こちらはぎゅーぎゅー詰めなので、混乱してしまう。

組み立てには2日かかった。息子がほとんどを組み立てたが、最後は私が介入した。私もやってみたかったし、息子は飽きてしまったからだ。そしてその直後、私たちはレピンの致命的欠陥に気づくことになる。モデルが崩壊してしまうのだ。

私の義父は、射出成形でオモチャを作っていた。彼はよくレゴのことを褒めていた。レゴは頻繁に型を壊して新しく作り直している。だから、どのブロックもきっちりしてて、きれいで、真っ直ぐなのだと、ことあるごとに聞かされきた。製造工程において、型はもっとも高価なものだ。作るのに何千何万ドルもかかる。レゴのような複雑な型ともなれば、製作にはかなりのコストがかかる。プラスティックの知識から見る限りでは、レゴ社はそこに金を惜しんでいないということだ。

レピンは違う。

組み立てを始めると、真っ直ぐなはずのブロックが歪んでいたりする。ヒンジはきっちりはまらない。大きな板はサイズが合わない。組み立てながら、本当にこれらはひとつの塊でいてくれるのか心配になってくる。最後にはバラバラになるのではないかと。たとえば、このモデルでは、翼に埋め込まれた4本のバーをつなげるために、小さなU字型のクランプが4つ、両サイドに飛び出る形になるのだが、このクランプがきちんと入ることもあれば、入らないこともあり、入らないときは翼が分解してしまう。組み立て直すのに10分かかる。乱暴に扱うような遊びには使えない(というか、どんな遊び方でも無理だろう)。パイロットを乗せるためのハッチは、完全に閉じると外れてしまう。あのデンマーク製の愛すべきレゴ

の許容差は、ここにはない。棚の上に飾っておくしかなさそうだ。

もし、あなたもあなたのお子さんも、あまりよく見えない高い棚の上に置いて眺めるだけで満足できるなら、このレゴのコピー製品を試してみるといい。ただし、ガッカリすることは覚悟しなければならない。これは実物に近いクローンではあるが、小さな違いが積み重なって、やがて大きな問題に発展する。このタイファイターは、今はヤドカリの檻の隣に、触らないようにして置かれている。ポー・ダメロンのXウィングファイターがストームトルーパーに定期的に攻撃を加え、他のレゴたちは、基地や家やマインクラフトの冒険などに作り変えられている中、遊ばれない唯一のオモチャが、レピンのキットだ。

いい勉強になった。たしかに金は節約できるが、その必要はあるのだろうか? レゴは高すぎるし、子どもたちも、あまり強くレゴで遊びたいと言わないで欲しいとは思う。しかしそれでは、子どもたちに手で触れるもので遊ぶことの価値や、組み立てブロックで物を作ることの意味を教えることができない。私は、自分でタイファイターを買って、自分で組み立てる力があるなら、レゴで遊びたいという子どもを制止したりはしない。結局、レゴは最強なのだ。ミニフィギュアには叶わない。

レピンを買うべきだろうか? 私の中のブランドの熱狂的な擁護者は「ノー」と言っている。しかし、経費を節約して、子どもにコピー商品を組み立てさせたいと考えるなら(それを使って遊ぶことはできないが)、このC-3POまがいの世迷い言は忘れて欲しい。あなたの選択に、フォースがともにあらんことを。

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(翻訳:金井哲夫)

Flybrixが子供向けのLEGOドローン製作キットを発売

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Flybrixは、LEGOで翼を作る。

このサンフランシスコのスタートアップは、14歳以上の子供向けに開発したドローン製作キットを今日から販売を開始する。キットの中には、LEGOブロック、はんだごてで取り付ける必要のないアームにモーター、他の既製品パーツ、Flybrixの特製パーツが入っている。

組み立てたFriybrixのドローンは軽量で、屋内での飛行を意図したものだ。Bluetooth経由でiOSかAndroidのスマホアプリから飛行をコントロールすることができる。あるいは、Flybrixでマニュアルのコントローラを購入し、操作に使うことも可能だ。

Flybrixのドローンの特徴は「墜落に強い」ことだ。子供達が違うデザインを試したり、飛行の練習をしたりするのに何回でも組み立て直すことができる。

Flybrixの共同ファウンダーAmir Hirsch、Robb Walters、Holly Kasunはティーネイジャーや保護者の監督のもと、さらに小さい子供達にも幾何学、空気力学、電気工学に興味を持つきっかけを提供したいと考えている。

Flybrixは2005年に創業し、サンフランシスコでハードウェアスタートアップを輩出するLemnos Labsでテクノロジーを開発してきた。

Flybrixは自社のウェブサイトからコンシューマーに直接ドローンを販売する。入門版のベーシックキットは149ドルで、デラックスキットは189ドルだ。今注文するとすぐに発送され、学校が始まるタイミングくらいには到着する。ホリデーシーズンにも十分間に合う時期だ。

ベーシックキットにはおよそ40パーツが含まれていて、小型のクワッドコプターを製作するための説明書が同梱されている。組み立ては15分程度でできる。デラックスキットはもう少し複雑なモデル、ゲーム要素を含みアイディアが必要だ。子供達はベーシックなデザインを修正し、そのドローンをどのように製作できるかを考える必要がある。

Flybrixのチーフ・プレイ・オフィサーを務めるHolly Kasunは、同社はLEGOの公式パートナーではないものの、LEGOに同社のビジネスを知らせたという。LEGOでドローン作りを体験したティーンは、この巨大なおもちゃ会社が出している他のSTEM関連製品、例えばLEGO Mindstormsキットなどを試すことにも意欲的になることを期待しているという。

KusanはLEGOブロックは、継続的に製造され、どこでも入手可能なため、子供達だけが作品を作るために使っているのではないと話す。機械技師やロボットエンジニアも研究所でプロトタイプを製作したり、デザインをしたりするのにこれまでも長い間使用されてきた。

Flybrixの共同ファウンダーであるAmir Hirschは、MITで数学や電気工学の分野で3つの学位を収めている。彼もまた研究室でLEGOブロックを使用した経験があり、その経験がFlybrixを創業するきっかけになったとKasunは話す。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website