車載部品メーカーのLearが他の車両や環境と通信できるユニットの供給を計画

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自動車部品メーカーのLearは、新しい高さの接続の波に乗ろうと考えている。そのために顧客である自動車メーカーに、彼らの製造する車両を路上の他の車両や、道路や信号機を含む公的インフラ、そしてクラウドベースのサービスと通信させるユニットを開発/出荷する計画を立てている。その部品はモジュラーなものであり、OEMメーカーも簡便な物理的アップグレードが可能となる。

Learのコネクティビティ担当副社長であるPraveen SinghがCrain’s Detroit Businessにで語ったインタビュー(Automotive New経由)によれば、Learが望んでいることはこの部品をわずか「2,3年で」市場に出すことだ。テストの目的のために、プロジェクトはArada Systemによってインストールされた、デトロイトのダウンタウンとミシガンに全体で使われているインフラ技術を利用している。Aradaは昨年Learによって買収された、Singh自身によって創業された移動体接続スタートアップ企業である。

Aradaは、他の車両や交通信号灯を含む、外部ネットワークと車両を接続する技術に特化している。同社が力を注ぐ部分の1つとして、車両とその環境間の接続の安全性の確保がある。なぜなら車両とその周囲との間の双方向通信は、潜在的な悪意を持つものにとって魅力的な機会を提供するからだ。交換可能なハードウェアと、標準的なセキュリティに着目した通信によるアップデート計画の両者を通じて、Learはこれから登場するモジュラーソリューションでもセキュリティの確保に注力する。

未来のスマートカーの接続ハブになりたいと思っている企業はLearだけではもちろんないが、同社は新しいサプライヤーに対してより懐疑的な旧来の企業から、最初に注目される位置にいる ‐ もちろん約束したものをきちんと提供できればの話だが、そのシステム上でのインフラストラクチャの顧客も売り込まなければならないことを考えると、それは容易なことではない。

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(翻訳:Sako)