Lyftが公共交通情報をアプリに統合した

LyftNearby Transitを立ち上げて公共交通機関分野に公式に参入した。この機能は現段階ではカリフォルニア州サンタモニカだけで提供されているが、これが登場したのはLyftが同市に電動スクーターを導入した数日後のことだ。

今日から、サンタモニカのLyftの顧客は、Nearby Transitオプションを見ることができるようになる。Big Blue Bus、LA MetroそしてMetrolinkなどの、路線情報や運行予定が提供される。この機能は、乗換情報プラットフォームであるTrafiと提携して提供されている。

「今週のサンタモニカにおけるLyft Scootersの立ち上げに加えて、これは効果的で公平で持続可能な交通手段をコミュニティに提供し、よりシームレスで接続された交通ネットワークを構築するためのまた別のステップなのです」と同社はブログに投稿している。

Lyftはまた、トランスポーテーション担当のシニアディレクターとして、以前NelsonNygaard Consultingに勤務していたLilly Shoupを雇用した。Shoupはその役割の中で、資本、土地利用、自動運転車両などに関連する、Lyftの複合的輸送活動を監督する予定である。

Uberは、4月に公共交通参入への野望を発表したが、それらのサービスはまだアプリには統合されていない。なおUberが公共交通機関を統合したならば、Lyftの1歩先を行くことになるだろう。計画では単にルートをチェックするだけではなく、チケットを購入することができるようになる予定だ。

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(翻訳:sako)

写真: Jaap Arriens/NurPhoto (Getty Images)

ラスベガスの公道上で、自動運転電気シャトルバスが試験運行中

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ラスベガスよ、トランスポーテーション好きの記者ならおまえを見限ることなんてできやしない。CESは車の祭典のようだったし、そして今や公道上で自動運転の完全電気シャトルバスの試験運行を始めたのだから 。このシャトルは、シャトルメーカーのNavya、運行会社のKeolis、そしてラスベガス市の間のパートナーシップの産物である。本日(米国時間1月11日)から一般利用者の乗車が可能になった。まさに普通の車や人の通行に入り交じりながら、市の象徴であるFremont Streetと、Las Vegas BoulevardそしてEighth Streetの間を結ぶ運行が行われている。

運行は1月11日から20日の間行われる。運行に使われるのは、事前に米国内ミシガン大学のMCity自動運転テスト施設で試験を受けたNavyaのARMAシャトルバスだ。なおこのシャトルは2015年からフランスで運用されているものだ。この試験運行は、市の中心部に自動運転車とコネクテッドカーの試験を行う指定地域を作ろうとしているラスベガス市の、幅広い取り組みの一部である。ラスベガスはまた、ダウンタウンエリア全体に接続交通信号機(connecting traffic lights)を配置するなど、接続基盤にも大きな投資を行っている。

自由に移動する自動運転車に比べて考慮する変数が少ないため、事前に決められたルートを走るシャトルは、自動運転技術を展開する企業にとっては比較的低リスクの分野だ。例えば、広範囲のルートをマップして、接続された基盤を持つことができることも良い点である。私たちが個人所有の自動運転車を公道上で目にするよりも早く、このシャトルの類の自動運転技術の普及が進む可能性が高いだろう。

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(翻訳:Sako)