建設職人マッチングの助太刀がECサイトを開設、5月から電動工具の修理サービスを開始

建設に関わる職人と工事会社(建設現場)のマッチングサービス「助太刀」を運営する助太刀は2月25日、新たにECサイト「助太刀ストア」をオープンしたことを明らかにした。第1弾として5月から、助太刀に登録済みの12万人超のユーザーはもちろん、新規登録することで助太刀ストアにて建設用工具の修理サービスを受けられるようになる。同社は、 ‎2017年3月設立のスタートアップで、TechCrunch Tokyo 2017のスタートアップバトルのファイナリスト。

具体的には、「助太刀」アプリ内でカメラを使って対象の工具を撮影し、チャット機能を使って修理依頼できるのが特徴だ。従来とは異なり、電話での修理依頼やホームセンターの修理受付などに出向く必要はなく、建設現場や指定の場所まで対象の工具を引き取りに来てくれる。引き取られた工具は、各メーカーの修理センターに配送される仕組みだ。なお、運送ドライバーに工具を渡す前に梱包は済ませておく必要がある。

従来の建設工具修理のフロー

修理センターに工具が到着すると修理見積もりが発行されるので、料金を確認後、クレジットカードや銀行振り込みなどで代金を支払うと、実際に修理されるという流れだ。修理が完了すると助太刀アプリに通知が来るので、あとは返送先の住所をアプリに入力するだけだ。

「助太刀」アプリを利用した建設工具修理のフロー

工具が故障したら購入した販売店に出向いて修理を依頼、販売店が最寄りの修理センターに依頼というこれまでのフローを、助太刀アプリがショートカットして建設職人と修理センターをダイレクトに結ぶことで手間と時間を軽減する。同社によると、今回の工具の修理サービスを皮切りに、建築資材や工具の販売、建機のリースなどのサービスも展開していく計画とのこと。