米国で茶葉を挽いて抽出できる抹茶メーカーが登場、創業者は二人の日本人

ここ数年、Matcha(抹茶)はニューヨークやロサンゼルスなどの都市で、いわゆる避けて通れないほどの社会現象になっている。細かく挽かれたお茶の粉末はコーヒーショップから雑貨店、食料品までどこにでもある。そしてまもなく、スタートアップやコワーキングスペースのキッチンにも登場しようとしている。

米国時間1月5日、米国ラスベガスで開催されるCES(コンシューマ・エレクトロニクスショー)に先駆けて、World Matchaは新製品「Cuzen Matcha」を発表した。このドリンクメーカーマシンの仕事は事実上ひとつだけ。抹茶エスプレッソを作ることだ。これは、少なくとも自分で抹茶パウダーを買うよりも、フレッシュな体験ができそうだ。マシンは茶葉を挽いて抹茶パウダーを自分で作る。そして粉末をお湯と混ぜる。ちなみに私は抹茶パウダーを買ったことがあり。それも十分おいしい。

まあそれがすべてだが、その頑なミニマリズムについても言っておくべきかもしれない。まちがいなく見栄えのするキッチン器具だ。

ゲームチェンジャーではないだろうが、あの恐ろしく無駄の多いKeurig(キューリグ)などのコーヒーマシンに取って代わるかどうかについては何か言うべきだろう。おそらく、ほとんどのキッチンや家庭では、コーヒーメーカーの代わりというより補助的な位置づけになると思われる。なぜなら、やっぱりコーヒーは必要だからだ。

World Matchaは2019年1月創業の新顔で、10月に100万ドルのプレシードラウンドを完了し、25組の投資家が参加した。商品は本日から予約可能で価格は290ドル。ひと月ほどで値上がりするそうだ。正確な発売日は明らかになっていない。

【Japan編集部追記】World Matchaの共同創業者は塚田英次郎氏と八田大樹氏。日本に子会社の株式会社として同名のWorld Matchaがある。
CES 2020 coverage - TechCrunch

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook