Facebook出身の2人のエンジニアが、新しいライフログアプリFabricをリリース

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テクノロジーは、投稿、写真、ビデオなどを通じて、デジタル記憶を取得し保存することを簡単にしてきた。しかしそうした過去 ‐ 思い出、活動、その他の体験 ‐ を簡単な手段で呼び出そうとしても、しばしば苦労が伴う。2人の元Facebookのエンジニアによって開発された、新しいモバイルアプリケーションFabricは、こうした問題を解決することを狙っている。

共同創業者であるArun VijayvergiyaとNikolay Valtchanovは、Facebookで過ごした過去数年間に、そのソーシャルネットワークを10億人を超える人々と結びつけるための多くのプロダクトに関わって来た。Vijayvergiyaは(のちにFacebook Memoriesと呼ばれる)Facebookのタイムラインの最初のバージョンをハッカソンで作った人物だ(これは、タイムラインになる前に、TechCrunchが当時記事にした際、偶然リリースされている )。

タイムライン上の最初のエンジニアであることに加えて、Arunはまた「友達とのやりとり」、「今年のまとめ」、そして「過去のこの日」といったプロジェクトの開発にも関わった。一方Nikolayは、ランニングとサイクリングのためのモバイルアプリケーションとFacebookとの統合に力を注いでいた。

Facebookのを去った後、2人は共に様々なプロジェクトに取り組んだものの、ついに日々の生活の自動記録というアイデアに立ち返ってきた。

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特にArunが、彼の父親についての(父親の大学時代の友人たちによって書かれた)物語が満載の、印刷された本を手にした時に、このプロジェクトの実行を促されたのだ。その本は父親が行った旅行や父親が知り合いだった人たちに関する詳細が書かれたものだった ‐ それまでArunが知らなかったことで溢れていた。

「この世を去るとき、自分自身について語ることができる物語を残して行きたいと思うのです – 誰に対してもというわけではなく、ただ気にかけてくれる人のために」とArunは語る。おそらく彼の父親の本のようなものを、但しデジタルで。

Fabricは現在iOSで利用できるようになっている、サインアップが終わるとすぐに、あなたの物語を自動的に記録し始める。FacebookやInstagram、そしてカメラロールから写真を取り込み、それらを地図ビューの上にプロットする。横にはタイムラインが表示され、いつそれらの写真を撮影したかがわかるようになっている。

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インポートが完了すると、スワイプして日々の記録を見ることができるようになる。このアプリは、会った人、訪れた場所、そして記録した瞬間を追跡する、それらはカラフルな円として表示され、ジャーナルビューの中でタップすることができる。

同時にFabricはソーシャルな要素も持っている。アプリに友人を追加しておくと、2人が一緒に行動する度にその記録を行う。

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将来的な目標は、利用者が覚えておきたいと思う全てのもの ‐ メモ、歌、その他何でも ‐ を記録できるようにすることだ。そして、TimehopやFacebookが1年もしくは数年前の今日を振り返らせるやり方とは違う方法で、あなたの過去を浮かび上がらせる手段を助けようと彼らは努力している。

その代わりに、たとえば「最後にお母さんに会ったのはいつ?」といった質問にFabricは答えることができるようになる。

「おそろしく長い時間はかかると思いますが、私たちは拡張記憶(augmented memory)ソリューションを提供したいと考えています。ある時点での脳内を検索してみたいと思うでしょう ‐ 私たちはそれは実現可能だと考えています。私たちは、その第1歩を進めようとしているのです」とArunは語る。

現在、マウンテンビューのY Combinatorのクラスである同社は、現在ブートストラップの段階である。ArunとNikolayだけがフルタイムで働いている。

Fabricはまた「自分データ定量化の熱狂的推進者」であるNick Feltonからのアドバイスを受けている。Feltonはその年次報告書でインターネットの有名人となり、その後Facebookのタイムラインを再構成した人物だ

FabircはiTunesのApp Storeから無料でダウンロード可能

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(翻訳:Sako)