Laco RAD-AUXは「フォールアウト」の世界から飛び出したウォッチだ

Lacoはドイツの小さな時計メーカーで、Fliegerシリーズで知られている。大型の竜頭と見やすい文字盤のパイロット向けにデザインされた腕時計だ。このほど同社は aBlogToWatchと提携してして、ゲームFalloutにテーマに廃墟のVaultから出てきたような時計を作った。

価格は2950ドル。ムーブメントはETA 2824.2、側とバンドは本格的アンティーク調で、ケースは1950年のA-Bombミリタリーに立ち返ったデザインだ。限定143台の生産で予約受付中、3月に出荷予定だ。パッケージ全体がゲームFalloutシリーズからでてきたようなルックスだ。なおゲームを開発したBethesdaは本製品には関わっていないが、あらゆる部分がFalloutユニバースへのオマージュだ。

この製品で特に興味深いのは、aBlogToWatchとの提携だ。人気の腕時計ブログでAriel Adamsが運営している。この種の連携は概して面白みのないブランド時計に、醜いブログロゴがどこかに隠されているケースという結果に終わるものだ。しかしこのパートナーシップはLacoとAdamsのきのこ雲の上を飛ぶイマジネーションから生まれた。ともあれ、これは3DプリントのPip-Boyをまだ見たことのない人にはたまらない一品だ。Vault住民に幸あれ!

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ジャケ・ドローの「Sports Watch」は、ハイエンド・へビューデューティーなクロノグラフ

ウォッチメーカーのJaquet Drozは、サンフランシスコのアパートよりも高価な高級腕時計を作っている。しかし、このたび同社はクロノグラフのSports Watchを「大衆化」化する決断を下した。その時計は仕事と遊び両方に向けて作られている。

Sports Watchは標準的なクロノグラフだが、日付が回転ダイヤルではなく大きな数字2桁で表示されている。その結果外観はオートクチュールのSpeedmasterのようで、価格は1万5000ドル前後と思われる。Drozの他のモデルが10万ドルという現金不足の起業家にとって興味のわかない価格領域にあることを考えると、職人による手作り時計として受け入れられる値段といえる。

リリース文からさらに引用する。

時計作りの伝統を守り、文字盤の時刻目盛りは18 Kホワイトゴールドの「アップリケ」で作られている。幅広のローマ数字が3時、6時、9時、12時を示し、Jaquet Drozは12時の位置に大きな日付を配置した。精密な時計作りの伝統的コンプリケーションだがクロノグラフでは滅多に使われない。シンプルな日付窓よりも複雑な工程を要するが、大きな日付は読みやすさに優れている。最適な見やすさを実現するために、この最新バージョンのスイスクロノグラフは45 mmの文字盤を採用し、機構部分の上にレールトラックを配置している。

バンドは「ロールドエッジ・ハンドメイド・ダークブルー・ファブリック」製で、これまでラバーまたは金属のベルトが使われてきた高級時計の世界ではユニークな試みだ。これをつけたまま濡れるつもりなら、防水は50メートル。年内に販売開始される予定だ。

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Apple Watchはこうやって世界を変えた

2015年、スイスは終わった。AppleのJony Iveが漏らしたこの無遠慮な信念は、時計業界の終焉として繰り返しメディアに報じられ、スイスウォッチは死に、引き金を引いたのはAppleだ、という悲しい真実が明らかになったかと思われた。

3年後、Apple Watch 4世代後の今、Iveは正しかったのか? Appleは世界を変えたのか? そして何よりも大切なのは、スイスは生き延びたのか、だ。

たしかに。しかし…

お気づきの通り、スイスウォッチ産業は今も存続している。主要なスイスメーカー——LVMH、Richemont、およびSwatchグループ——は順調に売上を伸ばしており、米国内では特にそうだ。 スイス時計協会によると、売上は前年比5.5%で伸びており、それはちょっとしたニュースだったが、Apple Watch Series 4のレビュー記事の勢いの中、ほとんど埋もれてしまったのが皮肉だった。

米国売上の増加は、今年の大きなトレンドに反するものであり、匿名希望のある市場インサイダーによると、彼の知る営業担当者全員が3000ドル以上の時計の売上が増えたと言っている。低価格のファッションウォッチは「消滅」し、高級品市場が伸びていると彼は言った。しかし、なぜだろうか?

Swatch Groupによると、スイスウォッチの輸出は前年比4.8%上昇し、Reutersは、「スイス時計協会によると、第1四半期の輸出は10.1%増加し、これは2012年中期以来最大の四半期成長である」と報じた。

「年末の好調——2桁成長——はご存知だと思うが、それが続いているので毎月が新記録の月だ」とSwatch Group CEOのNick HayekがCNBCに語った。つまり、同業界は不況以来最低の状態から復活した。

ウォッチアナリストたちは、Appleがハロー効果を生み出したと信じている。Apple Watchを購入、着用している数百万人のうち、大部分はそれまで時計を身につけようと考えたこともなかった人々だ。しかしひとたびApple Watchを試し、革製ベルトや派手なミラネーズループと服装に合わせたカラーを選ぶようになると、行動様式が変わった。腕時計をつけることがそんなに楽しくて自己表現になるのなら、他のもっと名高い時計も試してみようか? 売上の数字を見つけるのは難しかったが(時計メーカーは秘密主義で知られている)、私が運営するウォッチ強迫症向けサイト、WristWatchReviewでは、2015年に明白なトラフィック増が見られ、2018年までほぼ続いている。2017年にははっきりと減ったが、それは私のサーバーがほとんど定常的にダウンしていたからだ。

これは腕時計にとって何を意味するのか? 第一に、レコードと同じように、新たなマニア層が、古くからある物に新しい潜在価値を見出したことによって、コレクターに仲間入りした。Apple Watchはティソ(Tissot)のゲートウェイドラッグ(入門薬物)であり、ティソはロレックスのトロピカルサブマリーナーのサイン入りベルト付きへのゲートウェイドラッグだ。初めて買ったRadioheadのMP3がきっかけで、ターンテーブルとアンプ、さらにはGradoのカートリッジとMoon Shaped Poolのアナログ盤を買うことになるのと同じだ。

「高校生の頃、Pebbleをつけていた時があった」と20歳の大学2年生、Bradyが私に話した。「すぐに気が散る高校生にとって、あれはごく基本的機能のウェアラブルだったが、スマホを使うべきではない多くの時間、私の注意を引いた。腕時計を見るべきでもない時だったのだが。その後私はNixoのクォーツ『ファッションウォッチ』に移り、これも十分正確に時を刻むことを知り喜んだ。次はSeiko SNK805 Automaticだった。機械式でない時計は1つも持っていない。これは職人技への尊敬の念だ」

ウェアラブルも変化を続け、通常の時計を檜舞台に再び押上げている。Greenlight.GuruのVP、Jon Speerは、今から数年後にほとんどのウェアラブルは時計のように見えなくなるだろうと言った。

「次世代のウェアラブルはITアクセサリーと医療機器の境界を曖昧にすると予想する。こうした「デバイス」は、血圧、血糖値、体温などを測定する機能を持つ」と彼は言った。「FDAは業界の担当者と密に連絡をとってイノベーションにありがちな障壁を見つけ出そうとしている。De Novo Programは、AppleがApple Watchを推している分類で、既存の分類に収まらない医療機器のためのカテゴリーだ。医療技術と消費者技術が融合することで、FitbitやGarminがDe Novo Programを利用することが想像できる。私は消費者の一人として、その可能性と進歩への期待に胸をふくらませている」

こうして時計を身につける習慣は、その習慣の起源——ちいさな四角い鋼鉄とガラスを手首に巻きつける——が消滅したあとにも続いていくのかもしれない。

すべては幻影ではないのか?

新しいApple Watchのレビュー評価は非常に好意的であり、Android Wearも未だに侮れない勢力だ——Montblancなどの企業は非常に高機能なファッション志向のスマートウォッチを販売している。そして、スイスを終わりにするとJony Iveが言ったモノを試した人全員が、時計を身につけるようになるわけでもない。

腕時計は使うほどに味の出る道具であり、クラフトビールや工夫紅茶を始めとするPinterest向き嗜好と同じだ。時には、腕に付けるだけでは十分ではないこともある。

「私は第1世代のApple Watchを買った」と起業家のDavid Berkowitzは言った。「すごく気に入ったが、しばらくして付けるのをやめた。そのうち充電器をなくして買い直そうと思ったことはなかった。以来一度もつけたことはないし、新しいのを買おうと本気で考えたこともない」

「私はそういう客ではなかったということだ」と彼は言った。

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Amazon、ハードウェアイベントでEcho掛け時計発表――Alexaがいたるところにやってくる

Amazonは今日(米国時間9/20)、シアトルでイベントを開催し、多数のAlexa搭載ハードウェアを発表した。その中で先ほどAlexaを仕込んだ時計が登場した。そう、壁にかける大きな時計だ。このEcho Wall ClockはAlexaの音声認識機能を備えているだけでなく、Bluetooth接続で他のEchoデバイスと通信できる。

この時計に音声で目覚ましやタイマーを設定すると、盤面に時間の進行が光で表示される。もちろん目覚ましとタイマーはEchoでもっとも頻繁に使われている機能だ。とすればユーザーがこの二大機能を利用するのに掛け時計は絶好の場所だろう。ともかくAmazonはそう考えたらしい。

Amazonの説明によればこの時計は使い方が非常に簡単で、壁に掛けておきさえすれば誰でも声で命令できる。長時間かけて音声の認識を訓練する必要はないという。

イベントでAmazonはパスタを茹でるときのタイマーとして使うところをデモした。時計の盤面には60個のLEDが分を示す位置にセットされており、光って時間の進行を示す。複数のタイマーをセットした場合、それぞれの進行を別々に表示するマルチタスク機能がある。またカウントダウンにもできる。目覚まし、タイマー、リマインダーをセットした時間になるとそれぞれのチャイムが鳴るが、同時に光でビジュアルにも注意を喚起する。

時計の直径は25センチでバッテリー1個で作動し、サーバーから提供される現在の時刻に自動的に同期する。つまり夏時間、冬時間をいちいち手動で切り替える必要はない。

今回Amazonは数多くのデバイスを発表した。どれが当たるか分からないので全部試しておこうという考えのようだ。消費者が本当にAlexa搭載の電子レンジやこの掛け時計を欲しがるかどうかは様子を見る必要がある。クリスマス商戦でその結果が分かるだろう。

Amazonの掛け時計は今年中に出荷され、価格は29.99ドルが予定されている。

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滑川海彦@Facebook Google+

この三軸ツールビロン機構は驚異的な3Dプリントだ、しかも美しい

三軸ツールビロン(トゥールビヨン)は、時計の複雑なメカニズムの中でも、もっとも複雑なもののひとつだ。時計メーカーのAbraham-Louis Breguetが最初に作ったこのタイプのツールビロン、通称“つむじ風”は、時計の各部に対する重力の悪影響を打ち消すために、時計のテン輪(balance wheel)を回転させる。それは巧妙複雑で、原子時計とナノ素材の時代には無用な仕組みだが、でもすごくクールだ。

オリジナルの、もっとシンプルなモデルに基づく、この新しい三軸ツールビロンはここでダウンロードできる。複雑な部品が70あり、簡単なモーターで動く。

ご覧のように主な部位はテン輪であり、それが行ったり来たりして時計を動かす。テン輪はスパイクのような形のかごに収められ、それが複数の軸の上で動く。テン輪がスピンのスピードをコントロールし、このようなデバイスはもっと複雑で高価なツールビロン時計の上で中古品として使われていることが多い。ツールビロンは元々、時計が乗馬用ベストのポケットなどに入っているとき、時計の精度を良くすることが目的だった。時計に、水平でなく垂直の動きが加わるときには、重力が時計のテン輪をおかしな方向に引っ張る、と考えられていた。三軸で回転させることによりテン輪は、ありとあらゆるすべての姿勢に対応でき、見てて楽しい、少々やり過ぎの時計製造技術が完成する。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa