横浜DeNAベイスターズとKDDIが「バーチャルハマスタ」無料トライアル実施、スマホ・PC・VRデバイス対応

横浜DeNAベイスターズ KDDI バーチャルハマスタ SteamVR

横浜DeNAベイスターズとKDDIは8月4日、先端テクノロジーを活用して、自宅にいながら球場の雰囲気を味わい、試合観戦を楽しみ、選手を応援できる野球場「バーチャルハマスタ」の無料トライアルを実施すると発表した。実施日は8月11日「横浜DeNAベイスターズ対阪神タイガース」(午後5時~試合終了まで)。

バーチャルハマスタは、バーチャル空間上にもうひとつの「横浜スタジアム」の一部を構築したもので、観客は自宅からスマホやPC、VRデバイスを使って来場(アクセス)できる。オリジナルのアバターを使って「バーチャルハマスタ」内を自由に動き回りながら、多くのファンとコミュニケーションを取ることができ、一緒に横浜DeNAベイスターズを応援するなど球場の雰囲気を楽しめる次世代型のスポーツ観戦が可能としている。球団OBやゲストによる試合の生解説や限定企画も実施予定という。

バーチャルハマスタへのアクセスには、クラスター提供のバーチャルSNS「cluster」の無料アカウント作成と、利用するデバイス用の「cluster」アプリのインストールが必要。clusterアプリはiOS版Android版Windows版macOS版が用意されている。またVRデバイスを利用する場合は、clusterアプリに加え、「SteamVR」のインストールも必要となる。

インストールなど終了後、「バーチャルハマスタ 横浜DeNAベイスターズVS阪神タイガーズ」イベントページにアクセスし、イベントページ下部の「会場に入る」ボタンをクリックするとイベントに参加できる。

今後、横浜DeNAベイスターズとKDDIは、au 5GやIoTを活用した「スマートスタジアム」構築に加え、昨今の新型コロナウイルス感染症の影響などによる、プロ野球を取り巻くさまざまな環境下においても、持続可能なファンコミュケーションの在り方を合わせて検討する。

またバーチャルハマスタの機能拡充を進め、先端テクノロジーを活用した、プロ野球における次世代型スポーツ・エンターテインメント体験の創出を通じて、国内スポーツの発展に貢献していく。

  • 実施日: 2020年8月11日「横浜DeNAベイスターズ対阪神タイガース」。開場 17:00/開演 18:00~試合終了まで
  • 利用料金: トライアルのため無料
  • 動作環境: クラスターの「推奨環境」参照
  • 利用方法: クラスター提供のバーチャルSNS「cluster」の無料アカウント作成、利用するデバイス用の「cluster」アプリのインストール後、「バーチャルハマスタ 横浜DeNAベイスターズVS阪神タイガーズ」イベントページにアクセスし、イベントページ下部の「会場に入る」ボタンをクリックする
  • clusterアプリ: iOS版Android版Windows版macOS版
  • VRデバイス: 「SteamVR」のインストールも必要

横浜スタジアムの新名所、ウィング席と個室観覧席のキャッシュレス度

プレス内覧会には、横浜DeNAベイスターズのアレックス・ラミレス監督も参加

横浜スタジアム横浜DeNAベイスターズは、「コミュニティボールパーク」化構想に基づいて2017年~2020年にかけて横浜スタジアムの大規模な増築・改修工事を進めている。

新設されたウィング席の外観

2018年シーズンに横浜スタジアムに訪れたことがあるなら、ライト側に大がかりな足場が作られていたのを目撃したかもしれない。

ライト側スタンド上に新設されたウィング席(3500席)

そして、2019年シーズンから完成した一部の施設の運用を開始することになった。具体的には、ライト(ホーム)側の外野席のさらに上に新設された観覧席「ウィング席」(約3500席)、バックネット裏を改築した4階建ての「個室観覧席」とその屋上を一般ユーザーが利用可能になる。

関係者によると、ウィング席では快晴の日に写真左の華正樓の看板の先あたりに東京スカイツリーが見えるそうだ。横浜スタジアムでは年に数本の場外ホームランが出るので、フェアゾーンに設置されているウィング席の下段ならホームランボールを獲れる可能性がある。なお、華正樓あたりの看板はフェアゾーンだが、ホームから150メートルぐらい離れているためか、現在のところ看板に当たった場合の賞金や賞品は設定されていないとのこと。華正樓は横浜中華街に本店を構える中華料理店。中華街では最大の宴会場を持つ。

バックネット裏に新設された個室観覧席

2020年には、レフト(ビジター)側に同様のウィング席(約2500席)と球場の外周を歩行できる回遊デッキが完成する予定だ。回遊デッキは試合日以外の人も一般市民に開放する予定となっている。今回は、この新設されたウィング席と個室観覧席のキャッシュレス度をチェックしてきた。

観戦チケット

BAYSTARSチケットアプリを使えば、キャッシュレス、チケットレスで試合を楽しめる。入場時に専用のスタンプをスマホの画面押すことでチケット購入者であることを確認するシステムを導入。スクリーンショットのチケットを見せても入場できないので注意

横浜スタジアムのチケットはもちろんオンラインで購入可能だ。各種クレジットカードで決済できるほか、スマホを持っていれば紙のチケットは不要で「BAYSTARSチケットアプリ」(iOS版Andorid版)で管理できる。

一般的指定席(左)とウィング席(右)のチケット販売画面。ウィング席はユーザーが座席を指定できない

ウィング席は1人1500円~2700円、ウィング席の立ち見は1人300~2400円と幅があり、基本的には土日や祝日の料金が高くなる。またウィング席は座席指定だがユーザーが選ぶことはできず、チケット枚数を入力したあとシステム上で自動的に決定される。一方、内野や外野の指定席についてはユーザーによる座席指定が可能だ。

個別観覧席はバックネット裏の3階、4階部分に設けられている。3階は、16名部屋(53平方メートル)が1部屋、10名部屋(33平方メートル)が2部屋、8名部屋(26、27、28、30平方メートル)が9部屋で合計12部屋。4階は、16名部屋(53平方メートル)が2部屋、10名部屋(33平方メートル)が2部屋、8名部屋(26、27、28、30平方メートル)が14部屋の合計18部屋。16名部屋は3階、4階の端にあるが、3階のライト側は記者席になるとのこと。料金については原点では明らかになっておらず、追って球団公式ページで発表される予定だ。

横浜スタジアムまでの移動

横浜スタジアムの最寄り駅は、JR京浜東北・根岸線の関内駅、横浜市営地下鉄ブルーラインの関内駅、横浜高速鉄道みなとみらい線の日本大通り駅など。いずれも徒歩5分程度で球場に到着する。もちろん、SuicaやPASMOなどの交通系電子マネーが使えるのキャッシュレスだ。

池袋方面から向かう場合は、西武池袋線や東武東上線から、東京メトロ副都心線、東急東横線を経由してみなとみらい線に乗り入れるFライナーを利用するといい。この列車は直通運転列車としては最速達で、みなとみらい駅で各駅停車に乗り換えることで日本大通り駅にたどり着ける。

東武東上線からのFライナーは小川町駅から小竹向原駅まで各駅停車なのに対し、西武池袋線からのFトレインは小竹向原駅までは快速急行として運行される。所沢駅からFライナーを利用すると、みなとみらい駅での乗り換えを含め1時間20分ほどで日本大通り駅に到着する。

また土日のデーゲーム開催の場合は、西武池袋線が運行している座席指定の有料特急S-TRAINも利用できる。行きは所沢駅9時37分発、みなとみらい駅10時49分着のS-TRAIN 2号を使い、そこから乗り換えて11時前後に日本大通り駅へ到着。帰りは、みなとみらい駅16時58分発/19時55分発、所沢駅18時13分/21時11分着のS-TRAIN 3号/5号がある。特急料金は所沢〜みなとみらい間で860円。交通系電子マネーを使った場合、乗車料金は所沢〜日本大通り駅間で1013円となる。

ウィング席下層の売店

売店エリア「BAYSIDE ALLEY」 出典:横浜スタジアム

ウィング席の新設と同時に設けられた売店エリア「BAYSIDE ALLEY」の各店には、パナソニックのクレジットカード端末「JT-C30B」と非接触マルチ決済端末の「JT-R550CR」がセットで設置されているので、クレジットカードや交通系電子マネー、WAON、nanaco、QUICPayなどが使える。

各売店には、パナソニックのクレジットカード端末「JT-C30B」と非接触マルチ決済端末の「JT-R550CR」がセットで設置されていた

取材時点ではQRコード決済に対応している店舗は見当たらなかった。

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    BLUE STAR HOTEL(ブルースターホテル)
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    青星寮カレーパン(400円)
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    青星寮カレーパン(400円) 出典:横浜スタジアム
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    BAY MAGURO(ベイマグロ)
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    ベイマグロ丼(800円)
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    ベイマグロ丼(800円) 出典:横浜スタジアム
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    BAY CHIKEN LEG(ベイチキンレッグ)
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    ベイチキンレッグ(700円)
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    ベイチキンレッグ(700円) 出典:横浜スタジアム
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    HAMASTA SWEETS STAND(ハマススイーツスタンド)
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    タピオカ ミルクティー、タピオカ ボールパークコーヒー(各550円) 出典:横浜スタジアム
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    CRAFT BAY BAR(クラフトベイバー)
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    クラフトジンジャーハイボール(700円) 出典:横浜スタジアム

横浜を中心に首都圏では超有名な焼売の会社「崎陽軒」も「ハマスタシウマイBAR by 崎陽軒&KIRIN」を、ウィング席の下層階にオープン。

ハマスタシウマイBAR by 崎陽軒&KIRIN

ウィング席から階段を降りて、左(ライトスタンド寄り)が「BAYSIDE ALLEY」、右(バックホーム寄り)がハマスタシウマイBARだ。こちらにもパナソニックの決済端末のセットが設置してあったので、同様にクレジットカードや電子マネーを使えるので心配なし。

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ウィング席の売り子

ビールやおつまみの決済は現金もしくはハマスタチケット 出典:横浜スタジアム

球場の名物といえば生ビールの売り子。ビールメーカー各社のトップ銘柄が揃うほか、売り子は一部歩合制の雇用形態になっているスタッフもおり、競争は熾烈を極めている。残念ながらこの部分にはキャシュレスが浸透しておらず、基本的に現金のみの取引となる。

絶対に現金を使いたくないのであれば、事前に「ハマスタチケット」(ハマチケ)を購入しよう。このチケットは500円相当の金券。1万円綴り券はこの500円相当の金券が21枚ついてくるので500円相当がお得になる。

事前にハマチケを購入しておけば、かろうじてキャッシュレス主義を貫ける 出典:横浜スタジアム

しかし、ハマチケの販売場所である日本大通り側チケット売場、場内内野エレベーター横・4ゲート横浜スタジアム直営売店、13通路前総合サービスセンターではクレジットカードや電子マネーは使えず現金のみの取り扱いだ。キャッシュレスを貫くなら、銀行振り込みでの事前購入をお勧めする。なお銀行振り込みの場合、ハマチケは郵送となり送料が510円かかる。

売り子からビールなどを購入する場合は、金券で払ってもお釣りがでるのだが、ここでもキャッシュレスを貫くなら、700円のビールと、300円の各種おつまみを購入してお釣りが出ないようにしたい。

横浜スタジアムにいくなら必ず飲みたい「ベイスターズビール」

ちなみに横浜スタジアムでは、大手メーカーのビールだけでなく、独自醸造した「ベイスターズビール」も2種類販売されている。「ベイスターズラガー」は茨城県の木内酒造が、「ベイスターズエール」は地元横浜・関内の横浜ベイブルーイングが製造を担当。横浜スタジアムに行くなら一度は味わっておきたい。

個室観覧席

バックネット裏に設けられた個別観覧席「NISSAN STAR SUITES」

バックネット裏に新設された個別観覧席は4階立ての建築物で、ホームベース側から球場全体を見渡せる屋上にも出られる。3階、4階が個別観覧席となっており、スタジアムの2階部分から専用のエレベーターで向かうことになる。駐車場にも直結しているので、自動車で横浜スタジアムに来て個別観覧席に直行することできる。なお、2階にはオフィシャルショップが併設されている。なおこのエリアは、日産自動車がスポンサーになっており「NISSAN STAR SUITES」(日産スタースイート)と呼ばれる。

ホテルのような個室観覧席の廊下

エレベーターで上ると3階、4階の廊下部分に出るが、ここはホテルの客室フロアのような雰囲気。個室は全室禁煙となっており、廊下部分に喫煙室が設けられている。

バックネット裏に設けられた個別観覧席の外観

個室観覧席は前述のように、3階は、16名部屋(53平方メートル)が1部屋、10名部屋(33平方メートル)が2部屋、8名部屋(26、27、28、30平方メートル)が9部屋で合計12部屋。4階は、16名部屋(53平方メートル)が2部屋、10名部屋(33平方メートル)が2部屋、8名部屋(26、27、28、30平方メートル)が14部屋の合計18部屋。合計で30部屋となる。

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それぞれ室内にソファとディスプレイが設けられており、くつろぎながら野球観戦ができる。室外にも専用席が用意されているので、ファンの声援などを聞きながら臨場感のある観戦も楽しめる。

現在のところ個別観覧席のチケット料金や発売についてはは明らかになっていないが、多くは招待客用のエリアになるとのこと。ゲストはおそらく決済の必要はないので、ある意味キャッシュレスだ。飲食やサービスについては、横浜ベイシェラトンホテル&タワーズの専属スタッフが提供する。食べ物については、ホテルで調理したものが運ばれてくる。一部の料理は事前注文が必要だ。

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    飾り冬瓜の灯篭 出典:横浜スタジアム
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    特製Bバーガー 出典:横浜スタジアム
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    飛騨牛入り 特製スター巻き 出典:横浜スタジアム
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屋上

屋上については、今後座席を設置するかどうかなど、運用面で未確定の部分があるとのこと。取材時には、日よけのためのスリット状の建造物やトイレに行くための下り階段、手洗い場所などが設置されていた。

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まとめ

横浜スタジアムでは、チケットと売店ではキャッシュレス化、チケットレス化が進んでいる。残念なのは売り子による販売だ。ハマチケでかろうじてキャッシュレスを維持できるが、金券を取り出す手間と購入商品によってはお釣りが発生してしまう。

米国ではスポーツの会場でさまざまな方法のキャッシュレス化が進んでいる。最近ではNBA(全米プロバスケットリーグ)のクリーブランド・キャバリアーズの本拠地、クイックン・ローンズ・アリーナで、iPhoneのiMessageとApple Payを使ったキャッシュレスのオーダーシステムが試験導入された。

クリーブランド・キャバリアーズでは、iMessageとApple Payを利用したキャッシュレス決済を実現 画像提供:TechCrunch

国内では、楽天が「楽天ペイ」によるQRコード決済(売り子が提示したQRコードをユーザーが読み込んで決済)や楽天Edyによる非接触決済を、今シーズンから東北楽天ゴールデンイーグルスの「楽天生命パーク宮城」とヴィッセル神戸の「ノエビアスタジアム神戸」で導入する(Engadget:売り子さんのビールもキャッシュレスに。楽天がスポーツ観戦の完全キャッシュレス化を推進)。

楽天生命パーク宮城などでは、売り子が提示したQRコードをユーザーが読み込んで決済できる 写真提供:Engadget

国内では非接触の電子マネー決済が売り子という販売形態とは相性がいいので、各地で導入を進めてほしいところだ。

売り子が携帯しているスマホを利用した、楽天Edyの非接触決済も可能 出典:Engadget

横浜DeNAベイスターズがアクセラレータープログラム、新たなスポーツ体験の提供と横浜の活性化目指す

横浜DeNAベイスターズは11月9日、スポーツ・エンターテインメント分野のベンチャー企業と共創する新事業「BAYSTARS Sports Accelerator(ベイスターズ スポーツ アクセラレータ)」を2017年12月より開始することを明らかにした。

このプログラムは横浜市民やベイスターズファン、スポンサー企業などに対する新しいスポーツ体験の提供や、横浜の地域経済活性化を目指したもの。ベンチャーキャピタルであるiSGSインベストメントワークスとパートナーを組んでベンチャー企業の発掘や協業を進める。

背景にあるのは今後予想されるスポーツ市場規模の拡大と、ベイスターズが取り組む「横浜スポーツタウン構想」だ。政府は「日本再興戦略2016」の中でスポーツ産業の活性化を掲げていて、具体的なKPIとして2015年に5.5兆円だった市場を2020年までに10兆円、2025年までに15兆円まで拡大することを目指している。

それも受けてベイスターズでは行政やパートナー企業とも連携して、横浜を基盤としたスポーツ産業エコシステムの構築を目指す「横浜スポーツタウン構想」を掲げてきた。これまでもパイロットプログラムとして新拠点「THE BAYS」を開設し、会員制シェアオフィスやコワーキングスペースの運営など新たな取り組みを行っている。

BAYSTARS Sports Acceleratorもこの横浜スポーツタウン構想を推進するための一事業であり、特に次のスポーツ産業を共創するパートナー企業の発掘と連携を目指したもの。今回プログラムの対象となるのは以下の6つの分野に関する事業だ。

  1. Sports Viewing(スポーツ観戦体験)
  2. Fan Engagement(ファン層の拡大&満足度向上)
  3. Sponsorship(スポンサー企業への提供価値)
  4. Goods and Foods(物販・飲食サービス)
  5. Sports Performance(スポーツ技術)
  6. Other Sports Business(新たなスポーツ分野)

2017年12月から参加企業の応募を開始し、その後審査を経て2018年2月からプログラムを開始する予定。参加企業数やプログラムの期間は固定していない。

参加企業にはベイスターズが保有するデータやスポーツ業界でのネットワーク、iSGSインベストメントワークスが持つベンチャー投資領域でのネットワークに加え、横浜スタジアム等における実証実験の機会も提供される。また横浜DeNAベイスターズまたはiSGSインベストメントワークスから資金調達をする機会もあるという。