Brexはその新しい報酬プログラムで、WeWorkやAWSなどとパートナーシップを締結した

スタートアップのための法人カードを発行するBrexが、本日(米国時間10月30日)新しい報酬プログラムを発表した。

3週間前に1億2500万ドルのシリーズCを発表したこの10億ドルの企業は、Amazon Web Service、WeWork、Instacart、Google Ads、SendGrid、Salesforce Essentials、Twilio、Zendesk、Caviar、HubSpot、Orrick、Snap、Clerky、そしてDoorDashとパートナー契約を締結し、起業家たちが、定期的に利用するサービスとプロダクトから、ポイントを得たり使ったりすることができるようにする。

Brexは、スタートアップを立ち上げる際に必要となるコストをよく理解した、22歳の連続起業家ペアによって率いられている企業だ。彼らはこの1年、Brexのパートナーのリストを注意深く構築してきており、彼らのカード所持者たちは、他の競合プログラムからよりもBrexからの方が、およそ20%多い報酬を得ることができると語っている。

「他の誰もがやっていることをやりたいとは考えませんでした。そこで私たちはこれまでの零細企業とスタートアップの違いは何だろうと考えたのです」とBrexの共同創業者でCEOのHenrique DubugrasはTechCrunchに語った。「最大の違いは、彼らがお金を使う対象です。ほとんどのクレジットカードの報酬システムは、個人的な支出のためにデザインされていますが、スタートアップたちはビジネスにもっと多くを費やしているのです」。

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Brexだけを法人カードとして利用している企業は、配車サービスでは7倍、レストランでは3倍、旅行では3倍、ソフトウェアの継続的利用では2倍、それ以外の出費ではそのままのポイントを、上限なしで受け取ることができる。まだ他の法人カードを使用しているBrex所有者の場合は、全ての経費に対して割増のないそのままのポイントを受け取るだけだ。

ほとんどの法人カードは、旅費やレストランの費用に対して同様の報酬を提供するが、Brexは独自のやり方で配車サービスの特典を与え、また特にソフトウェア(SalesForcemHubSpot)の継続使用に対する特典も提供している。

サンフランシスコに拠点を置くBrexは、Greenoaks Capital、DST Global、そしてIVPを含む投資家たちから、これまでに約2億ドルを調達している。その資金調達の時点で、同社はTechCrunchに対して、最新の資金は報酬プログラムを構築し、エンジニアを雇い、顧客基盤をテクノロジースタートアップ以外のビジネスにも広げる手段を探るために使われることになると語っていた。

「これで、Amex、Chase、そして大手銀行たちとの競争が可能になります」とDubugrasは語った。

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(翻訳:sako)