米テック業界で続くレイオフ、遺伝子検査の23andMeでも

ベンチャーキャピタルが支援するテクノロジー関連業界でのレイオフが本日1月23日も明らかになった。23andMeが、700人いた全従業員のおおよそ14%にあたる100人ほどを解雇したことをCNBCに明らかにした。23andMeの解雇そのものも注目に値するが、このところ多くの解雇が発表されてきたことを考えると、資金を十分に調達してきた未公開企業の中で財布の紐を締める時期が続いていることを示している。

たとえばMozilla(モジラ)はこのほど従業員70人を解雇した。今月TechCrunchのFrederic Lardinois記者が報じたように売上を上げるはずのプロダクトの立ち上げが想定よりも遅れた。そうして売上も想定より少なくなり、人員を削減しなければならなくなった。

参考:Mozillaが70人レイオフ、新製品の立ち上げに遅れ

しかし23andMeMozillaだけではない。Playful Studiosもちょうど今週、従業員を解雇した。テック業界での2019年の解雇は前年より300%超増えていて、ソフトバンク・ビジョンファンドが支援する企業で過去数カ月にあった解雇についてもTechCrunchでまとめている。そこに含まれるものは以下の通りだ。

スクーターユニコーンのLimeとBirdもまた今年人員を削減した。WeWorkの失敗したIPOの試みから察するに、営利の原動力は可能な限り効率よく働くことだ。WeWorkは決算の悪さという点では桁外れで、マーケットにもたらした恐れは現時点までにかなり忌まわしいものになっている。

人件費はもちろんのこと、リスクにさらされている資金額も大きい。Zumeはこれまでに4億ドル(約440億円)以上を調達していた。23andMeはさらに多い7億8610万ドル(約860億円)だ。Rappiは14億ドル(約1530億円)、Oyoはこれまでのところ32億ドル(約3500億円)。資金を失った企業は全ていずれ倒産する。常に稼いでいる企業は全て永遠に存続する。多くの企業がフェンスを乗り越え、金を儲け、投資家の自信を再建したいようだ。

平社員がこうした修正の痛みを一身に受けているのはあまりに残念だ。

画像クジレット: ERIC BARADAT/AFP / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi

DNA解析からモノクローナル抗体を発見し、難病皮膚疾患向け創薬を目指す23andMe

一般向けDNA分析のパイオニアである23andMeが収集・蓄積してきた遺伝子情報が創薬に役立つことが実証された。市販が予定されている新しい薬品は皮膚疾患の治療に効果があるという。

23andMeはスペインの製薬会社がAlmirall(アルミロール)と契約し、自社のDNA情報をベースにしたモノクローナル抗体による皮膚疾患の治療に役立つ薬剤の開発に努力を集中している。

23andMeは同社にDNA分析を依頼してきたユーザーの試料から新しいモノクローナル抗体(MAb)を発見した。これはヒトの免疫機構において重要な役割を果たすIL-36(インターロイキン-36)の活動をブロックする作用があり、疥癬(ヒゼンダニ症)、狼瘡(全身性エリテマトーデス)、その他の炎症性皮膚疾患に加えて、潰瘍性結腸炎やクローン病などの難病を引き起こすという。

金銭的条件などの詳細は発表されていないが、Almirallは提携によって23andMeの発見に関する利用ライセンスを取得し、皮膚疾患の新薬を開発して世界に販売する計画だ。

1000万人に上る23andMeの登録ユーザーのうち80%前後が提出したサンプルが新薬開発のために利用されることに同意している。23andMeによれば同社が蓄積した情報は世界各地の一般消費者から収集したサンプルに基づいて遺伝子タイプとその表現形をペアとして保持する世界最大のデータベースだという。なお一般とはいうが、たぶんかなり裕福な層だろうという気はする。

23andMeの治療部門の責任者であるKenneth Hillan(ケネス・ヒラン)医師は声明で、「Almirallとの提携は遺伝子情報を解明することによって人々に利益をもたらすという23andMeの使命によく適合する。長年、皮膚疾患治療のリーダーとして認められてきたAlmirallはこのプロジェクトを前進させる上で最適の企業だった。23andMeは実際に患者を治療する成果を挙げるために努力中だ」と述べた。一方Almirallは「(モノクローナル抗体利用の新薬)臨床での治験を経て市販を目指しいる」と発表した。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

双子のDNAを検査したらおかしな結果が出た…DNA検査は眉に唾して受けよう

【抄訳】
あなたが自分の唾液を真面目に郵送したことのある方なら、今のDNA検査企業が送り返してくる予想外の結果にも興味津々だろう。あなたの祖先は、イベリア半島でうろうろしていたのか? あなたの家族の何代にもわたる言い伝えの中に、科学が認めるものがあるとすれば、それはなんだろう?

メールオーダーのDNA検査を利用する人たちの多くは、その結果の背後にある科学について無頓着だ。なにしろ、それは科学だから。でも、DNA検査企業は強力な監督機関を欠き、自分たちのアルゴリズムをオープンにしないから、ユーザーが得たいと思っている先祖に関する知見が、これらの企業がそうでないと言えば言うほど、主観的であることもありうるのだ。

その点に関して、CBCのMarketplaceのホストCharlsie Agroと彼女の双子の妹Carlyが、5社のDNA検査キットを郵送してみた: それらは、23andMe、 AncestryDNA、 MyHeritage、 FamilyTreeDNA、そしてLiving DNAだ。

CBCはこう報告した: “事実上同一のDNAでありながら、この双子たちはどの企業からも互いに合致する結果をもらえなかった”。

このことに、驚くべきではない。各社が、それぞれ独自の試薬を使ってDNAを分析するから、違いが生ずるのは当然だ。たとえばある一社、FamilyTreeDNAは、双子のDNAの14%が中東起源とした。それは他の4社にはない結果だった。

それ以外では、素人でも予想できるような当たり前の結果が多い。しかし、23andMeのデータだけはおかしい。

CBSはこう言ってる:

23andMeの所見では、先祖が“大まかにヨーロッパ人”(“Broadly European”)はCharlsieがCarlyより10%近く少ない。Charlsieにはフランス人とドイツ人が各2.6%あるが、Carlyにはない。〔下図〕

この互いに同一の双子は、東ヨーロッパ人の継承も異なり、Charlsieの28%に対しCarlyは24.7%だ。そしてCarlyの東ヨーロッパ人の祖先はポーランドに結びついているが、Charlsieの結果にはこの国がない。

この双子は彼女らのDNAをエール大学の計算生物学グループと共有し、二つのDNAが統計学的に同一、と判定された。疑問に対して23andMeは、同社の分析が“統計的推定”だ、と言った。あなたが顧客なら、この言葉を覚えておくべきだ。

覚えておいた方がよいのは、その検査が正しい科学ではないことだ。対照群はないし、標本サイズは双子のDNAワンセットだけだ。ここから決定的な結果は導けない。でも、興味深い疑問が生ずることは確かだ。

アップデート: 23andMeのスポークスパーソンが次のような声明で、問題の結果のコンテキストを明かそうとしている:

CharlsieとCarlyの23andMeの結果の変位は主に、“大まかにヨーロッパ人”の推定値にある。このカテゴリーはわれわれのアルゴリズムが確信を持ってヨーロッパ人と同定できる層を捉えているが、国などもっと精密な分類の確信はない。双子の一方がより多くの“おおまかにヨーロッパ人”を持っていても、それは矛盾していない。それが意味するのは、一つの個体に関してはアルゴリズムが、より細かい粒度の予測をできるほどの確信を持っていなかったことである。たとえば双子の片方に関しては2.6%のフランス人とドイツ人を同定できたが、他方関してはゲノムのその部分が大まかにヨーロッパ人に割り当てられたのである。

同社が強調するのは、23andMeの先祖検査と健康診断のそれとの違いだ。後者はFDAの規則があり、その基準と精度と臨床的有効性を満たさなければならない。

双子の調査は長年、科学研究において重要な役割を担ってきた。たとえば双子の調査により、中毒や精神病、心疾患などさまざまな特性への生物学的影響と環境的影響の違いを研究できる。23andMeのような企業の場合は、双子の調査が〔今回のように〕同社の秘密のアルゴリズムの特質を明らかにし、ユーザーに対する今後の知見や、企業としての売上のアップに貢献するだろう。

【中略】

民間のDNA検査サービスは、祖先の判定だけでなく、将来の遺伝子病発病の可能性や、健康的な生活のためのアドバイスなど、‘商品’のメニューが多様化している。しかも検査の方法は年々変化し進化している。それとともに検査の‘結果’も変わる。

そこでもう一度言えば、CBCの非公式な実験は決して本物の科学ではなく、またDNA検査サービスもそうだ。ご自分の検査結果をどきどきしながら待っている方に申し上げたいのは、これらの企業がどうやってその結論に到達したのか、その方法や過程や理論について、われわれは知らないことが多すぎる。そのような営利企業を介してあなたの遺伝学的データが大手製薬企業の手に渡るとしたら、そこにはプライバシーをめぐる大きなトレードオフがある。こいつは、よーく考えてみたい問題だよね。

関連記事: 23andMeの祖先判定ツールが黒人や黄色人種に対しても詳しくなった

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

23andMeの祖先判定ツールが黒人や黄色人種に対しても詳しくなった

遺伝子検査サービスの23andMeが、これまで大まかだったアフリカ、東アジア、およびアメリカ先住民の子孫たちの祖先判別機能を、より細かくした。とくにアフリカと東アジアに関しては、12の新しい地域を加えた。私が数年前に23andMeを試したときには、71%が西アフリカと言われだけで、具体的にどの国か分からない。それが、今度から変わる。もっとも私はすでに、Ancestryにも調べてもらったんだけどね。

[2017/10月Ancestryの結果]

23andMeのシニアプロダクトマネージャーRobin Smithによると: “今回のアップデートで重要なのは、とくにアフリカとアジアではもっと詳しいデータが得られるようになったことだ。それはAfrican Genetics ProjectGlobal Genetics Projectなどの先行プロジェクトのおかげだ”、という。

これまで23andMeは、サハラ以南のアフリカをわずか三つの地域に分けていた。これからは地域が8つ増え、また東アジアも地域が4つ増えた。

以下が、今回増えた12の地域ないし人種だ:

  1. Southern East African 南東アフリカ
  2. Congolese コンゴ
  3. Coastal West African 沿岸部西アフリカ
  4. Ethiopian & Eritrean エチオピアとエルトリア
  5. Senegambian & Guinean セネガンビアとギニア
  6. Nigerian ナイジェリア
  7. Somali ソマリア
  8. Sudanese スーダン
  9. Chinese Dai 中国傣族
  10. Vietnamese ベトナム
  11. Filipino フィリピン
  12. Indonesian, Thai, Khmer & Myanmar インドネシア, タイ, クメール, ミャンマー

23andMeは2007年にローンチしたが、完全な祖先系統情報の提供までには時間を要した。TechCrunch Disrupt SF 2017で23andMeのCEO Anne Wojcickiは、顧客のほぼ75%がヨーロッパの出自だ、と言った。だからSmithによると、もっとデータが必要なことは十分承知していたのだ。

Smithによると、23andMeでこれまでご先祖チェックをやった顧客には、再テストを勧めている。今回のアップデートは、対象者が、もっとも最新のジェノタイピングチップを装着することが必要だからだ。23andMeの今のチップは第五バージョンで、“世界の多様性をよりよく反映できる”そうだ。

つまり顧客は、新しいキットを買うか、今後予定されているアップデートプログラムに参加するか、どちらかを選ぶ。それ以降は、定期的にチップのアップデートを行い、新しい地域/人種を継続的に加えていくそうだ。

アップグレード: これまで23andMeで遺伝子検査をしてもらって、Ancestry Compositionレポートをもらっている人は、無料で第五バージョンのチップによる検査にアップグレードできる(来年以降)。それ以降のさらに新しいバージョンのチップに関しては、新しい健康情報なども含まれるので、アップグレードは有料になる。

昨年の9月に23andMeはおよそ17億5000万ドルの評価額で2億5000万ドルを調達した。そのときWojcickiは、今後もっと、データの多様性を図りたい、と述べた。

今23andMeは、祖先系統の判別のほかにも各種の健康情報を提供している。2017年の初めにはFDAの許認可により、23andMeは、パーキンソン病やアルツハイマー病など10種類の遺伝子リスク検査ができることになった。また23andMeは、DNAがユーザーの容貌や好みや肉体反応に及ぼしている影響、というお楽しみ情報も教えてくれる。

私も近く23andMeのテストを再受診してみて、結果を読者にお教えしよう。なお、下図は、23andMeの研究者がくれた、私の[アップデート前]と[アップデート後]の検査データだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

23andMeの消費者直送型がんリスク遺伝子検査キットをFDAが正式認可

遺伝子検査の最強スタートアップ23andMeが今日、さまざまな形のがんに結びついている遺伝子を調べる、消費者直送型のテストキットにFDAの公式の認可が下りたことを発表した。近く発売されるそのキットは処方箋不要で使用でき、卵巣、乳房、および前立腺のがんの高いリスクに結びついているとされるBRCA1とBRCA2遺伝子をテストする。

“初めてのそして唯一の消費者直送型遺伝学企業として、処方箋不要のがんリスク検査にFDAの認可を得たことは、23andMeと消費者の両方にとって大きな前進である”、と同スタートアップのCEO Anne Wojcickiがその発表を告げるプレスリリースで述べている。“一般消費者がこの、自分の生命に関わるかもしれない情報に低料金で直接アクセスできることは、きわめて重要であるとわれわれは信ずる。われわれは今後も継続して、健康情報へのアクセスを拡大する道の開拓者であり続けたい。そしてさらに、ヘルスケアへの消費者の意思による予防医学的アプローチを推進していきたい”。

ただしもちろん、この検査はがんのリスクに関する最終的決定的な結論となるものではなく、また正しい検診に代わるものでもない。遺伝学者のEric TopolがThe Vergeで述べているように、これで検査される三つの遺伝子変種は、知られている数百もの変異体のわずかなパーセンテージでしかない。したがってこの検査には、消費者に虚偽の安心感を与えるおそれがある。

Topolの警告は、FDAが2013年に同社に送った書簡を反映している。その書簡は23andMeに、同社の唾液採取キットとパーソナルゲノムサービス(Personal Genome Service, PGS)を中止するよう、勧告している。

“PGSに意図されている一部の用途がとくに気がかりである”、とFDAは書いている。“たとえばBRCA関連の遺伝子リスクと薬物反応(たとえばワルファリン過敏性、クロピドグレル反応、そしてファイブ・エフユー毒性)の評価は、これら高リスク指標の擬陽性または擬陰性の評価から結果する健康状態の可能性がある”。

遺伝子のその三つの変種はアシュケナージ系ユダヤ人の子孫に多く見られ、その系統の人びとでは40人に一人の割合で検出される。女性では、その変種の一つが存在すると70歳までに乳がんになるリスクが85%高くなる。同社の注記にもあるように、ある研究では、医療履歴を提供したBRCA陽性者の約半数は、近い親戚にがんの履歴がない、と報告している。

というわけで同社のサービスは、ユーザーに赤信号を提供し、今後の検診を勧めるものだ。しかしもちろん、この検査の結果を絶対に、実際に医師を訪ねることと同等、と見なしてはならない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

遺伝子検査種目の増えた23andMeが研究開発拡大のため$200Mを調達

複数の情報筋によると、一般消費者向け遺伝子分析サービスの23andMeが、Sequoiaがリードするラウンドにより、2億ドル近い資金を調達している。このラウンドには、Fidelityも参加しているようだ。

ここしばらく、このパーソナル・ジェネティクス企業が研究部門の拡大と新製品開発のために資金を求めている、という噂が漂っていた。

新たに得られたキャッシュによって、23andMeはIPOのプレッシャーからも当面自由になり、成長のための努力に邁進できる。ふつう、どの企業も、上場は最後の資金調達ラウンドから一年以降後に行われることが多い。協同ファウンダーでCEOのAnne WojcickiはIPOにあまり乗り気でないらしいが、そうやって初期の投資家や社員たちに流動性を提供するのが、後期段階のベンチャー支援企業がたどる標準的な道筋だ。しかし23andMeに関しては、大手製薬企業などによる買収、という線もありうる。

23andMeは2013年に、同社の個人に対する遺伝子検査を売り物にすることをやめるよう、FDAに命じられて行き詰まった。それ以降同社は、研究努力に注力してきた。当時FDAは、同社のやり方がFDAの基準に合わない、と言った。その結果23andMeは、新たな顧客たちに遺伝子健康情報を売ることをやめ、別の売上源を探した。

その後同社は医学研究に力を入れ、科学者の雇用を増やし、複数の遺伝子関連企業とパートナーして高度な研究活動を続けた。たとえば女性の受胎能力について研究している遺伝子企業Celmatixは、同社と協働して女性の妊娠能力に影響を及ぼす遺伝子について研究している。

FDAは2015年に規制をやや緩め、ブルーム症候群のための遺伝子検査を認めた。そして今年初めには、唾液検査が許される疾病リスクが、後発性アルツハイマー病やパーキンソン病など、10種類に増えた。少なくとも一つの情報筋によれば、今同社は、乳がん関連の遺伝子BRCA-1とBRCA-2も検査に加えられるよう認可を求めている。認可が下りれば、同社はColor Genomicsなどと競合することになる。

23andMeはほかにも、たとえば家系調査のための遺伝子検査企業Ancestry.comなどとも競合している。

FidelityとSequoiaにコメントを求めているが、Sequoiaはコメントを断(ことわ)った。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

23andMeにパーキンソン病など10種類の遺伝子リスク情報の提供がやっと許可された

米食品医薬品局(Food and Drug Administration, FDA)が今日(米国時間4/6)23andMeに、一般消費者に対して有料で行った遺伝子テストの結果として、10種類の疾病(下表)のリスクは報告してもよい、と決定した。その中には、後発性アルツハイマー病とパーキンソン病も含まれる。

2013年11月にFDAは、23andMeが個人のゲノム検査をして、その結果としての健康情報を提供する行為の、一時的な停止を命じた。その後2015年10月にFDAは同社に、きわめてまれな遺伝病の遺伝子を子に伝えるかもしれない検体に関しては、彼らの健康および担体(保因者)状態を提供してもよい、とした。この決定のきっかけとなったのは、それより少し前に23andMeが、Bloom Syndromeと呼ばれる遺伝性疾病の検査に成功したことだ。この非常にまれな劣性遺伝子疾患は、低い身長とがんの素因のあることが、その特徴である。

今朝の発表でFDAは23andMeに、以下の10の疾病に関する情報を消費者に提供してもよい、とした:

“消費者は特定の遺伝子リスク情報に直接アクセスできるようになる”、とFDAのDevices and Radiological Health担当ディレクターJeffrey Shurenが声明文で述べている。“しかし遺伝子リスクは大きなパズルのピースの一つにすぎない、と理解することが重要である。遺伝子リスクがあるからといって、必ず疾病を発症するとは限らないのである”。

FDAが23andMeにこれまで情報の提供を禁じていたのも、消費者間における上記のようなネガティブな誤解の蔓延を恐れたからだ。しかしながら消費者は、乳がんなど一部の遺伝子病については、自分がその予防策をとるべきか、知りたいだろう。遺伝子健康リスク(genetic health risk, GHR)検査のねらいも、まさにそこにある。ご存知のように女優のAngelina Jolieは、母からBRCA遺伝子を継承していることを知ってから、乳がん予防のために切除手術を行った。

この発表によって23andMeは、医師の処方がなくても消費者に遺伝性疾患の検査結果を渡してもよい、唯一の企業になる。すでに23andMeの顧客であるアメリカの住人は、今月後半以降に報告を受け取ることができる。ほかの国に関しては、規制の問題などがあるだろう。

23andMeのスポークスパーソンによると、これらの報告提供事業は今後長期にわたるが、今月は後発性アルツハイマー病、パーキンソン病、遺伝性血栓性素因、α1-アンチトリプシン欠乏症、そしてゴーシェ病の担体ステータスレポートの提供が開始される。そのほかの疾患は、そのあとになる、という。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

23andMe、次世代シークエンシング路線からは撤退

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23andMeは次世代シークエンンシングのサービスを継続せず、報道によればそのプロジェクト担当の人員を解雇したということだ。

約6人の社員が同社のユタ州ソルトレークに拠点を置く研究所から解雇されたとBuzzFeedが最初に報じている。LinkedInで我々独自に数えたところによると研究所の少なくとも5人のメンバーが解雇され、その中には2014年にプロジェクト・リーダーとして雇用され、同社の医務部長を務めていたJill Hagenkord博士が含まれる。

 

同社はその主力商品である、199ドルの遺伝マーカー・テストキットの販売は続ける予定だ。同キットを使えば健康状態と系統解析の情報が得られ、同社は世界中のより多様な人種の遺伝情報を積極的に収集、その質、量ともに拡充させる方針だと、同社の創業者であるAnne Wojcicki9月にTechCrunchに対し述べた。

しかしながら、DNA配列のより現代的な決定法で、一般に次世代シークエンンシングと呼ばれる技術に対しては、同社の主眼からは外れるようだ。

次世代シークエンンシングというのは、遺伝コードの細部に至るまでの詳細を調べるいくつもの方法に対して使われる、いわゆる総称だ。この新しいテクノロジーはこの数年間で価格が劇的に低下し、研究者は病気と思しき対象に対してより詳細な情報を得ることが出来るようになっている。結果として、Helix、Color Genomics、Genosといった企業がこの領域に参入し、この遺伝情報を詳細に調べるアプローチを使って、あなたをあなたたらしめているものは何かといった問いや、また自分の遺伝子関連で知りたいことに関しての答えを提供してくれる。

23andMeは2012年にそのテクノロジーに着目し、エクソーム・シークエンシングの予備的な研究を始めた。同社は当時、研究の成功とともに、「全ゲノム配列決定のコストが低下し、それが皆の手の届く選択肢となった時に備える」と述べた。<

TechCrunchは23andMeに対し、なぜその方向性を取りやめることにしたかについて問い合わせたが、それについての回答は今の所、得られていない。しかしながら、同社創業者のAnne WojcickiはBuzzFeedに対して、今回の件はサービスに対する需要の低下、金銭的要因や規制といったこととは一切関係ないと語った。代わりに、彼女によれば、「我々は現在手一杯」であり、それは恐らく現在扱うには少し複雑すぎるだけ、ということのようだ。

「シークエンシングに関しては多くの時間を費やしましたが、それに関しての理解が進めば進むほど私たちはその複雑さも理解したため、取り敢えず今は中心となる事業に集中すると判断するに至ったのです」と、彼女はBuzzFeedに語った。

この件に関して何か進展があれば続報をお届けする。

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(翻訳:Tsubouchi)

遺伝子検査の23andMe、人種の多様性を反映させた遺伝情報の収集を計画

NEW YORK, NY - NOVEMBER 10:  23andMe CEO Anne Wojcicki speaks on stage during 'The Fast Company Innovation Festival' - Data + Drugs: The New Evolution Of Drug Making With 23andMe And Sprout on November 10, 2015 in New York City.  (Photo by Brad Barket/Getty Images for Fast Company)

消費者向け遺伝子検査の先駆けである23andMeは、世界中の多様な遺伝データを積極的に収集し、その領域でトップを目指すと発表した。

同社は本日、系統解析サービスを単独のサービスとして99ドルでリリース、自分の遺伝的出自に興味を持つ人たちは、試験管に唾を吐くだけで自らの祖先や親戚をたどることが出来るようになる。

DNAで家系をたどるサービスは創業者のAnne Wojcickiによると同社のプラットホームにおいて大変人気のあるサービスで、一般的な遺伝学そのものに対しても良い導入点なる。さらに、世界中の誰もが自分たちがどこから来たのかを潜在的に知りたがっているという点で、このサービスに対する需要は万国共通のものがある、とWojcickiは付け加えた。

しかしながら、同社の祖先解析コースのレポートは、人種の多様性を反映した遺伝情報を著しく欠いている点が、厳しく批判されている。例えば、Euny HongがQuartzでレビューを書いているように、彼女の遺伝情報はレポートによるとたった76人の朝鮮人に由来しているということだ。

23andMeによると既に幾つかのプログラムが始動して、そのプラットフォームにおける有色人種の遺伝的データを充実させようとしている。同社は今春、Roots into the Futureというプロジェクトを導入し、アフリカ系アメリカ人の遺伝情報の収集を行っている。さらに、23andMeはHuman Genome Diversity Projectの資金援助も行い、現在アフリカにおいて2つのプロジェクトが進行中で、祖先を構成する遺伝データの多様性の増加を図っている。

しかし、23andMeにとって注力すべき箇所は一点ではない。実際、全米バイオテクノロジー情報センターによれば、遺伝的同定において使用されるサンプルの96パーセントがヨーロッパの人々からのものだった。

23andMe

そして、その反動がくる先は少数の遺伝的サンプルから成るグループだ。その点に関して言えば、単にもっと多様性を確保すべく世界中の人々に自社の製品を売り込もうという観点のみならず、ヘルス・リサーチ一般に対する意味合いが大きい。つまり、大きいサンプルサイズを確保することで病気の遺伝的マーカーを発見する確率がずっと増し、また研究が正しく行われる確率も上昇するのだ。

 23andMeはこの問題について、同社のブログ内の「現実問題としての遺伝研究における多様性」という記事で言及している。ある心臓疾患の研究において、偏った研究に基づいたせいで、アフリカ系アメリカ人は白人に比べ、ある遺伝的変異を持っている確率が高く、そのせいで肥大型心筋症という心臓病を発症する可能性が高いという、誤った結論が導かれた。実際、その変異を持つ確率に人種間での差はなかった。遺伝研究が正しく行われればこのような偏りは取り除かれるが、そのためには数と多様性の両面においてより広い範囲のデータが必要である。

23andMeによると、同社が現在供給しているデータに対しては自社独自の研究で対応するものの、次のステップに進むためには一般大衆の参加が必要ということだ。

23andMeが今後増やしていきたいと考えている研究の良い例が、最近発表された、ネバダ州で行われる集団遺伝調査だ。ネバダ州行政府はRenown Health FoundationとNevada’s Knowledge Fundの援助を受け、同州の何千人もの市民に対し無料テストの機会を提供し、健康状態、人口構成、遺伝的・環境的データを調べることを引き受けた。

もちろんネバダはほとんど白人とヒスパニックだ。しかしWojcickiは他の参加者が同様のテストに参加してくれることにより、人種の偏りのギャップを埋めてくれていると期待している。

「この領域には素晴らしい可能性があります。大きなグループの利点を生かせば、そのグループ内で協力し個人それぞれの医療記録を照らし合わせることで、個人にあった医療、オーダーメイド医療といった点で、真に革新をもたらすようなコミュニティーの形成が可能になり、研究が飛躍的に進むでしょう」と、WojcickiはTechCrunchに語った。

僅かばかりのDNAと引き換えに自らの祖先の情報を知りたい人はここに行ってキットをオーダーしよう。

系統解析コースは元来、顧客に提供されるサービスの一部分であり、そのサービスの中に健康に関するデータも含まれていた。現在、顧客は系統解析コースを単独で選ぶことも出来るし、健康・系統解析の両方の選択も可能だ。
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(翻訳:Tsubouchi)

女性医療スタートアップのCelmatixと23andMeが、不任の原因遺伝子を共同研究

40 weeks pregnant

何十万年も前から、人間は遺伝システムの中で人間を作ってきたを考えると、遺伝子の中に人間の赤ちゃんを作る能力を阻止するものがあるというのは、反進化論的に思える。しかし、ある種の遺伝子がやっていることは、まさにそれであり、女性医療のスタートアップ、 Celmatixと、現在彼らと共同研究している23andMeは、その理由を見極めたいと思っている。

Celmatixは、一定のデータポイントに基づき、当て推量でなく妊娠する方法を研究しているが、そのデータは不妊に関する注目すべきデータを発見する可能性を秘めている。ファウンダーのPiraye Yurttas Beimは、何世代も受け継がれてきた休眠遺伝子が、新たな理由で不任の原因になっているかもしれないと言う ― 多くの女性が出産をかつてない期間遅らせているためだ。

「そこから全く新しい種類の要因が生まれる」とBeimはTechCrunchに語った。彼女は、高齢女性の妊娠に影響を与える子宮内膜症や卵子数の減少といった様々な要因についてスラスラと語った。「われわれは、これまで経験したことのない領域にいる」と彼女は言う。

しかし、遺伝に関してその領域の大部分は未知である。15~44歳の女性の約12%が妊娠、あるいは出産予定日まで赤ちゃんを身ごもることに問題を抱えているとCDCは報告している。生殖能力の問題がすべて女性の子宮に起因するものではないが ― すべてが遺伝的要因でもない ― 研究が進むにつれ、不明点は解消されていくだろう。

23andMeは、今後Celmatixを手助けする良きパートナーになるに違いない。消費者向け遺伝子企業である同社は、長年にもわたりわれわれの唾液サンプルから膨大な量のデータを集めてきた。その中には、Celmaticの研究者が女性の不任原因を解明するためのデータがあるかもしれない。

この協力によって、早期スクリーニングテストの開発も可能になるだろう。こうしたテストは、産婦人科医が女性の卵巣機能の早期減退リスクを判定するのに役立つ。卵巣機能は、不妊だけでなく広範囲な健康問題に関わっている。

23andMeにとってのメリットは何か?Celmatixは、生殖に関連する遺伝バイオマーカーを既に5200種類発見したと言っている ― 23andMeは将来同社のプラットフォームでその情報を研究者と共有することができる。あるいはFDAが認めれば消費者とも。

「Celmatixは、6年間にわたり世界トップクラスの不妊治療センターと協力して、不任治療の診断に劇的な影響を与える新種の遺伝バイオマーカーを検査、検証、発見してきた」とBeimは言った。「この協力によって、23andMeの研究コミュニティー優れた取り組みを活用して、さらにこのプロジェクト加速することができる」

The FDAは昨年9月に、23andMeがキャリアステータス情報を顧客に提供することを許可し、そこには36種類の疾病の情報が含まれていた。現在同社は、唾液サンプルを提供した消費者にそのデータを提供している。新たな不妊治療情報が一般に公開されるかどうかは、まだわかっていない。23andMeは、「将来消費者に提供する医療関連情報についてFDAと検討する」予定だと話している。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

会員制サプリサービスのWellPathが23andMe(遺伝子情報)とFitbit(フィットネス情報)を統合してカスタマイズの精度をアップ

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今や、月額会員制で箱に入れた何かを送ってくるサービスがとても多い。今日話題にするのは、ビタミンなどの栄養剤サプリメントだ。

顧客の体調に合わせてカスタマイズされた栄養剤サプリを毎月送ってくるWellPathが今日(米国時間8/18)、遺伝子検査の23andMeとフィットネスのFitbitを統合して、そのカスタマイズの内容をさらに細かくしようとしている。

これまでは、WellPathに会員登録するときに30の質問に答えると、そこからその人の一ヶ月分の錠剤や粉剤の組み合わせが決まる。一回かぎりの特注セットは、20ドルの別料金だ。

23andMeとFitbitを統合したことによってWellPathは、会員の遺伝子の組成や一般的な健康情報から、より正しいサプリを選ぶことができる。それは健康を改善するだけでなく、頭が良くなりたい、関節を丈夫にしたいなど、その人の健康上の目標にも貢献する処方なのだ。

この統合によって一人のユーザのデータポイントが46増える(30+46=76)。それらは、乳糖不耐性、筋肉能力、カフェイン消費量、ダイエットの効果、エクササイズ、睡眠の質、活動レベル、などなどだ。

ユーザは、月額40ドルの“錠剤だけ”、50ドルの“粉剤だけ”、90ドルの“両方”から、どれかを選ぶ。ファウンダのColin Darrettaによると、そこらのドラッグストアやネットストア(GNC、Whole Foodsなど)で買うよりも安いそうだ。

Darrettaは、自分自身が長年、サプリ・マニアだった経験からいろいろ学んでいるので、WellPathは“ユーザの目的に奉仕する”ことを最優先している。そして、今市場に出回っているものの中で、もっとも効果があり、しかも安全なサプリをご提供する、と。

WellPathについて詳しく知りたい人は、Webサイトへ行ってみよう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

シリコンバレーに初のバイオテク専門アクセラレータIndieBioが誕生

シリコンバレーは、掌(てのひら)に収まるコンピュータや、一回の充電で何百マイルも走れる電気自動車や、地球の全周に配置して世界の誰もがインターネットにアクセスできる極小衛星を作る人たちを育ててきた。

これらのビッグアイデアの仲間に、今、バイオテクノロジが加わりつつある。それは安価なロボット技術と、機械学習と、シリコンバレーのイノベーターたちのおかげだ。2014年の合衆国における生命科学への投資額は40億ドル近くに達し、スタートアップの数も急増している。

IndieBioは、そんな動きの一環として、登場すべくして登場したバイオテク専門のアクセラレータだ。ここが注力するのはコンピュータでもネットワーキングでもなく、3Dプリントでつくる動物の器官や、必須酵素を作る腸内細菌、イースト菌から作る人工皮膚などだ。

SOS Venturesが支えるIndiebioは、同社の育成事業に参加するスタートアップに25万ドルの資金と実験用施設、そしてメンターを提供する。メンターには、23andMeの協同ファウンダLinda AveyやHuman Genome Projectの創始者George Churchなどが顔を揃えている。

同社の初の取材ビデオをご覧いただき、そして彼らの今後に期待しよう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

民間遺伝子検査スタートアップ23andMeをFDAがやっと認可…今回はブルーム症候群のみ

合衆国食品薬品管理局(U.S. Food and Drug Administration, FDA)は23andMeに、ブルーム症候群(Bloom Syndrome)の遺伝子検査キットの販売を認めた。

ブルーム症候群は希少な劣性の遺伝子疾患で、背が低いことと、がんになりやすい性向がその特徴だ。この疾患を持つ子の親には、その症状がまったくない。

23andMeは、医療機関等ではなく消費者に直接、遺伝子検査を提供しているので、個人が自分の遺伝子にブルーム症候群の形がある/ないことをチェックでき、その疾患を持つ子が生まれないように努めることもできる。

23andMeは2013年に、家庭用遺伝子検査キットの販売を停止するよう命令された。FDAの承認を得るための必要条件を、満たしていなかったからだ。そのキットは254種の疾病マーカーを検査できた。FDAはこれらのキットを医療器具と分類し、一般大衆に売るためには認可が必要、とした。今回のように医師の承認なくFDAがこの種の検査を承認したのは、初めてのことだ。

FDAはブルーム症候群のキャリアスクリーニングテストをclass IIに分類している。それは、消費者直販をするためには特別のコントロールが必要、という意味だ。このキットは発売前のFDAによるレビューを、免れている。

FDAのCenter for Devices and Radiological Healthの、標本検査室長Alberto Gutierrez, Ph.D.は、“消費者が直接、自分や家族の個人的遺伝子情報を、FDAに認可された専門企業等から得なければならない必要性はほとんどない、とFDAは信じている”、と言っている。原則として23andMeのような民間企業はなくてもよい、という立場だ。

今回の承認は対象がブルーム症候群というたった一つの遺伝子異状に限られている。しかし今後は、そのほかのタイプの遺伝子検査も認められるかもしれない。23andMeのCEO Anne Wojcickiはブログ記事で、“今回の認可により、今後の公的認可申請のための足がかりができた”、と書いている。

彼女は曰く、“この認可は一つのキャリアのステータスを検査するだけだが、今後はもっと多くの検査の認可を得て、総合的なプロダクトを揃え、合衆国の顧客に健康情報を提供していきたい。それが、うちの使命だ”。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))