A/BテストとDMPが連携するとどうなる?–KAIZENとIntimate Mergerが新施策

A/Bテストとクラウドソーシングを組み合わせてウェブサービスのUI改善を実現するKAIZEN platformの「planBCD」が、フリークアウトPreferred Infrastructureの合弁会社であるIntimate Mergerの提供するDMPと連携したことを発表した。

通常、A/Bテストをする場合、サイト訪問者の属性とは関係なく、一定の割合でクリエイティブを切り替えてその反応を計測し、最適なクリエイティブを選択している。だが今回の連携によって、サイト訪問者の属性ごとに、それぞれ一定の割合でクリエイティブを切り替えて表示できる表示することができるようになる。

これによって、planBCDでA/Bテストを実施するサイトは、サイト訪問者の属性にあわせて、より最適なクリエイティブを見つけ出すことができるようになるというわけだ。

今回のサービス連携の恩恵を得るには、あらかじめIntimate MergerのDMPの導入が必要だ。DMPの利用料金は月額固定費用が15万円から、データ利用費用が別途見積もりとなっている。

KAIZEN Platformによると、すでに複数のクライアントが導入を決定しているという。同社の発表によると、これまでplanBCDを導入したサイトは、コンバージョンが平均で52%改善されている。A/Bテストと聞くと、「全体最適」のための施策という印象を持つが、これが「(サイト訪問者の属性ごとの)個別最適」もできるようになることで、どのような変化を起こすのだろうか。


YC出身で企業ウェブサイトのA/Bテスト・サービスのスタートアップ、Optimizelyが2800万ドルをBenchmark他から調達

Y Combinator出身で企業のウェブサイトに対してさまざまなバージョンのデザインでA/Bテストを提供するスタートアップ、OptimizelyがシリーズAのラウンドで2800万ドルの資金を調達した。

どんなスタートアップにとってもシリーズAで2800万ドルといえば大した金額だが、Optimizelyはこれまでにわずか320万ドルの資金しか集めていないのだから、特に大きな一歩だ。.前回のラウンドは1年前にされたが、これまでその結果について何も発表されていなかった。

共同ファウンダー、CEOのDan Sirokerは私の取材に対して「比較的少額の投資を受けただけにしては、われわれはすでに売上高は通年換算で数千万ドルに達し、対前年比では400%の成長を遂げている。また2012年の大統領戦のキャンペーンなどで有力なクライアントを獲得している(Sirokerは2008年にはオバマ選対の分析責任者だった)」と述べた。SirokerはまたAlexaのトップ1万のウェブサイト中のOptimizelyの採用をライバルと比較した下のグラフを送ってきた(データはBuiltWithを利用)。

今回のラウンドはBenchmarkがリードし、Bain Capital VenturesとOptimizelyの既存投資家、Battery Ventures、InterWest Partners、Google Venturesが参加した。BenchmarkのPeter
Fenton(YelpとTwitterに投資した実績がある)がOptimizelyの取締役に就任した。SirokerによればFentonは初の社外取締役だという。これまで取締役はSirokerと共同ファウンダーのPete Koomenのみだった。

調達した資金の一部は国際的な事業拡張に向けられるだろう。Optimizelyは去年、初の海外オフィスをアムステルダムに設けている。また来る四半期には9言語、36カ国のサポートを新たに行う予定だという。Sirokerは「これらの言語(具体的な言語名は明かさなかったが)を選んだのはすでにクライアントがいるからだ」と述べた。

Sirokerのビジョンは依然私に語ったように、Optimizelyを単なるテストサービスを超えて、あらゆるウェブサイトを訪問するユーザーに合わせてカスタマイズできるようにするプラットフォームに育てることだ。同社はすでに異なる属性の訪問者に対して別のデザインのサイトを提供するサービスを開始している。lこれをさらに先へ推し進めたいというのがSirokerの野望だ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+