Fitbit、予測を超えたQ1決算で株価は10%高、販売数は300万台

Fitbitは、Q1決算でウォール街の予測を上回り(PDF)株価が10%上昇した。今日(米国時間5/3)Fitbitは1株あたり15セントの損失を報告した。アナリストの予測は18セントだった。売上も2.99億ドルでアナリスト予測の2.808億ドルを上回った。

この決算報告はFitbitが市場の変化に追随し、既存の顧客をリピート客に変えることに成功していることを意味している。それはFitbitの長期的成功にとって重要な鍵だ。

プレスリリースによると、Fitbitは2017年第1四半期に300万台の機器を販売した。新規の機器をアクティベートした利用者のうち36%が2台目に購入で、その40%は90日以上機器を利用していなかった。

昨年Fitbitは全製品ラインを刷新した。これはそれまでの製品更新サイクルよりも早いペースだ。アクティビティ・トラッカーの価格が下がるにつれ、Fitbitは新モデルを投入して製品ラインを新鮮に保つ必要がある ーー たとえ新しいモデルの機能がほとんど変わらなくても。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Fitbit、ウェアラブル世界一を維持。Xiaomiが急追

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Fitbitは長年にわたるウェアラブル市場の王者であり、今日発表されたIDCのレポートによると、James Park率いる同社は依然としてその地位を維持している。しかし、Xiaomが急速に力を得つつある。非常に大きな力を。

Fitbitは2015年に2100万台のデバイスを出荷し、2014年の1090万台から93.2%伸ばした。しかし、前年の2倍近い数を出荷しながらも、Fitbitは市場シェアを落とした。Fitbitが100%近く成長したのと同じ期間に、Xiaomiは1000%近い爆発を起こした。

IDCによると、2015年にXiaomiは1200万台のウェアラブル端末を出荷した。その結果同社は市場シェア15.4%を獲得してFitbitに次ぐ2位となり、Apple、Garmin、Samsungらが後を追っている。前年の2014年、Xiaomiの出荷台数はわずか110万台で、世界市場シェアはわずか4%だった。

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Fitbitはトップの座が安泰でないことを知っている。Fitbitの市場支配は発売以来浸食され続けている。同社は一時ウェアラブル市場の3/4近くを占めていたが、市場に多くの製品が出回るにつれ、シェアは失われていった。昨日(米国時間2/22)Fitbitは四半期決算を発表し、好調なホリデーシーズンを終えたことを報告したが、将来への見通しについては慎重だった。この発表によってFitbitの株価は急落し、現在史上最安値で取り引きされている。

Appleのシェア増加はXiaomiに劣らず印象的だ。Apple Watchは2015年に登場し販売単価はFitibitやXiaomiの端末よりはるかに高い(Xiaomiのウェアラブルはわずか11~15ドル)にもかかわらず、世界シェアの14.9%を獲得した。

Samsungのウェアラブル販売台数はほぼ横ばいであり、家電の巨人は2015年に310万台を売り2014年は270万台だった。

今年は殆どのメーカーから新しいウェアラブルが発売されるだろう。Fitbitは、2016年モデルとしてフィットネスウォッチのBlazeとAltaバンドを発表したばかりだ。Appleは、Apple Watchの新機種を発表すると噂されており、SamsungのGear S2はMotorola等の機種と比べてやや時代遅れに感じる。Xiaomiは未知の部分が大きい。超お手頃価格のバンドは同社の強味であり今後も売れ続けるだろう。しかし、果たして中国の巨人が、Blazeより安くGear S2よりルックスの良いお手頃スマートウォッチを発売することはあるのか? おそらくFitbitとSamsungは、ないことを願っているだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

日本製の高性能金属を使用したアクティビティトラッカーShineはAppleの元CEOが協同ファウンダ–社名もApple的

【抄訳】

Fitbits。NikeのFuelbands。JawboneのUp。PulseArgus。LGのSmart Activity Tracker。…。…。コンピュータ内臓あるいはコンピュータのアプリとしての、そしてインターネット接続型の、アクティビティトラッカー(activity tracker, 活動追跡機)の市場は、最近ますます混雑と渋滞がひどくなっている。しかも、まだ勝者がはっきりしない。

Misfit WearablesのShineも、最近この混雑に加わった一人だが、ハードウェアのデザインとしては、これがいちばん美しいのではないだろうか。Shineを作ったMisfit Wearablesは、AppleのファウンダSteve Jobsの有名な“Think Different”(違う考え方をしよう)キャンペーン(1997年)の有名なコマーシャルの、冒頭ナレーションから、社名をいただいている: “Here’s to the crazy ones. The misfits.”*(おかしなやつらに乾杯。はみ出し者に勝利を)。〔*: misfit, 不適応者。〕

同社にはFounders FundとKhosla Venturesが出資し、協同ファウンダとして名を連ねるSonny Vuが作った血糖値測定企業Agamatrixは、世界初のiPhone用公式医療機器アドオンを提供した。もう一人の協同ファウンダJohn Sculleyは、Appleの元CEOだ。小さなスタートアップなのにチームはきわめて多国籍で、工業デザイナーはサンフランシスコから、データサイエンティストはベトナム、そして製造は韓国と日本で行う。

Shineは小さな円形で、25セント硬貨と同じぐらいの大きさだ。外殻には、日本製の航空機用アルミニウムを使用している。小さな穴がいくつかリング状に開いていて、その直下にはLEDライトがある。それらは、その人の本日の活動目標達成度を表す。それを見るためには、Shineを二度タップする。ライトが半分しか点灯しなければ、やることは半分しか終わっていない。ライトが完全にリング状に点灯したら、目標達成だ。

私は本機を一週間ほど借りて、毎日の散歩やダンス、ダウンヒルのマウンテンバイク乗りなどをチェックしてみた。

全体的に、印象はとても良い。機械というより、ある種のジュエリーみたいだが、ハードウェア企業でデザインをやっている友人たちは、Shineの作りと形はとても良い、と感心していた。

【後略】

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))