エンタープライズ向けアクセラレーターのAlchemist、第2回クラスの 9組が発表

今私はAlchemist Acceleratorグループの第2回クラス9チームによる発表を聞くために、カリフォルニア州サンタクララにあるCitrix本社に来ている。これは選りすぐりのB2Bスタートアップのためのアクセラレーターだ。

Alchemistグループは、ベンチャー支援による新しい取り組みで、シード段階のエンタープライズ・スタートアップの開発支援に集中している。支援者は、Cisco Systems、Draper Fisher Jurvertson、Khosla Ventures、SAP Ventures、およびUS Venture Partner。同グループのルーツはサンフランシスコのハーバードクラブで、アイビー・リーグ等の名門校出身の技術系ファウンダーや学生を対象にしている。

今日発表する9社は以下の通り。

  • Tylr Mobile:エンタープライズ向けモバイル業務プラットフォームで、メール等の使い慣れたツールを、ビジネスに必要なデータやプロセスと連携させる。
  • Sourcery:食品ビジネスの発注、調達を簡単にする。旧来のエンタープライズシステムを、ユーザーフレントリーなソフトウェアやクラウド、モバイルベースのアプリで置き換え、食品業界を21世紀に導く。
  • Eduora:エンドユーザーに焦点を絞った学習管理システム。様々な学習アプリを統一したインターフェースで使える企業内学習向製品を開発。
  • Zipongo:パーソナライズされた食事メニューを提供し、ヘルシーな食品を買うと特典がある。
  • Chronon:JVMのあらゆる実行状態をフライトデータレコーダーのように記録する。従来のログファイルは不要。
  • MightyHive:消費者マーケティングの自動化。エンタープライズ規模でのみ利用できるデータを使ったクロスチャンネル広告の自動化、最適化、および測定を行う。
  • Purple:モバイル顧客エンゲージメント・プラットフォーム。AppleのPassbookなどのモバイル財布を活用して顧客を引きつける。
  • Stratio:初のポータブル赤外線センサー。コスト1/0000以下、6桁以上の低消費電力、現テクノロジーの4倍の分解能を持ち、スマートフォンで健康状態のモニタリングを可能にする。
  • MonkeyBook:Facebookのタイムラインを簡単にeブックにして友達に配れる。ソーシャルデータからクラウドソースで作ったストーリーで人間の記億を置き換える。

イベントの報告は後報の予定。

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(翻訳:Nob Takahashi)