アメリカン航空、マットレスのCasperと組んで機内睡眠用品を提供へ

American AirlinesとマットレスメーカーのCasperは、飛行中の睡眠不足に悩む乗客を救うべく新たなパートナー契約を結んだことを発表した。

といってもCasperのマットレスを機内に持ち込むわけではない。代わりに、両社は機内睡眠を改善するために作られた8種類の睡眠商品を共同開発した。

商品内容は、座席に載せるマットレスパッド、通常の枕、ランバーピロー(腰枕)、枕カバー、羽毛布団、毛布、パジャマ、およびスリッパだ。計画によると、これらの製品をファーストクラス、ビジネスクラス、およびプレミアムエコノミーの乗客に12月から提供する予定だ(というわけで、われわれ一般エコノミー客は運がなかった)。

これは乗客の安眠という恩恵以上に、Casperにとって重要な契約になりそうだ。同社は非常に積極的なマーケティングを展開しており(少なくとも、あらゆるところで見られるポッドキャストや地下鉄広告を見る限り)、今回の提携は全く新しい人たちにブランドを露出する好機だからだ。

ちなみに、上級顧客に特別な睡眠グッズを提供している航空会社はAmericanだけではない。最近United Airlinesは高級百貨店のSaks Fifth Avenueと同様のパートナー契約を発表した。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

遅い機内Wi-Fiが不評だったAmerican AirlinesがGogoの契約打ち切りを訴訟、衛星ベースのWi-Fiを指向

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飛行機の中でWi-Fiが使えるようになったときのことを、おぼえておられるだろうか? 実にすばらしかった! でも、あれから10年近く経った今では、多くの国内線で使われている、あのGogo社のWi-Fiの遅さに、多くの乗客がうんざりしている。

しかし幸運にも、少なくとも一社の航空会社が、この問題に対して腰を上げた。

先週の金曜日(米国時間2/12)に、American Airlinesはテキサス州の裁判所に訴状を提出し、今の機内Wi-FiのプロバイダGogoとの契約を切れるようにしてほしい、と訴えた。

基本的には、航空会社とGogoとの契約には、航空会社が現在のGogoの提供物よりも格段に優れたプロダクトを見つけた場合にはプロバイダを変えてもよい、という条項がある。

Star-Telegramに、この訴訟の詳細が載っている。それによると、“Americanは現在市場にある新しいい技術やサービスを入念に調べた結果、契約にある権利を実行することを決意し、最近Gogoに対して、ViaSatがGogoの空対地システムより格段に優れた機内接続システムを提供している、と告げた”。

競合サービスであるViaSatは、すでにUnitedとJetBlueとVirgin Americaが採用しており、その、衛星を利用するWi-Fiシステムは、これまでの機内Wi-Fiシステムに比べて“8倍から10倍は速い”、と言われている。

Gogoが今American Airlinesに提供しているのは、地上局を使うシステムで、提供帯域が一機全機に対して10Mbpsにも満たない。

Gogoにも、衛星を使う一機あたり70Mbpのサービスはあるが、2Kuと呼ばれる新しい技術を、アメリカの航空機に対してはまだ採用していない。

今後は、法廷がこの訴訟に対して裁定を下すか、または両社が示談に持ち込むか、だ。でも一つだけ確かなのは、今後はAmeficanの機内でも速いWi-Fiを使える、ということだ。

 

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa