MicrosoftのApp Studioで、WindowsとWindows Phoneアプリを同時に作れるようになった

MicrosoftのApp Studioサービスは面白い。スタート当初から簡単なWindows Phoneアプリ作成をサポートしていたので、誰でも手を動かぜば〈何か〉を作ることができた。このサービスは、開業以来常にアップデートを続けてきたが、今日のアップデートは重要だ。WindowsとWindows Phoneのアプリを一度に作ることができる。

以下のスライドは、最新のTechCrunchコンテンツを、Windows PhoneおよびWindows 8.1デバイスに、美しいカラーで表示するための手順だ。

実際にはあといくつかステップがあるが、雰囲気はわかると思う(悲しいかな、8歳児に開発で負けてしまった)。

これは、今日Microsoftが発表した、Windows 8.1とWindows Phoneのアプリでコードを共有し、画面サイズの違いに合わせるためにUI変更などを行う、ユニバーサル・アプリケーション開発とも一致している。

コードの共有は、デベロッパーの開発効率を高め、Microsoftが進めている統一プラットフォームをより興味深いものにするだろう。App Studioは、コード再利用という意味で、現在のMicrosoftデベロッパー・ツールセットと方向を共にしている。

最後にひと言。私はApp Studioを気に入っているが、それはビジネス的理由からではない。アプリ開発を、例えごく簡単なものであっても、広く全員のものにすることによって、Microsoftは若い世代がプログラミングに興味を持つことに役立つことができる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Windows Phone用簡易アプリビルダーApp Studioはローンチから48時間で3万のプロジェクトをサポート

今日(米国時間8/8)のWindows Developer Showぼくはゲストだったが、MicrosoftのBryan Tomlinsonの発表では、新製品Windows Phone App Studioが同社が期待した以上に使われているそうだ。ローンチから48時間内で、およそ3万のアプリケーションがその上で作られ始めた、という。

需要が予想以上だったので、目下Microsoftは利用を“制限”しつつある。でも、その待たされ時間はせいぜい一日ぐらいだろう。

3万のプロジェクトがスタートした、とは一体どういう意味か? それはつまり、それだけの数のデベロッパやノンデベロッパたちが、このツールの試用を開始した、ということだ。ぼくもその一人だが。

でも、問題はそれを取り巻くコンテキストだ。ツールがリリースされた火曜日には、Microsoftは作例を示しつつ、全世界の“有能なデベロッパ”向けの製品だと説明した。その点が、ちょっとしっくりしない。

本誌では、ぼく以外にDarrell Etheringtonも、Microsoftによるこのツールの位置づけを疑問視している。このツールでぼくみたいな人間が、発表する価値のあるアプリケーションを作れるだろうか? Darrellはこう書いている:

Windows Phoneの比較的シンプルなヴィジュアルスタイルはこのプラットホームのアドバンテージであり、いろんなアプリのルックスをまあまあに見せる。だから、今後このツールの利用が盛り上がらないとも限らない。でもそれよりもっと可能性が高いのは、図表機能や検索やライブラリの充実などの面で、デベロッパが幻滅を味わうことだ。

その通りだ。今日のショウに登場したTomlinsonだけが、このアプリケーションは、簡単なアプリを友だちの携帯に直接ロードするとか、まったくの未経験者にアプリ開発を初体験させる、といった軽い目的に適している、と言った。たしかにApp Studioは、そういう目的ならパーフェクトだ。これこそが、この製品の正しい売り方だと思うが。

でも2日前には同社は、App Studioはベテランのデベロッパ向け、と言っていた。それは、今日言われたことの正反対だ。メッセージが迷走していると混乱を招き、マスコミも一般大衆も困惑する。要するにMicrosoftは、本当はこの新サービスの適性がどこにあるか、知っているのだ。そしてそれは、とても良いことだ。

App Studioをちょっと試したくなった方は、ここへ行きましょう。

画像クレジット: Vernon Chan

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))