新型AirPodsの年内発売の噂。W3チップ搭載でHey Siri対応は確実か

eng-logo-2015発売からそろそろ丸2年となる、Appleの完全ワイヤレスイヤホンAirPodsですが、昨年末から何度か新モデルの噂がささやかれています。先日は、その新型と見られるAirPodsがBluetooth認証を取得したとのニュースもありました。

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いよいよ新型発売の期待が高まりますが、そんな中、著名リーカーのIce Univerce氏が「新型は間違いなく年内に発売される」とのツイートを行っています。

年末商戦に間に合わせるのなら、11月中に発表し12月上旬の発売が考えられますが、具体的な日付については触れられていません。また、残念なことに、現状ではこれ以上の情報がなく、新型がどういったものになるのかも不明です。

ただ、冒頭でも書いた通り、これまでにいくつかの噂は出てきており、それらを下記に纏めてみました。

まず、W2もしくはW3チップを搭載し、Hey Siriに対応するのはほぼ確実。2月時点の噂ではW2チップ搭載とされていましたが、すでにApple Watch Series 4がW3チップを採用しているため、同様にW3チップを採用する可能性が高いと考えられます。

この時の情報では、Hey Siri対応とは別に防水仕様のAirPodsが出るともされていました。ただ、防水版AirPodsは2019年以降のリリースになるとされており、少なくとも年内に登場するのは非防水版となりそうです。

また、Bluetooth認証から、Bluetooth 5.0になることが判明しています。これは音質面でのメリットは大きくなさそうですが、接続性の向上や低遅延、バッテリ寿命の延長は期待できます。

なお、AirPodsではありませんが、Appleは独自のオーバーイヤー式ヘッドフォンを発売するとの噂もあります。Appleはヘッドフォンの左右を自動認識する技術について特許を出願しており、独自ヘッドフォンの目玉機能となる可能性もありそうです。

以上、Bluetooth認証を取得した以外は、すべて不確定な情報と推測でしかありませんが、年内発売が確実なら、少なくともあと1か月ほどで答え合わせができるはずです。

Engadget 日本版からの転載。

Apple、AirPodsの発売を延期。10月出荷は困難

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もしあなたが、Appleのワイヤレス・ヘッドホン、AirPodsの発売を待っているのなら、もう少し長く待つことになる。Appleは商品の準備が整わず「もう少し時間」が必要になると言っている。

「AirPodsへの反響の大きさに驚いている。準備が整う前に商品を出荷することはしないので、顧客に届けられるまでにもう少し時間が必要だ」とAppleの広報担当者がTechCrunchに語った。

Appleは、遅れの原因がハードウェアなのかソフトウェアアップデートなのか言わなかったので、憶測はしない。私のAirPods体験はこれまでのところ極めて良好だが、報道関係者に配られた試作品には欠陥やバグがないわけではない。私がAirPodsと過ごした様子をここで読まれたい。

これまでソフトウェア/ハードウェアの様々な問題が原因で不満を感じたことはあった ― しかし、最終製品ではないので冷静に受け止めてきた。Eduardo Arcosが指摘するように、早期の使用者の中には物理的問題を報告している人もいるが、私自身は経験していない。

Appleも同じように感じでいるようで、ハードウェアにせよソフトウェアの問題にせよ、顧客に届けられるように修正する時間が必要のようだ。今後のスケジュールは発表されていない。

AirPodsはAppleにとって全く新しいハードウェアであり、専用のワイヤレスチップ等、新しいテクノロジーがいくつも採用されている。製造は容易でなかったようで、最近その影響が表面化してきた。Appleは、ワイヤレスオーディオとAIを取り巻く様々な戦略の中心に、AirPodsを位置付けているため、ぬかりなく出荷することは重要だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook