“俺の嫁”ロボ「Gatebox」のハード設計者が作った、自動衣類折りたたみ家具「INDONE」

自動で衣類を折りたたみ、収納する家具……というとTechCrunch Japanの愛読者なら「ああ、laundroid(ランドロイド)のこと?」という反応になるかもしれない。だが、今日紹介するのは、ロボットやIoTデバイス開発を手がけるASTINAが発表した「INDONE(インダン)」のコンセプトモデルだ。

INDONEは、本体に設置された衣類カゴ(上の製品写真右下部分)に乾燥済みの衣類を入れるだけで、自動で衣類をたたんで、引き出しにしまってくれる“タンス”だ。INDONEには、特許出願中の独自技術が実装されているという。

ASTINAは2017年、代表取締役の儀間匠氏により、ロボット・IoTデバイスに特化した開発企業として設立された。儀間氏はウィンクル(現:Gatebox)で、バーチャルホームロボット「Gatebox」のハードウェア部門の開発リーダーとして、ハード設計とマネジメントに携わっていた人物だ。

ASTINAでは創業以来、1年ほどで約20種類のロボット・制御機器を開発してきた。その中で培われたノウハウを、今度はコンシューマ向け製品の開発へ投入。「ふだん使いのロボティクスを」というコンセプトのもと、INDONE開発・販売に着手した。

ASTINAは、INDONE発表と同時に、プレシードラウンドでウォンテッドリーほしのかけらAS-ACCELERATORおよび複数の個人投資家を引受先とする、2000万円の第三者割当増資の実施を明らかにしている。これまでの累計調達金額は約3500万円になるという。

写真左より、ほしのかけら代表社員 竹内秀行氏、ASTINA代表取締役CEO 儀間匠氏、ウォンテッドリー取締役CFO 吉田祐輔氏