Yahooが最近買収したタスク管理サービスAstridが8月5日に消滅へ

Yahooはこのところ、あちこちの会社を買いあさっていたが、買った当初は大歓迎されたアプリケーションやサービスがやがてオフラインにされるので、新生Yahooの飢えはいつまでも解消しない。今朝(米国時間7/6)もまた、ある企業がそのごみの山に加わった。すなわちタスク管理サービスAstridは、8月5日をもって正式に消滅する。ファウンダでCEOのJon Parisがブログで買収を発表したのは、わずか3か月あまり前だ。

当時Parisは、Astridの現状は今後90日維持され、その後については未定、と言っていたが、不満な様子はなかった。Yahooのお慈悲を期待していたユーザにとって、今日のニュースは嬉しくないだろうが、でもAstridのチームは約束どおり(他社サービスへの)データエキスポートツールを作り、これまでの競合他社だったWrike、Wunderlist、Sandglaz、Any.doなどをユーザの新たな行き先として紹介している。

でも、Astridに置いてけぼりを食らったユーザにとって、それはなぐさめにならない。同社のFacebookページ(これももうすぐなくなるのだろう)には、Astridの死を嘆く声があふれている。もちろん、Yahooを非難する声も。タスク管理サービスを閉鎖して、YahooはAstridのチームに今何をやらせているのか、それは不明だ。買収時の声明でYahooは、Astridの“モバイル体験の個人化(パーソナライゼーション)技術”を賞賛していた。でもYahooがモバイルで何をやろうとするのか、かんじんのその点への言及は皆無だった。しかし最近Yahooが5000万ドルという大金を投じて買った、かつての本誌Disrupt SFの優勝チームQwikiについては、ブランド名もそのままで操業を続けさせる、と言っている。でもそれは、いつまでのことだろう?

〔余計な訳注: YahooはAlta Vistaも最近買ったと思うが、それは今、Yahooの中のどこにも、影も形もない。やはり、ごみの山へ行ってしまったのか?… 参考記事(AltaVista 7月8日閉鎖)。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))