Teslaの”Chief People Officer”、長期休暇を取得

TeslaのChief People Officer[最高人材活用責任者]で、同社の数少ない女性幹部の一人であるGaby Toledanoが、15ヶ月の長期休暇に入った。

同社はToledanoが休暇を取得したことを認めたが、復帰時期あるいはこれが永続的なものかどうかは明らかにしていない。

「以前からGabyは家族との時間を過ごすために休暇をとりたいと希望していたので、会社はそれを応援している。人事チームが彼女の職務を分担している」と同社が声明で語った。

Toledanoは2017年5月にTeslaに入社した。その前の10年間はゲーム会社のElectric Artsの経営チームに参加していた。同氏はほかにも、Siebel Systems、Microsoft、およびOracleで人事責任者を務めた。Toledanoの前任者だったArnnon Geshuriは、同社フリーモント工場の労働環境に関する苦情の中、8年間務めた。

同社の顔であるCEO Elon Muskと異なり、ToledanoはTeslaに数多くいる上級幹部の一人で公開の場に登場することはめったになかった。同社は幹部への注目を意識的に避けてきており、デザイン責任者のFranz von HozhausenとCTO JB Straubelが時折り顔を見せただけだ。

Toledanoを含むその他の幹部は、6月の株主総会でMuskに壇上に呼び出された際、珍しく公共の場に登場した。

Toledanoの休暇は、Teslaのコミュニケーションチームを率いていたSarah O’Brienの退社に続くものだ。同社の環境・健康・安全を担当するLaurie Shelby、グローバル採用担当のCindy Nicolaが残された女性幹部となった。

エンジニアリング担当副社長のDoug Fieldは、同社が説明するところの「長期休暇」を5月にとった。当時同社は「Dougは充電と家族との時間を過ごすためにしばらく休むだけだ。Teslaをやめてはいない」と言った。

Fieldは7月に同社を正式に退社した

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Elon Musk: 金曜夜の土壇場でTeslaの非上場化を断念、株主は神様です

金曜日(米国時間7/24)の夜、CEOのElon Muskが、Teslaは上場企業であり続ける、と言った。彼がTwitterで、その電気自動車メーカーを一株420ドルで非上場にする、と発表してからまだ3週間も経っていない。

Muskの今度の発表は、Teslaのブログで行われた。それによると、株主たちと話し合い、会社を非上場にするための手順を調べた結果彼は、Teslaが上場企業であり続ける方が良い、と思うようになった。Muskは木曜日にTeslaの取締役会に彼の決定を伝え、了解を得た、という。

以下は、そのブログ記事の抜粋だ:

私がもらったフィードバックによると明らかに、Teslaの既存の株主たちの多くが、上場企業であり続ける方が良いと信じている。さらに、多くの機関株主たちの説明では、その内部的コンプライアンスの問題として、非上場企業への投資額には制限があるという。また、多くの一般投資家にとっては、非上場になった株を保有し続けるにあたっての、正しいやり方が分からない。私が話をした株主たちの過半数が、非上場になってもTeslaの株主として残る、と言ったが、要するにその本意は、“どうかそれをしないでくれ”だった。

非上場にする過程が困難であることは知っていたが、しかし明らかにそれは、最初に想定したよりも時間がかかり、本業への専念を困難にするだろう。今はModel 3に集中して利益を上げうる製品に育てなければならない時期だけに、それは問題である。そしてそのための持続可能な資金が得られなければ、持続可能なエネルギー〔ソーラー事業〕を前進させるミッションを達成できないだろう。

とは言うものの、Teslaには非上場にしてもよいほどの、あまりあるほどの資金がある、という私の信念は、今回の経緯でより強化された。

金曜日の夜のこの発表は、Muskのツイートに始まった17日間の騒動に終止符を打った。彼はそのツイートで、Teslaは資金が十分にあるので非上場化を検討している、と言った。そのツイートは、Teslaの取締役会や多くの株主に歓迎されなかったばかりでなく、アメリカの証券取引委員会の調査を誘発した

〔金曜日(アメリカ)深夜Muskの最新ツイート:
“In talking to our public investors, most were supportive of optimizing for long-term value creation over quarterly earnings. This was also a factor in remaining public.”…投資家たちが四半期の業績よりも長期的な実績を重視すると言ったので上場を継続することにした。〕

この17日間の経過は終わっても、Muskの行動(たとえばドラッグ問題)と同社の将来に関する疑問は依然として残っている。

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自動運転車のWaymo(元Google)が中国に子会社を作る、部品調達が目的のよう

かつてのGoogleの自動運転プロジェクトは、その後Waymoという名前で、Alphabet傘下の独立企業へとスピンアウトした。その同社が、このほど中国に子会社を開設した。

その会社は、中国の会社登記情報開示サービスNational Enterprise Credit Information Publicity Systemによれば、Huimo Business Consulting Co.と呼ばれ、5月22日に上海にオープンしている。これを最初に報じたのは、China Money Networkだ。資本金は350万人民元(51万1000ドル)で、出資者はWaymoになっている。

Waymoもこの上海の一件を確認し、すでに人が働いているそうだ。では中国で一体何をするのか、この質問に答はなかった。

Waymoが中国で自動運転車によるライドシェアサービスを始めるとか、そのテストをする、という線はないだろう。登記書類によると、業務はロジスティクス、コンサルティング、サプライチェーン、自動運転車の部品、プロダクトデザイン、となっている。

同社に近い情報筋も、登記書面の記述を支持し、中国でサービスを立ち上げるのではなくサプライヤーのネットワークを作ることが目的だ、と言った。

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ロシアの銃器メーカーKalashnikovがTeslaとの競合をねらう電気自動車を発表

AK-47マシンガンで有名なロシアの武器メーカーKalahsnikovが今週、電気自動車とハイブリッド車、バギー、そしてオートバイなどから成る、一連の自動車製品を披露した。電気自動車のうちの一台は、同社によると、Teslaとの競合を意識している。

世界でいちばん有名な電気自動車ブランドとの競合は、目標としては立派だが、しかしそのCV-1と呼ばれるレトロなスタイルのコンセプトカーは、ソ連時代に不評だったTrabantによく似ている。

ところで、この車のFahrvergnügen〔‘車の魅力’、VWの広告のキャッチコピー〕は、テレビの人気キャスター、コナン・オブライエンによるデモにいちばん良く表れている:

CV-1は、“Combi”と呼ばれていたレトロ車IZH-21252がベースで、Kalashnikovが自社開発したという電気駆動機構のテストベッドだ。その巡航距離は350キロメートルで、加速性能は0から100キロメートルまで6秒、と同社は言っている。

バッテリーも自社製で、容量は90KW/hだ。

EVを公開したその同じ銃器見本市でKalashnikovはさらに、ハイブリッドのバギーと電気オートバイも見せて、ハットトリックを完成した。

その四人乗りのバギーは最高時速が100キロメートルと言われ、前輪と後輪で別の電気エンジンを使用する。ショックアブソーバーは油圧式だ。ロシアの通信社RTによると、この車は比較的最近、ロシアの軍用車の仲間に加わった。

Kalashnikovの警察用電気オートバイ

KalashnikovはTeslaを意識しているのかもしれないが、もっと意識すべきはロシアの競合企業や製品よりも、アメリカの規制当局だろう。現時点では、この武器メーカーが自動車よりも有利な商機を見つけそうなマシンがもう一つあり、それもこの軍事見本市でデビューした。それは、黄金色の装甲車、ではなくて、黄金色の殺人装甲ロボットだ (!!):

以下は、新しい電気自動車の、Kalashnikov提供の写真集だ:

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  2. Screen-Shot-2018-08-23-at-10.58.10-PM

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  7. Screen-Shot-2018-08-23-at-10.57.42-PM

この記事は、Jon Russellの協力によるところが大きい。

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新ユニコーン誕生:Root Insuranceが評価額10億ドルで1億ドルを調達

オハイオ州拠点のテクノロジーを活用した自動車保険のスタートアップ、Root InsuranceがシリーズDラウンドで1億ドルを調達した。リードしたのはTiger Global Management。これで同社の会社評価額は10億ドルに跳ね上がった。

Redpoint Ventures、Ribbit Capital、およびScale Venture Partnersもラウンドに参加した。

2015年設立の自動車保険会社はこの資金を使って既存市場の拡大とともに、新しい州へも進出しエンジニアやアクチュアリー[保険数理士]、請求・カスタマーサービスなどを増員して規模の拡大に備える。

Rootはドライバー向けの自動車保険を提供している。必ずしも新しいコンセプトではない。しかし同社は、顧客の運転状況に基づき、その他の要素も加味してプレミアムユーザーを認定する。ドライバーはアプリをダウンロードして、通常2~3週間のテストドライブを行う。Rootはそれに基づき、優良な運転挙動に報いる見積もりを出し、顧客は保険契約を切り替えることができる。保険料の支払いや証券の管理はRootアプリを通じて行う。

Rootによるとこの方式によって優良ドライバーは従来の保険会社と比べて50%以上保険料を安くできる。

同社はAIアルゴリズムを使用してリスクを判定し、それに基づいてディスカウントを提供する。たとえば、同社が安全性を高めると認めた高度な運転支援システムを搭載した車には、さらに割引が適用される。

「Root Insuranceは米国の自動車保険のデジタル革新をリードしている」とTiger Global Managementのパートナー、Lee Fixelが声明で語った。「この業界は変革の時を迎えている。本物の成果を得るための専門性とビジョンと勢いを持つチームに投資できることを大いに喜んでいる。同社はRootとの協力関係を強め、彼らが全米にわたって拠点を広げていくことに協力できることを楽しみしている」

同社は地元オハイオ州からこの2年間で20州へと活動の場を拡大してきた。2019年末までには全50州およびワシントンDCに進出する計画だ。

Drive CapitalとSilicon Valley Bankも同社に投資している。

画像クレジット:Getty Images

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AppleがTeslaに転職していた上級技術者を再雇用、車の開発を再開する兆しか?

噂ばかり長かったAppleの自動車開発が、本物だという兆候を探していた人にとって、ビッグなサインが飛び込んできた。AppleでMacのハードウェアエンジニアリング担当VPだったDoug Fieldが、転職先のTeslaからまたAppleに戻ってきたのだ。

Daring FireballのJohn Gruberが特ダネしたニュースによると、FieldはAppleに戻る前の5年間、TeslaでModel 3の生産を監督していた。

Appleは本誌TechCrunchに、Fieldの再雇用を認めたが、彼の役割に関する情報はくれなかった。しかしGruberの記事では、Fieldは過去に一緒にMacのハードウェアの仕事をしていたBob Mansfieldとまた一緒になるらしい。そのMansfieldが、Appleの自動車プロジェクト‘Project Titan’のトップで、定年退職を引き止められた人物というから、いきなり濃い話になってくる。

秘密主義的なProject Titanに関してはいろんな憶測があったが、中でもいちばん強烈なのは、Appleが自動車の開発を放棄したという2016年の報道だった。そして、車は作らないが自動運転技術にフォーカスする、とされた。プロジェクトは依然として不透明で見定めがたいが、でもTeslaで生産を監督していた人を— Waymoの自動運転技術者をスカウトした直後に—雇用するのは、Appleが自動車の開発を近く再開することの、強力な兆候かもしれない。

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AmazonのAlexa Auto SDKで音声アシスタントを車の中で使える

Amazonが今朝(米国時間8/9)、Alexaを車のインフォテインメントシステムに統合するためのツールキットを発表した。その“Alexa Auto SDK”は今GitHubにあって、Alexaの中核的機能のすべて…メディアのストリーミング、スマートホームの制御、天気予報、何千もあるサードパーティ製スキルのサポート、などなど…が含まれている。また車特有の機能として、ナビゲーションや検索もある。

ソースコードとファンクションのライブラリはC++とJavaで書かれていて、それらにより車は、音声入力と各種トリガーを処理してAlexaのサービスに接続し、Alexaとの対話をサポートする。

Amazonはさまざまなアプリの作例や、ビルドスクリプト、そしてドキュメンテーションも提供している。サポートしているプラットホームは、ARMとx86プロセッサーアーキテクチャ上のAndroidとQNXオペレーティングシステムだ。

このSDKでAmazon MusicやiHeartRadio、それにAudibleのストリーミングを聴けるし、また相手の名前や電話番号を言うと電話をかけられる。これらは、車のネイティブな通話サービスを利用することになる。

同じく車のネイティブなターンバイターンのナビゲーションシステムも利用し、ユーザーはAlexaに音声で、アドレスや目印などを指定できる。ナビゲーションのキャンセルも、命令できる。

ローカルな検索機能では、レストランや映画館、食料品店、ホテルなどを探して、そこへナビできる。

Alexaと車のご縁は、これが初めてではない。これまでもすでに、Ford, BMW, SEAT, Lexus, Toyotaなどど協働して、音声アシスタントを特定の車種に載せている。また、AnkerMuse(Speak Music), Garmin, Logitechなどのアドオンデバイスを使って、古い車種でAlexaを使うこともできる。

このSDKにより、もっと広い範囲のデベロッパーが、音声アシスタントを車に組み込めるようになる。Amazonと関係のないデベロッパーでも。

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Waymoは、自動運転車を毎日2万5000マイル走らせている

Googleの自動運転プロジェクトがスピンオフしてAlphabet傘下の会社となったWaymoは、これまでに自動運転車を800万マイル公道で走らせた。

金曜日(米国時間7/13)にWaymoのCEO John Krafcikは、ニューメキシコ州サンタフェで行われたNational Governors Associationカンファレンスで、ネバダ州のBrian Sandoval知事と共に壇上でその記念すべき出来事を報告した。Waymoが400万マイルを達成してからまだ1年たっていないことを踏まえるとこれは注目すべき実績だ。つまり同社は公道での無人走行距離をわずか8か月のうちに2倍に増やしたことになる。

Waymoの自動運転車は全体で毎日2万5000マイル公道を走行している、とKrafcikは言った。後に彼はそのデータをグラフィクスと共にツイートした。Waymoは自動運転のChrysler Pacificaハイブリッドミニバンを25都市で計600台走らせている。

同社は人間より成績の良いAIベースの自動運転システムを開発するためにシミュレーションも利用している。過去9年間、Waymoはシミュレーション上で50億マイル以上走ってきたと同社は言う。同社によるとこれは、2万5000台のバーチャルカーが1日中毎日走り続けたことに相当する。

新たに公表された計画は、Waymoが今年中の商用自動運転輸送サービス開始という目標に近づいていることを示している。アリゾナ州フェニックスでは住民400人以上がChrysler Pacificaハイブリッドミニバンをアプリで呼び出してWaymoのテクノロジーを利用している。

同社は今年中に運用を開始する計画であると言った。

Waymoの無人配車サービスは大きな注目を集めている。しかし、同社はその自動運転システムを他の3つの分野にも適用しようとしている。ロジスティックス、公共交通の改善、そしてそのずっと先には、自動車メーカーと提携して個人向けの乗用車を作るという目標がある。

Waymo、もっと具体的にはKrafcikは、自社の自動運転システムがどのように公共交通機関を利用しやすくするのか、詳細を公表したことがほとんどない。木曜日(米国時間7/21)、Krafcikは将来の発表内容について少しだけ先行公開した。

「私たちのテクノロジーを自宅や職場から公共交通ハブへと運ぶために利用する方法について近々発表するつもりだ。そうすることで社会全体が公共交通基盤への投資からより多くのROIを得られるだろう」とKrafcikは言った。

SandovalとKrafcikのビデオ全篇はここでみられる。46:40から始まる。

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Tesla元社員が、SECに公式内部告発

Teslaの元従業員で解雇された後訴訟された人物が、米国証券取引委員会(SEC)に正式な内部告発を行い、同社が投資家を欺き顧客を危険にさらしたと訴えた。

Martin Trippは、内部告発、証券、投資、詐欺、雇用を専門とする法律事務所であるMeissner Associatesを代理人に立てている。Teslaは内部告発に関する質問に対して回答していない。

この告発は、Tesla、同社CEO Elon Musk、およびTrippの間に起きている争いの最新の一撃だ。

Teslaは6月20日、Trippに対して100万ドルの訴訟を起こし、同社のネバダ州リノ付近の巨大バッテリー工場でプロセス技能者として働いていたTrippが、同社の機密情報をハックして第三者に渡したと主張した。さらにこの訴訟は、Trippがメディアに偽情報をリークしたことも主張している。

そのわずか24時間後、MuskとTrippの間で激しいメールのやりとりが起こった。またTeslaは、Trippがネバダ州スパークスの同社ギガファクトリーを襲う計画であると友人に言ったとする、同社のカスタマーサービス窓口に寄せられた情報をもとに警察にも通報した。Trippはこれを否認しており、捜査を担当したStorey County ShriffはTechCrunchに対して、脅迫に関する信頼できる証拠は見つからなかったと伝えた。

Trippは、内部告発裁判で実績のある弁護士を頼った。同法律事務所は2016年のMonsanto 内部告発事件の代理人を務め、SECによる2200万ドル以上の判決を勝ち取った。

Trippの内部告発情報が申請されたのは7月6日で、Teslaが路上を走る数百数千台の車に影響を与える恐れがあると知りながら穴の空いたバッテリーを製造していたこと、Model 3sの週間生産台数を実際より最大44%大きく発表して投資家を惑わせたこと、および自製造基準を下げ、体系的にスクラップや廃材を使っていたことなど、すべて生産ノルマを満たすために行っていたことを訴えた。

かつてTeslaは、Trippの主張は誤りであり彼は内部告発者ではなく機密情報をハックして盗み出した人物であると言っていた。

Trippは、彼がTeslaに関する情報をメディアで暴露して以来、脅迫や嫌がらせを受けていると言った。

「真実を明らかにする行動は悪夢だった。脅迫や嫌がらせから逃れるために、オンライン、オフラインともに引っ越しを余儀なくされ、活動を進めることが困難になったが、家族も私も大きな支援を受けたおかげで、ここまで続けることができた」とTrippが声明で語った。「最終的には、私の戦いによって将来の内部告発者が私の受けたような反発に遭うことを恐れずに名乗り出られるようになることを望んでいる」

Meissnerは、TeslaがTrippを相手取って訴えている連邦裁判には関わらない。現在Trippは裁判で彼の代理人になる弁護士を探しているところだと、法律事務所の経営メンバーであるStuart MeissnerがTechCunchに話した。

元マンハッタンの地方検事補およびニューヨーク州司法次官だったMeissnerによると、TeslaはTrippを訴訟し、彼を中傷するPRキャンペーンを行いTrippの評判を損なうことでTrippや他の内部告発者を黙らせようとした。

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BaiduがSoftbankのSB Driveとパートナーして日本で自動運転バス事業を始める

中国の検索大手Baidu(百度)が、Softbankの子会社SB Driveと自動車メーカーのKing Long(金龍)とパートナーして、来年早々日本で自動運転のミニバス事業を開始する。

この合意は、北京(Beijing)で行われた、Baiduの例年の、AIに関するデベロッパーカンファレンスCreate Baiduで発表された。この合意により、Baiduの自動運転ミニバスApolongの何らかの型式が2019年の初めに中国から日本へ輸出される。合意によると発注量は10台とされ、中国から自動運転車が輸出されるのはこれが初めてである。

ApolongはKing Longと共同開発され、Baiduの自動運転システムApolloを装備している。それはレベル4の運用が可能で、自動車工学の国際団体SAE Internationalの定義によると、一定の条件下では、自動車がすべての運転を行う。このバスは最初、観光地や空港などの、制御された、あるいは限定された地理的範囲内に配備される。

Baiduはカンファレンスの冒頭で、自動運転ミニバスの大量生産をKing Longとの提携により開始した、と発表した。バスは、福建省(Fujian province)の南東部、厦門(Xiamen)にあるKing Longの製造施設で生産される。

Baiduは自動運転バス事業を中国では北京、深圳、平潭、武漢などの都市で立ち上げる計画だ。

画像クレジット: Baidu

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Tesla、Model 3の週間生産目標を達成

Teslaは6月最終週に約5000台のModel 3を生産したようだ。当初CEO Elon Muskが2017年末達成の計画としていた目標を達成しそうだ。

5000台目のModel 3は日曜(米国時間7/1)午前早くに組み立てラインを離れた、と社員2名と話をしたReutersが伝えた。社員らのSNS投稿が記事を裏付けている。Muskは日曜日に、Teslaは7日間に7000台の車を作ったとツイートした。それがModel S、Model X、Model 3の組み合わせなのかどうかは明らかになっていない。

Teslaは1週間あたり5000台のModel 3という目標を何か月も掲げてきたが達成できなかった。2017年5月の株主当て書簡で、Teslaは2017年中にModel 3を週あたり5000台に増産すべく、生産施設の準備を予定通り進めていると語った。

しかし同社は、 Muskが生産車の初期ロットを従業員に渡した2017年7月の派手なイベント以来、Model 3の生産目標と出荷目標を何一つ達成できていない。Teslaは生産のボトルネックに苦しみ、一時は車両の手動組み立てに戻らざるを得なかった。

Model 3の生産問題が最初に明らかになったのは2017年10月、Teslaが第3四半期にわずか260台しかModel 3を生産できず、出荷台数はわずか220台であったことを発表したときだった。

Muskは再三Model 3を「生産地獄」と称し、この数か月間取り組みを強化して同社が電気自動車の高生産性企業であることを証明しようとしてきた。最近Muskはカリフォルニア州フリーモント工場に巨大なテント施設を建築し、Model 3の新たな組み立てラインにすることを指示した。

Teslaは通常、生産および出荷台数を四半期末の数日後に発表する。第2四半期は6月30日に終了した。

同社はいまだに顧客や株主に対して証明すべきことがたくさんある。週当たり5000台を着実に達成しつつ、品質に問題のない車を作ることがその一つだ。Model 3は顧客から仕上がりやフィット感について問題を指摘されている。

Teslaは最近、米国・カナダのModel 3先行予約者に対して、正式注文受付の門を開いた。木曜日(米国時間6月28日)以降、米国およびカナダの先行予約者はTelsaのウェブサイトにログインし、同社のオンライン・デザインスタジオで注文できるようになった。現在先行予約者はModel 3を3種類のバージョンから選ぶことができる。310マイル長距離走行後輪駆動、長距離走行デュアルモーター全輪駆動、および性能によるバリエーションがある。車種を選択すると注文日時と車両の構成に応じて納車予定日が表示される。

幻の標準バッテリー搭載3万5000ドルモデルは今も消費者の選択肢になっていない。

画像クレジット: TechCrunch/Darrell Etherington

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世界を57兆個の小さな区画に分割してそれぞれにユニークな名前をつけたwhat3wordsに投資が殺到

what3wordsは、世界全体を57兆個の、一辺が3メートルの正方形に分割して、そのひとつひとつに3つの言葉を割り当てている。その同社がこのほど、新たな投資家3社を開示したが、それらはどれも自動車業界方面からだ。

what3wordsは木曜日(米国時間6/28)に、中国最大の自動車グループSAIC Motorのベンチャー部門と、Formula 1のチャンピオンNico Rosberg、そしてオーディオとナビゲーションシステムのAlpine Electronicsが、ロンドンの同社に投資を行ったことを発表した。これまでの投資家Intel Capitalも、そのラウンドに参加した。

その資金は、新しい市場開拓と製品開発に充てられる。

調達額は公表されていないが、この投資は、ユーザー体験を単純化し、音声コマンドで容易に使えて、企業を自動運転車両の時代に向けて準備させてくれる技術への、主に自動車業界の関心を示している。このアドレッシングシステムではひとつの位置にユニークな(それ一つしかない)3語の組み合わせを与えるから、これまでの音声操作のナビゲーションシステムの多くが抱えていた重大な欠陥をなくしてくれる。それは、道路名の重複だ。

同社は、これら57兆個の正方形に、25000語のボキャブラリーを持つアルゴリズムを使ってユニークな三つの言葉から成る名前を割り当てた。そのシステムは、what3wordsアプリで誰もが利用でき、1ダース以上の言語に対応している。たとえば、パリのエッフェル塔の特定のコーナーにいる友だちに会いたければ、3語のアドレス、“prices.slippery.traps”を送る。Airbnbのホストは3語のアドレスを使って、ゲストを分かりにくい入口に案内する。自動運転車には3語のアドレスを与え、大きなスポーツアリーナの特定のエントランスへ行かせる。

what3wordsのCEO Chris Sheldrickはこう語る: “今回の資金でこの会社が進むべき方向が固まった。それは、車やデバイスや音声アシスタントなどに行き先を指示する方法だ”。

今年の初めにwhat3wordsは、Daimlerが同社の10%株主になったことを開示した。Daimlerの株の一件と、最近公開された投資家(前述)は、いずれも同社のシリーズCラウンドの一環だ。

同社の奇抜なグローバルアドレッシングシステムは、Mercedesの新しいインフォテインメントとナビゲーションシステム…Mercedes-Benz User Experience, MBUX…が採用し、まずこの春にアメリカ以外の市場で発売されたハッチバックの新型Mercedes A-Classに載った。セダンのA-Classはアメリカ市場に今年の後期に来る。

TomTomが先月発表したプランでは、今年の後半に同社のマッピングとナビゲーション製品にwhat3wordsが組み込まれる。TomTomのナビゲーションや交通技術製品を採用している自動車メーカーは、Volkswagen, Fiat Chrysler, Alfa Romeo, Citroën, Peugeotなどだ。

同社はそのほかの自動車メーカーとも商談を進めており、それは、車のインフォテインメントシステムにwhat3wordsを取り入れてもらうことが目的だ。

画像クレジット: what3words

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Uberのセーフティードライバーは自動運転車が死亡事故を起こしたとき道路でなくHuluを見ていた

【抄訳】
本誌TechCrunchが精読した警察の318ページの報告書によると、Uberの自動運転車を運転していたセーフティードライバーは、アリゾナ州テンピで歩行者Elaine Herzbergがぶつかって殺されたときに終わった43分間のテストドライブの間、下を向いてスマートフォンを見つめ、Huluの上でThe Voiceを何度も繰り返しストリーミングしていた。

テンピ警察署は木曜日(米国時間6/21)の夜おそく、3月にフェニックス郊外で起きた自動運転車の死亡事故に関する報告書をリリースした。その長い報告書は、セーフティードライバーRafaela Vasquezが事故時に彼女のスマートフォンで、The Showの番組をストリーミングしていたことを明かしている。

警察は、Vasquezの目は全行程11.8マイル(約19キロメートル)のうち3.67マイル(約6キロメートル)、すなわち約31%の間、道路を見ていなかったと判定した。

データに基づいて警察は、彼女の目が路上にあればVasquezはHerzbergに当たることを避けられた、と報告している。事件は、Vasquezを審理するマリコパ郡検事事務所へ送られ、彼女は危険運転致死罪で起訴されることになるだろう。

Uberのスポークスウーマンは次のように述べた: “進行中の捜査には今後も協力を続け、また弊社独自の内部的安全性調査も行う。弊社のポリシーでは、弊社の自動運転車を運転している者のモバイルデバイスの使用を固く禁じている。弊社の事業に対して行う変更の詳細を、近く共有する予定である”。

【後略】
〔以下は、この記事の内容とほぼ同様。今回の記事は、システム側ではなく人間側の事故原因にフォーカスしている。〕

画像クレジット: テンピ警察署

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Ford、自動運転車によるオンデマンド・デリバリーサービスをテスト中

Fordは、スタートアップのPostmatesと組んで、無人オンデマンド・デリバリーサービスのバイロットテストをフロリダ州マイアミおよびマイアミビーチで行う。パイロットプログラムにはCoyo Tacoをを始めとする70社が参加する。

Fordは、複数のロッカーう搭載した車両もテスト中で、これは一回の配達ルートで2箇所以上の顧客に届けるためだ。Postmatesは食料から金物まで何でも扱うためロッカーのサイズも様々だ。

目的は、企業や消費者が自動運転デリバリー車にどう反応するかを見るためだ。店舗側は、アクセスコードをもらって商品を格納する。一方顧客側は、注文した商品が引取可能になったらテキストメッセージでアクセスコードを受け取る。

「自動運転車とのやりとりをできるだけ簡単にすることが目標」とFordはブログに書いた。「Postmatesとの共同作業によって、地域企業がリーチを広げ、顧客にシームレスな体験を提供するための効率の良い配達を実現するために、さまざまな方法をテストしているところだ」。

これは、以前ミシガン州アンアーバーとフロリダ州マイアミで行っていたFordとDominosの提携と似ている。しかし違うのは、複数のロッカーを備えた車両デザインと、タッチスクリーン、音声の両方を使った操作方法だ。各ロッカーにはカップホルダーが2つ設置されていて、飲み物の配達にも対応している。

Fordはこうした専用自動運転車を2021年に正式提供しようとしている。Dominosとのパイロットテストでは、「顧客は到着とともに自動運転車の外側に設置されたスピーカーから流れるピザの取り出し方の説明がよかったと言っている」と、FordのEVP兼国際マーケット担当プレジデントが12月にMediumへの投稿に書いた

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Teslaのセダンが自動操縦モードで警察の車に衝突

今日(米国時間5/29)、Teslaのセダンが自動操縦(Autopilot)モードで走行中に、駐車していたラグーナビーチ警察の車に衝突した。Los Angeles Timesによると、その警察車両に乗っていた者は無傷、Teslaのドライバーは軽傷だったが、同警察の巡査部長Jim Cotaが同紙に語っているところによると、警察車両は“大破”した。

Cotaによると、1年前にも同じ地域でTeslaがセミトレーラーに衝突する事故があった。“なんで連中の車は同じことを繰り返すんだい?”、と彼はLA Timesに語っている。“人間が無事だったのは、たまたまの幸運だよ”。

[今朝Laguna Canyon Roadの下り路線を“自動操縦”で走行中のTeslaのセダンが駐車中のラグーナビーチ警察の車両に衝突した。衝突時の車中に警官は不在で、Teslaのドライバーは軽傷を負った。]

Teslaのスポークスパーソンはメールでこう述べている:

“自動操縦を用いているとき、ドライバーは継続的に自己の責任を自覚し、その手はハンドルを保持し、車両のコントロールを常時維持している。Teslaはつねに明確に、自動操縦が車をすべての事故に対して鈍感にしないようにしており、ドライバーが自動操縦を用いる前には彼らは、ダイアログボックス上の声明文、“自動操縦は中央分離帯と明確な車線区分線のある幹線道路上で用いるよう設計されている”、を受諾しなければならない”。

これは、Teslaの車両がこれまで自動操縦モードで何度か起こしてきた事故の最新版だ。今月初めには、ドライバーが自分のスマートフォンを見ているときに起きたユタ州の衝突事故があり、また2か月前のカリフォルニア2016年のフロリダでは死亡事故が起きている。

2015年の後半ににローンチしたTeslaの自動操縦機能は、“路上走行のもっとも退屈で、危険でもありえる側面からドライバーを解放する”ことを目的とし、自動緊急ブレーキや衝突警報などの標準的な安全機能を持っていたが、人間ドライバーによる運行を置換するものではなかった。

Teslaは自動操縦機能の使用に関してドライバーを教育しているが、同社を批判する人びとは、安全になるまではその機能を無効にせよ、と呼びかけている。たとえばConsumer Reports誌は、自動操縦(Autopilot)という名前がドライバーに“偽りの安全感”を与えるとし、“これら二つのメッセージ…あなたの車は自分自身で運転できる、しかしときには、あなたがコントロールを取り上げる必要があるかもしれない…は、ドライバーの混乱を招く可能性がある”、と言っている。

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Telsa、オートパイロット集団訴訟を500万ドルで示談成立へ

Teslaは2017年に起こされた集団訴訟で500万ドルを払って示談にいたった。2016年に同社が出荷した自動車のオートパイロット機能が、「事実上使用不能で明らかに危険」であるとして訴えられていた。示談はこれを認めたものではなく、約束された機能の提供が遅れたことに対する顧客への補償が目的だ。オートパイロットのために5000ドル支払ったオーナーは、待たされた期間に応じて最低20ドル、最高280ドルの払い戻しを受ける。

Teslaは、この半自動運転ソフトウェアは安全性を改善し衝突の可能性を減少させると主張したが、実際には不安定で信頼性が低かった。「Teslaの説明とは異なり、影響を受けた車のオーナーは作りかけで使用すると危険なソフトウェアのベータテスターになった」と訴状に書かれていた。

Teslaは同機能が全体では安全性を改善したという主張を続けているが、オートパイロット使用中の度重なる事故が利用者の不信を募らせた。同社はシステムのアップデートを続け、当初の約束に近いものを提供したが、予定の時間を大幅に上回った。結局Teslaは、約束した機能の実現が遅れたことについて、訴訟団に補償するべきであることを認めた。

和解の提案は数週間前に送付され(Electrekが入手した)、昨日(米国時間5/25)原告団は示談に応じ、法廷の許可が下り次第訴訟を取り下げることを表明した。

2017年1月24日までにオートパイロット機能のために支払った顧客は280ドル受け取り、購入時期が遅くなるにつれ減額される。最小金額は20ドルでほとんど現金化するにも値しないが、集団訴訟とはそういうものだ。

声明文でTeslaは、オートパイロットの改善を継続することを強調しつつ、不便を強いたことについて補償する必要があることを認めた(厳密には訴訟の対象とならない海外オーナーにも払い戻す)。

2016年10月に第2世代のオートパイロットハードウェアを発売して以来、当社はソフトウェアアップデートの提供を続け、オートパイロット機能に大きな改善をもたらしてきた。

しかし、約束した機能の提供は当初の予定から大幅に遅れてしまった。影響をうけた顧客に正しく対応するために、昨年提出された集団訴訟に対する示談提案の一環として、予定より長く待つことになった購入者への補償に同意した。

この示談は米国の顧客が対象であるが、裁判所の許可が下りれば、海外の全顧客についても同じく対応することを決定した。これを行う法的義務はないが、正しい行動だと考えている。

示談には裁判所の承認が必要だが、承認されない理由は見当たらない。

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死亡事故を起こしたUberの自動運転車は歩行者検出から衝突まで6秒あったのに緊急ブレーキが無効にされていた

【抄訳】
Uberの自動運転車が三月に起こした死亡事故に関する、国の交通安全委員会(National Transportation Safety Board, NTSB)の最初の報告書が、車は衝突の6秒も前に歩行者を検出していたが、緊急ブレーキシステムが意図的に無効にされていたため、減速も停止もしなかったことを、確認している。

UberはNTSBにこう述べている: “緊急ブレーキ操作は、その車両がコンピューターのコントロール下にある間は有効になっていない。それは、車両の不安定な動きを未然に防止するためである”。言い換えると、強引にスムーズな走行を確保するためだ。

“介入して行動することは車両の運転者に任されていた。システムは運転者に警報するよう設計されていなかった”。運用時に無効にするのなら、なぜそんな緊急ブレーキ機能がそもそも存在するのだろう?

そのVolvoが内蔵している安全システム、たとえば衝突回避や緊急ブレーキ機能も、自動運転モードでは不能にされていた。

【後略】
〔以下は筆者のUberを非難する感想文(かなり長い)のみ。〕

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Apple、フォルクスワーゲンと提携して従業員用無人運転シャトルを開発

Appleは自動運転車の開発でVolkswagenと提携することを決めた。The New York Timesが今日(米国時間5/23)報じた。同紙によると、VolkswagenのトランスポーターT6を無人運転車に改造して従業員向けシャトルバスにする計画だ。

しかしプロジェクトは予定より遅れていて、Appleの無人運転チームはかなりの時間を費やしている。NYTによると、AppleのBMW、Mercedes-Benzらといった製造メーカーとの提携交渉は決裂した。

A Volkswagen T6 van

今月、Appleのカリフォルニア陸運局登録済みの自動運転車は55台に増えた。これはAppleがGeneral Motorsに続いて州で2番目に多く自動運転車を保有していることを意味している。Appleの標準的な自動運転テストでは、センサーと自動運転ハードウェアを装着したLexus SUVを利用している。

AppleとVolkswagenに連絡を取ったので、情報が入り次第本稿を更新する予定。

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Uber、アリゾナ州内の自動運転テストを終了

Uberは、アリゾナ州テンピで起きた死亡事故を受け、自動運転車の路上テストをすでに中止しているが、このほど同社はアリゾナ州でのテストを全面的に終了することを正式に発表した。The Wall Street Journalが最初に報じ、Uberの最新技術グループのトップ、Eric Meyhoferの社内メモを引用した。

これに伴いUberは300人のテストドライバーとの契約を解除した。これに先立ちアリゾナ州は3月にUberの公道でのテスト走行を正式に禁止している。

「われわれは自動運転技術に全力を注いでおり、近い将来公道に戻れることを願っている」とUber広報担当が声明文に書いた。「今後も徹底的な安全確認に焦点を絞り、元NTSB会長のChristopher Hartを招いて安全カルチャー全体について助言を求めている」

Uberは自動運転車の公道でのテストを今後数カ月のうちに再開することを望んでいると、Uber CEO Dara Khosrowshahiが今月のUberカンファレンスで語った。国家運輸安全委員会がテンピの事故調査を終えれば、Uberはサンフランシスコ、トロント、およびピッツバーグでテストを続ける計画だ。しかし、Uberがカリフォルニア州でテストを続けたければ、新たな認可を受けるとともに、「アリゾナでの事故の追跡調査結果」を提出しなければならないとDMVの法律顧問、Brian Soubletが3月にUberあてに出したメールに書いた。UberはDMVとの打ち合わせも設定する必要がある。

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見よ、公道を走るこの完全無人運転車を

テキサス州フリスコで無人タクシーのテスト走行を準備中のDrive.aiが、同社の無人運転技術を披露するビデオをついさきほど公開した。

下のビデオを見ると、Drive.aiの仕組みを搭載した車が、公道および私道をセーフティードライバーなしで走っているのがわかる。右下隅には、システムが車や歩行者や自転車などの物体を認識する様子を拡張現実(AR)で可視化しているところが写っている。

7月のスタートを控え、Drive.aiは走行経路のデータを収集し、市当局とともに無人運転技術の市民への周知を進めている。トライアル期間は7月から6カ月間で、サービスの対象は、社員、Hall居住者

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