宇宙版スカイリム、ベセスダ新作RPG「Starfield」がXbox / PC独占で2022年11月発売

宇宙版スカイリム、ベセスダ新作RPG「Starfield」がXbox / PC独占で2022年11月発売

Bethesda

マイクロソフトの E3 2021 Xbox & Bethesda 発表会で開幕を飾ったのは、ベセスダが開発中のSF RPG『Starfield』でした。

Starfield は2022年11月11日(現地時間)、Xbox Series X|S および PC のみで発売します。ベセスダがマイクロソフト傘下のファーストパーティスタジオになったため、発売初日から定額サービスの Xbox Game Pass で遊べます。

宇宙版スカイリム、ベセスダ新作RPG「Starfield」がXbox / PC独占で2022年11月発売

Bethesda

『Starfield』は、『Fallout』や『The Elder Scrolls』等で知られるベセスダが開発を続けてきた完全新作のSFオープンワールドRPG。ベセスダの完全新規IPとしては実に25年ぶりとなります。

ゲームの内容はこれまで、宇宙を舞台にしたスカイリムのようなオープンワールドRPGと説明されてきました。固定の主人公キャラクターと一本道の展開があるタイプではなく、プレーヤーが自由にキャラクターを作りさまざまなストーリー展開を選んで進めてゆく作品です。


従来はふんわり「宇宙モノ」と分かる程度のごく短いイメージ動画とタイトルロゴのみが公開されていましたが、E3 2021では初めて、インゲームのティーザートレーラーが公開となりました。

宇宙版スカイリム、ベセスダ新作RPG「Starfield」がXbox / PC独占で2022年11月発売

Bethesda

Starfield の舞台は、いまから数百年後の我々の宇宙。予告編で明かされた宇宙船などのテクノロジーも、未来的でありながら現実の宇宙開発の歴史と地続きであることを感じさせる、むしろクラシックでオールドファッションなSFのビジュアルです。

宇宙版スカイリム、ベセスダ新作RPG「Starfield」がXbox / PC独占で2022年11月発売

Bethesda

宇宙版スカイリム、ベセスダ新作RPG「Starfield」がXbox / PC独占で2022年11月発売

Bethesda

宇宙版スカイリム、ベセスダ新作RPG「Starfield」がXbox / PC独占で2022年11月発売

Bethesda

マイクロソフトは多機種展開の人気シリーズを多く抱えるベセスダの買収にあたって、プラットフォームを発表済みのゲームについてはこれまでどおり変更しない、今後の新しいゲームについては、ケース・バイ・ケースで判断する、経営的にはXboxとPC独占にしても充分に買収費用を回収できると説明していました。

完全新規のスターフィールドは、やはりというべきかXbox / PC独占。エンジンも新規となり、Xbox One世代では動きません。

Engadget日本版より転載)

関連記事
「マインクラフト」次期大型アップデート「Caves and Cliffs(洞窟と崖)」パート1が6月8日配信決定
マイクロソフトがBethesda親会社を買収、Elder ScrollsやFalloutなどがXboxクラウドゲーミングサービスへ

カテゴリー:ゲーム / eSports
タグ:Windows 10(製品・サービス)
Xbox / エックスボックス(製品・サービス)
ゲーム(用語)Bethesesda Game StudiosMicrosoft / マイクロソフト(企業)

マイクロソフトがBethesda親会社を買収、Elder ScrollsやFalloutなどがクラウドゲーミングサービスへ

米国時間9月21日朝、マイクロソフトは現金75億ドル(約7840億円)でZeniMax Media(ゼニマックス・メディア)を買収する計画を発表(マイクロソフトプレスリリース)した。このゲーム持株会社は、Bethesesda Game Studios(ベセスダ・ゲーム・スタジオ)、id Software(イド・ソフトウェア)、ZeniMax Online Studios(ゼニマックス・オンライン・スタジオ)、Arkane(アーカネ)、MachineGames(マシンゲームス)、Tango Gameworks(タンゴ・ゲームワークス)、Alpha Dog(アルファ・ドッグ)、Roundhouse Studios(ラウンドハウス・スタジオ)などの著名なパブリッシャーの親会社だ。

この契約が承認されれば、The Elder Scrolls(エルダー・スクロールズ)、Doom(ドゥーム)、Fallout(フォールアウト)、Quake(クエイク)、Wolfenstein(ウルフェンシュタイン)、Dishonored(ディスオナード)、Prey(プレイ)、Starfield(スターフィールド)など、業界で最も注目されているタイトルのいくつかがマイクロソフトの傘下に入ることになる。

Xboxの責任者を務めるPhil Spencer(フィル・スペンサー)氏はこのニュースを発表するブログで「彼らの素晴らしい作品はすべて、もちろん継続して成長していくでしょうし、マイクロソフトのリソースとサポートで彼らに力を与え、創造的なビジョンをより多くのプレイヤーに新しい方法で提供できるようにすることを楽しみにしています」と投稿している。

BethesdaのSVP(シニアバイスプレジデント)であるPete Hines(ピート・ハインズ)氏は、この買収についてパブリッシャー自身のブログで「Bethesda Softworksが最初に設立されてから34年間、世界、業界、そして当社は大きく変わりました。本日、それは再び変化しました。そして、この決定に疑問を投げかけてくるのはわかっています。しかし重要なのは、私たちは今でもBethesdaであるということです。昨日と同じように、何年も一緒に仕事をしてきたスタジオによって作られたゲームに取り組んでおり、それらのゲームは私たちによってリリースされます」と述べている。

今後数カ月の間にXboxとPlayStationの双方の新機種が予定されているため、このような契約の締結はタイトルの独占性の面でマイクロソフトを重要な位置に置くことができる。このような動きが最終的にThe Elder ScrollsやDoomのような大作が競合するシステムでどのような影響を与えるかについては、まだ議論されていない。

BethesdaのエグゼクティブプロデューサーであるTodd Howard(トッド・ハワード)氏は自身の投稿で、このような取引が実際にパブリッシャーのタイトルへのアクセス性を高めることになるとし、「我々の元々のパートナーシップと同様、今回の取引は1つのシステムや1つの画面以上のものです。私たちは、ゲームが持つ基本的な力、つながりを持ち、力を与え、喜びをもたらす能力に対する深い信念を共有しています。そして、それをすべての人に届けるべきだという信念を共有しています。画面の大きさ、コントローラー、あるいはコントローラーを使用する能力に関係なく、すべての人にそれをもたらすべきだと考えています」と説明している。

この動きにより、マイクロソフトのポートフォリオは15のスタジオチームから23のスタジオチームに拡大される。また、BethesesdaのタイトルがXbox Game Passに登録されることになり、現在マイクロソフトのゲームの未来を担う重要な要素と位置づけられているクラウドゲーミングサービスにとっては大きな勝利となるだろう。近日発売予定の「Starfield」のようなBethesdaのタイトルは、発売日にゲームパスの一部として利用できるようになる。また、マイクロソフトは今朝、同サービスの加入者数が1500万人を突破したことにも言及しており、これは4月に報告した1000万人から500万人も増加している。

2014年、Id Softwareの共同創立者であったJohn Carmack(ジョン・カーマック)氏がOculusに移籍したことを受けて、ZenimaxはFacebookを提訴(未訳記事)。この訴訟では、企業秘密の盗用を主張し、40億ドル(約4180億円)の損害賠償を求めていた。裁判所は、著作権侵害と契約違反についてはZenimaxを支持したが、企業秘密については支持しなかった。当事者は法廷外で和解(Variety記事)したという過去がある。

画像クレジット:Christian Petersen / Getty Images

原文へ

(翻訳:TechCrunch Japan)