Betaworksのチャットボット育成事業BotCampは10社を育て各20万ドルを提供、メンターはSlackらから

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チャットボットへの関心が急速に大きくなっている。そしてBetaworksは、その波に乗ろうとしている。

GiphyやInstapaperなどを擁するスタートアップ・スタジオBetaworksが今日(米国時間4/11)、チャットボット専門のスタートアップを90日間で育てるBotCamp事業の、申込受付を開始した。この事業の投資家は同社のほかにChernin Group、そしてKPCB, General Catalyst, Atomico, RREなどがスポンサーだ。

BotCampの定員は10社で、それぞれがシード前資金として20万ドルを受け取る。会場は、マンハッタンのMeatpacking地区にあるBetaworks Studiosのスペースだ。

Betaworksの社員起業家Peter Rojasは、こう説明する: “高度なマシンインテリジェンスを利用し、メッセージングアプリをインタフェイスとするソフトウェア、いわゆるチャットボットの急速な増殖は、これらがもはや単なる巧妙なパーティー芸ではないことを示している。今やそれらはますます便利なツールになり、ユーザーの協働的な仕事を助けたり、仕事の効率を上げたりしている”。

今回のチャットボット特訓促成栽培事業は、Twitter, Slack, Facebook, Amazon Alexa, Line, Kik, Discordなどの主要チャットプラットホームからメンターを招聘する。生徒は主に、これら既存のプラットホームのためのボットを作る。

またGreylock, SV Angel, Eniac, Lerer Hippeau Ventures, Lightspeed, Greycroft, BoxGroup, Bloomberg Beta, Homebrew, Public Studio, Slow Ventures, New York TimesのR&D LabなどのVCからも、メンターを招く。

今回は、Betaworksの従来のやり方とやや違って、生徒企業にふつうのVCのように投資したり、あるいはBetaworks Studiosの事業の一環としてファウンダーを社員として雇用してインキュベーションを行う。

この、申込制によるミニアクセラレータ事業は、やり方はやや変わっているが要するに一種の育成事業だ。Betaworksは、今後も複数のスタートアップが互いに助けあっていく姿を想定しており、今回の育成事業もそのための一環だ。

申し込みの受付は今日からで、事業の詳細はここにある。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))