B2B向けD2Cソリューション「BRANDIT」でファッション業界のDXを推進するBranditが2億円調達

B2B向けD2Cソリューション「BRANDIT」でファッション業界のDXを推進するBranditが2億円調達

自社生産・自社ECにおいてインフルエンサーを起用したD2Cブランド「TRUNC 88」、生産から物流までをワンストップで提供できるB2B向けD2Cソリューション「BRANDIT」を展開するBrandit(ブランディット)は4月12日、シリーズAラウンドにおいて、第三者割当増資による2億円の資金調達を実施したと発表した。同ラウンドにおけるリードインベスターとして大広と資本業務提携を交わし、新たにSMBCベンチャーキャピタル6号投資事業有限責任組合を引受先として迎え入れた。さらに、シード期からの既存株主であるDIMENSIONから3度目のフォローオンによるラウンド調達を実施した。

「顧客価値」を基点にした事業開発やマーケティングサポートを提供する大広が、その実績・ノウハウをさらに発展させ、eコマース事業の中でも特にD2C事業に関しての支援体制を強化・拡充していくことを受け、Branditの事業・ノウハウと掛け合わせることで幅広いクライアントに対するアプローチができると考え、資本業務提携を交わしたという。

D2Cブランドを展開するクライアントに対して、コミュニティ形成や販売支援などのファンマーケティングに基づく設計からEC構築に至るまでのサポート体制を確立し、ソリューション提供における連携を図るとしている。

さらにBranditは、事業拡大における経営体制・組織体制の強化を目的に、CxOを含む人材採用を積極的に行う。

2019年9月設立のBranditは、「Make Next Branding by Fashion Tech.」をビジョンに掲げ、D2CブランドやD2Cソリューション事業を通してファッション業界のDXを推進するスタートアップ企業。D2Cソリューション事業では、BRANDIT production、BRANDIT system、BRANDIT logisticsとして、「生産・EC・在庫管理・マーケティング/分析・ロジスティクス」の一気通貫サービスも実施している。

BRANDIT productionでは、自社オリジナルアイテムの企画・デザインをサポートし、小ロットでの生産による在庫リスクを軽減したアイテムの提案から生産を実現

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カート機能だけでなく、別々のツールで管理していた「受注」「原価」「各チャンネル別手数料」「販売開始日」「配送データ」「出荷売上」などの項目を一括管理できるECシステム「BRANDIT system」を運営

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BRANDIT logisticsでは、商品マスタ登録→商品の入荷→受注データの連携→商品の出荷→出荷データの連携→売上計上→在庫引当後の在庫管理という一連の流れを自動連携させることで大幅に工数を削減

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カテゴリー:ネットサービス
タグ:資金調達(用語)D2C(用語)ネットショッピング / eコマース(用語)ファッション(用語)Brandit(企業)日本(国・地域)

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Branditは8月24日、プレシリーズAラウンドにおいて1億円資金調達を発表した。第三者割当増資による調達で、リード投資家はギークス、そのほか既存投資家のDIMENSIONからのフォロー投資と、新規投資家として三菱UFJキャピタル(三菱UFJキャピタル7号投資事業有限責任組合)が加わった。

今回調達した資金は、同社が6月にローンチしたアパレル向けECプラットフォーム「BRANDIT system」の システムの強化に投下される。具体的には、リード投資家のギークスが展開するIT人材事業を活用したエンジニアのほか、インバウンドマーケティングとインサイドセールスの人材強化を計画している。

BRANDIT systemは、複数のツールによる煩雑なオペレーションやヒューマンエラーなどを回避する統合EC管理ツール。受注、原価、各チャネル別手数料、販売開始日、配送データ、出荷売上などの項目を1つのシステムで一元管理可能で、アイテムごとの損益分岐点をカラー別やサイズ別、販売チャネル別で参照できるのが特徴だ。​

そのほか資金調達の、同社が手掛けるD2Cブランド事業「TRUNC 88」に続き、3つのプライベートブランドを立ち上げるための準備資金にするとのこと。

画像提供:Brandit