YouTubeのデザイン変更: Googleのカードレイアウトを採用, プレイリストを強調

YouTube今日からデザインを一新し、Googleが今、Webやモバイルの各所で使っている“カードのような”レイアウトを採用する。その目的は、Googleによると、プレイリストを左のサイドバーの主役にすることによって、それを強調することだ。

また、整列をCENTERにすることによって、今YouTubeのビジタの半分を占めるモバイルアプリのレイアウトに合わせる。これによってカードふうのレイアウトも、やりやすくなる。今カードは、Googleの全プロダクトを支配しようとしている“ページ上の諸要素のまとめ方”のメタファなのだ。

新デザインの一環としてサイドバーに新しいアイコンが乗り、画面右上のYouTubeのロゴの横に恒久的なメニューボタンが置かれる。それを押すと、プレイリストやチャネルのサブスクリプション(会員視聴)など、ユーザのYouTube利用のすべてに関するガイドが出る。全体的にサイトのルックスはフレッシュになり、明るくなり、またフォントを変えたことによってやや読みやすくなった。

プレイリストは、自分が作ったものとチャネルのものが、すべてサイドバーに表示される。また各チャネルにもプレイリストタブが付き、なにしろプレイリストがいろんなところで強調される。プレイリストの作り方も、簡単になった。プレイリストを作ろうとすると新しいページがポップアップするので、そこにビデオを並べればよい。

この新しいデザインは今日(米国時間2/20)から展開されるが、地域によっては数時間~数日ぐらい遅れるかもしれない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Google Now、リマインダや音楽等、新しく6種類の「カード」を追加


GoogleからGoogle Nowについてもアップデートの発表があった。AndroidおよびiOSで利用する自動情報提示インテリジェントツールである「カード」に、新たに6種類が加わることとなった。加わったのは位置情報を活用するリマインダ、公共交通機関情報、本、音楽、テレビ、そしてゲームに関するものだ。いずれもこれまで同様に利用者にとってタイムリーに表示される。

たとえば新しいリマインダカードは時間、一緒にいる人、位置情報に基いて情報を表示する。また自然言語処理を行うことができ、簡単に音声コマンドでセットすることもできる。AppleがiOS環境で提供しているリマインダーに似ているとも言えるかもしれない。ただ、Google Nowのナレッジグラフと連動することで、一層便利に使える可能性がありそうだ。また、ReminderはNowに対して自ら情報提供のタイミングを指示するものという意味もある。これまでNow側からの自動情報提供であまり有益な情報が得られないと感じていた人も、このリマインダ機能により、新たな可能性を感じることになるかもしれない。

他に提供されることとなった新カードも、外出時などにいろいろと役立ちそうだ。ただ透けて見えるのはGoogle Playの売り上げを伸ばそうとするGoogleの意図だ。Nowと連動させていくという方向性は、なるほど頭の良いやり方というべきだろう。本格的モバイル時代が到来し、デスクトップにおける検索広告の収益性がますます低くなっていくものと思われる。そのような中、新たな収益源として機能しそうに思われる。

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(翻訳:Maeda, H)


新しいビューティフルなGoogle Mapsをビデオで体験しよう

Googleが今日(米国時間5/15)のI/O 2013デベロッパカンファレンスで、同社の地図サービスGoogle Mapsの新しいバージョンを披露した。それは、ほとんどすべてのプラットホームで長年愛用されてきたこの地図サービスの、目を見張るようなデザイン一新だ。まだベータである新しいMapsは、少数の選ばれたユーザしかアクセスできないが、上のビデオでその実際を目にすることができる。

新しいGoogle Mapsは、Googleが今日のキーノートで“数十億の人びとのための数十億のアプリケーションを作るため”と表現した、Knowledge Graphの開発努力から多くのものを取り入れている。つまり、ユーザ体験における個人化の密度と精度が高くなり、そのユーザにとって重要と思われるランドマークを見せてくれたり、ユーザの住所などそのユーザにとって重要な場所へワンクリックで移動できたりする。また友だちや知人がよく訪れる場所も、地図上で強調される。

Chromebook Pixelの上で体験する新Google Mapsは、速くて反応性もよく、きわめて直感的だ。とりわけタッチコントロールはすべて、まるでPixelのタッチスクリーンのために特製されたみたいで、方角を呼び出すなどすべての操作が、最小限のステップ数でできるようになっている。パノラマ写真や360°全周画像も見事で、ユーザはまるで、自分がその場所を外から見るユーザであると同時に、その中にもいるような感触をおぼえる。ただし、パノラマや全周がサポートされているのは、まだごく一部の地域だけだ。

全体的な印象としては、これはMaps体験のすばらしい成熟のようであり、「これだけはまずい」と感じる部分はない。これまでのMapsとは相当違うから、慣れるまで時間がかかる人が、多いかもしれないが。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))