2000ドルのホビースト向け精密CNCマシン、Carveyを解剖する〔ビデオ〕

Carveyはホーム・ユーザー向けのロボットCNC工作機械だ。高速で回転する工具が金属、プラスティック、木材の表面を精密に加工する。

外観は3Dプリンターに似ているが、3Dプリンターではない。平面加工マシンという意味でむしろその正反対だ。Carveyは金属ブロックなどの素材をデザインの通りに削っていくことができる。デザイナー、メーカーにとって理想的なツールといえるだろう。Carveyの設定や操作には特別な知識はほとんど必要ない。2000ドルという価格はGlowforgeにほぼ匹敵する。こちらはレーザー・テクノロジーを利用して物体の表面にエッチングなどの加工をする機能がある。

[原文へ]
(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

デスクの上にエレガントに収まる小型CNC工作機Carvey、まるで3Dプリンタのように

CNC旋盤やCNCフライス盤などの加工機械ロボットは、電動モーターの回転力で金属や木やプラスチックなどを切ったり削ったりするマシンだが、クールだけれども醜い。多くは冷蔵庫みたいに大きくて、数分で素材を切削してくれるが、われわれのデスクの上で静かに沈着にエレガントに仕事をしてくれるものはない。そこが、3Dプリンタとの大きな違いだ。でも、 Carveyは醜くない。

デスク上で使える高性能な3DプリンタといえばForm 1だが、CarveyはCNCのForm 1だ。デザイナーやメーカーのための、デザインの良いシームレスなツールとして設計された同機は、刃先の動きをユーザがプログラミングする…この点、3Dプリンタ的でもある…。そうやって切削ヘッドの動きを指定してやり、ボタンを押すと、素材をそのとおりの形に削りだす。また、素材の種類もあらかじめ指定する。

ただしこれは3Dプリンタ的使い方よりも、工具的な使い方が向いている。組み立て式家具の各パーツや、もっと大きなプロジェクトのフラットな各部を作る、など。たとえばメガネのすべての部品を、このシステムで切削して作り、あとで組み立てることができるだろう。ガラスを切削してレンズを作ることもできる。

作者はこう言っている:

Carveyは、アーチストや教師やアーキテクトやエンジニアなど、あらゆるタイプのメーカーやデザイナーのために設計した。Carveyは、オフィスやワークショップや作業台などの環境に、邪魔にならずに馴染むと信じている。使い方もとても簡単なので、誰もが自分の仕事に利用できるだろう。

価格は、初期の投資者には1999ドル、それ以外は2399ドルだ。クラウドファンディングの目標額にはすでに達しており、発売は来年の9月を予定している。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))