家事代行サービスのCaSyは不要なブランド品の買取もしてくれる

家事代行サービス「CaSy」を手がけるCaSy。同社は3月16日、古着やブランド品の買取を手がけるスタンディングポイントと連携してブランド品の買取サービスを開始した。ようは家事をやってもらう流れで服も捨てるんだったら、値段のつくブランド品はお金に換えてもらおう、というサービスだ。

CaSyはクラウドソーシングを使った家事代行サービス。クラウドソーシングとは言っても、スタッフには審査を実施の上、合格者に対してトレーニング(同社のオフィスは都内のマンション、そこで実習をしているのだとか)を行うことでサービスの品質を担保しているのだそうだ。実際、スタッフの合格率は「志望者の半分を落とすというと言い過ぎだが、かなり厳選している」(同社)だそう。

料金は都度利用で1時間2500円。現在は都内と神奈川県の一部でサービスを展開しており、売上高等は非公開だが、現在月次2倍ペースで利用が増加しているとのことだ。

今回の買取サービスは、冒頭に触れたとおりで「いらない衣服を捨てて欲しい」といったユーザーのニーズが増えてきたことからスタートしたんだそう。家事代行の申込時に中古買取をあわせて申し込むと、自宅に段ボールなどの買取梱包セットが送られてくる。

その段ボールにブランド品を詰めれば、あとは家事代行スタッフの訪問時に引き取りを依頼する、もしくは指定した時間に引き取りを依頼すればいい。その後スタンディングポイントが査定を実施、金額に納得すれば代金が振り込まれる。ユーザーの手数料は無料となっている。


クラウドソーシングで安価な家事代行を実現する「CaSy」がBEENOSの支援を受けて本稼働

家事代行と言えば利用料が高く利用者も限られるという印象を持っているのだけれども、クラウドソーシングの仕組みを利用すれば安価なサービス提供が可能になるという。

クラウド家事代行サービス「CaSy(カジー)」を運営するCaSyは6月16日、BEENOS(ネットプライスドットコムが10月より社名変更)を引受先とする第三者割当増資を実施した。金額は非公開だが数百万円程度と見られる。これにあわせて、4月よりアルファ版として提供してきたサービスを本格化する。

CaSyはネットで家事代行を申し込めるサービス。現在は新宿区や渋谷区など、東京の12の区に限定してサービスを展開している。サイト上で部屋の間取りや掃除の頻度、希望する掃除場所などを選択。その上で住所や候補日を選べば、掃除の3日前にはスタッフがマッチングされる仕組み。終了後は、スタッフに対する評価を入力して完了となる。この評価の一部は、スタッフ専用ページで閲覧できるため、スタッフのモチベーション向上の一助になっているそうだ。

価格は1時間2500円。これは、既存の大手家事代行業者の半額程度だという。「これまでの家事代行業者は、最低利用料金が1万円程度。しかも1時間単価で3900〜5000円ほど。一方でスタッフの時給は高くなかった。その理由は販管費の大きさ。それを圧縮することでこの価格を実現し、スタッフにも還元できる」(CaSy代表取締役の池田裕樹氏)。これまでの事業者は営業を抱え、社内にスタッフを抱えていたが、ネットでの申し込みとクラウドソーシングによってそのコストを下げているのだそうだ。

とは言え安かろう悪かろうなサービスではないそうだ。クラウドソーシングで集められたスタッフは面談の上で採用しており、大手家事代行業者での勤務経験がある人も多い。マニュアルに関しても、ユーザーから送られるスタッフへの評価やスタッフの日報などをもとにして常時ブラッシュアップしている。スタッフの報酬については、「マッチングがあってこそのビジネスではあるが、1人で食べていける程度に稼げている人もいる」(池田氏)そうだ。

CaSyのメンバーは3人。グロービス経営大学院大学の「ベンチャーキャピタル&ファイナンス」の講義で出会ったそうで、CaSyのビジネスプランもそこから生まれた。矢野経済研究所の調査によると、家事代行サービスの市場規模は2012年度で980億円程度で増加傾向にあるそうだ。だが一方で料金が高いことから利用に限りがあった。この料金を下げることで、「ユーザーの『家事の時間』を『家族で過ごす時間』に変えていきたい」(池田氏)という。6月中にも東京都23区でのサービス展開を目指す。

海外を見てみると、「Handybook」や「Homejoy」「MyClean」などが同様のサービスを展開している。Handybookは2013年10月には1000万ドルの資金を調達している。また国内でも「Bears」や「カジタク」といった比較的新しい事業者も増えている。