マーティン・ルーサー・キング・ジュニア氏を讃えるIT企業

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祝・マーティン・ルーサー・キング デー! キング牧師の誕生日と市民権運動への貢献を讃えて、TwitterAsanaEtsyGoogleBoxSlackGitHubはじめ数多くのIT企業がこの日を祝日にして休業していることを各社の従業員が伝えている。 一部の社員はこの時間を利用してMLKデーパレードに参加している。

Salesforceでは、社員に自主時間を利用して「キング牧師の遺産を引き継ぐ」ことを推奨していると、同社のChief Equality Officer[最高平等責任者]Tony Prophetが公式ブログに書いている。Salesforceの黒人従業員による活動グループは、自主時間を利用して2017年キング牧師フリーダム行進に参加している。

昨年、MLKデーを有給休日にした米国雇用者はわずか37%だった。Bloomberg BNAの休暇実施状況調査による。これは米国労働者の5人に2人以下しか、昨年この日に休みをもらっていないことを意味している。今年、雇用者の意識は多少向上し、43%がMLKデーを有給休日にしたとBloomberg BNAは伝えている。

「マーティン・ルーサー・キング・ジュニア・デーを有給休日にする会社が増えたことはもちろん歓迎すべきだが、過半数の米国企業が未だに連邦祝日を有給休日にしていないことを留意すべきだ」と、Bloomberg BNAの調査研究レポート担当マネージャー、Molly Huieがリリース文で言っている。「他の連邦祝日と比較すると、キング牧師の誕生日を休日にしている会社の割合は、大統領の誕生日(37%)とほぼ同じで、コロンブスの日(16%)や復員軍人の日(24%)よりずっと多い。

Twitterでは、特別なMLK絵文字が用意され、#MLK、#IHaveADream、#MLKDay、#MartinLutherKingJr、#MartinLutherKing 等のハッシュタグを使うと表示される。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Slack社CEO、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアに敬意を表す

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マーティン・ルーサー・キング・ジュニア・デーを前に、SlackのCEO Stewart Butterfieldは、キング牧師と市民運動、およびこの会社が今日を休業にする理由について、全社員に向けて心を動かす手紙を送った。Butterfiledの許可を得て、Slackのエンジニア、Erica Bakerが手紙を外部に公開した。「私が心を動かされたからだけではなく、これはSlack社員以外の〈全員〉が読み、吸収すべき重要なメッセージだと思ったから」と彼女はMediumに書いた

Bloomberg BNAの休暇制度調査によると、米国でマーティン・ルーサー・キング・ジュニア・デーを休日にしている会社はわずか37%にすぎない。これは、米国の労働者の5人に2人以下しか休みをもらっていないことを意味している。Butterfieldは社員に対して、この日は仕事をする代わりに、キング牧師の遺産、そして自分たちが投票し教育を受け住居を持つ権利を得ようと立ち上がったために暴力を受け、強姦され、あるいは殺された人々に思いを馳せることを薦めた。さらにButterfieldは、「そもそも『公民権運動』が必要だったことを、われわれがいかに深く恥ずべきであるか」を説いた。

一定の進歩はあるものの、為すべきことはまだまだ多いとButterfieldは言う。

「そして、最後までやり遂げる責任はわれわれ全員にある」と彼は書いた。「われわれ、人民がやるしかない。もし、われわれがこの会社の団結に真の価値を見出しているなら、今こそ、基本的で明白な法の下での平等の権利と平等な保護を訴えただけで、生活を脅かされ、手足を失い、命までも奪われた人々を評価し、記憶し、改めて支持を表明する最適な機会である」

ButterfieldがSlack社員宛に書いた手紙の全文がMediumで読める。Slackは昨年9月に同社の多様性レポートを公表したが、これは小規模な非公開IT企業では稀なことである。Slackの社員は70%が白人だが、注目すべきは同社の技術部門におけるアフリカ系アメリカ人社員の割合(7%)が、データを公表しているどのIT企業よりも高いことだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook