プラハ旧市街を360度パノラマで撮った(ような)405ギガピクセルの巨大写真を見よう、世界記録かもしれない

Jeffrey Martinは巨大なパノラマ写真で世界を撮影していて、その写真をマウスでさっとスワイプすれば友だちの家などにも行ける。今回彼は自分の記録を塗り変えて、プラハの旧市街の幅90万ピクセルの写真を、6か月かけて制作した。

その写真はここで見られるが、その総球体解像度は405ギガピクセルというすごい数値だ。Martinは600mmのレンズと50MPのデジタル一眼レフカメラを使って、旧市街のほとんどあらゆるものの写真を撮った。カテドラル・コンドミニアムやプラハ城も見れるし、道路標識や看板、それに鳩も分かる。それは、美しい都市の美しい眺望だ。

Martinによると、撮った写真の後処理に6か月以上かかり、数千点の写真と加工を必要とした。どのファイルもPhotshopが扱える最大サイズの6倍の大きさで、部分写真の貼り合わせには細心の注意を要し、ものすごく苦労した。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Raspberry Piの公式スターターキットがついに出た、売上台数は1000万を突破

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Raspberry Pi Foundationがやっと、その低価格マイコンの公式スターターキットを発行した。それは、同社曰く、Raspberry Pi 3 Model Bの“どこに出しても恥ずかしくない特別製品”、となり、Apple的な白を生かした光学マウスとキーボード、システムの立ち上げに必要と思われるありとあらゆるケーブル類、などが含まれている。唯一欠けているのは、スクリーンだ。

Piの公式スターターキットはイギリスではFoundationの代理店であるelement14RS Componentsからオンラインで99ポンド(+付加価値税)で買える。世界のそのほかの市場は、“数週間後”だそうだ。Piのもともとの構想は、子どもたちがハードウェアの面倒な使い方を試行錯誤で体験しながらプログラミングをおぼえる、というものだったが、それが今度のように‘箱から出せばすぐ動く’というプラグアンドプレイ型になってきたのは、Foundationとしては一種の革命だ。

立ち上げから4年半となる現在、シングルボードマイコンのPiは1000万台あまり売れ、Foundationは、ケーキの上に最後に飾るいちごのような、プロジェクトの総仕上げとして、その美麗なスターターキットを構想したのだろう。未来の、一層の幸運を祈ろう。昨年の2月にPiは、売上500万台に達した。しかしその後11月に、5ドルという超低価格のPi Zeroを出したことが、需要の伸びを一挙に加速したようだ。

そしてそれが伸びた方向も、Foundationの最初の構想を激しく逸脱している。今では、プログラミングを学ぶ児童生徒たちだけでなく、さまざまな電子製品のメーカーや独創性豊かなスタートアップたちが、Piをベースに何かを作っている。今回のスターターキットは、西欧世界の電子工作愛好家だけでなく、超安価なPiが広まっている途上国市場にとっても、ふさわしいものだ。

これまでは、公式スターターキットの不在を好機ととらえて、Kanoのような企業がPiを主役とする教材キットのような製品を市場化してきた。それらは、ゲーム的な要素を含むプログラミング教材だ。だから公式スターターキットが出た今後も、いろいろと変わった趣向を盛り込んだ教材的玩具的製品に、十分な市場機会があると思われる。特殊な、ニッチ的需要も、きっとあるだろう。

Piの公式スターターキットには、次のものが含まれている:

  • Raspberry Pi 3 Model B
  • 8GB NOOBS SDカード
  • 専用ケース
  • 2.5Aマルチリージョン電源
  • HDMIケーブル、1メートル
  • 光学マウスとキーボード、キーボードは高品質シザースイッチアクション
  • Adventures in Raspberry Pi Foundation Edition一冊

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

マウスの動きからユーザのネガティブな感情が分かる…Webサイトデザイン改良システムをBYUの研究者が開発

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不満やイライラを抱えているときは、マウスの動きが遅いといわれる。そこでブリガムヤング大学(BYU, ユタ州プロボ)の研究者たちは、マウスの動きからその人のフラストレーションや怒り、混乱などの心理状態を検出するシステムを作ろうとしている。

彼らの発見によると、ユーザが“動転したり混乱している”ときには、マウスがきれいな曲線や直線で動かずに、ギクシャクした動きになる。また、怒っているときには、マウスの動きが通常より遅くなる。

“この技術を使えば、Webサイトが無能な‘でくのぼう’状態から脱することができる”、とJeffrey Jenkins教授は語る。“Webサイトは情報を提示するだけでなく、ユーザを人間として感じ取れるようになる。ユーザの入力を受け取るだけでなく、ユーザの感情を理解できるようになる”。

Jenkins先生曰く、“ふつうの人は、‘フラストレーションを感じているときはマウスの動きも速くなるよ’、と思うかもしれない。でも実際には、そんなとき、マウスの動きは遅くなるのだ”。

そのシステムはマウスの動きをリアルタイムで捉え、それを気分にマッチさせる。教授の展望では、Webのデザイナーはこれを使ってサイトのデザインを改良できる。ユーザがどこで混乱を感じたかが分かるから、と言う。

Jenkinsはこの技術をライセンスし、またWebサイトのデザインを改良するサービスを提供する小さな企業を作った。モバイルでは、スワイプやタップの動作から怒りを検出できる、という。

“これまでは、ユーザがいらついていることが分からないから、デザイナーはサイトの再訪率を上げることができなかった”、と彼は語る。“ユーザの否定的な感情が分かれば、それをなくす方向でデザインを改良できる”。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。