iOS 8ベータのロック画面で、位置情報に応じたアプリが「おすすめ」される

AppleのiOS 8には、ロック画面の左下隅に、位置情報に応じてお薦めアプリを表示する新機能が入っていることが、MacRumorsフォーラムへのデベロッパーの書き込みでわかった。これは、既にインストール済みのアプリの場合も、持っていないアプリが薦められる場合もある。

おすすめが表示されるのは、iOSデバイスとMacの間をスムーズに移動するためのContinuity(連続性)機能アイコンと同じ位置だ。ただしこちらは、コンテキスト的に関連のあるソフトウェアが表示される。例えばスターバックスに入った時、スターパックスアプリを簡単に開くことができたり、駅に着いたら、その駅専用のアプリがお薦めされるといった具合だ。既存のアプリにも有効と思われるので、デベロッパー側が修正する必要はないが、現実世界のATMや券売機、レジスター等とやりとりするアプリが対象になっているようだ。

あるユーザーに聞いたところ、UCSCキャンパスに入ったらUCSCアプリがお薦めされたが、インストールされていなかったためApp Storeへのリンクが表示されたそうだ。MacRumor読者からも似たような話があり、Costcoに行った時に、App StoreのCoscoアプリのリンクが出たと書いていた。ロック画面のアイコンを上にスワイプするとApp Storeのそのアプリが表示されたが、ストア内の別の場所へは行けなかった。

Appleは昨年iOS 7で、App Storeに「近くで人気」機能を導入し、同じ地域のApp Storeユーザーがよくダウンロードしているアプリのリストが表示されるようになった。しかし、今回の追加は全く新しいレベルのコンテキストを利用したアプリ発見を提供するもので、インストールはしたがあまり使っていないアプリを思い出させる効果がある。メンバーカードアプリ等、他のPassbookアプリの利用促進にも大いに役立つだろうから、デベロッパーは対応する価値がある。

高度なコンテキスト利用は、スマートフォンプラットホームにとって益々重要性が高まっており、様々な意味でGoogle Nowと機能的に競合するが、特定の位置に応じてユーザーに直接行動を起こさせる点で、一歩先を行っている。また、ユーザーがお薦めを押しつけがましく感じない程度に目立たない。初期ベータの機能が全て最終版iOSに採用されるわけではないので、今後どう発展するのか、どんなアプリが対応するかは、正式公開を待つしかない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook