Intelが28コアのシングルソケットチップを今年の終わりごろローンチする

Intelは日に日に強さを増すAMDやQualcommからのプレッシャーを痛感しているし、Apple が独自のチップを開発してMacのIntelプロセッサーをリプレースするという報道が事実なら、競争はさらに激化するだろう。先週、Computexの前のEngadgetのインタビューで、IntelのクライアントコンピューティングのヘッドGregory Bryantは、Intelは昨年の真打ち18コア36スレッドのi9-7980XEよりももっとすごい、強力なチップを発表するだろう、と述べた。

今日(米国時間6/4)台湾の台北で行われたComputexにおけるIntelのキーノートは、今後のローンチのプレビューに終始したが、Bryantによれば、今年の後半にはシングルソケットのプロセッサーで、なんと28コア5GHzというものを発表するそうだ。至近の競合機種としてはAMDのThreadripperが思い浮かぶが、こちらは16コア32スレッドだ。

Bryantは、そのデビューは今年の第四四半期と言ったが、価格は公表しなかった。i9-7980XEは今1999ドルだから、それより高いことは確実だろう。

Intelは、新たな限定版チップi7-8086Kをリリースした。こちらは5.0GHzでこのチップとしては記録更新だが、ご先祖x86プロセッサーを記念する製品で、その最初の8086基は早いもの勝ちの無料で提供される。

Coreプロセッサーの第八世代(i10)、ニックネームWhiskey Lakeの計画も、発表された。Intelの14ナノメートル技術を使用し、軽量ラップトップ向けに設計され、バッテリーやファンのスペースを横取りしないそうだ。もうひとつのAmber Lakeチップシリーズも14ナノメートルで、超薄型ラップトップやタブレット用、という。

そのほかの発表は、Optane SSDのアップデート機905P、こちらはより小さいM.2のデザインで最大1.5TBを提供する。

チップ以外ではIntelは今、Sprintとデバイスを共同開発中だそうだ。そのハードウェアパートナーはAcer, ASUS, Dell, HP , Lenovo, Microsoftで5Gのネットワークに対応。ローンチは来年だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa