AWSがElastic MapReduceのコンソールをアップデート, 大量データ/大量クラスタの管理に対応

Amazon Web Services(AWS)が、同社のElastic MapReduceのコンソールをアップデートして、大量のデータをより容易に管理できるようにした。

アップデートの中心は、一連の新しい機能の可用性とアクセスの向上で、それにはインスタンスの加除によるクラスタのサイズ変更、クラスタのクローン作成、Hadoop 2の運用、特定の可利用ゾーンの注視、などが含まれる。

クラスタの構成は、1ページに収められた:

HadoopとMapRはバージョンを選べる:

クラスタリストが見やすくなった:

AWSは複雑さと使い辛さで悪名を馳せている。その基本方針は、最小限のものだけを提供し、AWSやサードパーティのサービスはユーザ自身が展開時に加える、というものだ。しかしクラウドコンピューティングのユーザのすそ野が広がるに伴って、相対的にサービスの敷居が高くなっている。

TechCrunch DisruptでデビューしたPaaS、CPUsageの協同ファウンダでCEOのJeff Martensによると、“Elastic MapReduceの今度のコンソールは、これまでAWSが不得意だった可用性の部分での大きな前進だ。シアトルの連中を、ほめてあげたい。UIとUXの改良が急務なプロダクトはAWS界隈にまだたくさんあるから、今回のような動きが今後広がることを期待したい”、ということだ。

AWSの役員たちも昨年、エンタプライズ市場を攻略し、Googleなどとの競争に伍していくためには、クラウドサービスにつきものの複雑性を抽象化した管理サービスの提供が重要だ、と述べている。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))