ロシア当局がウクライナ人活動家たちのWebサイトを”テロを奨励”として封鎖

革命の動乱の最中(さなか)にあるウクライナに、ロシアの軍事介入が続いているが、それと軌を一にしてロシア当局は、ロシアのソーシャルネットワークVKontakte上で活動家たちのWebサイトを13サイトもブロックした。すなわちAP通信の報道によると、ロシア検察庁はその一翼であるメディア監督機関Roskomnadzorに命じて反体制派たちのサイトを封鎖させ、彼らが“テロリストの活動”を奨励している、と非難した。

オバマ大統領は、クリミア地域へのロシアの軍事介入を国際法違反と呼び、経済的および外交的な制裁を示唆した。ロシア軍のクリミア急襲は、親ロシアの大統領Viktor Yanukovychの追放に続いて起こった。ロシアは、民間人を保護するため、と主張している。

今回のWebサイト閉鎖は、ロシアの計画の手始めにすぎないと思われる。

Foreign Policyの記事によると、“クリミアを占領したロシア軍は携帯電話の通信を妨害し、クリミア半島とウクライナ本国とのあいだのインターネット接続を切断している”。一部の電話サービスはブロックされ、クリミア政府のWebポータルはオフラインにされている。

Council on Foreign Relations(外交関係評議会, CFR)の特別上級研究員Adam Segalは、ロシア側の今後の意図をこう推測する: “軍事衝突があれば、通常部隊の戦力を削ぐためにサイバー攻撃を利用するだろう”。

[画像クレジット: Flickr user blu-news.org]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


エドワード・スノーデンが亡命をもくろむエクアドルは、ジャーナリストにとって理想郷ではない

NSAの通報者、Edward Snowdenは、米国の準敵国を巡るこのツアーでエクアドルの青い空に向かっている。エクアドルは、Wikileaksのファウンダー、Julian Assangeをはじめ世界的情報漏洩者にとって安全な隠れ場だが、この国はジャーナリストにとっては理想郷ではない。Freedom Houseによる報道の自由評価で「部分的に自由」のレーティングを受けた同国に関するレポートにはこう書かれている。

「ジャーナリストやメディア企業に対する攻撃が後をたたない。2011年、国の報道の自由監視組織であるFundamediosは、当局および一般市民による150件近くのメディア攻撃(物理的、言語的、および法的)を報告している。

ラファエル・コレア大統領は、メディアを「インクを使う暗殺者」と呼んでいると報じられている。警察の暴動に対するコレア大統領の対応を批判した少なくとも一人のジャーナリストは、同国のあまり優しくない名誉毀損法によって懲役3年を求刑され、マイアミに逃亡しなければならなかった。

コレア大統領は批判に反論して、「われわれは言論の自由の名の下に日々繰り返される嫌がらせや犯罪を容認するわけにはいかない」と言っている。(「国境なき記者団」はエクアドルのメディア問題に対して、心地良い響きの「まあまあ」のレーティングを与えている)。

コレア氏は、他の自由諸国がAssangeの投獄に期待を寄せる中、エクアドルが彼をロンドン大使館で保護していることにも言及できる。Wikileaks騒動の一部始終は米国とエクアドルの間に冷やかな関係を呼んだ。漏洩した外交電文によると、米国大使はコレア氏が腐敗した役人を昇進させたと主張し、その結果エクアドルは同大使を追放し、米国もエクアドルの駐米大使を追放した

このため、誰もがエクアドルは純粋な信念に基づく理由でAssangeを保護しているとは信じていない。「報道の自由についてコレア氏が言っていることと現実との間には巨大なギャップがある」と、報道の自由監視グループFundamediousの責任者、César Ricaurteは言った。「もしAssangeがエクアドル人だったら、彼は今頃牢屋の中だろう」。

エクアドルがこれをPR活動として行っているのであれ、報道の自由に対する入り組んだスタンスをとっているのであれ、漏洩者たちは新たな安全な隠れ場を手に入れたようだ。

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(翻訳:Nob Takahashi)