企業のサイバー防衛強化を支援するイスラエルのCYEが約100億円を調達

サイバーセキュリティスタートアップのCYEは、投資会社EQTが主導し83Northが参加した新たな資金調達ラウンドで1億ドル(約104億6000億円)を調達した。

CYEは2012年にReuven Aronashvili(ルーベン・アロナシュヴィリ)によって設立され、企業のセキュリティ強化を支援している。これは主に悪意のあるハッカーが侵入する前にネットワーク防御の弱点を発見するため、顧客の明示的な同意を得て攻撃的な操作を行うことによって、企業のセキュリティ体制を強化することを目的としている。同社はまた、インシデント対応やセキュリティコンサルタントの他、企業のネットワーク全体および資産の評価を支援する同社の主力製品 「Hyver」 も提供している。

CYEはこれまでうまくいっており、創業以来収益を上げ、フォーチュン500の企業にも顧客を持っている。同社はロンドンにも進出しており、最近ではニューヨークにもオフィスを開設した。

CYEのチーフマーケティングオフィサーであるSharon Argov(シャロン・アルゴフ)氏は、同社が1億ドルの投資を業務拡大、研究開発、販売、マーケティングに投資し、80人の従業員を倍増させる計画だとTechCrunchに語った。

アロナシュヴィリ氏はCYEについて「企業がサイバーセキュリティへの取り組み方を根本的に変え、ビジネスに対する最も緊急性の高い脅威を正確に評価できる組織を構築することに焦点を当てています」と述べている。

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カテゴリー:セキュリティ
タグ:CYE資金調達

画像クレジット:CYE / supplied

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(文:Zack Whittaker、翻訳:塚本直樹 / Twitter