テキサス州当局に引き渡された3Dプリントで銃を作るCody Wilsonが保釈で出所

先週、Hatreon(ヘイトスピーチ・サイトのためのクラウドファンディング)の作者で、3Dプリント銃の普及活動家Cody Wilsonは、未成年者に対する性的暴行で告発されていたが、台北に逃亡して数日間逮捕を免れていた。しかし金曜日(米国時間9/21)に当局はWilsonの所在を突き止め、テキサス州に送還させた。Harris Countyの拘置所に勾留されたWilsonは、その後15万ドルの保釈金で保釈された。

[Cody Wilsonが台湾に逃亡](未訳)

Wilsonは金曜日に、アメリカの連邦保安官と台北警察、およびアメリカ国務省の協力により逮捕された。彼の嫌疑は、8月22日の事件において、彼がSugarDaddyMeet.comで見つけた16歳の少女に性的暴行を加え、North Austinのホテルにおける性行為で500ドルを彼女に払った、というものだ。

嫌疑は防犯カメラの映像にWilson自身と彼の会社の番号の車が写っていたことで確証された。告発者のカウンセラーは、その16歳の少女の話を聴き、彼女がWilsonを同定し、その性的暴行とされる行為を説明したため、告発に踏み切った。

Wilsonはオースチンに住み、国防関連企業Defense Distributedを保有し経営している。同社は、“アメリカの銃兵の役に立つ”研究開発を行っている、とされる。彼は、当局が逮捕のために彼を探している、という垂れこみ情報により台湾に逃亡した、とされる。

テキサス州西部地区担当の連邦保安官Susan Pamerleauは、こう語る: “台北市当局と、台湾当局、そしてアメリカの州と連邦の献身的かつ国際的共同努力により、逃亡犯を法の下(もと)に確保できた”。

一方、Wilsonの弁護士Samy Khalilは、地元メディアへの声明で、“Codyがテキサスに戻り、われわれが彼のために仕事ができるようになったことは、喜ばしい。クライアントを代表する者として、彼の弁護の準備をしたい”、と述べている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

今度は3Dプリントでピストルが完成…鋼鉄もすこし使っています

銃の部品専門のThingiverse、と呼びたいDefense Distributedは、しばらくAR-15用ロアレシーバーの3Dプリントに取り組んでいたが、今度はついに、Liberatorと名付けた3Dプリント拳銃を完成させた。完全にABS樹脂による3Dプリントだが、撃針だけは違う。とにかく(略称)DefDistは銃の作り方をオープンソースにすることが使命だと自称しているから、またその成果が一つできたわけだ。

Forbes誌が実際に試してみて、ファウンダのCody Wilsonはオープンソースの計画を彼のサイトでリリースする、と言っている。実射が可能で、口径も変えることができる。

金属探知機で見つかるように、一部に鋼鉄も使っている。それは、Undetectable Firearms Actという法律に違反しないためだ。

この火器の実用性や信頼性については、何とも言えない。ABS樹脂の品質はプリンタによって違う。でも、プリンタと樹脂が上質で運が良ければ、これが手の中で爆発することはないだろう。

まだ情報が少なすぎるが、でも今週はまた、銃保有の権利をめぐる議論がにぎやかになりそうだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))