簡単な構造で大きな(背の高い)物でも3Dプリントできる学内研究プロジェクトDeltaprintr

毎日、3Dプリンタの話題が最低一つは載る、という今日この頃。今回のは、SUNY(ニューヨーク州立大学)Purchase Collegeで研究開発されているコンパクトな3Dプリンタで、簡単な部品交換により相当背の高い物でもプリントできる。なお、プリンタを構成する部品の切り出しには刃物でなくレーザーを使用している。

このプリンタはプラスチックを100ミクロン幅で押し出すが、とりあえず精度としては十分だ。しかも、可動部品がとても少ない。プリントヘッドが3つのレールに乗っている*ことに、お気づきと思うが、そのために、もっと長いバーを使ったり、大きな物をプリントするための拡張部品を使える。〔*: その三角形が、Deltaという名前の由来。〕

学生のShai SchechterとAndrey KovalevとYasick NemenovとEugene Sokolovが始めたこのプロジェクトは今プリベータ(ベータ前)の段階で、11月にはKickstarterで資金募集を開始する予定だ。今後のアップデートを追いたい人は、ここで登録を

チームはこのプロダクトを完全にオープンソースにしたい、と願っている。高価な部品はほとんど使っていないから、価格を激安にできる。ぼくもこのプロジェクトを好きになったが、気になるのはソフトだ。ソフトこそ、3Dプリンタの脳であり心臓だ。ソフトがしっかりしてれば、ぼくも完全なファンになるだろう。


[↓長いバージョン(75分)]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))