Amazon、EC2用ファイルストレージサービス”EFS”を発表

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本日(米国時間4/9)サンフランシスコで行われたAWS Summitで、Amazonは新しいストレージサービス、Amazon Elastic File System (EFS)を発表した。AWSで複数のEC2バーチャルマシンを横断する共通ファイルシステムを、NFSv4標準プロトコルを通じて提供する。この新サービスのプレビュー版は「近い将来」公開される予定。

EFSは、標準NFSプロトコルをサポートしているため、殆どの既存ファイルシステムツールやアプリケーションで使用できる。つまりデベロッパーは、どんな標準ファイルシステムにもこれをマウントして管理することができる。

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Amazonによると、このサービスの代表的な利用形態は、コンテンツ保管庫、開発環境、ウェブファーム、ホームディレクトリー、ビッグデータ・アプリケーション等 ― 基本的に大量のファイルを扱うものなら何でも。

AmazonのAWS責任者、Andy Jassyは今日の基調講演で、同社の顧客は以前からこの種のサービスを要望していたと語った。Jassyによると、現在はファイルサーバーの容量を予測することが難しく、利用可能率や性能の管理を困難にしている。何か問題が起きればすぐに広がる、なぜなら複数のアプリケーションが同じファイルシステムを使っていることが多いからだ。

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EFSを使えば、企業はファイルシステム全体を、今AWSでオブジェクトを扱っているのと同じように管理できる。

EFSストレージはすべてSSDベースなので、スループットと遅延は問題にならないはずだ。さらにデータは、異なる有効ゾーン間で自動的に複製される。

他のAWSサービスと同じく、ユーザーは実際に使用したストレージに対してのみ料金を支払う。Amazonによると、EFSサービスの料金は、月間1GB当たり0.30ドルだ。

EFSは、Amazonの既存のファイルストレージサービスであるオブジェクトストレージのS3、ブロックストレージのElastic Block Store、およびアーカーバルストレージのGlacierを置き替える。

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コーディング練習をゲームに変えたCodeFightが、240万ドルを調達

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プログラミングスキルの練習をゲームに変えたスタートアップ、CodeFightsが、240万ドルのシード資金を調達した。開発者が「コードバトル」に参加して、時計または直接相手と戦うリアルタイム・ソーシャルゲームだ。このサイトは公開されてから6ヵ月ほどしかたっていないか、既に7万人のユーザーが参加して150万問のチャレンジに解答している、と共同ファウンダーのTigran Sloyanは言う。

彼いわく、サイトはデビュー以来毎月30~40%伸びている。

今回のラウンドに参加した投資家は、Felicis Ventures (Aydin Senkut), Sutter Hill Ventures (Mike Speiser), Adam D’Angelo (Facebook co-founder/Quora CEO), Auren Hoffman (LiveRamp CEO), Tom Fallows (Google Shopping Express founder/Uber), Raffi Krikorian (Twitter VP of Eng/Uber) 等。

アルメニア出身でMIT卒業生のSloyanによると、このスタートアップのアイデアは、彼と共同ファウンダーのAram Shatakhtsyanが、国際数学オリンピックや、国際情報オリンピック等、数学あるいはコーディングの国際競技会に参加した体験から生まれた。

Sloyanは、同サイトのコンセプトを自身の修士論文テーマとしても提案したが、結局論文を書く前にシリコンバレーのOracle、Google、あるいはGoogle Venutureが支援するスタートアップ、Premise等の会社で働くこととなった。

しかし、そのアイデアは忘れなかった、と彼は言う。

「キャンデーを並べ替えたり、鳥を撃ったりするようなくだらないスキルに挑戦する代わりに、実際に誰かのプログラミングや数学のスキルに挑戦するのです」とSloyanは語る。「これをプレイしていると時間を無駄にしていると感じません ― 終った時に新しい何かを学んでいるからです」。

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サイト開始当初は、JavaScriptのチャレンジだけだったが、それ以来Java、C++、およびPythonへとサポート範囲を拡大した。プログラマーたちは、デバッギング・チャレンジに競って解答して、成功すればレベルアップやバッジを獲得できる。

最初のチャレンジは短い ― わずか数分で解ける。しかしラウンドを重ねるごとにゲームは難しくなりプレーヤーに与えられる時間も長くなる。サイトに行くとプレーヤーは時計と戦うか、自動マッチングシステムが選んだ同じくオンラインで戦おうとする相手と、1対1で争うかを選択できる。

今のマッチングシステムはごく単純なものだが、将来参加者が増えたときにはスキルレベルに応じた人々をマッチさせる計画だとSloyanは言った。

現在サイトには1500種類以上のチャレンジがあり、Sloyanによるとレベル100に到達したプログラマーも何人かいるという。

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今回のシード資金を使って、コンテンツの幅を広げてさらに多くのデベロッパーにアピールすると共に、チャレンジの種類も増やす計画だ。Sloyanは、エンジニア向けにデータベースのチャレンジや、CSSコードの間違いを見つけるチャレンジ等も加えたいと言っている。

また、現在は比較的高度なプログラマーをターゲットにしているが、例えば初心者が自分のスキルを高めるための簡単なゲームを提供することで、サイトをビギナーの学習用にも使えるはずだとSloyanは考えている。

スタートアップの共同ファウンダーには、元GoogleのFelix Desrochesも名を連ねており、現在社員募集中だ。しかし応募者候補の楽しみな基盤が既にあった。「コミュニティーの中から探そうと考えています」とSloyanは言う。「私たちの商品を愛してくれる人を雇うのがいちばんですから」。


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Algorithmia―研究者とスタートアップをつなぐユニークなアルゴリズムのマーケットプレイス

Algorithmiaは昨年8月に240万ドルの資金を調達したスタートアップだが、強力なアルゴリズムを発明した研究者とソフトウェアのデベロッパーを結びつけるマーケットプレイスのプライベート・ベータテストを開始した。

このマーケットプレイスにはすでに機械学習、音声画像処理、コンピュータビジョンなど800のアルゴリズムが登録されており、デベロッパーのさまざまなニーズに応じられるようになっている。

このサイトにアルゴリズムを登録した発明者は、そのアルゴリズムの利用者から料金を受取ることができる。Algorithmiaではアルゴリズムの募集にあたって懸賞金システムを用意している。ソフトウェアのデベロッパーが特定の機能を果たすアルゴリズムを募集すると、その分野に詳しい研究者が、料金を取り決めた上で、スクラッチで開発を始めるという仕組みだ。

このサービスに登録されたアルゴリズムのデモとして、サイトにはウェブ・クローラーの動作をシミュレートするアプリが公開されている。これには7人の研究者のアルゴリズムが利用されているという。クローラーの動作はビジュアル化され、ノードの重要性に基いて色分けされる。ノードごとのページランクも一覧表示される。

〔日本版〕Algorithmiaのデモは、デモとは思えない強力なアプリで、興味深い情報が得られる。 http://jp.techcrunch.com/ などと入力してMap Siteボタンを押すとトップドメインから順次下位ノードをクロールする。デフォールトでは20段階先までクロールする。紫色がもっともページランクの高いノードとなる。マウスをホバーさせるとURLが表示され、クリックするとリンク先内容がサムネールで表示される。 http://www.yahoo.co.jp/ のような巨大サイトを20段階クロールするのには数十秒かかるが、ダイナミックなビジュアルを見ているだけでも面白い。またサイトの構造がよくわかる。 クロールを5,6段階に制限すると個別のノードが見やすくなる。

画像:Algorithmia

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Google、ゲームデベロッパー向けの新しいアナリティクス、広告ツールを発表

今日(米国時間3/3)、GoogleはAndroidのゲーム・デベロッパー向けの新しいツールをいくつか 発表した。 これにはプレイヤーのゲーム中の行動を詳しくモニターできる新しいアナリティクス・ツールが含まれている。またAdMobプラットフォームを利用した新しい収益化手段も提供された。同時に最近生まれたGoogle版スマートテレビのAndroid TVにゲーム用のNearby Connections APIをリリースした。

アナリティクス・ツールはPlayer Analyticsと呼ばれ、数週間以内に公開される。この新しいツールはユーザーのプレイ時間やchurn rate(有料サービスの解約率)などを追跡することができる。またユーザー当たり平均売上やセッション数を計算する機能もある。Googleによれば、人気ミニゲームのBombSquadはこのツールをテストし、収集したデータを用いて売上のユーザー単価を倍増させることに成功したという。もっとも、Googleが売上の増加に失敗した例をPRに使うはずはないが。

ゲームのマネタイズに関しては、 Googleはネイティブ広告、ハウス広告に加えてaudience builderというツールを発表した。メディアの世界でもネーティブ広告が次第に普及してきたが、Googleはこれをゲーム市場にも応用しようと考えている。こうした新しいフォーマットの広告はゲームのビジュアルにマッチするようデザインされる。つまりプレイヤーは一見しただけでは広告と気づかない(これがネイティブ広告の大きなメリット。われわれは長年培われた習慣で広告と分かれば自動的に無視してしまう)。ネイティブ広告は現在ベータテスト中だ。

次のハウス広告はデベロッパーがゲーム中でアプリ内購入を促す広告だ。アプリ内購入に関して有望なユーザーをAdMobが選別する。デベロッパーはこの情報に基いてカスタマイズされたアプリ内有料アイテムの広告を表示する。ハウス広告もベータテスト中だが、数週間以内に全てのAdMobユーザーに公開される予定だ。

最後の新機能はAudience Builderと呼ばれ、ゲームの新たなユーザーを発見するツールだ。Googleによれば、「AdMobがプレイヤーの行動を分析し、デベロッパーに潜在的顧客のリストを作成する」のだという。 デベロッパーはこの情報に基いて別のゲームをこうしたユーザー向けにカスタマイズし、プロモーションを行うことができる。

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Microsoft、シリコンバレーに求愛―YCのスタートアップ各社に50万ドル分のAzureを提供

今週、Y CombinatorとMicrosoftは提携プログラムを発表した 。これによると、MicrosoftはY Combinatorの現在のクラスにAzureクラウド・コンピューティングを無料で提供し、インキュベーションを助けるという。

このプログラムにより、参加スタートアップにはそれぞれ50万ドル分のAzure利用クレジットと3年間のOffice 365への無料アクセス権が与えられる。50万ドル分のクラウド・コンピューティング能力の提供はMicrosoftにとっては何でもないだろうが、Y Combinatorに参加している若いスタートアップにとっては莫大なものだ。厳しい審査を通ってクラスへの参加を認められた際にY Combinatorから投資されるキャッシュの何倍にもなる。これはたいへん興味深い試みだ。

Microsoftは世界各地でアクセラレータ・プログラム を実施している。たとえばイスラエルではMicrosoft Venturesが主体となっている。このチームは以前Bing Fundと呼ばれ、その立ち消えになっていた育成事業の後継だと思われる。Microsoft Venturesの以前のボス 、Rahul Soodは私の問い合わせに対してTwitterで「 MicrosoftはBing Fundを中止した」と確認した。

(アップデート:Microsoftの広報担当者とチャットした。それによると、Bing Fundは活動を中止した後、事実、Microsoft Venturesに吸収された。同事業は数件の投資を行ったが、現在は積極的に活動していない。Microsoftは現在スタートアップに対する直接投資は行っていない、とのことだ。)

なおYCのスタートアップにクラウド・コンピューティングを提供するのはAzureだけではない。Amazonは10万ドル分のAWSを提供、Digital Oceanは1万ドル、Herokuは5万ドルをそれぞれ提供している。しかし今回のMicrosoftが提供するクラウド・コンピューティングの価値は他のプロバイダーの提供分を合計したものの2倍にあたる。

このプログラムの一環としてMicrosoftはY Combinatorのファウンダーたちを対象として1日がかかりで解説とプレゼンテーションを行う。これにはMicrosoftのチーフ・エバンジェリスト、Steve GuggenheimerとAzureの責任者、Scott Guthrieが加わる。

私は対象となるY Combinatorのファウンダーの何人かと話をしたが、一人は「すごくびっくりした。実にすばらしい」と語り、「これまでAzureを使うことを考えていなかったが、こうなればもちろん使う。Azureだけを使うことになるかもしれない」と付け加えた。

このプログラムは将来有望なスタートアップのFounderたちの「ハーツ・アンド・マインズ」をMicrosoftがつかむために大いに役立つだろう。Azureを50万ドル分使えるということは、近い将来、それだけの資金を節約できるということだ。小さなスタートアップにとって非常に大きな意味を持つのは明らかだ。

現在シリコンバレーではAmazonのAWSはクラウド・コンピューティングのデファクト標準だ。しかしY CombinatorのクラスへのAzureの無料提供が今後も繰り返されるなら、この勢力図を少しではあれ、変えるかもしれない。Y Combinatorのクラスのファウンダーたちのうち、どのくらいがAWSでなくAzureを選ぶか注目したい。

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マイクロソフト、Windows 10は6月出荷が目標か


Neowinの記事によると、MicrosoftはWindows 10を6月に完成させようとしている。もちろん、予定は未定だ。Microsoftは発売時期に関するコメントを拒んでいる。

Microsoftは、Windows 10を今年中にリリースする。同社は、1月に第2プレビューをリリースし、Windows 10のモバイル・ビルドは今月公開される予定だ。

そして4月に行われるBuildカンファレンスで、MicrosoftはWindows 10のさらなる部分をデビューさせるだろう。それらのアップデートは、もちろんデベロッパー向けだ。

もし6月がWindows 10の完成時期には早すぎると感じる人は、Windows 8のリリースサイクルも類似していたことに注目されたい。上述したNeowinレポートの中で、Brad Samsが指摘している。

時期に関する参考情報として、Windows 8のリリース日程を見てみると、あのOSはRTM(正式版完成)は2012年8月1日で、Windows 8の消費者向けプレビューが公開されたのは2月末だった

Windows 10の新しいビルドが1月中旬に出たということは、RTMは8月より少し前になることが示唆される。例えば6月だ。

ただし待つのはまだ早い、あなたがOEMでない限り。RTMということは、コードが提供されるのはDell等のOEMという意味であり一般消費者ではない。それでもMicrosoftは、Windows 10塔載マシンを、はるか先の年末商戦はもちろん、新学期セールに間に合わせようとしている。

というわけで、Windows 10の開発サイクルはほぼ予想通りの状態が続いている。なぜこの会社は、社内で使っている日程を公に認めないのか? 予定は変わるからだ。いつ到着するかを言わなければ、決して遅刻はしない。

そう、ガンダルフのジョークが使えるのだ

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Microsoft、Internet Explorerではない新ブラウザを開発中との情報

ZDNetのMary Jo Foleyの最新記事 によれば、MicrosoftはSpartanというコードネームのまったく新しいブラウザを開発しているという。

Foleyによれば、Spartanは「まったく新しいプロダクトであり、Internet Explorerではなく、Windows 10にバンドルしてリリースされる」そうだ。簡単にいえば、MicrosoftはInternet Explorerのレンダリング・エンジンを利用したより軽量で高速なブラウザを開発しているようだ。

よく知られているようにInternet Explorerにはゼロから強引な戦略で市場を独占したという芳しからぬイメージがあった。 その後Firefoxの登場でシェアの低下が始まり、Chromeによってトップの座から追い落とされた。しかし最近はオープン化戦略による高性能化で巻き返しを図っている。

最近のオープン化志向がIEの悪玉イメージの払拭にどれほど役立っているかはまだ不明だが、Microsoftがブラウザシェアの獲得の必要性に迫られていることは間違いない。スマートフォンからテレビまで広汎なデバイスのプラットフォームとなるWindows 10におけるブラウザのシェアは特に重要だ。

Microsoftがデベロッパーがアプリを一度開発すればすべてのWindows 10デバイスで作動するようにしたいなら、古いデスクトップのしがらみを断った、あらゆるデバイスで作動し、さまざまな入力を直感的かつ高速で処理できる新しいブラウウザを開発しようとするのは理にかなっている。.

Microsoftはこの件の取材に対してコメントを避けている。

2015年の1月前半はMicrosoft関連の重要ニュースが続くかもしれない。まず一般ユーザー向けWindows 10のプレビュー版が公開される予定だ。それが大きな反響を呼ばないようだと、新OSの発表に向けた勢いが削がれることになりかねない。IEではない新しいブラウザのバンドルは一般ユーザーにWindows 10への興味を掻き立てるのに役立つだろう。

だが、われわれとしてはInternet Explorerの再活性化に失敗した場合のMicrosoftのブラウザのシェアがどうなるか、もう少し長期的な視野に立って考えてみるべきかもしれない。

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Google、数十万人の少女たちにホワイトハウス・クリスマスツリーライトのプログラミングを任せる


第92回恒例ホワイトハウス・クリリスマスツリー点灯セレモニーが、今年はちょっとIT化される。その殆どが若い女性である30万人以上の人たちが、GoogleのMade with Codeキャンペーンを通じて、点灯セレモニー中に56箇所のホワイトハウス・クリスマスツリーのライトがどのようにダンスするかのプログラミングを行う。

30万種類のライティングプログラムが実際にどう見えるか、今夜のイベントが行われるまで誰にもわからない。ライブで見たい人は、ホワイトハウスYouTubeチャンネルで、5 pm ESTから中継される。

Brittany Wenger(20)は、今夜のセレモニーに参加する選ばれた10人の一人だ。プログラム参加者の年齢は4~20歳にわたるが、殆どがティーンかトゥイーンだ。

Wengerは、どの女の子のコードも非常に正確な時間が「秒単位」で仕込まれていると言った。彼女は自分のコードが輝く時どう見えるかを説明しようと、「私のはブルーから始まって、グリーンに変わりながら中心に向かっていく感じです」と話した。

WengerはDuke大学の学生で、Made with Codeのアンバサダーの一人だ。彼女のスキルをGoogleが見出したのは、乳ガンを発見するアプリを作った時だった。ホワイトハウス・クリスマスツリーライトは、パソコンを使える人なら誰でもプログラミングできるが、プロジェクトは主として若い女性に向けられたものだ。

「Made with Codeは、プログラミングに興味のある女の子のために作られた入門用学習プラットフォームなので、ものすごく易しくできているんです」と彼女は言った。

Wengerと他の選ばれた女子たちは、今夜自分がプログラムしたライトを見るためにホワイトハウスで待機中だ。彼女は、大統領夫妻がいる同じ場所にいることにかなり興奮している様子だった。さらに彼女は、トム・ハンクス、リタ・ウィルソンのふたりと一緒に、Made with Codeプログラムや若い女性のコンピュータ・サイエンス進出奨励について話し合う予定であるとも言っていた。

大統領のティーンエージャーの娘たち、マリアとナターシャがプログラムに参加するかを聞かれると、「わかりませんが、これから参加してくれたら嬉しいです。もっともっと多くの女性がプログラミングするようになるのが私の願いです」と彼女は言った。

ヅリーのどれか1本のために何かをプログラムしたい女性は誰でも、Made with Codeを通じて今からでも参加できる。ホワイトハウスのツリーは、ホリデーシーズンを通じて新しいプログラムを受付けている。

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FirefoxがiOSにやってくるかもしれない


この一年Mozillaは、iOS版Firefoxは作らない、なぜならAppleはiOS上でMozillaのウェブエンジンを使うことを許さないからだと断言してきた。しかし新たなCEOを迎え、Mozillaの立場は変わりつつあるようだ。今日(米国時間12/2)オレゴン州ポートランドで行われたMozillaの社内イベントで、同社は自社ブラウザーをiOSに載せる必要があると語った。

「われわれは、われわれのユーザーがいる所にいるべきだ」とFirefoxのリリースマネージャー、Lukas Blakkが今日Twitterに書いた(MozillaのFirefox担当VP、Jonathan Nightingaleを引用したものと思われる)。「だからFirefoxをiOSで動かす」。

Appleは自社プラットフォーム上でサードパーティー製ブラウザーエンジンを動かすことに関して、ことごとく厳格である。例えば、現在ChromeやOpera等のサードパーティー製iOSブラウザーがiOS上で動作できるのは、Apple製のJavaScriptとレンダリングエンジンを使っているからだ ― あるいはOperaの場合は、サーバー上でレンダリングを行った後端末に送っている。

MozillaがどのようにFirefoxをiOSに持ち込むつもりなのかは不明だが、Appleがプラットフォームをサードパーティー製ブラウザーエンジンに開放するとは考えにくいので、Appleの技術を使うことになる可能性が高い。その場合でも、Firefoxアカウントやブックマーク同期ツール等、現在Android版Firefoxで提供している機能をサポートすることはできる。

来年はForefoxにとって重要な年になる ― そして同社のブラウザーをいくらかでも復興させたい年に。今どきのユーザーは、あらゆるデバイス上で同じブラウザーを使いたがる。そうすることによって、ブックマークやパスワードの同期が非常に簡単になる。一時MozillaがiOS用にFirefox Homeを提供していたのも正にこの理由からだったが、2年前にプロジェクトは終了した

本誌ではMozillaにコメントを求めているので、情報が入り次第この記事を更新する予定だ。

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Dropbox For Businessから強力なエンタープライズ向けAPIリリースへ―Boxとの競争激化

Dropboxにはコンシューマー向けサービスのイメージが強く、またh本格的なエンタープライズ向けセキュリティー機能を欠くために企業向けのDropbox For Businessの普及が遅れていた。しかしTechCrunchが入手した情報によれば、Dropboxはエンタープライズ向けの強力なツールとなるDropbox For Business APIをリリースするという。これによってこの市場の状況は一変する可能性がある。

明日(米国時間12/3)、正式発表予定(ただしこのリークの影響で時間が前後する可能性あり)のDropbox For Business APIを用いると、エンタープライズ・ユーザーはDropboxにサードパーティーのセキュリティーやコンプライアンス・ツールを接続することができる。また独自のDropbox For Business (DfB)向けアプリを開発することも可能となる。Dropboxは Microsoft、Dell、IBMを始め多くのエンタープライズ向けツールのベンダーと提携し、ローンチの時点でDfB APIはそれらのベンダーの主要なプロダクトをサポートするという。

われわれの問い合わせに対してDropboxからの回答はまだない。

Dropboxはエンタープライズ向けに必要とされる機能をすべて自製するのは時間がかかりすぎると判断したようだ。特に、Boxは何年も前から広汎なエンプライズ向け機能を備えたプラットフォームを構築している。Dropboxは1年前にエンプライズ向けサービスとしてDropbox For Businessをリリースしたが、これまえはサードパーティーとの連携がなかった。今回のAPIでDropbox For Businessのユーザーはセキュリティーを始め、これまで欠けていた機能をすばやく補えることになった。フル機能のエンタープライズ向けクラウドサービスに乗り換えずにすむわけだ。大企業ユーザーのDropbox利用形態を一変させる賢明な動きといえるだろう。

なぜDropbox For BusinessにAPIが必要だったのか?

コンシューマー向けDropboxには、写真の同期から高度なファイル検索まで連携アプリがすでに10万種類もある。これらTDropboxの3億人のユーザーを大いに助けている。

しかしエンタープライズ向けサービスで必要とされる機能はコンシューマー向けとは大きく異る。そこでDropboxは企業向けに別個のサービスとしてDropbox For Business(DfB)を4月に一般公開した。 これにはIT部門が監査ログを共有し、誰が何を閲覧したかを正確にチェックし、一部のファイルにアクセス制限をかけたり、社員が辞めたりデバイスが盗難に遭ったりした場合、リモートでファイルを削除するなどの機能が含まれている。

DfBはSalesforce、Slack、Asana、Trello、Yahooそして最近ではMicrosoft Officeとも提携して、これらのエンタープライズ・サービスからDropboxのファイルに容易にアクセスできるようにしている。

しかし本格的なエンタープライズ・ツールとなるためには、こうした提携はまだまだ序の口に過ぎない。必要な機能は数多く、Dropboxがすべてを内製しようとすれば何年もかかる。そこでAPIを公開し、サードパーティーの力を借りることで大幅な時間短縮を図ったわけだ。

DfB APIの機能

Dropbox For Business APIはDfBと多数のサードパーティーのエンタープライズ・ツールを接続する。

  • データ漏えい防止 – 個人が特定可能な情報、給与情報のエクスポートを禁じる
  • データ・マイグレーション – ビッグデータのバックアップ、統合を助ける
  • 知的所有権管理 – 業界標準や当局の規則に基づいてデータを暗号化して管理する
  • 個人認証 – DfBへの社員のアクセスについてログインと認証管理を行う
  • 法務管理 – 後日の法的紛争の際に必要となるデータを証拠能力のある形で安全に保存する
  • セキュリティー情報及びイベント管理(Security Information And Event Management =SIEM)– 社員のアクティビティ監査ログ

DfBユーザーはまたAPIを利用してスクラッチで独自のアプリを開発することもできる。

われわれが入手した情報によると、Dropbox For Business APIはローンチ時点でMicrosoft Azure AD、Dell Data Protection、IBM WebSphere Cast Iron、Okta, Domo、Splunk、Meldium、nCrypted Cloud、Mover.io、SkySync、Ping Identity、CloudLock、Centrify、Sookasa、CirroSecureの各サービスをサポートするという。Dropboxは今後APIを拡充し、パートナーも拡大していくことになるだろう。

Dropbox For Businessの料金は、現行の一人あたり月15ドルから変更はない見込みだ。これはBoxのビジネス・ユーザー向け料金同額だ。

孤立した SAASは存在し得ない

今回のAPIのローンチで、DropboxはBoxの手強いライバルとなりそうだ。しかしBoxのCEO、Aaron Levieは私の取材に対して、「われわれがプラットフォームと言うときは単にエンタープライズ向けセキュリティーだけでなく、きわめて広汎な機能を意味している」と語り、エンタープライズの業務フローのサポートも重要な要素だと例を挙げた。Dropboxはこの面でもBoxに追いつく努力をしなければならないだろう。

しかしエンタープライズ向けクラウド・プラットフォームはまだスタートしたばかりの市場だ。ITのコンシューマー化、私用デバイスの業務利用、ボトムアップの分散モデルなどはエンタープライズITの形態を根本的に変えつつある。Levieは「社内でセキュリティーを完結させるというモデルは過去のものだ」と述べた。どんな大企業でもゼロからすべての機能を自製することは不可能だ。成功したければ企業はサードパーティーのツールの適切な利用法を学ばねばならない。

Levieは「この数年のうちにエンタープライズ・プラットフォームのエコシステムが劇的に発達するだろう。大企業もサービスのベンダーも、このテクノロジーの進歩に対応してマインドセット自体を変えていかねばならない」と語った。

Dropboxが1年ほど前からやっきになってビジネス・ユーザーへの対応を図ってきたのも当然といえる。エンタープライズITの環境の激変はその波にうまく乗れたものに対して巨額の売上を約束するものだからだ。

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Amazon、Lambdaをリリース―ステートレスでイベント・ドリブンのコンピューティング・サービス

今日(米国時間11/13)、Amazonはラスベガスで開催中のre:Inventカンファレンスで、ステートレス、イベント・ドリブンのコンピューティング・サービス、Lambdaをリリースした。 事前にコンピューティング資源を一切割り当てる必要がなく、ダイナミックなアプリケーションに特に適しているという。

AWSのCTO、Werner VogelsはカンファレンスでLambdaを紹介した際に次のように説明した。

Lambdaはデベロッパーのプログラミング作業を大幅に軽減する。コードを書き、そのコードが実行されるべきイベントを定義しさえすれば、イベントの生起と共に自動的にコードが実行される。開発時間ばかりでなく運用コストの削減にもつながる。ときおり実行されるだけのプログラムを常時ロードし、作動準備させておく必要がなくなるからだ。Lambdaを利用すれば、実行が必要になるまで一切リソースを消費せず、必要になれば自動的に実行される。

Hacker NewsにLambdaについての体験が早くも現れている。Lambdaに事前のアクセスを許されたプログラマーによると、「Lamdaを効果的に使えるようになるためには少々時間がかかるが、 ひとたび慣れれば、AWSの利用スタイルを大きく変える可能性が見えてくる」ということだ。

Lambdaはプログラムの管理、スケーリング、イベントのモニタリングをすべて自動的に行う。イベントが発生するとミリ秒単位でステートレスなクラウド関数が処理される。また数千のLambda処理が並行して実行可能だ(リソースをいちいち割り上げる必要はない)。

Vogelsは、Lamdaのデザインを「関数(ビジネス・ロジック)、データ(ビジネス・ステート)、相互作用というプログラミングの基本モデルをロジックとデータが相互作用するイベントによって制御するものだ」と説明した。

当面、LamdaはJS/nodeだけをサポートするが、Vogelsは「将来はサポート言語を拡張するかもしれない」と述べた。プログラマーは関数を書き、コンテクストとリソースを定義する。リソースが変化すると、それがトリガーとなって関数が呼ばれ事前にデザインされた通りに実行される。すべては自動的で、個別に制御する必要はない。

最大月間100万リクエスト、320万秒までの計算時間が無料で提供される(ただしユーザーが利用できるメモリーによってこの条件は変化する)。有料版の方式はやや複雑で、100ミリ秒ごと、1リクエストごとにに課金が行われる。

〔日本版〕LambdaについてはAmazonのブログに英文の紹介がアップされている。

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Microsoft、Visual Studioフルバージョンを5人チームまで完全無料化

今日(米国時間11/12)、Microsoftは Community 2013エディションの Visual Studioリリースした。これは数年前から提供されている多くの制限のかかったVisual Studio Expressを置き換えるプロダクトだ。

Visual Studio ExpressとVisual Studio 2013 Community Editionは比べ物にならないほど大きな差がある。新バージョンはエクステンションをサポートするので、Visual Studioエコシステムに存在する5100以上の エクステンションが利用できる

ひとことで言えば、新しいコミュニティー・エディションはVisual Studioフルバージョンの無制限、無料版ということだ。ただひとつの条件は、5人以下のチームでしか使えず、エンタープライズでは利用できないことだけだ。しかもユーザーは商用、非商用を含めてあらゆるアプリケーションの開発に用いることができる。

Microsoftのデベロッパー事業部を担当するコーポレート・バイスプレジデントのS. “Soma” Somasegarは先月行った私の取材に対して、「一言でいえば、われわれはVisual Studioへのアクセスを大きく拡大するということだ。Community Editionはウェブ、モバイルデバイス、デスクトップ、クラウドを含めどんな種類のアプリでも開発できるフルバージョンのVisual Studioだ。Visual Studioエコシステムのの豊富なエクステンション資産を完全に利用できる」と語った。

つまりデベロッパーは、Peek、Code Analysis、Graphical Debuggingを始め、ありとあらゆるVisual Studioツールが利用できる。

今回の決定でVisual Studioは基本的にフリームアム・モデルとなった。Microsoftは今日、 Visual Studio Online (これにも数多くのアップデートが加えられた)に新しい有料ツールを公開した。Microsofttはこれらのプロダクトから収益を上げる方向に舵を切った。Visual Studio IDEがそのゲートウェイになる。無料化でVisual Studioを利用するデベロッパーが大きく増えれば、MSDNのサブスクリプションを始めとして有料プロダクトの利用者も増えるという目論見だ。

当面Express Editionの公開も続けられるが、最終的にはCommunity Editionが取って代わることになる。

私はMicrosoftのクラウドおよびエンタープライズ担当エグゼクティブ・バイスプレジデントのScott Guthrieに電話で取材した。「Community Editionの公開で、クレジットカードを取り出したり、特別プログラムに参加する手続きをせずに誰でもVisual Studioを使えるようになった」とGuthrieは説明し、「Visual studioは誰からも賞賛されているが、大学生や大学を出たばかりのデベロッパーは金を払いたがらないからね」とジョークを飛ばした。「そこで、さらに多くのデベロッパーがこのプロダクトを毎日使うようになるよう、われわれは敷居を大きく下げることにした」のだという。

Visual Studio Onlineの無料版とAzureの無料版を組み合わせれば、商用版の本格的モバイル・アプリ、ウェブアプリが完全に無料に開発できるようになった。

〔Microsoftは同時に.NETのオープンソース化とMac、Linuxへの移植を発表した。〕

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Microsoft、.NETをMac、Linuxに移植、サーバ・サイドをオープンソース化すると発表

Microsoftの.NETフレームワークはこの12年にわたっってWindowsでアプリケーションを開発するデベロッパーのプログラミング・モデルとなってきた。今日(米国時間11/12)、Microsoftはデベロッパー・ツールのクロスプラットフォーム化の努力を一歩押し進め、近く.NETをMacとLinuxに移植することを発表した。同時に、.NETのサーバ・サイド(クライアントの.NETではない)のコア・スタックを次のバージョンからオープンソース化するという。

Microsoftはすでに今年に入って.NETコンパイラをオープンソース化しているから、今回の決断もまったくの不意打ちというわけではない。それでも多くの専門家は“Microsoft”という言葉と“オープンソース”という言葉が同一の文章の中で使われることに驚きを隠せないかもしれない。

Microsoftのデベロッパー事業部を担当するコーポレート・バイスプレジデントのS. “Soma” Somasegarは私の取材に対して、「.NETフレームワークを利用してプログラミングを行っているデベロッパーは600万人程度だ。普及の点でわれわれは大成功を収めている」と述べた。問題はこの成功をベースにさらに前進するにはどうしたらよいかだ。

しかし、サティヤ・ナデラがCEOに就任した後のMicrosoftの動きをよく観察すれば、今日の決定も納得できるだろう。たとえば、今年のBuildデベロッパー・カンファレンスでMicrosoftは.NET Foundation の設立を発表しているが、この組織が今回のオープンソース化の受け皿となった。

適切な判断といえるだろうが、MicrosoftはXamarin社と同社が後援するMonoコミュニティと協力していくという。XamarinはすでにC#を用いたオープンソースでクロスプラットフォームの.NETフレームワークを開発し多くのデベロッパーの支持を得ている。Somasegarは私に「今回の発表の後、オープンソース化の作業については、数ヶ月かけてMonoコミュニティーと協力していく。われわれはXamarinと非常に密接な協力関係にある」と語った。

Somasegarは「クロスプラットフォーム化とオープンソース化は.NETにとって将来へ向けての大きな一歩だ。Microsoftは.NETをさらに普及させたい。そのための最善の方法は新たなプラットフォームへと拡張することだ」と述べた。

数日前、私はMicrosoftのクラウドおよびエンタープライズ担当エグゼクティブ・バイスプレジデントのScott Guthrieを電話で取材したが、彼も同じ趣旨のことを述べ、「われわれはデベロッパーからしばしばく『.NETはすばらしいプロダクトだと思うが、クローズドでWindowsしかサポートしていないから使わない』という声を聞いていた。水曜日の発表を聞けば.NETを使わない理由がすべて消滅したと知るだろう」と語った。

SomasegarはこれによってMicrosoftのパートナーには多くのチャンスが訪れることを強調した。たとえばDockerの事業開発とテクニカル・アライアンスの責任者、Nick Stinematesは「われわれのDockerオープン・プラットフォームの最大の価値は、 Dockerコンテナを利用してさまざまなインフラにDockerアプリケーションを移植できるポータビリティーの高さにある。オープンソースの.NETランイタイムをすべての主要なOSプラットフォームに提供するということは、Microsofがポータビリティーの概念をアプリケーション・プラットフォームそのものにまで拡大したことを意味する」というコメントを発表してている。

Microsoftはオープンソース・コミュニティーとの会話を開始する手始めとして.NETのコードのGitHubレポジトリを開設する計画だ。最終プロダクトがどのようなものになるかまだ分からないが、Somasegarは「近く.NETアプリをMicrosoft AzureのLinuxのDockerコンテナで動かせるようになる」と述べた。

これにともなって、デベロッパーを法的紛争から保護するため、MicrosoftはMonoプロジェクトとそのユーザーすべてを対象とした新たな特許特約を公表した。

企業が主要プロジェクトをオープンソース化すると、ユーザーは「企業がそのプロジェクトのサポートを止める前触れではないか?」と不安になるのが常だが、SomasegarもGuthrieも「そういう考えは毛頭ない」と強く保証した。

これほど大きな発表であれば、読者には質問したいことも山のようにあるだろう。Somasegarは直接質問に答えると約束してくれた。〔元記事の〕コメント欄に質問を書き込んでいただきたい。太平洋時間11:30amから受け付ける。

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マイクロソフト、開発者向けにAndroid/iOS/OS XでIEを実行可能に


最新のInternet Explorerが、AnroidやiOSやOS X、即ちWindows 10以外のマシンでも使えるようになった。MicrosoftはRemoteIEなるものを開発、公開し、デベロッパーは最新バージョンのWindowsがなくても、同社ブラウザーの最新プレビュービルドを動かすことができる。

Microsoftは、デベロッパーたちがウェブサイトをIE互換にしてくれることを願っている。しかし、あらゆるデベロッパーがWindowsを使うことは期待できない。Microsoftのクラウドコンピューティング・プラットフォーム、Azureで作られたRemoteIEは、そのための合理的な妥協案だ(動いているところの見本はここここで見られる)。

このサービスは、テストのみを目的としたものであり、Microsoftはこう注記している、「サーバー資源節約のため、セッションには制限が設けられている。10分間アイドル時間があるとセッションはログアウトされ、1回のセッションは最長60分 ― それ以上使うためには新しいセッションを開始する必要がある」。RemoteIEは無料。

つまり、使用しているオペレーティングシステムや開発システムにかかわらず、Windows 10で動作する最新Internet Explorerビルドを、無料で試すことができる。果たしてデベロッパーたちがこれを使うかどうかは不明だが、Microsoftが同社のプラットフォームを〈使っていない〉デベロッパー階級に対して、和解を申し出ていることは間違いない。

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ノーベル平和賞受賞のマララさん、世界中の女性に “Hour Of Code”[1時間のプログラミング]への参加を呼びかける

パキスタンの若き活動家でノーベル平和賞受賞者のマララ・ユサフザイさんが、Code.orgのプログラム、Hour of Code[1時間のプログラミング]を支持し、世界中の若い女性や少女たちのコンピュータ・サイエンス進出を促進している。

史上最年少ノーベル賞受賞者になってからわずか数日後、マララさんはYouTubeを通じて、あらゆる国の若い女性と少女たちに1時間のプログラミングを薦めた。「あなたにも出来るのです、たとえコンピュータを持っていなくても」と彼女は視聴者に訴えた。

このプログラムは、オバマ大統領をはじめ、多数の政治家、有名人、Google、MicrosoftといったIT巨人等が、昨年12月に草の根キャンペーンを通じて支援した。その狙いは、あらゆる学生・生徒にコーディングを体験させることにある。

Code.orgのファウンダー、Hadi PartoviとAli Partoviは、昨年のキャンペーン開始時に、約500万人の学生が参加することを期待していた。Hour of Codeは、この1年間に200ヵ国以上で計4000万人の学生に届けられた。Facebookのファウンダー、Mark ZuckerbergとMicrosoftの共同ファウンダー、ビル・ゲイツがオンライン・チュートリアルの一部を提供している他、多くの著名なIT企業が、キャンペーンのために時間、資金、および広報全般をサポートしてきた。今年の目標は、1万人のコンピュータ・サイエンス教員を養成し、1億人の生徒に1時間のプログラミングを行わせることだ。

Code.orgは、同プログラムの多様性向上にも努力している。今年の参加者の約48%は女性で、現在プログラムは30ヵ国語以上で利用できる。

「コンピュータ・サイエンスは、ソフトウェア技術者を志望する人だけでなく、あらゆる学生のための基礎だ」とHadiは言う。「Hour of Codeは、何千万人ものあらゆる年齢の女性たちを、この歴史的に男性が支配してきた分野に呼び入れるものであり、うち何百万人かの女性は最初の1時間を超えて学習を続けるだろう」

Partovi兄弟は、新たなIndiegogoキャンペーンを立ち上げ、これらの生徒と先生たちを国際レベルに到達されるべく500万ドルを募っている。昨年の協力者のほぼ全員が今年も支援を表明しており、Indiegogoで集まった募金と同額を寄付する。500ドル寄付した人は、“CODE Like a Girl” パーカーがもらえる。

キャンペーンが終了する12月14日まであと63日。現在までの募金額は、同額補助を含めて8万5000ドル。

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Amazon、DynamoDBでJSONをサポート―無料枠を25GB、2億リクエストに一挙拡大


今日(米国時間10/9)、AmazonはDynamoDB NoSQLデータベースサービスにメジャー・アップデートを実施したことを発表した。これによって無料で利用枠が大幅に拡大され、JSONフォーマットの文書をデータベースの単一アイテムとして格納することが可能になった。

他のAmazonのクラウド・サービスと同様、これまでもDynamoDBはトライアル用の無料版を提供してきた。DynamoDBの無料版の制限はかなり厳しく、記憶容量は100MB、読み出し10ユニット、書き込み5ユニットとなっていた。試用には使えるが、意味のあるアプリケーションを動かすことは不可能だった(無料枠はもちろん試用に設けられているのだが)。しかし今日からその制限は大幅に緩和される。なんとデータ容量は25GB、月間2億リクエストまでが無料で利用できるようになった。

AmazonのCTO、 Werner Vogelsによれば、これだけの能力があれば、月間アクティブ・ユーザーが1万5000人あるゲーム・サイトや月間50万インプレッションの広告プラットフォームを運営することが可能だという。

これに対してGoogleのNoSQLデータベース・サービスCloud Datastoreの無料データ容量は1GBだ。またMicrosoftのJSONベースのDocumentDBサービス(現在プレビュー版)はオープンソース・デベロッパーのみに無料版を提供している。

Vogelsはまた今回のアップデートについて次のように説明している。最近、多くのNoSQL、リレーショナル・データベースが(MicrosoftのDocumentDBのように)JSONスタイルのドキュメントを扱えるようになった。これまでもDynamoDBにJSON文書を格納することは可能だったものの、デベロッパーは格納された文書の内容を直接操作することができなかった。その点が今日から変わる。

今回のアップデートで、デベロッパーはAWS SDKのJava、.NET、Ruby、JavaScriptを用いてJSONデータをDynamoDBの固有データ・タイプにマップすることができるようになり、DynamoDBはフル機能を備えた本格的ドキュメントDBに生まれ変わった。これによってデベロッパーの負担は大幅に軽減されることになる。JSONオブジェクトのサイズは大きくなりがちなので、 AWSは1レコードのサイズの上限を400KBに引き上げた。

今回のアップデートはJSONオブジェクトのサポートが目立つが、Vogelsは「DynamoDBは新しいトランスレーション・レイヤーを介してデータ・タイプとしてHTMLとXML文書をサポートするようになった」と強調した。技術的詳細についてはこちらを参照

新機能はAmazonのUS East (北バージニア)、US West(オレゴン)、Asia Pacific(東京)、EU(アイルランド)の各リージョンで直ちに利用可能。
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iOS 8レビュー:洗練されてユーザー体験は大きく進化―制限緩和はデベロッパーのチャンス

AppleからiOS 8が公開された。 昨年のiOS 7へのアップデートほど劇的ではないが、それでも大幅な改良であり、追加された新機能も多い。新しいiPhone 6でiOS 8を利用するとその真価がよく理解できる。Appleが制限のいくつかを緩和したことはサードパーティーのアプリ・デベロッパーにとって大きなチャンスを開くものだ。iOS 8でもたらされた自由化と新機能は今後iOSエコシステム全体に大きな変革をもたらす可能性がある。以下、カテゴリーごとに紹介していこう。

メッセージ

iOS 8のAppleメッセージ・アプリは他の人気のあるメッセージ・サービスによく似たものになっている。いちいち新しいメッセージアプリをインストールし、登録しなくても今流行の機能がデフォールトで使えるのだから便利だ。

新しいAppleメッセージでは、タップとスワイプで画像、音声、動画が送れる。私が一番気に入った機能は、グループを選択して「ミュート」し、一時的に非表示にできることだ。これはAppleがグループ・メッセージ機能を導入したときから必要だと強く思っていた。私の家族はAppleメッセージの大の愛用者で、仕事中には少々邪魔になるのだ。

また特定のスレッドに自分の位置情報を付加するのも簡単になった。友達や家族の間で居場所を教えあうのがずっと簡単になった。単独アプリのFind My Friendsを使うより便利だ。

写真

写真で特筆すべきなのは検索機能の充実だ。iOS 8では写真やビデオを日時、場所、アルバム名で検索できる。また高度なコンテキスト検索機能が利用できるようになり、たとえば「ある場所で撮ったすべての写真」を検索して表示できる。編集能力も強化され、露光、明るさ、ハイライト/シャドウ別調整などをマニュアルで操作できるようになった。今や写真編集能力はApertureのような単独アプリなみの水準となった。

しかも機能が豊富になっても、複雑なオプションで初心者を迷わせるようなことはない。デフォールトでは高度な編集機能は隠され、自動補正のオン/オフのボタンだけが表示される。自動補正の傾きの補正機能はアマチュアの写真の多くを救ってくれるだろう。

ひとつだけ私を面食らわせたのは、iCloudでの共有はすべてのデバイスの写真を統合してしまうので、どの写真がローカルにあるのかクラウドにあるのかを判別することができないことだ。もちろんこれによってユーザー体験がシンプルになっているわけだが、 iPadとiPhoneで別々のライブラリを管理できないのはちょっと不便な場合もある。

QuickType

Appleのモバイル用ソフトウェア・キーボードはこれまでiPhone登場の当初からほとんど変わっていなかった。今回初めて予測変換機能を取り入れるなど大幅な改良が図られた。予測変換はあまりに便利で、いままでこれなしにどうやっていたのだろうと思うほどだ。メッセージなどの入力の場合、過去の履歴を参照して相手ごとに最適な予測候補を表示するようになっている。本当のところこの機能はもっと早く実装して欲しかった。

サードパーティー・キーボード

ソフトウェア・キーボード関連ではもうひとつ、Appleがサードパーティーにシステム全般で利用できる独自のキーボードの開発を許した点も見逃せない。残念ながらAppleはその手順を「設定」の奥に隠しているため、サードパーティーのソフトキーボードをインストールするのはあまり簡単ではない。もっともAppleはこれによって知識のない初心者がうっかり新しいキーボードをインストールしてまごつくことを防ごうとしているのかもしれない。

いずれにせよ、この機能は大歓迎だ。〔これにともなってジャストシステムはiOS版ATOKのリリースを予告している。〕

ヘルスケア

Appleのヘルスケア・アプリはiPhone自体のモーションセンサー(5sのM7、6/6 PlusのM8)」から取得されるデータも含め、さまざまなデバイスからアップロードされる健康とフィットネス関連のデータを集中管理するハブとなる。またそれらのデータをアプリを通じて特定の相手と共有することもできる。

今のところ私自身はヘルス関連のデータを記録するデバイスをたくさん使っているわけではないが、 それでもサードパーティーのヘルス関連アプリをインストールしたり、データの種類ごとにあれこれアプリを移動したりする必要をなくしてくれた。Apple Watchが登場すれば、ヘルスケア関連のデータは飛躍的に拡充されるだろう。

デベロッパーは収集されたデータを一般ユーザーにわかりやすく表示するアプリを開発するチャンスだ。

ファミリー共有

iOS 8では6人までの家族が単一のiTunesアカウントを共有できるようになった。メインのユーザーはApple IDを使って家族をファミリー共有機能に登録できる。すると登録された家族メンバーは他のメンバーが購入、ダウンロードしたiTunesの音楽やiBookの本、App Storeのコンテンツを自由に利用できる。子供のために特別のApple IDを作ることもでき、両親のクレジットカードが使える。ただし子どもたちの購入には親の承認が必要になる。

またファミリー共有では家族のメンバー全員が写真、カレンダーなどを共有、同期して利用できる。ファミリーといっても別にDNAで親子関係を鑑定するわけではないから、親しい友だちとファミリー共有のグループを作ることも可能だ。その他、ファミリー・メンバーの間で位置を共有したり、「iPhoneを探す」で協力して位置がわからなくなったデバイスを探したりできる。

iCloud Drive

iCloudも強化され、iOS 8のiCloud DriveはDropboxやGoogleドライブに近づいてきた。ドキュメント、ファイルをクラウドに保管するだけでなく、デバイス間での同期も自動的に実行される。つまりあるデバイスで編集した結果が即時に他のデバイスにも反映されるようになった。また同じファイルを目的によって異なるアプリで開くこともできる。

連携

新しい「連携」機能によってデバイス間での作業の連携がより緊密になった。メールを書き、メッセージを読み、ウェブをブラウズするというような作業はiOSデバイスとMacの間でシームレスに実行できる。ただしMac側でこの機能が完全に実現するためにはYosemiteの登場を待つ必要がある(おそらく来月一般公開となるもよう)。しかしHandoffはiOS 8デバイス同士の連携を実現しているので、iPhone 6で書きかけた文書をiOS 8にアップデートしたiPad Airで開いて作業を続けるといったことはすでに可能だ。

Instant HotspotはiPhoneが自動的にホットスポットとなってiPadとMacにWi-Fiを提供する。iPad、Mac側ではWiFiが届かなくなるといちいち接続操作を行わなくてもiPhoneのホットスポットに切り替わる。

Spotlight

Spotlightを利用すると多様な情報源を横断的に検索して答えが得られる。Wikipediaからの結果がすぐに得られるのは特に便利だ。その他App Storeの関連あるコンテンツ、最新ニュース、周辺の位置情報なども検索される。

一見ささいな追加に思えるかもしれないが、iOS 8の有用な新機能のひとつだ。これでiPhoneがモバイル検索ポータルとして大幅に価値を増した。Spotlightはホーム画面の上部からプルダウンするだけで使える。いちいち検索やApp Storeなどのアプリを開く必要がなくなった。

通知と拡張

iOSデバイスの通知センターは必要な情報を見落とさずにすむ便利な機能だが、iOS 8では、メール、カレンダー始めサードパーティー・アプリからの通知に対してもいちいちアプリを開かずに通知センターから直接返信ができるようになった。私の場合、これはたいへんな時間の節約をもたらしている。ロック画面をスワイプしてアプリを開くとInstagram/Twitter/Facebookという魔のバミューダ・トライアングルにはまりんで、とんでもなく時間を無駄しがちだが、通知センターからの返信機能のおかげで、その回数が大幅に減った。

拡張機能はサードパーティーのデベロッパーが、たとえば、ロック画面で下にスワイプするだけでフィリップスのスマート照明を操作するショートカットを作るなど、さまざまな可能性を開くものだ。

音声認識

音声認識はiOS 8で大きく改良された。ユーザーの頭の中を読み取っているのではないかと思うほど正確に音声を認識してテキスト化してくれる。

さらなる成長への期待

iOS 8にはこれ以外にも無数のアップデートが含まれている。上でも述べたとおり、AppleはiOS 8でソフトウェア・キーボードを始めいくつかの重要な領域で制限を緩和した。またApple Payがアメリカでリリースされた。これらはデベロッパーにとっては大きなチャンスであり、今後エコシステムの多方面に影響が出てくるだろう。また来月のYosemiteの公開で「連携」がMacから利用できるようになることも重要だ。

現在iOS 8のアップロードは始まったばかりで、サーバーへの負荷などのため、やや待ち時間がかかっているようだ。

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Code.orgのCode Studioは、子供たちにプログラミングを教えるためのツールとカリキュラム


創設以来、Code.orgのミッションは、プログラミングを全米の教育カリキュラムに組み込むことだ。今日(米国時間9/11)、NPO団体はKindergarten(幼稚園年長)から高校までの生徒に、ガイド付レッスンを通じてプログラミングの基本概念に興味を持たせる、ツールとカリキュラムを合わせたセット、Code Studioを公開した。

子供たちにPythonやJava等の言語を教える(大学等のコンピュータサイエンスの授業のように)のではなく、Code Studioは、ロジックのブロックを操作させることによってプログラミングの基本概念を教える。適切な順番に並べることで、キャラクターを動かしたり、図形を描いたりできる。インターフェースは、MITのScratchによく似ているが、Code.orgの製品担当ディレクター、Mona AkmalがGoogle Hangoutで私に話したところによると、Code Studioには、MITのものとはいくつか重要な違いがあると言い、中でも、HTML 5を使っていること(このため殆どのブラウザーで動作する)と、K-12(Kindergartenから高3まで)生徒向けにパズルベースのレッスンプランがあることを挙げた。

ユーザーインターフェースそのもの以外でも、Code.orgはその大義(“Hour of Code” キャンペーンに後押しされた)にまつわる認知度を利用して、概念を紹介するビデオにMark Zuckerberg、ビル・ゲイツといったビッグネームを登場させたり、Angry Birds等の人気ブランドのキャラクターをレッスンで利用したりしている。

もう一つCode Studioの大きな特徴は、教師が生徒の進捗をモニターできるインターフェースがあることだ。教師が自分のクラス経営を行ったり、司書やコンピュータ室スタッフが様々な学年の生徒向けにカリキュラムを組むためには、当然必要な機能だ(Code.orgはこうしたカリキュラムを学校に浸透させることが目的)。

Code.orgは、学校が生徒にCode Studioを紹介することを期待すると同時に、子供たちが学年に見合ったレッスンを修了した後、自分たち独自のゲームやアプリを作ってシェアするための環境を提供したという認識を持っている。そんなシェア活動を促進するために、近々Code Studioは、プロジェクトへのリンクを生成してSMSやソーシャルネットワークを通じて、友達や家族に自分の作品をプレイしてもらえるようにする予定だ。

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UberがAPIを公開―TripAdvisor、UAなど外部アプリ内からUberが呼べるようになった

先週、われわれのJosh Constineは「Uberはサードパーティーのアプリ内からUberの車を呼べるようにAPIを公開する準備をしている」という記事を書いた。今日(米国時間8/20)、Uberは11社のサードパーティーのパートナーに対してAPIを提供したことを発表した

APIの公開はUberにとって多くの新しい潜在顧客の目に触れるチャンスを増やすことが期待できる。同社は現在50カ国の150都市でサービスを展開中だが、サービス地域でまだUberの存在を知らない人々の数は膨大だろう。多くの人々がすでにインストールしている人気アプリ内に「Uberを呼ぶ」ボタンが表示されればプロモーション効果は絶大だ。

5月にはGoogleマップ・アプリにUberが統合され、マップからUberが呼べるようになっている。しかし今回のAPIの公開は多数のサードパーティー・アプリを対象にしている点ではるかに野心的なビジョンだ。

最終的にはUberはクリエーティブな方法でUberのサービスをエンベッドしたいと望むデベロッパー全てにAPIを提供していく計画だ。ユーザーは開いているアプリを離れることなく、Uberに行き先を告げ、Uberはそれに対して料金概算と待ち時間を返す。一部のパートナーの場合、ユーザーはUberアプリを開く必要がない。

今回のAPIのローンチでパートナーとなったのは、Expensify、Hinge、Hyatt Hotels & Resorts、Momento、OpenTable、Starbucks、Tempo、Time Out、TripAdvisor、TripCase、United Airlinesの各社だ。

私の電話インタビューに対して「これはすごいことだ」とUberのビジネス担当上級副社長のEmil Michaelは繰り返した。

Michaelによれば、Uber APIを利用した新しいアプリは合計2億回程度ダウンロードされたはずという。またUberはサードパーティーのアプリからUberに新たなサインアップしたユーザーに対して30ドル分のクーポンをプレゼントしている。

パートナーによってユースケースはさまざまだ。OpenTableアプリでレストランを予約したユーザーは店までの送り迎えにUberを使うだろう。UAで飛ぶ旅行者は空港からホテルまでのUberを予約するだろう。あるいはHyattホテルを予約するとき同時にUberも予約するかもしれない。スマートカレンダーのTempoの場合、会議の時間に合わせてUberを手配しておけば遅刻せずにすむ。

170億ドルの評価額で12億ドルの資金を調達したUberはできるかぎり急速にユーザーを増やそうとしている。そのためには人々がすでに使っているアプリにUber呼び出しボタンをエンベッドさせるのがもっとも効率的だ。Uberはできるかぎり多くのアプリをパートナーとするために努力を惜しまないだろう。

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Windowsの権威、メアリー・ジョー・フォーリー、9月か10月に9のプレビュー版公開と予測

Microsoft情報の権威、Mary Jo Foleyによれば、Windows 9のプレビュー版は9月か10月にも公開されるという。このスケジュールなら、Thresholdというコードネームで開発が進んでいるWindows 9は、2015年早々にも製品版が出荷されることになりそうだ。

先週末、私はWindows 9の登場が迫っていると考えて、グッド・バイ、Windows 8という記事を書いた。Windowsの開発の内情に詳しいFoleyがWindows 9の主要部分が来月にも公開されると断言する以上、Windows 8の時代は終わったも同然だ。 デベロッパーはもちろん、多くの先進的ユーザーも(あまり致命的なバグがないようであれば)Win 9プレビュー版に飛びつくだろう。

もっとも単に「Windows 8は終わりだ」と言ってしまっては不公平かもしれない。製品としてのWindows 8はもうじきWindows 9に置き換えられるだろうが、MicrosoftがWindows 8でコンピューティングに導入した多くの要素はそのまま残る。私は以前、こう書いた

Windows 8はOffice 2007に似ている。このバージョンでMicrosoftはパラダイムを大きく変えた。個々の変化の中には見当外れなものもあったが、新機能の大部分はOffice 2010に受け継がれ、大成功を収めた。Microsoftは今回もWindows 8の良い部分を残しつつ、デスクトップについてはもう一度その特性を生かしてさらに使いやすくする形でWindows 9に統合していくのではないか。そうであればWindows 9も使い勝手のよいOSになるだろう。

もちろんこれは多分に希望的観測だ。

しかしFoleyの情報を吟味すると、Windows 9はいわゆる未来的な実験ではなく、もっと地に足のついた実用的な製品であるらしい。プレビューがお目見えすのは8ないし10週間後とみてよさそうだ。

Windows 8は結局どのくらい普及したのだろう? Windows 8とWindows 8.1は合計すると12%以上の市場シェアを獲得した。言い換えれば、世界のパソコンの8台に1台はWin 8が搭載されていることになる。 Windows 8.1はWindows 8より評判が良いが、8は依然として6%のシェアを握っている。

Windows 9がどれくらいWindows 8のシェアを代替できるか、またそのスピードはどれほどか、大いに注目される。Windows 7の代替速度に関してはWindows 8は概ね失敗だったといってよいだろう。

Windows 7、Windows8、Windows 8.1のTechCrunch読者のユーザーは、それぞれどのくらいの割合でWindows 9への乗り換えを考えているのか知りたいものだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+