Hemingwriteは、クラウド対応の機械式タイプライター

タイプライターは、基本的に70歳代かヒップスターたちへと追いやられているが、Hemingwriteは、これもよう少し広くアピールすべくクラウドベースの文書ストレージと同期をサポートし、デジタルEインクディスプレイによって、1枚タイプするためにインクリボンや紙を探す必要がなくなった。

本誌ではHemingwriteがKickstarterに登場した時に紹介したが、その後好調に人気を博し、2週間を残して32万ドルを集めて当初目標を7万ドル上回った。われわれはHemingwriteのファウンダー、Patrick PaulをラスベガスとCES 2015で捕えて、この装置やキャンペーンの様子を尋ね、さらに完動品のHemingwriteプロトタイプを触れる機会を得た。


個人的には、Hemingwriteは魅力的で一昔前のポータブルタイプライターを彷彿させる。画面の文字は非常に読みやすく、邪魔するもののない簡素なインターフェースだ。物理的スイッチを使ったナビゲーションによって、操作を複雑にすることなくHemingwriteの機能を利用できる。最終デザインには例えば印刷のための専用ボタンが付いていないなど、まだいくつか疑問の残る点もあるが、宣伝文句通りに動き、間違いなく印象深いレトロスタイルな工業デザインだ。

Paulは、予定出荷日を守れそうだと言っているので、1台欲しいと思う人は、Kickstarterキャンペーンをチェックされたい。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook