Twitter、グループDM機能およびアプリケーション内ビデオ編集機能を実現

Twitterのダイレクトメッセージ機能(DM)が拡張され、一度に複数の人に対してDMを送ることができるようになった。すなわち、グループ会話機能が実装されたというわけだ。またアプリケーション内からビデオを撮影して、簡単な編集をして公開するための機能も備えられた。これまで未実装で、すなわち他アプリケーションに委ねられていた機能を自ら実現し、そしてエンゲージメントを高めていこうという意志が感じられる。

今回実装されたGroup DMの機能により、Twitterはインスタントメッセージ系アプリケーションのような使い方ができるようになった。フォロワーに対して一括してダイレクトメッセージを送ることもできるようになった。場合によってはフォローする相手を選ぶのにより新潮にならなければいけないケースも出てくるかもしれない。誰かをフォローするだけで、知らない人とのグループチャットの一員として扱われる可能性も出てくるわけだ。

グループDMを送る相手として指定できる最大の人数は20名だ。絵文字も含め通常のツイートメッセージを送ることができる。Twitterの適用範囲を増やすことにより、利用者がTwitterを利用する時間を伸ばすことにも繋がるだろう。これまでは面白い、あるいは刺激的なツイートを発見するとWhatsAppやiMessageなどで仲間に拡散するといったシーンもあったことだろう。これはからはTwitter自体でそうした行為が行えるようになるわけだ。

ビデオについての機能も加わり、Twitter内から30秒までのビデオを撮影できるようになった。さらには簡単な編集なども行えるようになっている。iPhoneを使っている場合には、カメラロールにあるビデオを利用することもできる。Android版も同様の機能が実装される予定となっている。ネイティブなビデオ撮影機能を使って投稿したビデオのサンプルを下に掲載しておく。

Twitterアプリケーションにてビデオ撮影/投稿をサポートすることで、(Twitterの所有する)Vineへの依存を減らすことにも繋がるだろう。Twitterとしてはともかく、アプリケーション内で利用できるコンテンツを増やし、さまざまな作業がTwitter内で完結するようにしたいと考えているわけだ。ビデオの長さは30秒に制限されているが、これはTwitter上で展開する広告ビデオのことも考えてのものであるに違いない。

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(翻訳:Maeda, H


Twitter、ウェブ版でもフラットデザインのUIを試行中

Twitterが新しいウェブサイトデザインを試しているようだ。より明るい感じで、最近モバイル環境で流行するフラットなデザインを意識しているようだ。下に掲載したスクリーンショットはチェコのスタートアップであるReservioのファウンダーであるBoris Bošiakが送ってくれたものだ。新たなデザインを試すための少人数グループに選ばれたというわけだ。

スクリーンショットを見てわかるように、配置などが大きく変更になっているわけではない。ただ、ページ上に配置されているそれぞれの要素の見た目が変更になっている感じだ。現行版には存在するドロップシャドーのグラデーションをなくし、トップにあるナビゲーションバーなども暗めの色調であるのを明るい色に変更している。

このデザインは現在のものよりも整理されていて、モダンな印象を与えるものであると感じる。また、重要そうに見える変更点もある。たとえばTwitterのロゴがより目立つようになっているのだ。位置的には現在もやはりトップバーの中央部に存在する。しかし配色が変更されて、一層目立つようになっているのだ(現行デザインでは濃いグレイの上に濃いグレイで描かれている)。

また、ツイート編集画面はメインのフィード画面の上に重ねて表示されるようになっている。これは以前のUIに戻った感じだ。ちなみに現行版でも右上のツイートボタンをクリックすれば、やはりツイートウィンドウはフィード画面の上に表示されるようになっている。要するに、新たなテスト画面では、左上のツイート用ボックスがなくなっているのだ。

そして、もしかするとこれが一番の注目ポイントかも知れないが、ダイレクトメッセージのアイコンに変更が加えられている。これまでの封筒アイコンが、封筒とスピーチバルーンの融合スタイルに変更されているのだ。モバイルアプリケーション上で実験的に行っているように、よりメッセージングに力を入れていこうとするアイデアの現れと見ることもできよう。

モバイル版で行われている実験と同様に、ここに掲載したデスクトップUIはごく限られた人に対してのみ表示されるものだ。しかしなかなか良く出来ているように思えるので、できることなら範囲を広げて試してみてもらいたいものだと思う。Twitterにも、これは広く公開するに値するデザインであると思う旨は伝えてある。何か新しい情報がはいればお伝えしていこうと思う。

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(翻訳:Maeda, H


ダイレクトメッセージの将来は?! Twitter.comではDM用アイコンをトップバーに配置

どうやらTwitterは、最近になって「ダイレクトメッセージ」についていろいろと再考しているところであるようだ。きっかけはもちろんWatsApp、Line、Snapchatなどといったメッセージングアプリケーションが数多く登場してきていることにある。そうした流れの中、TwitterはTwitter.comのトップバーにDM用リンクの埋め込みを行った。ワンタッチでダイレクトメッセージの受信箱を見ることもできるようになったわけだ。

以前にも取り上げたが、All Things Dの記事によれば、Twitterは何かメッセージング系のアプリケーションを開発しているとの話だった。今回の変更を見ると、どうやら大掛かりな開発作業というのはメッセージング関連ではなく、主機能についてのものなのかもしれない。もちろん記事の通りに、単独のメッセージングアプリケーションが出てくる可能性もある。DMについて廃止の方向で検討されたこともあるようだが、どうやらその可能性はなくなったと見てよさそうだ。

TwitterのDMを使う人は、完全にプライベートな用途として利用しているケースがほとんどだろう。DMの仕組みを改変するとして、どのような方向性で行ってくるのかは非常に興味深いところだ。TechCrunchのライターであるJordan Crookはスタンドアロンのメッセージングアプリケーションなど作るべきではないとしている。確かにそうであるように思う。TwitterはDMではなく本体機能についてのリニューアルについて作業中なのではないかと思う。ただ、実際のところはまだどうなるのかわからない。

いずれにせよ、これまではTwitter.comでDMを使おうとすると、プロフィール画面に移ってから、ないしは設定アイコンをクリックしてから使うようになっていた。今回の変更により、手間は大いに減ったことになる。

これまで入ってきた情報によると、Twitterは次のバージョンに向けた作業をもう何ヶ月も行ってきているのだそうだ。方向性についての意見が一致せずに作業が遅れているのだそうだ。その主な内容がDM関連なのかどうかはわからないが、これまで放置してきていたDM関連機能を捨て去るつもりではなかったことだけはわかった。Twitterでスワイプインタフェースが実装されるのではないかという話もあるが、これもDM関連なのか、それとも全く違う部分での話なのかについては、まだわかっていない。

Image Credit: Christopher Schmidt/CC Flickr

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(翻訳:Maeda, H


TwitterのDMでURLを送れなくなった…今Twitterからの詳細情報を待ち中

今日(米国時間10/16)の午後の早い時間に、Twitterのダイレクトメッセージ(DM)でURLやリンクを送れなくなった。使用しているクライアントにもよるが、エラーメッセージは“マルウェアのリンクを送ろうとした”と言ったり、もっと単純に“そのメッセージは送れませんでした”と言ったりした。

Twitterの広報は、“ダイレクトメッセージ中のURLに関して技術的な問題がある”、とだけ言った。その後何の情報も来ないが、DMでリンクを送れないことが、スパム対策などに関連した一般的なポリシーであるとか、DMの新しい仕様である、なんてことはありえないだろう。まあ、可能性としては何でもありだけど。

これはすでに多くの人が経験していて、Twitterの至る所で話題になっている。本人性が確認されているユーザは、リンクを送れるようだ。しかし本誌が確認したところによると、確認されていないユーザでもリンクを送れる場合がある。最初のエラーメッセージは、マルウェアウェアをこの措置の理由と言っていたが、その後エラーメッセージに統一性がなくなり、そして突然、これはバグだと言い始めた〔“技術的な問題”〕。Twitterの意図的な方針変更ではない、と。

Twitter上のスパムはDMでも送られるが、でもそれは、Twitterという名の‘電波’を汚している単純な’@reply’のスパムに比べると稀だ。通常は、あなたのフォロワーのパスワードを盗まないとあなたへのスパムDMは送れない。だから、そういう攻撃は蔓延しにくいのだ。だから今回のようなことが、DMの意図的な方針変更であるとは考えられない。それは、ありえないし、不必要だ。しかも、前に知ったことだが、Twitter自身もDMを使ってリコメンデーションなどの機能の実験をやっている。

最近Twitterは一部のユーザに、その人をフォローしている・いないに関わらず誰からのDMでも受け取れる能力を与えた。それまでは、互いにフォローしている同士でないと、DMのやりとりはできなかった。ということは、今回のURL送れないの問題の原因は、この方針変更と関係ありか? ありなら、それはバグか、それとも意図的な新方針か?

今Twitterに問い合わせている最中なので、情報が得られ次第この記事をアップデートしよう。

画像クレジット: Will Keightly/Flickr CC; エラーメッセージの画像はGlenn Fleishman

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


TwitterのDMが古典タンゴから自由なモダンダンスへ–フォローしてないフォロワーからでももらえる

Twitterが、ぼくのようなジャーナリストや、Twitterを公開とプライベートの両方のコミュニケーションに使いたいと思っている人にとて、とても便利な機能を実装した。このソーシャルネットワークではこれからは、自分のフォロワーの誰からでもダイレクトメッセージをもらえるのだ。自分がその人をフォローしている・いないに関係なく。

これにより、その人(フォロワー)をこっちからもフォローしなくては、その人からのDMをもらえないという、長年の面倒がなくなる。ときにはこのことを、DMハニーポット(蜜壷)として利用するユーザもいた。価値ありそうな情報をちらつかせて、フォロワー数を稼ぐ、という手口だ。これからは、フォロワーの誰からでもDMを受け取れる。そのためにはTwitterのアカウントのメインの設定ページへ行って、次のようなチェックを入れる(下図):


〔日本語版にはないよう(10/15現在)。〕

DMを自分がフォローしている人にしか送れないことには、二つの利点があった。ひとつは、フォローすることの義務化によりネットワークの成長が促されること。しかしもっと重要なのは、プライベートメッセージによるスパムの防止だ。それゆえ、従来のDMは、フィッシングが紛れ込んだり、ヘンな人をフォローしちゃったなんて場合を除き、比較的きれいだった。

今回のオプションを有効にすると、Twitterのインボックスがオープンな草刈り場になる可能性もある。だから、デフォルトでは無効なのだ。でもスパムを適当にあしらうことができれば、これは新しいコミュニケーションチャネルの開通であり、むしろ歓迎すべき変化だ。

出典: Verge.

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))