ディスプレイ拡張のDuetがAndroidタブをサポート

Sidecarは素晴らしい。ここ数年でApple(アップル)が導入するソフトウェアの中でもお気に入りだ。しかし、この機能がmacOS Catalinaへ搭載されることは、競合製品を開発していたアプリ開発者にとって破壊的なニュースでもあった。我々は以前、Duet DisplayとAstropadにそれぞれの製品への影響について尋ねていた。

Duetの創設者でCEOのRahul Dewan(ラーフル・デワン)氏は当時、「今夏にいくつかの大きな製品をリリースするが、我々は多様であるべきだ」と語っていた。そして、Androidタブレットとの互換性はかなり優先順位が高かったようだ。数カ月間のベータテストを経て、米国時間10月2日、その機能のリリースが発表された。

「我々のユーザは頻繁に、Androidへの対応を要求しており、また今年からは新しいプラットフォームへと製品を拡張できるように、DuetのAndroidへのリリースに取り組んできた」とDuet Displayは伝えている。「我々は何百人ものユーザーを対象に非公開なベータテストを実施し、できるだけ多くのAndroidデバイスで動作する製品を作ろうとしてきた」。

Android版はiPad版と同様に動作し、Androidタブレットをセカンドディスプレイとして使用できる。つまり他のことはおいておいて、はるかに廉価なノートPC用のセカンドスクリーンが入手できるのだ。アプリでは、有線とワイヤレスの両方が利用可能。現行ユーザーは、MacまたはWindowsのデスクトップ版アプリを最新バージョンにアップデートしておく必要がある。

小規模な開発者がSidecarのようにネイティブサポートされた機能に対抗するのは難しいが、Duetが戦いを続けるのはいいことだ。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

Duet Display 2はハードウェアアクセラレーションを使って効率アップ

Duet DisplayはiPadをMacのセカンドモニターにするアプリだ。このほど大幅に効率を高めるメジャーアップデートを行った——CPU使用量が減り、本物の外部ディスプレーとして認識されるようになった。

Duet Displayを過去数年間使ってきた人は、改善ではなく改悪となる変化を経験しているかもしれない。ある時AppleがmacOSを改訂してDuet Displayの方法を使えなくしたからだ。

Duet Displayは代替手段としてAirPlayを使うしかなかった。その結果アプリの機能は限られ、上下に黒いバーの入る16:9画面がいくつか使えるだけになった。

しかしそれは過去の話で、Duet DisplayはGPUアクラレーションを活用する方法を発見した。これは、あなたのiPadがmacOS設定にディスプレーとして現れることを意味している。消費電力も小さくなるはずだ。私の経験では通常の外部モニターにずっと近くなった。移動が多く大画面を必要とする人には優れた解決策だ。

Luna Displayはハードウェアドングルを使って同じことをしてきた。Duet Displayはこのアップデートでライバルに追いつこうとしている。

バージョン2.0へのアップデートは無料。iPadとMacの両方に最新バージョンをダウンロードすること。新規ユーザーはDuet Displayを10ドルで購入できる。年間20ドルまたは25ドルの追加料金を払うと、ワイヤレス接続やApple Pencilサポートなどの追加機能が利用できる。

アップデート:Duet DisplayがLuna Displayについてこう言っている:

[誤解のないように言うが、追いついたのではない。うちの方が速いしすべてソフトウェアで価格はほぼ10分の1。つまりLunaは時代遅れだ。]

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook