eBay、Q1売上44.5億ドルEPS予測越えで株は4%高

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本日(米国時間4/22)eBayは第1四半期の決算を報告し、売上は44.5億ドル、1株当たり利益は0.77ドルだった(調整済数値を使用)。ウォール街の予測はそれぞれ44.2億ドルと0.70ドルだった。

eBay株は通常取引での微下げに続き、決算報告後の時間外取引では5%弱の高値だった。

eBayは一定のコスト調整後では1株当たり0.77ドルの利益としているが、通常会計方法(GAAP)では0.51ドルに留まる。同社のGAAP純利益は6.26億ドルで、同じく調整後利益9.43億ドルよりも少ない。

同社のPayPal部門による売上は、かつて中核を成していたマーケットプレイスサービスよりも多い。PayPalの総支払い金額は18%増の610億ドルで、19.4億ドルの取引売上をeBayにもたらした。他の売上を調整すると、eBayのマーケットとPayPalはほぼ同等の水準だ。eBayと子会社PayPalは、2つの上場企業に分割する意志を表明している。

PalPalは同四半期中に360万の新規「アクティブ・アカウント」を獲得し総アカウント数を11%増の1.65億人とした。対してeBayのマーケットプレイス部門は、総取引金額(GMV)を対前年比で2%落とした。通貨を固定すると、マーケットプレイスの全世界GMVは5%増となる。別の言い方をすれば両部門とも健全である。eBayもまた、PayPalの成長に関する数値の原因は為替変動であると指摘していることに注目されたい。

eBayの当期末保有現金および相当物は141億ドルと豊富だ。

現四半期について、eBayは総売上44~45億ドルと予測した。調整後EPSは0.71~0.73ドル。PayPalのGAAP利益予測は1.3~1.5億ドルで、標準1株当たり利益を0.44~0.49ドルへと下げている。
eBayは好調のうちに第1四半期を終え、投資家もこの実績を大いに喜んでいるようだ。会社が分裂することがあっても土台の状態はよさそうだ。

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Yahoo、2015年Q1は売上利益共に予想を下回り2%安

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本日(米国時間4/21)の市場閉鎖後、Yahooは2015年第1四半期の決算を発表し、トラフィック獲得費用減算後(ex-TAC)売上が10.4億ドル、1株当たり利益は0.15ドルだった。ウォール街の予測は、それぞれ10.6億ドル、0.18ドルだった。

Yahooのex-TAC売上は前年同期から約4%減少した。同社の調整後利益も、1年前の1株当たり0.38ドルから急落した。標準的会計方法を使用すると、Yahooの四半期利益はわずか0.02ドルとなる。

同社のトラフィック獲得費用差引前の総売上は12.3億ドルだった。この数字は前年同期より増えているが、純売上は下がっている。これは、Yahooの売上に要する金額が時間と共に増えたことを示している。

現在Yahooは、モバイルファーストの未来に向けて作業を進めている。そのために、投資家にその取り組みの成果を説明する指標として、モバイル関連売上の詳細を公開している ― 例えば前四半期のモバイル売上は2.54億ドルだった。今期のモバイル売上はやや少なく2.34億ドルだった。Yahooはリリース文中、この数字が対前年比では61%増であることを強調している。

Yahooはディスプレイ広告事業で4.64億ドル(2%増)を売上げ、検索はex-TAXベース売上4.32億ドルだった。検索売上は1年前より3%減小した。最近同社はMicrosoftと検索契約を再交渉した結果、検索結果横の広告表示方法がこれまでより柔軟になった。長年Yahooは検索市場のシェアを失い続けている。

しかし、Yahooの検索は暗い話ばかりではなく、クリック数は2014年1Qから21%増加し、クリック単価も3%上昇した。

第1四半期終時点で、Yahooは69億ドルの現金または相当物を保有している。これは2014年末の102億ドルから減少している。

またしても売上を減らした決算について、この後の会見でYahoo経営陣がどう説明するか注目される。

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Netflix、Q1の新規加入者は490万人、株価は10%以上急騰

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本日(米国時間4/15)の取引終了後、Netflixは2015年第1四半期の決算を報告し、売上は15.7億ドル、調整後1株当たり利益は0.77ドル、同GAAPベースは0.38ドルだった。アナリスト予測は、売上15.7億ドル、1株当たり利益0.69ドルだった。

同社の株価は、通常取引で1%弱の低値をつけた後、発表後の時間外取引で急激に上昇した。ではなぜ市場は横ばいの売上と予想未達の利益にこれほど期待しているのだろうか。

同社の発表によると定期購読者数は計6230万人へと伸びた。このうち230万人が国内、260万人が海外の新規加入者だ。いずれの数字も購読者数の新記録であり同社の予測を大きく上回った。決算発表日のNetflix株は、主としてこの2つの数字に基づいて取引きされている。

Netflixは、他社と同様、低調な売上と利益の理由はドル高による向い風の結果だと言っている。同社が指摘する通り、強いドルのために海外売上は2014年の交換レートで4800万ドル減少した。これは無視できない影響だ。

一方、Neflixの〈今なお続く〉DVD郵送ビジネスは四半期売上に8500万ドル寄与した。

同四半期のフリーキャッシュフロー、マイナス1.63億ドルは、Netflixの言葉を借りれば「オリジナルコンテンツへの投資拡大」が理由だ。Netflixは30億ドルの現金および現金同等物を保有しており、新たなコンテンツへの短期投資には十分な余裕がある。

投資家に向けた書簡でNetflixは「全世界を通じた強いネット中立性」への取り組みを再度強調した。米国での新たな規制に沿って同社が立場を後退させているという批判にへの対応と考えられる。

総合的に同社にとって好調な四半期であり、投資家らもこれを急騰で報いている。

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Intel、1Q売上横ばいも株価は2%アップ

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Intelは今日(米国時間4/14)2015年第1四半期の決算報告を発表し、売上が128億ドル、1株当たり利益は0.41ドルだった。ウォール街の予測はそれぞれ129億ドルと0.41ドルだった。Intelの株価は時間外取引で3%前後高値をつけた。

同社は第2四半期について、売上132億ドル、利益率62%、税率約20%と予測した。これらの数字は、利益率60.5%、税率ははるかに高い25.5%だった第1四半期から改善されている。

こうした上方修正を踏まえ、Intelは次の四半期で好調な1株当たり利益を生むべく努力することになる。ウォール街は同社が1株当たり利益0.48ドル、売上135.1億ドルを達成すると予測している。

長年Intelは、パソコン市場の先行指標として機能している。

Intelは、前四半期売上で予測を達成できず、現四半期への予測も期待を下回っている。しかし、一貫して高い同社の利益率は、将来キャッシュフローが好調で、売上成長の必要性が少ないことを示唆している。

第1四半期のIntelは不調だった:「PCビジネスは下降した〈中略〉クライアント・コンピューティング・グループの売上は74億ドルで、対前期比16%ダウン、対前年比8%ダウンだった」。これはMicrosoft、HPをはじめとするPC分野の他のプレーヤーにとっても良い前兆とは言えない。長年Intelは、パソコン市場の先行指標として機能している。

Intelのデータセンター・グループは売上を対前年比で19%伸ばし、モノのインターネット・グループも11%売上を増やした。未だにIntelは主導権を失いつつあるPC世界からの移行途中にある。そして利益率を高めつつ、それを実行している。投資家らも多少の期待は持っているようだ。

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Adobe、2015年Q1のCreative Cloud新規購読者は51.7万人


最近の四半期で、Adobeは51万7000人の新規Creative Cloud定期利用者を獲得し、同社の売上11.1億ドル、調整後利益0.44ドル/株に貢献した。通常の会計方法(GAAP)を使用すると、Adobeの1株当たり利益は0.17ドルに下がる。

売上(10.9億ドル)、調整後利益(0.39ドル/株)共に市場予測を上回ったにも関わらず、Adobeの株価は時間外取引で4%近く低値をつけた。

その理由は、Creative Cloudの成長が前四半期と比べて下回っており、市場の期待に届かなかったからかもしれない。VentureBeatのHarrison Weber的確に指摘している:

Adobeは2015年末までに定期有料顧客600万人を目指しているが、現在のペースでは追いつかない恐れがある。Adobeは今四半期に51.7万人のCreative Cloud定期利用者を増やした。これに対して、前四半期は64.4万人の増加で、2014年末の有料利用者数を345.4万人とした。

Weberの数字を使うと、AdobeはCreative Cloud有料利用者397.1万人で今期末を終えた。Adobeの収支会見の書き起こしには「390万人以上」と書かれている。いずれにせよ、次の3つの四半期で定期利用者600万人に達するためには、2014年Q4と2015年Q1を平均したペースより25万8000人余分に集めなくてはならないことになる。

もっと簡単に言えば:Adobeは成長速度を上げなければ、目標を達成できない。

Adobe株を引き下げているもう一つの潜在要因は、会計Q2、即ち現四半期への1株当たり利益の予測が市場の期待を下回っていたことだ。四半期へのガイダンスはこうだ:

現在投資家らは当期のAdobeの調整後利益を0.48ドル/株と予想している。一方Adobeは、ウォール街が予測を上方修正しない前提で、売上予測を出してきた。

果たしてAdobeの、定期購読ソフトウェアビジネスへの転換は成功しているのか? 同社の四半期末のCreative Cloudビジネスによる年間予測売上(ARR)は17.9億ドルで、これは前四半期のARR 16.76億ドルを上回っている。全体では2015年第1四半期総売上の70%が、Adobeが「反復収益源」と呼ぶものから来ている。これは前四半期の66%から上昇している。

Adobeは全社的に反復売上製品を成長させ、市場の期待以上の売上を達成した。しかし、Creative Cloud製品定期利用者の成長と調整後利益が、市場予測に答えていないことが同社の向い風となっている。

しかし、30億ドル以上の現金および短期投資資金を持つAdobeにとって、大きな問題とは思えない。

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Zynga、2014年Q4決算は売上1.92億ドル、次期予測低調で9%安


Zyngaは今日(米国時間2/12)の取引時間終了後に、2014年第4四半期の決算を報告し、売上1.925億ドル、1株当たり利益0.00ドルだった。投資家の予測は、売上2.01億ドル、利益0.00ドルだった。同社は四半期のブッキング(バーチャルグッズ販売による仮の売上)が1.824億ドルだったことも報告した。

同社の1株当たりゼロ利益は調整後利益に基づいている。通常会計原則を用いると、Zyngaの損失は4513万ドル、1株当たり0.05ドルとなる。前年同期、Zyngaの売上は1.7636億ドルで、損失は2524万ドル、1株当たり0.03ドルだった。つまりZyngaはこの1年間で売上をわずか9%しか伸ばしていない。

Zyngaは決算報告書で、中国のゲームスタジオを閉鎖し、71名の従業員が影響を受けると発表した。同社は年間700万ドルの経費削減を見込んでいる。

同社の株価は、通常取引で5%前後低値をつけ、目標未達の決算報告を受けた時間外取引には10%近く下落した。

明るい話題として、Zyngaは現金およびその相当物を11.5億ドル保有している他、同サービスの「月間モバイル消費者」が対前年比で87%増加している。つまり、会社はモバイルビジネスの成長を維持するための十分な現金を持っている。

Zyngaは数年前にFacebookの力を背景に莫大な成長を見せたが、モバイルゲームへの移行に苦闘してきた。3億ドル以上あった売上は32億ドル以下へと急落した。同社は新たなCEOにDon MattrickをMicrosoftから迎え、挽回をはかっている。

海外売上は、全体の35%とゲーム会社としては通常の範囲内だ。

Zyngaの日間アクティブユーザー数(DAU)2500万人、月間アクティブユーザー数(MAU)1.08億人だった。直前四半期にはそれぞれ、2600万人および1.12億人だった。

同社の売上ダウンだけでは、なぜZynga株が時間外取引で急落したかを説明できない。残る答はガイダンスだ。同社は今四半期の売上を1.55~1.65億ドル、6000~5200万ドルの損失と予測している。調整後ベースでは今四半期の1株当たり損失を0.02~0.03ドルと見込んでいる。

投資家の次期予測は、調整後利益ゼロ、売上2.0087億ドルだ。痛っ。

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Twitter、2014年Q4の収支は予測以上、ユーザー数は伸び悩み

今日(米国時間2/5)の株式市場終了後、Twitterは第4四半期の決算を報告し、1株当たり利益は0.12ドル(調整後ベース)、売上は4.79億ドルだった。同社の1株当たり利益は、調整後純利益7900万ドルに基づく。

ウォール街の予想は、1株当たり利益0.06ドル、売上4.53億ドルだった。時間外取引におけるTwitter株は、決算発表直後に下落したが、その後取り戻し現在3%以上の高値をつけている。

同社は月間アクティブユーザー数が2.88億人となり、前四半期の2.84億人から増加したことも報告した。対前年比では20%増。

Twitterは、上場以来財務状況は好調だが、サービスの中核である月間アクティブユーザー数は、一部投資家を満足させる速さでは伸びていない。同社は、様々な収益化チャネルによって、リーチを拡大していると主張している。しかしながらTwitterのユーザー数増加の鈍化は、様々な場面で株価に影響を与えている。

「一般に認められた会計原則(GAAP)」に基づくと、Twitterは同四半期に1.25億ドルの損失を出している。1年前の同期、TwitterはGAAPベースで5.11億ドルの損失だった。第4四半期末時点で、Twitterの保有現金および現金相当物は36億ドルだった。

通年では、Twitterの売上は14.03億ドル(11%増)、調整後純利益は1.01億ドル、GAAP経常損失は5.78億ドルだった。

現四半期、2015年1Qに向けてTwitterは、4.4~4.5億ドルの売上を見込んでいる。一方アナリストの予測は、調整後1株当たり利益0.04ドル、売上4.4968億ドルだ。

Twitter CEOのDick Costoloは、最近そのリーダーシップ不足について公に非難されている。今日の決算報告も、過去の語りを引きずっている:財務状況は好調だがユーザー数の伸びが低調。長期キャッシュフローは、もちろん後者の挽回にかかっている。それでも、この売上と利益の数字はCostoloに一息つかせるに違いない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


このグラフでTwitterの成長減速が一目瞭然

売上でも利益でもアナリストの予想を上回る好調な第4四半期決算を受けて、Twitterの株価は7%ほど上がった。しかし同時に成長が大きく減速していることもはっきりした。

前四半期にTwitterはわずか400万人の新規月間アクティブ・ユーザーしか加えることができなかった(電話会見でさらに説明があるだろう)。この400万人を加えて、Twitterの月間アクティブ・ユーザー数は2億8400万人から2億8800万人となった。

対前年同期比では20%のアップだが、直前の第3四半期からはわずか1.4%の増加にすぎない。

ただ奇妙なことに、Twitterは第4四半期のユーザー数増加が目立って低い傾向がある。上のグラフでも分かるように2012年第4四半期を例外として、他の四半期はその前後の四半期より伸びが低い。この点を考慮に入れると、2014年第4四半期のユーザー数の伸びの低下も、Twitte特有の季節変動が一因となっているのかもしれない。

とはいえ、前四半期の伸び率は危険なほどゼロに近い。もしTwitterの成長がゼロ、ないし縮小するような事態になれば、投資家はパニックを起こして現経営陣に襲いかかるに違いない。

ユーザーの伸びの低下にもかかわらず売上と利益をアップさせるのに成功するというのはTwitterにかぎらず、他のソーシャル・ネットワークでも最近多く見られる傾向だ。しかしTwitterのキャッシュフロー予測は新規ユーザーの加入を当てにしている。ユーザー数が変わらないままでいつまでも売上の増加を続けることができないのはわかりきったことだ。ユーザー数の増加はやはり決定的に重要な要素だ。

グラフ作成:Bryce Durbin

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


Amazon、2014年Q4はEPS 0.45ドルで予測を上回るも、売上は293億ドルでわずかに及ばず

先ほどAmazonは、2014年Q4の決算を発表し、売上293.3億ドル、純利益は2.14億ドル、1株当たり0.45ドルだった。CNBC/Thomson Reutersによると、アナリストの予測は1株当たり利益0.17ドル、売上296.7億ドルだった。Amazonは利益では予想を大きく上回ったが、売上はわずかに及ばなかった。

過去2四半期、Amazonは予想に反して損失を出した。3ヵ月前、株式市場は同社に対して非常に厳しく、株価は10%下落した。

Amazonがほぼ復調した今、市場の反応は非常に良い。売上が予想を下回ったにもかかわらず、決算発表後の時間外取引きで、株価は7.86%高値をつけている。

昨年同時期、Amazonの収支は売上255.9億ドル、EPS 0.51ドルだった。今日発表された数値は、対前年比で売上が14.6%増え、利益は11.8%減っている。

未だにAmazonは、Amazon Fire Phone発売の後始末に追われている。新型電話機を買う人が殆どいないことに気付いた同社は、価格を下げるほかなかった。現在あちこちで0.99ドルで売られている。

その結果Amazonの利益率は打撃を受けた。しかし、状況は改善されつつある。この四半期はAmazonにとって重要だった。ついに同社は純利益を上げた。

売上は対前年比で大きく伸びている。新しいデバイスの研究開発に大きく投資しているが、それでもAmazonは何といっても驚くべき成功を収めているEコマースサイトだ。

特にAmazon Primeが非常に好調だ。世界で数千万人のユーザーが、高速配達とストリーミングサービスのためにPrimeを定期契約している。同社はこの定期利用料から大きな利益を得ているはずだ。

「昨年Prime会員料金を値上げした時、顧客はそれでもこれがショッピング史上最高のバーゲンだとわかってくれると信じていた。結果はその通りになった ― 全世界数千万の有償メンバーが昨年53%増えた。米国内は50%で海外の方がむしろ早い」とCEO Jeff Bezosがリリース文で語った。
他の高利益率部門には、Amazonサイトでの広告、Android用アプリストア、Amazonインスタントビデオ、およびKindleストアがある。最近同社はHachettとの争議を解決したので、Hachetteの本が再びKindleストアに戻ってきた。これも後押ししただろう。

今後は利益率に注意する必要はあるが、Amazonが再びFire Phoneのように新奇なデバイスの発売に挑戦するかどうか注目した。Amazonは、さらに多くの人々をAmazonエコシステムに呼び込む完璧なデバイスを探すために、十分時間をかけることができる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Facebookをモバイル〈だけ〉から使うユーザー、5億人を越える


どうやら決算報告のたびに、Facebookのモバイルへのシフト新たな節目を迎えているようだ。最新の数値はこれだ:月間アクティブユーザーのうち5.26億人が、Facebookをモバイル端末〈だけ〉からアクセスしている。

前四半期の4.56億人から大きく増加し、前年同期の2.96億人からは78%近く増えている。そしてこの数字は、Facebookの月間総アクティブユーザー数13.9億人の約38%に相当する。

上のグラフは、Facebookの第4四半期決算報告書に添付されたスライドから引用したものだ(細かい文字が読めない人のために書いておくと、「モバイルオンリー」について、Facebookは同サービスのモバイルアプリ、モバイルウェブサイト、およびMessengerの利用を数えているが、WhatsAppやInstagramは含まれていない)。

万が一、Facebookのモバイルユーザー基盤がどれほど巨大であるかを認識できない人のために、決算報告にある他のモバイル関連データも紹介しておく ― モバイル日間アクティブユーザー数が7.45億人、モバイル月間アクティブユーザー(モバイルのみとは限らない)が11.9億人だ。そして恐らく最も注目すべきは、Facebookの広告売上35.9億ドルの69%をモバイルが占めていることだ。前年同期には53%だった。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


FacebookのQ4決算は予想を上回る―売上38.5億ドル、ユーザー数3.2%増で13.9億人

Facebookの4014年度第4四半期の決算は、10期連続でアナリストの予想を上回った。Facebookのユーザーは13億9300万人となり、対前年比で3.18%増加した。これは第3四半期の2.2%より高いが、第2四半期の3.125%よりは低い。一株あたり利益は0.54ドル、売上は38.5億ドルだった。広告売上のうちモバイルが69%を占めた。これは前年同期の66%より高く、Facebookのビジネスがモバイルに確固とした足場を築いたことを確認させる数字だ。

1日あたりユーザーは8億9000万人、月間モバイル・アクティブ・ユーザーは11億9000万人(6.2%アップ)、1日あたりモバイル・ユーザーは7億4500万人(5.97%アップ」)となっている。つまりFacebookのモバイル分野における成長は依然加速中ということだ。「モバイルのみ」のユーザーは5億2600万人と対前年比で15.3%も増加した。これはデスクトップ・コンピューターの普及が遅れている途上国におけるFacebookのマーケティング活動が成功したことを意味している。

ウォール・ストリートのアナリストは売上37.8億ドル、一株あたり利益0.48ドルと予測していた。その他のFacebookの財務データとしては、GAAPベースの原価及び費用が27.2億ドル、GAAPベース利益が11.3億ドル、GAAPベース営業利益率が29%、資本費用が5.17億ドルなどとなっている。事前に予告されていたとおり、原価及び費用が急増しているが、これはOculusと人工知能研究への投資によるものだ。これらの投資は数年後にも大きな配当を生むだろう。

2014年の1年を通してみると、Facebookの売上は124.7億ドル、対前年比58%の成長となった。1日あたりユーザーは18%アップして7億5700万人、総ユーザー数は12.3億人から13%アップした。

第4四半期にFacebookはニュースフィードの質の向上に特に力を入れた。またビデオ・コンテンツの拡充にも努力し、ビデオの再生回数が大幅に伸びた。

Facebookは最近、エンタープライズ向けのプライベートSNSとしてFacebook At Workを発表している。ただしこれに基づく売上はまだ計上されていない。

Facebookの広告効果測定ツールのデータによれば、ユーザー1人あたりの広告売上が大幅に伸びていることが注目される。アメリカとカナダにおけるFacebookのユーザー数は2億400万人から2億600へとわずか0.97%の増加だが、ユーザーあたり平均広告売上は6.64ドルから8.26ドルへ24%もアップした。

今回の決算を検討すると、Facebookは「モバイル優先」というより、むしろ「モバイル専門」のビジネスになりつつあるという印象を受ける。5億人以上のユーザーがモバイル・デバイスのみからFacebookを利用している。その多くは途上国のフィーチャーフォン・ユーザーだ。今後のFacebookの課題は、こうした相対的に購買力の低いユーザーからどのようにして売上を得るかにある。これに成功すれば「世界を結びつける」というFacebookの使命は同時に極めて有利なビジネスとなるに違いない。

〔日本版〕Facebookの売上、利益の経年推移を示すインフォグラフィックスは原文参照。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


Apple、2015年Q1の売上746億ドルは全企業の四半期売上史上最高


先ほどAppleは会計2015年第1四半期の収支を発表し、売上746億ドル、純利益は180億ドル、1株当たり3.06ドルだった。これは企業の四半期売上として史上最高であり、Gazprom、Royal Dutch Shell、およびExxonMobilを上回った。前年同期と比較すると、売上は29.5%増、EPS(7対1分割調整後)は47.8%増だった。

Fortuneのアナリストらの合意は、売上687.1億ドル、EPS 2.68ドルで、売上、EPS共にそれぞれ19.3%、29.3%の伸びを予想していた ― これは常軌を逸した成長予測である。具体的に、アナリストらはiPhoneの販売が同社の業績を推進すると予想していた。しかし、こうした予測も、今日のクレイジーな四半期売上には遠く及ばなかった。

iPhoneはこの四半期の明白な勝者である。Tim Cookは収支会見で、本四半期は、新規iPhoneユーザーが史上最大数を記録し、AndroidからiPhoneへの乗り換え率も最高だったと語った。

Apple自身による、前四半期報告時のガイダンスは、売上635~665億ドル、総利益率37.5~38.5%と予想していた。Appleの見通しは過去1年半にわたって実に正確で、予測の上限は実際の報告に極めて近かった。しかし今回のAppleの予測は控え目にすぎ、自身による見通しを大幅に上回った。

「この驚くべき四半期を顧客に感謝している。Apple製品への需要は史上最高に達した」とApple CEO Tim Cookはリリース文に書いた。「売上は昨年から30%増の746億ドルとなった。この結果を出したわれわれのチームの努力には敬服するばかりだ。」

ハードウェア

今期AppleはiPhoneを745万台、iPadを214万台、Macを550万台売った。1年前と比べると、iPhoneが46%増え、iPadが17.7%減少した。詳細はこちらを参照されたい:iPhoneの売上、およびMacの売上

海外売上

多くのアナリストは、Appleが初めて中国のiPhone売上が米国を抜いたことを発表すると予想していた。AppleはiPhoneの地域別販売業績を発表していないが、海外売上はAppleの全売上の65%を占めており、中国での売上は161億ドルに達する。中国売上の詳細はこちら

株式市場とガイダンス

発表から数分後、時間外市場では114.48ドルで取り引きされており、これは今日の終値より4.89%高である。

Apple自身による2015年Q2のガイダンスは、売上520~550億ドル、利益率は38.5~39.5%。2014年Q2の売上は456億ドルだった。Apple Watchが同社の次期売上を引き上げることは期待しないように。ついさっきTim Cookが発売は4月になると発表したばかりだ。

画像提供:Bryce Durbin

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Intel、Q4業績好調も弱気の収益見通しに投資家が嫌気


Intelは今日(米国時間1/15)第4四半期の業績報告を発表し、売上147.2億ドル、1株当たり利益0.74ドルだった。両数値とも予測を上回った。ウォール街は、売上147.0億ドル、利益0.66ドルと予想していた

しかし同社のわずかな売上超も大幅な利益超も、時間外取引における株価を押し上げることはなかった。むしろ問題は、2015年第1四半期の売上予測、137億ドルだった。これは投資家らが予測した137.7億ドルを下回る。Intel株は、時間外取引で1%近く下がっている。

同社は四半期中に58億ドルの現金を生みだし、純利益は37億ドルだった。

通年では、Intelの売上は559億ドル、純利益は117億ドル、1株当たり利益は2.31ドルだった。同社の売上は第4四半期のホリデーショッピングの影響のため、緩やかな周期性を見せている。2015年に向けての売上予測が低いのもそれが理由なので、驚くことでも心配することでもない。投資家たちはただ、自分たちが僅かながらも上昇を期待していたのでケチをつけているだけだ。

重要なのは、Intelがタブレット用プロセッサーを年間4000万台出荷するという目標を達成し、2014年全体で4600万台を出荷したことだ。

今後に関してIntelは、2015年の売上成長を「1桁パーセントの中ほど」と予測している。今年Intelは、より高度なコンピューティング、および、皆と同じくウェアラブルに集中する計画だ。そして同社が今後数年にかけて3億ドル以上を費して、従業員の多様性向上に努めることを約束したことも重要である。

Intelの控え目ながら力強い業績報告によって、PC市場の他のプレーヤーたち ― Microsoft、AMD、等々 ― の舞台は整った。安定しつつあるPC市場に浮かぶのがIntelの船だけなのかどうか、今後に注目したい。

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GoPro、3Q決算は予測を上回り株価急騰。HERO4が絶好調の立ち上がり


GoProの第3四半期決算はアナリストの予想を上回り、同社投資家たちを大いに喜ばせた。

2014年第3四半期にGoProは2.8億ドルを売上げ、前年同期の1.92億ドルから45.7%伸ばした。GAAP基準による利益は1460万ドル、1株当たり10セントで、前年同期は110万ドル、1株当たり1セントのそれぞれ〈損失〉だった。

アナリストの予想は、売上2.656億ドル、1株当たり利益8セントだった。

非GAAP基準でGoProは1株当たり0.12ドルの利益を上げ、GAAP基準とさほど変わらなかった。Twitterのような株式による報酬費用の大きい会社は、両基準間における利益の差が大きくなる。

同社の株価は、上場直後のピークから下落を続けていたが、同社が史上最高の立ち上がりと言う新シリーズカメラの好調に支えられ、浮上しつつある。

NASDAQの時間外取引では5ドル、7%以上の値上りで、この良いニュースに投資家らは好反応を見せている。

株価チャートはこちら

「HERO4はその世界的スケールでの実績によって、GoPro史上最も成功した新製品となった」とGoProのファウンダー・CEO Nicolas Woodmanは言った。彼は、GoProユーザーがコンテンツを作成、シェアしやすくするために、同社のデスクトップ並びにモバイルのコンテンツ管理アプリケーションを改善したことを強調した。

この業績によって、GoProはホリデーシーズンを好調のうちに迎えられる。同社がIPOによって手に入れた強力な提携の一環として、全米のBest Buy店舗では、店内におけるGoProの存在がさらに目立ってくるだろう。

GoProは1株24ドルで上場した。今日の通常取引終値は68.25ドル、時間外取引では72ドルを越えた。新進のメディア企業であれ何であれ、投資家にとっては嬉しい状況だ。同社の時価総額は約90億ドルとなった。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


WhatsAppの2014年上半期の売上は1500万ドル。純損失2.3億ドルの殆どは株式発行による


Facebookは今日(米国時間10/28)、WhatsAppの財務状況を初めて公表し、ユーザー数6億人のメッセージングアプリの売上は未だに小さいようだ。2014年6月30日までの6ヵ月間で、WhatsAppは1592万ドルを売上げ、2.3億ドルの損失を出した。しかし、損失のうち2.065億ドルは株式ベースの補償および適正価格以下で発行した通常株式によるものだ。2014年上半期の営業経費は1350万ドルであり、こちらはずっと健全に見える。

要するに、WhatsAppの企業価値が急上昇したために、トップクラスの人材集めに株式ベースの報酬を利用したということだ。結局、Facebookによる220億ドル買収によって、その株式発行の「費用」は殆ど空論となった。これはWhatsAppが実際に払った現金ではなく、同社が配った架空の金だ。

2013年12月31日までの1年間に、WhatsAppは売上1020万ドル、純損失1.38億ドルを計上した。この間に使った営業経費はわずか990万ドルだったが、株式ベース報酬は9880万ドルに上った。この株式ベース報酬は、2012年の3820万ドルから大きく増えている。2012年の純損失は5467万ドル、営業経費350万ドルで、売上はわずか382万ドルだった。

FacebookはWhatsAppのために払った金額を、ユーザーベースに20.26億ドル、ブランドに4.48億ドル、テクノロジーに2.88億ドル、その他が2100万ドルと分類している。残る153.14億ドルの差額は、「のれん代」別名「将来の成長、潜在的収益機会、および当社のモバイルメッセージング機能を拡大することによって得られるモバイルエコシステムにおける戦略的優位性」の価値ということになる。

WhatsAppのゴールは今も成長であり、収益化ではない。Mark ZuckerbergとWhatsApp CEOのJan Koumは、今年2月に買収が決定した時、広告はメッセージングで儲ける正しい手段ではないと指摘し、以前徴収していた年間1ドルの定期利用料を積極的に推し進めるつもりがないとも言った。代わりに両CEOは、まずWhatsAppを最高の国際メッセージングアプリにして、ライバルを追いやり、地位を確立してから金を稼ぐことを望んでいる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Twitter、Q3決算は売上3.61億ドルで目標を上回るも、ユーザー成長率鈍化で株価は8%ダウン


アップデート:Twitterは時間外取引で現在10%前後値を下げている。同社のCEOはCNBCのインタビューで自社について、大規模デジタル広告業界で「最も成長の速い会社」であると語った。

本日(米国時間10/27)の通常取引終了後、Twitterは第3四半期の決算報告を発表した。売上は3.61億ドル、非GAAPベース1株当たり利益は0.01ドルだった。ウォール街の予測は、それぞれ3.51億ドルと0.01ドルだった。

Twitterは、通常取引で3%近い低値だったが、決算報告後さらに急降下した。

同社の売上は前年同期比114%増。GAAPベース純損失は1.75億ドル、非GAAPでは純利益700万ドルだった。同社の期末時点の現近保有高は36億ドル。

GAAPベースで、Twitterは1株当たり0.29ドルの損失だった。

同四半期にTwitterは売上の85%をモバイル広告から得た。直前の四半期は、売上3.12億ドル、1株当たり2セントの利益だった。

Twitterの広告売上は一年前と比べて109%成長し、同社の「データライセンシングおよびその他の売上」部門は、さらに大きく171%伸びた。

Twitterの同四半期中の平均月間アクティブユーザー数は、2.84億人で、対前年比23%アップ。2.71億人から増えたこの数字を、一部の投資家は物足りなく感じたに違いない。Twitterは売上予測を上回り、利益予測も達成していることから、おそらくこれが現在の株価急落の主たる要因だろう。

四半期中同社が獲得した新規月間ユーザーは1300万人で、前四半期の1600万から減少した。ユーザー成長率の鈍化を同社投資家は忌み嫌う。その事実は、IPO以来同社の決算報告4回中3回に影を落としている。

Twitterの時価総額はこの日の終りに300億ドルをわずかに上回っていたが、現在は大きく水位を下回っている。現四半期に関してTwitterは、売上4.4~4.5億ドル、調整後EBITDA約1億ドルを見込んでいる。

この会社は、財務目標を上回りつつ、ユーザー数成長で未達あるいは失望させる結果を残してきた歴史を持つ。Twitterはユーザー基盤を収益化することに関して完璧な仕事をしてきたが、換言すれば、基盤自体の拡大には苦戦している。もしTwitterが今のユーザー基盤を広げられなければ、より遅い長期的売上成長見込みを、短期的成長で補うことができなくなる。Twitterは、この先に大規模な成長が控えていることを投資家に信じさせるためにも、より多くのユーザーを獲得する必要がある。

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マイクロソフトの2015年Q1:売上232億ドル、EPS 0.54ドルで予測越え。時間外で3%高

通常市場取引で1%以上の高値をつけた後、Microsoftは会計2015年度第1四半期の決算を報告した。売上は232.0億ドル、1株当たり利益は0.54ドルだった。前年同期比25%増という売上の伸びは、Nokiaハードウェア部門の買収による。

アナリストらはMicrosoftの売上を220.2億ドル、1株当たり売上を0.49~0.50ドルと予想していた。売上予測を大きく上回った同社は、時間外取引で株価を上げている。

同四半期、Microsoftは58.4億ドルの経常利益を上げた。純利益(税引後)は45.4億ドルだった。期末時の保有現金および現金相等物は892億ドル。

Microsoftの1株当たりGAAP利益 ― 0.54ドル ― は0.11ドルのチャージを含む。同社の1株当たり利益性は対前年比で10%以上減少した。

ハードウェア

報告書によると、Surface製品の売上は9.08億ドルだった。この数字はTechCrunchの決算前業績チャートと比べて、かなり良い。前四半期から2倍以上に増えている。Surface Pro 3は、よく売れていると言わざるを得ない。
携帯電話の売上は26億ドルで前四半期を上回った。計930万台のLumia端末が販売された。

前四半期にMicrosoftは、部分累計で580万台のLumiaを販売し、売上19.9億ドル、損失6.92億ドル、1株当たり損失0.08ドルを計上した。同四半期の総売上は233.8億ドル、1株当たり利益は0.55ドルだった。

クラウド関連

クラウド関連では、消費者向けOffice 365の購読者が700万人となり前期から25%増加した。同社によると「企業向」クラウド売上は対前年比128%アップだった。この数字は消費者向Office 365の売上を含ない。

デバイス・消費者部門の売上は47%増の109.6億ドル。企業向売上は10%増の122.8億ドルだった。

Windowsの一括ライセンス売上が10%上昇したのは、PC市場の回復を踏まえると妥当な結果だ。消費者向Windows売上は1%減少した。WIndows OEM売上は2%減。PCは依然として不振だが急降下状態は脱した。エンタープライズのWindows 7へのアップグレード、および消費者向ハードウェアデザインの改善が、このカテゴリーの安定化に貢献したと見られる。

好調の四半期

総合的に見て、Microsoftにとって好調な四半期だった。Surfaceの売上数値は驚きだった。携帯電話事業における損失は調べてみないとわからないが、Microsoftの製品カテゴリーの殆どが成長しており、これは中期的安定状態の兆候だ。

企業向事業は予想以上の結果だったと思うが、妥当な範囲内ではあった。ハードウェアは、明らかに良い意味で異常値だった。Microsoftが新しいXbox Oneの売上データや、新しいクラウド売上の年間予測値を公表しないことに不満が残る。なぜこの会社が、毎四半期のように、いくつか重要な数値を見せないのか私には理解できない。レドモンドには何かウィジャ盤のようなものがあって、その意志決定に使っているに違いない。

クラウドおよびプラットフォームの戦いの中、Microsoftは時間外取引で高値をつけた結果、時価総額第2位IT企業の地位を守り、当面はGoogleの上を行くことになる。

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Apple絶好調のQ4:売上421億ドル、利益85億ドル

本日(米国時間10/20)の取引終了後、Appleは会計第4四半期の決算報告を発表した。売上は421億ドル、1株当たり利益は1.42ドルだった。アナリストの予測は、それぞれ398.5億ドルと1.31ドルだった。

同四半期、Appleの純益は85億ドルで、前年同期の2013年会計Q4の75億ドルから13.3%上昇した。売上は12%アップだった(前年同期は375億ドル)。

期間中同社はiPhone 3930万台、iPad 1230万台、Mac 550万台を販売した。

通常取引で2%高だった同社株は、予測を上回る決算発表後の時間外取引でさらに値を上げた。直近四半期は、売上374億ドル、1株当たり利益1.28ドルだった。

Appleは最近、新しいiPhone製品であるiPhone 6およびiPhone 6 Plusを発売し、初月売上は過去のどの機種よりも好調だったことを公表した。Appleは新しいiPadも数種類発表した。市場には ― TechCrunchを含め ― iPadの種類が多すぎるという抵抗が生じている。あなたが欲しいのは、iPhone 6 Plusなのか、iPad Air 2なのか、iPad mini 2なのか、それともiPad mini 3なのか?本当におわかりだろうか。

今期の売上は、ホリデーシーズンを含む同社の暦年第4、会計第1四半期の序言でもある。Appleの売上には、ある程度季節変動性がありこの時期に上昇する。同四半期は、さらに売上増が期待できる新しいApple製品の恩恵を、丸々受けることのできる四半期でもある。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Apple、2014年最終四半期の販売成績は3930万台のiPhone、1230万台のiPad、そして550万台のMac

Appleは2014会計年度の第4四半期についての業績報告を行った。まず目立つのは、ともかく膨大な数のiPhoneが売られたことだ。なんと3930万台ものiPhoneが売れたのだそうだ。iPadは1230万、Macが550万台で、縮小しつつあるらしいiPodラインは260万台となっている。

iPhoneは販売台数だけでなく、年次成長率についても素晴らしい成績となっている。この四半期よりiPhone 6および6 Plusが販売開始となり、そしてApple自らも認めるように、売り出し直後の販売成績は過去最高となっていることからも、当然のこととは言えるだろう。

アナリストはiPhoneの販売台数は3800万台、iPadが1300万台程度、Macが500万台弱で、iPodが230万台程度だと見込んでいた。ちなみに昨年同期はiPhoneが3380万台、iPadが1408万台、Macが457万台でiPodが350万台となっていた。

今年の成績を見ても、Appleの販売成績は大きくiPhoneによっている。iPadは、Macのように安定した販売台数を維持しつつも、伸び率的にはiPhoneに遠く及ばないという状況になっているようだ。iPad Air 2やiPad mini 3といった新しいデバイスも登場してきているが、来期の販売動向によって、Appleとしてのタブレット戦略が再考されることにもなるのだろう。

売上額についてみれば、昨年同期のiPhone売上額は1950万ドルだったが、今年はこれが2370万ドルに跳ね上がっている。iPadの方は620万ドルから540万ドルに減っている。但し、その分はMacの560万ドルから660万ドルとなった売上増できちんと埋めている形となった。

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(翻訳:Maeda, H


GoPro株が急落 ― 創業チームが580万株を慈善団体に移管した後

GoProの株価が今日、6%以上急落した。同社の創業チームが580万株以上を慈善団体に移管すると発表した直後のことだ。

評論家らはすぐにこの動きを、上場間もない会社のインサイダーが株を売ることを禁止するロックアップ(売却禁止)期間を回避するためだと指摘した。この規則は、新たに上場した会社で株価操作が行われるのを防ぐために制定されている。

GoProは、IPO以来大きく値上がりしている。しかし、1日で大きく暴落したのは今日が初めてではない。上場後初の収支報告の後、GoProは大きく沈んだ。当時TechCrunchはこう報じた

第2四半期、GoProの売上は2.446億ドル、前年比38.1%増、1株当たり非GAAP利益は0.08ドルだった。アナリストの予測は、それぞれ2.37億ドル、0.06ドルだった。

GAAP基準によると、GoProは同四半期に1980万ドル、希釈後1株当たり0.24ドルの純損失を出している。2014年第1四半期にGoProは、GAAPベースでも利益を上げていた。一年前の同期、同社はやはり損を出しており、GAAP純損失は510万ドル、1株当たり0.06ドルだった。

ファウンダーらが株式を移す行為は、同社の中核事業を変えるわけではない。しかし、一部の目からは、彼らが目先の利益に走っているようにも見える。それは少々皮肉な見方ではあるが、正しい。

GoProは、最近上場したテクノロジー関連企業の中でも好調を続けている。Zendesk、MobileIronも同様だ。しかし、King Digtal等、苦闘している会社もある。

GoProは上場後もさほど公開取引が多くないことも、内部による買却や移管の影響を大きくしている。急落後の同社の時価総額は約110億ドル。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook