「夏休み、こどもは1.2倍勉強する」コクヨがIoT文房具の分析データを公開

しゅくだいやるきペン

コロナ禍2回目の夏休み、「小学生はふだんより勉強に取り組んでいた」傾向があったことをコクヨが8月31日に発表しました。

同社の「しゅくだいやる気ペン」は、鉛筆に取り付けて使うIoT文房具。勉強したことをスマホのアプリで「やる気パワー」として見える化してくれるので、親は見ていなくてもこどもの努力が数値でわかり、こども勉強時間が見えるので学習意欲を高めるきっかけとなります。2020年「第14回キッズデザイン賞」(子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門)を受賞しました。

3000人もの利用データから、夏休み中は朝9時から10時をピークにした朝型勉強の傾向が強く、夏休み前よりも20%ほど勉強時間が長いことがわかりました。ユーザーアンケートによると、半数以上が「しゅくだいやる気ペンが夏休みの勉強に役立った」と答えていて、IoT文房具の効果が出ていることがわかります。

yaruki

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いっぽうで、アンケートによると、約半数が毎日勉強する「コツコツタイプ」で、夏休み終盤にギリギリで宿題を終える「ラストスパートタイプ」はわずか13%でした。昭和世代の身としては、令和の時代であっても「ラストスパートタイプ」はもっと多いような気がします。来年はこのあたりもIoT文房具でデータを取っていただければと。

グーグルが教員向けのコーディング教育リソース「Code with Google」を発表

Google(グーグル)は生徒がコードや既存のスキルを活かすのを助けるコンピューターサイエンスや、さまざまなプログラムを教える無料のカリキュラムを集めた、あらゆるレベルの能力の人に向けたCode with Googleを通じて、教育者向けに新しいコーディングリソースを提供する。

さらにCode with Googleのリソースは単なる学習にとどまらず、例えばサマープログラムやインターンシップ、レジデンシーなど、将来の奨学金プログラムも含む。

グーグルでエデュケーション&ユニバーシティリレーション部門のVPを務めるMaggie Johnson氏はブログ投稿にて、あらゆるレベルの教育においてコンピューター・サイエンスの重要性に対する認識は比較的高いものの、学生向けの体験型プログラミングを含むコースは驚くほど少なく、また一般的にこれらのリソースにアクセスできるのはより裕福な地域の学生に限られると述べている。

グーグルのCode with Googleは無料で、他の教育向けサービスと同様に、学校向けの手頃な価格のChromebooksと組み合わせることができる。グーグルはこの新しいリソースの公開とともに、100万ドル(約1億1000万円)のComputer Science Teachers Associationに対する助成も発表した。

グーグルがあらゆるレベルのスキルと専門教育レベルの生徒と教育者の両方に対して、無料のリソースと簡単に利用できるクラウドベースのソフトウェアを提供することは、教育戦略への取り組みとしては正しい。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter