家族の写真や思い出の動画などのデジタル遺産を永久に守るインターネットの父が支援するEmortal

今や誰もが、さまざまなデータをクラウドに放り込んでいる。その一部は、自分が永久に保存したいものだ。Emortalは、データの整理や保護、保存、そして「デジタル遺産」の遺贈を支援し、それらが「ビットロット(bit-rot、ビットの腐壊)」で読めなくなることを防ぐ。このプロジェクトは、Robert Kahn(ロバート・カーン)氏とともにインターネットを創造し、「インターネットの父」と呼ばれる伝説の人物の1人であるVint Cerf(ヴィントン・サーフ)氏が支援している。

10年以上前から開発が進められているEmortalはこれまで、「友人や家族」から570万ドル(約5億9000蔓延)を調達している。同社によると、現在はベータに成功した後、英国のCrowdcube上のクラウドファンディングで270万ドル(約2億8000万円)を調達しているという。

同社はGoogleアーキテクチャを使用して写真、ドキュメント、通信、動画、インタビューなどのデジタルメモリを将来にわたって無期限に保存する。これにより、OSやデバイス、テクノロジーが進化しても、デジタル遺産全体が安全、セキュアで、アクセス可能な状態であり続けることが保証される。しかも選ばれた人たちだけがアクセスできる。

画像クレジット:Emortal

Emortalは、2021年の第3四半期に英国と米国でローンチされる。撮影した写真をすべて保存するのではなく、たとえば洗礼式での1枚など人生の大事な瞬間のものだけが保存される。利用料金は月額4.99ポンド(約710円)だ。

「Emortalの提案の要は、データの保存とデジタル遺産の保護を結びつけて、私たちのデジタルメモリーが何世代にもわたって安全かつアクセス可能であることが保証されて点だ」とサーフ氏は述べている。

Emortalの創業者でCEOのColin Culross(コリン・カロス)氏は「私たちがCrowdcubeで熱心にクラウドファンディングしているのは、Emortalがすべての家族のためのサービスだからです。企業が成長するための最も強力な方法は、そのビジネスに何千もの方が投資することだと考えています」と述べている。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:Emortalデジタル遺産

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa