ARスタートアップのMagic Leapが開発者向けポータルサイトとSDKを公開

eng-logo-2015Googleなどから巨額の資金を集めていた謎のARスタートアップMagic Leap。2017年末にようやく初のプロダクトとなるMagic Leap Oneを発表しましたが、そのハードウェアの詳細については、あまり明かされず、結局何ができるのかは漠然としたままでした。

ARゴーグル Magic Leap One 初公開、2018年発売。透過型『デジタルライトフィールド』ディスプレイ採用

そんな中、同社はMagic Leap One発表時に予告していた開発者プラットフォームとソフトウェア開発キット(SDK)を開発者向けに公開しました。

開発者プラットフォームCreator Portalでは、Magic Leapについてのガイドやチュートリアルを確認可能です。

それによると、Magic Leapは、LinuxやAOSPなどのオープンソースコンポーネントから派生したカスタムOS、Lumin OSを採用しているとのこと。Androidなどの既存のOSから多くのオープンソースコンポーネントを借用しているものの、その多くは空間コンピューティング向けにカスタマイズしているとのことです。なお、SDKは3Dエンジンとして、Unreal Engine 4とUnityをネイティブサポート。開発したアプリは、独自のアプリストア Magic Leap Worldで配布可能になります。

チュートリアルはいまのところエミュレーターを起動し、UnityやUnreal Engine 4を利用し始めるところまでが説明されています。

結局のところ、ハードウェアの仕様については不明なままですが、今後チュートリアルの追加に伴い、徐々に詳細が明らかになるものと考えられます。

Engadget 日本版からの転載。

iPhone 5cの16GBモデルを修理に出すと32GBに交換してもらえる?

eng-logo-2015アップルが正規サービスプロバイダに、修理に出されたiPhone 5c(16GB)の一部をiPhone 5c(32GB)に交換するよう通知したとの噂が報じられています。

アップル関連の情報サイトMacRumorsが入手したメモによると、全てのiPhone 5c(16GB)が32GBにアップグレードされるわけではないとのこと。特定の原因で故障したモデルのみが対象となるとされています。

iPhone 5cは2013年秋、iPhone 5sと同時期に発売された廉価モデル。カラフルなプラスティックの筐体を持つ、唯一の4インチiPhoneです。

2014年9月にはほとんどの国で16GBおよび32GBモデルの販売は中止された一方で、同じ年にヨーロッパ、オーストラリア、中国などで8GB版を販売スタート。そしてインドで2016年2月に販売終了になったのを最後に、完全に販売は終わっています。

iPhone 5cはiOS 11にも更新できず、ポケモンGOもアプリのアップデートにより起動しなくなりました。現在では、iOS 11以降は動かなくなった32bitアプリを楽しむ以外には用途が見出し難い「過去の存在」となっています。

iPhone 5cの16GB版を32GBモデルに交換する理由につき、アップルは説明していないとのこと。もっとも、修理に出したiPhone 6 PlusがiPhone 6s Plusに交換してもらえる可能性があるとの噂が出たときと同様に、「交換品の在庫がない」と推測できそうです。

前回の「iPhone 6 PlusからiPhone 6s Plus」よりもオトク感は薄くありますが、iPhone 5cは「32bitアプリを動かせる環境」としては数少ない選択肢です。愛着あるツールやゲームアプリがある人は、少し期待してもいいのかもしれません。

Engadget 日本版からの転載。

嘘か真か? 次期iPhone Xのウワサまとめ

eng-logo-2015全面ディスプレイに顔認証など、新機軸を携えて2017年11月に発売された「iPhone X」。その後継モデルの噂がここにきて盛り上がりを見せています。具体的には、液晶採用の廉価モデルや、大画面6.5インチの「iPhone X Plus」(仮)など。Engadget日本版でも次期iPhone Xに関するさまざまな記事を掲載してきました。本記事ではその振り返りをお届けします。

(最終更新:2018/01/30 14:30)

2018年型iPhone XにはRAMが4GB搭載?バッテリーも増量されるとのうわさ

現行のiPhone XのRAMは、iPhone 8 PlusやiPhone 7 Plusと同じく3GBと報じられました。最近のハイエンドAndroidスマートフォンが4GB〜8GBを搭載しているのに比べると控えめな印象を受けましたが、今年はついに増量されるのかもしれません。(つづき

iPhone X、ノッチ不評で2018年夏には生産終了?秋に新モデル登場か(KGIアナリスト予測)

アップルの未発売製品に関連する情報予測でその名を知られるKGI証券のアナリストMing-Chi Kuo氏が、「iPhone Xは2018年夏に生産を終了する」との予測を公表しました。特にディスプレイ上部の凹部いわゆる”ノッチ”のデザインが不評で中国市場におけるiPhone Xの人気が下降しており、秋にはデザインの見直しをはかった新モデルが出るだろうとのこと(つづき

6.1インチの新iPhoneはJDIの「日の丸液晶」を採用?ベゼルレスで9月〜10月に発売との噂

6.1インチ新型iPhone X向け液晶パネルの供給元は日本メーカーのJDI(ジャパンディスプレイ)で、日の丸液晶こと「フルアクテイブ」?フルアクティブは18:9という縦長のアスペクト比、ベゼル幅0.5mmという狭額縁に対応しており、iPhone Xと同様のベゼルレスデザインになる可能性も(つづき

iPhone X(2019)はノッチが小さくなる可能性? 顔認識モジュールと前面カメラが統合のうわさ

現状では唯一のFace ID対応製品であるiPhone Xの前面にはノッチ(凹型の切り欠き)がありますが、ここにはTrue Depthカメラほか顔認識モジュールや前面カメラが内蔵。これらの統合が進むことで、ノッチが小さくなるのではないかと推測されます(つづき

2018年は6.5インチの『iPhone X Plus』追加、安価な6インチ液晶モデルも増えて3機種編成?

iPhone X の品薄が続くなか、来年のiPhoneラインナップについて新しい情報が出てきました。2018年のiPhoneは、「今年の初代 iPhone Xと同サイズの後継モデル」「Xと同じ縦横比で6.5インチ級の iPhone X Plus (仮)」そして「Xと同じオールスクリーン(+ノッチ)のスタイルを採用しつつ、液晶ディスプレイでサイズ中間の6.1インチモデル」の3種類になるかもしれません。(つづき

番外編:iPadにもFace ID採用?

iPhone SE2 (仮)はまだ出ない?「出るとして高速化と値下げ程度」とアナリスト予測

iPhone SE の後継モデル、iPhone SE2 (仮) につき様々なうわさが飛び交っていますが、アップルの開発計画に詳しいKGI証券のアナリストMing-Chi Kuo氏は、フルモデルチェンジや夏前発売といった説に疑いを投じるリサーチノートを発表しました。(つづき

Face ID採用の新型iPadが登場? iOS 11.3ベータ版の中に「modern iPad」の文字列が見つかる

iPhone Xと近い要素を実装する新型iPadが登場するかもしれません。具体的には、ベゼルレス化され、生体認証に顔認証(Face ID)が導入される可能性があるそうです。(つづき

Engadget 日本版からの転載。

GoogleがVRカメラ「Yi Halo」を発表——VR映像制作サービスに対応、価格は約187万円

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Googleが、360度映像を撮影するためのカメラアレイYi Haloを発表しました。発売時期は今夏以降で、価格は1万6999ドル(約187万円)。

Googleは2015年、VRコンテンツ制作プラットフォーム「Jump」用に、GoPro16台を並べて360度撮影を可能にするカメラリグ「Odyssey」を発表していました。Googleは、新しく発表したYi Haloを新世代Jumpカメラと称しています。

OdysseyがGoProとのタッグで生み出されたのに対し、Yi HaloではGoProのライバル企業でXiaomiとの関係が深いYi Texhnologyがカメラ部を供給します。Yi Haloの外見はOdysseyとも似ており、外周に向けたカメラが16台、さらに天蓋をカバーする上向きの1台を足して合計17台が鎮座します。

カメラはそれぞれが4K解像度での撮影に対応しているものの、VRコンテンツに加工する場合は8K x 8K/30fpsもしくは6K x 6K/60fpsなどのフォーマットに加工することになります。

カメラ設定はISO感度やホワイトバランス、フラットカラーモード、自動デプスマップ、タイムラプスといった多様な設定が可能。さらにカメラリグ全体の重量は約3.4kgと、Odysseyの約6.4kgのほぼ半分にまで軽く仕上がっています。

外観でOdysseyと大きく違うのは、側面にタッチスクリーン付きの制御部を備えているところ。ここにはひと目で確認できるバッテリー残量とSDカードの状態確認、ファームウェアアップデートといった操作が可能。さらに通信機能によってAmdroidアプリと連携し、スマートフォンをリモコンやライブプレビューに使うことができます。

カメラ内蔵のバッテリーは約100分連続撮影が可能で、動き回らない場所ではACアダプターからの電力供給も可能。Yi Haloはサードパーティ製バッテリーも使用可能だとしています。

GoogleはJump Startと称するクリエイター向けプログラムを発表しており、100人を超える映像制作者にJumpカメラを無料で(撮影終了まで)貸与し、ステッチングや編集を行う「Assembler」の複数年使用権も与えるとのこと。受付け〆切は5月22日なので、187万円を節約したい映像クリエイターの皆さんはお早めに登録されることをおすすめします。

Engadget 日本版からの転載。

【告知】アキバでやるEngadgetの週末イベントに、Pepperやドローンがやって来る

TechCrunch Japan読者ならEngadgetをご覧の方も多いと思う。本国アメリカでは、この2つのメディアは特に仲が良いということはないが、日本ではAOL Japan傘下ということで東京・秋葉原のオフィスに両編集部が入っていることから、実は机を並べて記事を書いていたりする。新しいデバイスが発表されると、ぼくはいつも背後に座っているEngadgetシニアエディターであるIttousaiをつかまえて、ひとしきりギークトークをやるのが好きだったりする。

TechCrunch西村:あー、Lytroの新しいやつ! 期待してた技術なのに残念。こんな製品、売れっこないっすよねー
Engadget Ittousai:なに言ってるんですかっ! わたしは買いますよ、モチロン
西村:使い道ナシ! ニッチもニッチ! ドニッチ!
Ittousai:何を言ってるんですか! △?※+%!!!
西村:それより、もう遅いし中華でも食いに行きましょうよ
Ittousai:ファッ!? △?※+%!!!
西村:この間の鶏肉レタス、うまかったっすねー
Ittousai:△?※+%!!!

さて、その、いわば姉妹誌のEngadget Japaneseがこの週末に秋葉原でガジェット系イベント「Engadget Fes 2014」を行うので、TechCrunch読者にも是非ご紹介したい。

Engadget Fes 2014は6月28日土曜日のお昼12時から、東京・秋葉原(中央通りの端っこ、最寄りは末広町駅)にある「アーツ千代田3331」で開催される。参加費は5000円、小学生以下は無料なのでご家族連れでも是非どうぞ(チケット購入はこちら)。先日発表されたばかりのソフトバンクのロボ君「Pepper」が何人か来るらしいし、第1回全日本クアッドコプター選手権なるものが開催されるとかで、TechCrunch読者的にも遊びに来るといろいろ発見があるものと思う(クワッドコプターって、ドローンのことです。念のため)。Ittousaiを含むEngadgetスタッフも参加しているので、お立ち寄りのさいは是非スタッフにも声をかけてみて頂ければと思う。TechCrunchのぼくも参加予定だ。

ぼくが気になっている見どころとしては、ほかにも、

技適マークの疑問、アナタに代わって総務省に聞きます
トークセッション:JINSのメガネ型ウェアラブル『JINS MEME』実演決定
Surface Pro 3を展示決定
明和電機ライブについて

なんかがある。当日の詳しい情報は、会場図&タイムテーブルから確認できる。それぞれの出し物の詳しい説明は、Engadget Fesの関連記事一覧からたどることができる。まだチケットは若干の残りがあるようなので、土曜日のお出かけ先を決めていない人は検討してみてはいかがだろうか