隔離生活で求められる自然発生的なコミュニケーションを生むソーシャルアプリたち

次世代版ソーシャルネットワーク、Clubhouse(クラブハウス)

カレンダーからの招待はもういらない。気軽に会話に飛び入りで参加しよう。これが新型コロナウイルス(COVID-19)による隔離で空白になってしまった我々のスケジュールを、商売の種にできないかと考えている新しいソーシャルスタートアップ企業に推進力を与えているコンセプトだ。しかし、こうしたソーシャルアプリはオンラインによる集いやオープンオフィスプランなど流動性あるアドホック、その場に応じた臨時的なコミュニケーションを実現することよって、新型コロナウイルス収束後の我々の働き方や人付き合いのあり方を変える可能性もある。「Live」は高性能ストリーミングの代名詞となっているが、これらの新しいアプリがスポットライトを当てているのは、目前のタスク、ゲーム、ディスカッションに加え、複数のユーザーである。

Clubhouse(クラブハウス)の「部屋」

Clubhouseの「room」

これらのスタートアップ企業の中で最も注目されているのが、ユーザーがいつでもチャットルームに参加できるオーディオベースのソーシャルネットワークであるClubhouseだ。ユーザーは自らがフォローするすべての人の部屋を確認し、ラベルの付いていない部屋を見つけたら、興味の赴くまま、会話に参加したり、ただ話に耳を傾けたり、といったことが可能である。活気のある部屋は多くのユーザーが集まるし、活気がなければユーザーは他のチャットサークルへ移っていく。

Clubhouseは先週末、人々が限定招待を求めて争奪戦を繰り広げたり、メンバーシップについて謙虚を装いながら自慢したり、人々のFOMOをからかったりするなど、VCのTwitterで大騒動を引き起こした。現在のところ、公開アプリやアクセスはない。Clubhouseという名は、人々が限定的な集団に属していたいと願う気持ちを完璧にとらえている。

Clubhouseは、Paul Davison(ポール・デイヴィスン)氏によって開発された。彼は過去にオフラインでの出会いを目的とした位置情報アプリHighlightおよびカメラロールすべてを公開するアプリShortsを開発した(2016年にPinterestが彼の開発チームを買収)。2020年に彼は、Alpha Exploration Coスタートアップスタジオを発表し、またラジオ形式の視聴者参加型番組を即座に放送可能なTalkshowを立ち上げた。新しい友だちを作る、生活をシェアする、考えを伝える、議論する。デイヴィスン氏の取り組みに通底するのが「スポンテニアス(自然発生的)」という概念だ。

Clubhouseはまだ始まったばかりの段階だ。ウェブサイトさえない。よく似た名前のClubhouse.ioと混同しないようにしよう。Clubhouseがどのようなものになるのかについての説明や、正式にリリースされるのか、またそれがいつになるのかは一切発表されておらず、またデイヴィスン氏も共同創業者のRohan Seth(ロハン・セス)氏もコメントを拒否している。しかし、肯定的な評価は、Twitterがテキストで行ったことを進化させるような、より即時的でマルチメディア的なアプローチに対する欲求があることを示している。

サプライズのない隔離生活

この隔離生活でわかったのは、皆と離れて1人になると、自然発生的な交流の機会を失うということだ。オフィスにいるなら、給湯室で偶然顔を合わせた同僚と軽い会話を交わしたり、インターネットで見つけたおもしろおかしいことを声に出してコメントしたりできる。パーティーではぶらぶら歩いて、1人でも知り合いがいるグループがあればそこに混じってみたり、興味をひく話が耳に飛び込んできたら、会話に参加したりできる。家にこもっているとこうした機会が失われる。相手の邪魔にならないテキストと違い、緊急性がないにもかかわらず手当り次第に友達に電話をしたりすることを我々は非難してきた。

Clubhouse(クラブハウス)の創業者ポール・ダビソン氏

Clubhouseの創業者ポール・デイヴィスン氏  画像クレジット:JD Lasica

日時の決まったZoomによる通話、実用的なSlackのスレッド、際限のないEメールのやり取りでは、意外性や、人々が互いのアイディアを交換し合う中で生まれる会話による喜びを捉えることができない。しかし、スマートアプリ開発者たちは、自然発生的というコンセプトがユーザーの生活やワークフローを絶えず妨害するものではないと考えている。ユーザーは会話に参加するかしないかについて決定権を持ち、また構わないで欲しい場合にはそれを表示することで、望む場合にのみ社会的つながりを持つことができる。

AppAnnieによるHousepartyのランクを示すチャート

AppAnnieによるHousepartyのランクを示すチャート

Housepartyはこの自然発生的というコンセプトを体現している。このアプリは新型コロナウイルスによる隔離が続く中、ユーザーがアプリを開いた瞬間に気分の赴くままに友だちとグループのビデオチャットルームに参加できるようにすることで、大ヒットしている。毎月5000万回のダウンロードがあり、一部の地域では新型コロナ以前の70倍を超える数に増加している。これは、米国を含む82カ国でソーシャルアプリ部門の第1位になり、16カ国でアプリ全体で第1位となった。

Discord本来はゲーム用に開発されたアプリだが、ユーザーはいつでも開いているビデオ、音声、およびチャットルームを通じて自然発生的に他のユーザーと交流を持つことができる。カリフォルニア州、ニューヨーク州、ニュージャージー州、ワシントン州など、早期に外出を禁止した州での使用の急増もあり、米国において日常的にDiscordの音声機能を使用するユーザーの数は50%増加した。モバイルゲームにオーバーレイされたビデオチャットアプリのBunchもまたランクを上げ主流になってきている。主なユーザー層は1日の総会話時間が150万分にのぼる女性にシフトしてきている。これらのアプリを使用することで、友達と合流し一緒に選んでプレイするのが簡単になる。

モバイルゲームにオーバーレイされたビデオチャットアプリ、Bunch

Bunch

即席オフィス

企業のビデオチャットツールは、強引でかつ事前準備のいるZoom通話に代わり、自然発生的コンセプトを取り入れたものになっている。これはZoomに対する反動で、終日ビデオチャット続きで何も成し遂げられないことに人々が気づいたためだ。

Loomを使用すると、ビデオクリップを簡単に録画して同僚に送信でき、同僚は時間のある時にそれを見ることができる。ビデオは撮影と同時にアップロードされるため、会話のスピードがアップする。

Loomを使用すると、ビデオクリップを簡単に録画して同僚に送信できる

Loom

Aroundでは、画面の上部に小さな円形のビデオウインドウが表示されるので、デスクトップの大部分を実際の作業のために使用しつつ、同僚と即座にコミュニケーションを取ることが可能だ。

Aroundでは、画面の上部に小さな円形のビデオウィンドウが表示される

Around

Screenは画面共有を起動できる小さなウィジェットである。全員が共有ウィンドウをコントロールできるカーソルを持ち、その場でコーディング、設計、書き込み、注釈を付けることができる。

Screenは、画面共有を起動できる小さなウィジェット

Screen

Pragliはアバターベースの仮想オフィスで、ユーザーは誰がカレンダーミーティングに参加しているか、その場にいないか、時間があるかを確認できるので、全員の空き時間をわざわざ探す必要なく、ボイスチャットやビデオチャットチャンネルを同時に開くタイミングを把握することができる。しかし、Slackのように自宅にまで追いかけて来ることなく、Pragliでは仮想オフィスにサインインまたはサインアウトして、1日を開始、終了することが可能だ。

Pragliはアバターベースの仮想オフィス

Pragli

声を届ける

ビジュアルコミュニケーションは、我々がいる場所が示せる携帯電話の画期的な機能だったが、外出できない現在、我々に表示するものはあまりない。これが、手数をかけずに自然発生的なコミュニケーションが取れるツールが流行するチャンス拡大のきっかけとなっている。リモートパーティー、迅速な問題解決など用途を問わず、Clubhouse以外の新しいアプリには、ビデオだけでなく音声機能が組み込まれている。音声を使えば迅速な情報交換が可能で、その場に居合わせているような臨場感もある上、仕事中にディスプレイが占拠されたり注意を全部持っていかれることもないし、見栄えを気にする必要もない。

High Fidelityは、Second Lifeの共同創業者であるPhilip Rosedale(フィリップ・ローズデール)氏が現在携わっている、資本金7200万ドル(約77億4000万円)のスタートアップ企業だ。High Fidelityは最近、バーチャルリアリティのコワーキングツールの構築から離れ、音声とヘッドフォンベースのオンラインイベントプラットフォームおよび人々が集うためのギャザリングスペースのテストを開始した。初期のベータ版ではユーザーは地図上で自身を示すドットを動かし、空間オーディオで彼らの近くにいる人物の声を聞くことができる。相手に近づけばその声は大きくなり、通り過ぎると消えていく。ユーザーは気分の赴くまま、小さなドットの集まりに近づいたり離れたりしながら、声の届く範囲で様々な会話を聞くことができる。

High Fidelityによる初期テストからの非公式な原寸模型

High Fidelityによる初期テストからの非公式な原寸模型 画像クレジット:DigitalGlobe / Getty Images

High Fidelityは現在テストマップとしてバーニングマンの衛星写真を使用している。実際のオフラインイベントと同じように思い思いの場所にDJが陣取り、リスナーはDJの間を行き来したり、友達と歩きながら会話したりする。バーニングマンは2020年の開催がキャンセルとなったため、High Fidelityはバーニングマンのオーガナイザーが約束したバーチャルバージョンを開催する候補者となる可能性がある。

Housepartyの元CEOであるBen Rubin(ベン・ルビン)氏と、Skypeエンジニアリング部門の統括部長であるBrian Meek(ブライアン・ミーク)氏は Slashtalkと呼ばれる自然発生的なチームワークツールを開発中だ。ルビン氏が去り、Housepartyは2019年中頃にFortnite-maker Epicに売却されたが、このゲーム業界の巨人は最近の隔離生活で成功の波に乗るまで、このアプリを放置していた。

Slashtalkは、迅速で分散型の会話を旨とする会議不要のツール

彼の新しいスタートアップ企業のウェブサイトには「Slashtalkは、迅速で分散型の会話を旨とする会議不要のツールです。我々は、適切な人員が適切な時に適切なトピックについて必要十分なだけ話し合えれば、ほとんどの会議は不要だと確信している」と書かれている。このツールを使えば、瞬時にボイスチャットまたはビデオチャットを始めることができ、日時の決まった共同セッションを待たずして、物事の段取りをつけることができる。

TechCrunch Disrupt NY 2015に出席したSlashtalk共同創設者ベン・ルビン氏

TechCrunch Disrupt NY 2015に出席したSlashtalk共同創設者ベン・ルビン氏

仕事にせよ遊びにせよ、これらの自然発生的な集いの場を提供するアプリは我々に縛りの少なかった若かかりし時代を思い起こさせる。カフェテリアや校庭をぶらぶらする、ショッピングモールに誰かいないかチェックする、部屋のドアが開け放たれた大学の学生寮の廊下を歩く、学生会館や広場でおしゃべりする。大人になる一歩手前の時代には、偶発的な交流の機会がたくさんある。

年を重ねてそれぞれが自宅を持つようになると、我々は文字通り壁を作って偶発的なコミュニケーションができるというシグナルを受ける能力を自ら制限してしまう。Down To LunchやSnapchatが買収したZenlyといったアプリや、Facebookが準備中のMessengerのステータス機能は、こうしたバリアを打ち破り、オフラインで誘うときの気まずさを感じないように設計されている

関連記事:隔離中だからこそ、メディアが真に「ソーシャル」な存在に

実世界での交流や共同作業には、通常、交通手段や計画が必要になってくるが、ここで取り上げた新しいソーシャルアプリはたちどころに我々に集まる場所与えてくれる。前もってスケジュールする必要はない。妥当な距離圏内にいる人以外とつながることを阻んでいた地理的な制限もやはり消え去った。デジタルでなら、自らのネットワーク内から相手をよりどりみどりで選択可能だ。隔離生活で我々のカレンダーの一部は空白になってしまったが、これにより我々の選択肢が広がった。

様々な制限が取り除かれた今、必要なのは我々の意思だけだ。我々は繋がりを持ちたい相手と繋がり、望みを達成することができるのである。スポンテニアス(自然発生的)なアプリによって、瞬発力ある人間本来の性質は輝く。

新型コロナウイルス 関連アップデート

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(翻訳:Dragonfly)

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新型コロナ感染回避を強力に支援するビデオチャットアプリ8選

video call

ソーシャルディスタンス(社会的距離)の変遷を多くの人が驚きを持って受けとめる中、ビデオ通話が距離のある人との交流に欠かせない新しいツールになりつつある。しかし、巷にあふれる多くのアプリの中から、あなたと(テクノロジーに疎いかもしれない)友達や家族に適しているのはどのアプリなのだろう?お茶するときによし、家族の集まりによし、深夜のゲーム大会によしのお勧めアプリを紹介していこう。

ここで紹介するサービスは、簡単に他の人々とつながることのできる無料アプリを探している個人向けのもので、中小企業を含めた企業向けのものではない。セレクションのポイントは、使いやすさと一般の人々が魅力を感じる機能だ。アプリはすべて無料で、クロスプラットフォーム、つまり少なくともiOSとAndroidで使用でき、多くはmacOSやWindowsにも対応している。

多人数グループ向け

Skype(iOS、Android、macOS、Windows、Linux、ウェブ)

skype

良い点: 一度に多くの人と通話が可能
悪い点:他の機能に力を入れすぎ
Skypeは長く使われてきた。そのデスクトップアプリはいまひとつだが、モバイルバージョンは安定している。無料で多人数に対応可能で、実質上制限はない(1通話あたり4時間、月あたり100時間)。ビデオ通話をメインに考えているのであれば、優秀なアプリである。しかしSkypeの絵文字リアクション、ステータスの更新、およびその他のお粗末な機能は回避するのが最善。

Zoom(iOS、Android、macOS、Windows)
Zoom
良い点:一度に多くの人と通話が可能、主催者の権限が強い
悪い点:不完全なバックグラウンドデータポリシー、40分の通話制限
Zoomは、ビジネスビデオ会議アプリとしては最も人気のアプリの1つだ。信頼性が高く、安定したウェブ統合とその他の機能を備えている。Zoomは本来個人の通話用に作られたものではない。個人使用には必要ない機能も多数あるが無料版で十分だ。残念ながら、グループ通話には40分の時間制限が設けられている。40分は思ったより早く経過してしまい、全員がいったん通話を終了し、もう一度開始しなければならない。Zoomは無断で大量のデータを収集してたことで批判されてきた。友達とおしゃべりするだけなら、他にもっと良い選択肢がある。

友達・家族向け

Facebook Messenger(iOS、Android、macOS、Windows)
Facebook Messenger
良い点: 簡単に使用でき、多くの人が既に持っており、便利なグループ機能
悪い点: Facebookアカウントが必要
メッセンジャーの人気には理由がある。メッセンジャーがあれば、友達とのほぼすべてのデジタル通信の機能がある。無料の時間無制限のビデオ通話に最大8人が参加できる。2人で通話を行う場合は、サーバーを経由しないピアツーピア構造に切り替わり、渋滞を回避することができる。もちろん、これもFacebookの製品なので、Facebookアカウントが必要になってくるが、アカウントの作成を嫌がる人もいる。しかし、メッセンジャーは、Facebookへの投稿や画像よりもスヌーピングから保護されている。

WhatsAppメッセンジャー(iOS、Android、macOS、Windows、ウェブ)

whatsapp

良い点: 安全、多くの人が使用
悪い点: 1回のビデオ通話で4人まで
WhatsAppは、FBメッセンジャーの冴えない、やや見劣りする兄弟に例えることができる。かなりブサイクであっても、プライバシーに焦点を当てているため、WhatsAppは世界中で多くの人に支持されている。ビデオ通話はWhatsAppの主要機能ではないが、4人しか参加できないことが気にならないのであれば、悪くないアプリである。ビデオ通話をするには、グループチャットを開始し、右上の通話ボタンを押して参加者を選択し、カメラを押す。

Google Duoまたはハングアウト (iOS、Android、ウェブ)

Google Duo

良い点:シンプルなインターフェース、既存のGoogleアカウントの使用
悪い点:複雑なプラットフォームの問題、Duoは今後消えていく可能性あり
Duoは、Googleの比較的新しいメッセージング製品でAlloの補完を目的としている。ハングアウトのコンシューマーバージョンという位置付けで、ChatとMeetに分割されているが、独立した存在である。紛らわしい? それこそGoogleである。しかし現在このアプリはとてもうまく機能している。既存のGoogleコンタクトやアカウントに接続し、簡単にビデオ通話ができる上、特に制限はない。友達が新しいアカウントを作成したがらない場合、これはよい選択肢である。ただし、あまり依存してはいけない。人気のないGoogle製品の寿命は長くはないからだ。

Marco Polo(iOS、Android)

良い点: ビデオメッセージングはライブチャットの代替手段として楽しめる機能
悪い点: ライブチャットオプションがない
いわゆるビデオチャットアプリではないが、全員が対面式のライブビデオ通話を望んでいるわけではないのは事実だ。Marco Poloは合理化されたSnapchatのような存在で、落書きやフィルターなどを追加するオプションを使用して、短いビデオを友達やグループに送信するのに利用される。友達と話すのに30分も時間がない場合には、良いオプションになるだろう。

次点FaceTime、Instagram

FaceTimeは優秀なアプリだが、クロスプラットフォームではないため、かなり有用性が制限されている。友達がたまたまApple製品を使用していたら、FaceTimeは優秀でシンプルなオプションだ。Instagramにはダイレクトメッセージにビデオ通話が組み込まれている。内輪のグループにいれてもよいかどうか確信がもてない人と、ちょっとした通話を行うのに便利だ。

一緒に楽しいひとときを過ごすためのアプリ

Houseparty(iOS,、Android、ウェブ)

Houseparty

良い点: グループチャットへの出入りが簡単、ゲーム内蔵
悪い点: 基本的にHeads Upのためのトロイの木馬
Housepartyは、10代の若者が家に居ながらにして友達グループとチャットするために使用するアプリとしてそのブランドを確立した。大人には不評。しかし、そういったものの常として、子供には支持されている。Housepartyは仲良しグループでの使用に適している。誰かがオンラインになれば通知され、チャットにもで簡単に入ることができる。アプリ内のゲームも楽しめるが、Heads Upをするには課金されてしまう。ピクショナリークローンは楽しいが、限られた文字数では紹介しきれない。

Discord(iOS、Android、macOS、Windows、Linux、ウェブ)

Discord

良い点: ゲームをしながらボイスチャットをするか、たまに簡単なビデオチャットをするのに最適
悪い点:インターフェースが時々紛らわしく、ビデオが中心機能ではない
Discordはゲーム関連コミュニティーでは事実上の王者と言ってよく、ゲーム内チャットインターフェースやSteamなどの教育業界の大物に取って代わるものだ。Discordの主力サービスは音声チャットであり、そちらは良好だが、ビデオチャットも選択できる。複数のタブ、グループ、チャンネルがあるため、テクノロジーに精通していないユーザーには、そのインターフェースは紛らわしいかもしれない。

次点BunchSquad

新しいアプリ、Bunchは, ビデオチャットをしながらグループでゲームをすることに力を入れている。うまく機能するかどうかわからない上に一部のゲームにアプリ内課金がある可能性がある。しかしプラットフォームは当初から多くの人が利用しているので、この際試してみてはどうだろう。

Squadが力を入れているのが、自分がスマートフォンでしていることをチャットしながら共有する機能だ。一緒にTinderをチェックしたり、ビデオを見るといったことが可能だ。Bunchと同様、Squadは未だ新参のアプリであるため、友達にサインアップをしてもらわなければならないが、自分がスクロール(またはスワイプ)しているものをそのまま友達と共有するのには最適な手段だ。

新型コロナウイルス 関連アップデート

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(翻訳:Dragonfly)

Facebook MessengeアプリにmacOS版とWindows版が登場

デビューから9年たってやっとデスクトップにFacebook Messengerアプリがやって来た。デスクトップブラウザを使った音声とビデオ通話が2倍以上に増えたことを受けて、4月2日、MessengerはMacWindowsのデスクトップアプリをリリースした。

アプリ版の機能はブラウザ版と同じだが、ブラウザでタブを多数開くとMessengerを見つけるのが面倒だった。独立のアプリであればチャットの管理がずっと容易になる。「我々は物理的に離れていても一緒にいるためのさまざまな方法を探している」とFacebookのCEOであるMark Zuckerberg(マーク・ザッカーバーグ)氏は書いている。

こういう大きな影響を与えるアプリがいきなりリリースされるのは異例だ。FacebookがMessengerのデスクトップアプリを開発することを発表したのは、1年前のF8カンファレンスだった。 しかし新型コロナウイルスのために今年のF8がキャンセルされた一方、ユーザーはMessengerのデスクトップアプリを今すぐ必用としていることが明らかだった。それらを考えると大がかりなプレスイベントなしでアプリがリリースされたのは理にかなっている。先月、Mac版がベータテストされているのが発見された。 Windows版は2011年に短期間公開されたもののすぐに削除されていた。

現行のFacebook Messengerの最大の欠点は、グループビデオ通話の参加者が最大8人に制限されていることだろう。最近セキュリティ上の問題が報じられているものの人気のあるZoomなら100人でも(それだけの参加者がいれば500人でも)処理できる。つまり新型コロナウイルス(COVID-19)の流行によるリモートワークが急速に普及し始めてから現われた新しいユースケースの一部をMessengerはサポートできない。またセッションに参加するためのURLを他の人と簡単に共有する方法もない。つまり公開のウェブセミナーや参加者多数の会議などのソーシャルイベントで用いることは想定していない。

これ以外にも画面共有機能がないことも目立つ。コンピュータで自分が見ているものを相手に示すことができないとビジネスのユースケースでは非常に不便だ。またフォトアルバムを見せることもできない。企業向けFacebookのWorkplaceのデスクトップのチャットアプリには画面共有機能がある。将来はMessengerにもこの機能が追加されべきだろう。

新型コロナウイルスのためにロックダウン状態になるとチャットアプリは仕事を進めるための連絡から大きな会議まで既存の人間関係をベースにしたもっとも重要なコミュニケーションプラットフォームになる。これまでのように対面の会話をオンラインで補強するというだけでは足りない。今後のチャットアプリは人間のコミュニケーションを全面的にサポートするものでなければならない。

【Japan編集部追記】トップのWindows版リンクは日本のMicrosoftアプリストアに差し替えてある。ダウンロードにはMicrosoftのパスワードが必要。HDDの場合、アプリを閉じると再立ち上げに数秒かかる。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

Facebook Messengerが自動ステータス機能を準備中、友達が「運転中」などがわかる

Facebook Messengerは近く、自分が車を運転しているのか、ジムで運動しているのか、東京に出張中なのかなどを親しい友達に自動的に知らせてくれるようになるらしい。この機能を搭載したMessengerのプロトタイプが発見された。これは昨年TechCrunchで詳しくレポートしたFacebookがリリースした親しい友達限定のカメラアプリ「Threads from Instagram」の自動ステータス(Auto Status)機能を移植したものだ。

まだリリースされていないが、Messengerの自動ステータスは、現在地、加速度計、バッテリー状態をの情報を利用してユーザーが何をしているか推測し、情報を「親しい友達」リストにあるユーザーと共有する。ただし正確な位置を共有するわけではなく、Messengerのプロフィール画像に映画、自転車、空港、スマートフォン充電中などの絵文字をオーバーレイする。

Messengerがこの機能を公開するスケジュールは明らかになっていない。リリースされた場合、AOLのアウェイメッセージ的なものになるだろう。少数の友達相手でも現在の状態を公開するのはいささか不安だが、友達と密接に連絡を取り合うためには多いに役立つはずだ。友達が「今何をしているか」かがわかっていればオンラインだろうとオフラインだろうと会議やミーティングの調整するのにも便利だ。自動ステータスはチャットを開始するきっかけづくりにもいい。親しい友人が「カフェにいる」、または「リラックスしている」と知れば、「少しいいかな?」などと会話を始めることができる。

2016年に、私は誰がどこにいるかを共有するだけでは意図が伝わらないので、正確な現在地に共有機能は普及しないと書いた。重要なのは、現在地よりもいまどういう状況なのかを共有することだが、どのSNSのそういった機能を提供していなかった。

関連記事:The quest to cure loneliness

その後も、LunchやFreeなどのいくつかの製品が登場した。そして位置情報共有アプリを開発していたZenlyと、同社を買収してSnap Mapという機能を提供したSnapchatにより、現在地を共有するユーザーが2倍に増えた、

それでも我々は、気になる人が自分と同じように退屈していて、一緒にいたいと思っているのではないかと考えることがよくある。

Facebookは、少なくとも2018年初頭に手動の絵文字ステータスが発見されて以来、この分野で実験を続けている。これにより、Messengerのプロフィール写真に自分で選んだ絵文字を追加することができる。その後、10月にFacebookはAuto Statusを発表したが、利用できるのはInstagramのサイドアプリ「Threads」のみだった。

一部のユーザーは当初、Facebookがバッテリーの状態を公開するという考えにうんざりしていた。しかし、Instagramのプロダクト・マネジメント担当ディレクターであるRobby Stein(ロビー・スタイン)氏によると、携帯電話が壊れたり充電器の上に放置されたりするとメッセージに応答しなくなる可能性があるので、何をしているのか知りたがっている友達に伝えるのに役立つ情報だという。

今月初めに、リバースエンジニアリングの達人でこれまでにもTechCrunchに何度も貴重な情報を提供してくれたJane Manchun Wong(ジェーン・マンチュン・ウォン)氏が、Messengerの未リリース版Androidアプリのコードに絵文字を利用した自動ステータス機能が隠されていることを発見した。さらにウォン氏は「FacebookはInstagramの自動ステータスをMessenger移植しようとしている」としてスクリーンショットをツイートした。Instagram ThreadsはFacebookの中では比較的小さなプロダクトだが、 自動ステータスがMessenger本体に導入されるならユーザーベースは一挙に月10億人を超えることになる。

自動ステータス機能が利用できれば、「親しい友達」のその日の行動をかなりよく把握できるようになる。共有できる情報は場所、天候など多様だ。 自動ステータスは特定の友達にしか公開されない。公開相手のリストはいつでも変更可能だ。 位置を共有する場合にもカフェ、映画館、空港などを選ぶだけでよい。運転中、自転車を走らせている、歩いている、といった行動や東京、ニューヨークといった都市名も使える。バッテリー情報の共有を選択すると「電池切れが近い、充電中」などが表示できる。

Facebook Messengerの広報担当者は、プロトタイプに自動ステータス機能が含まれていることを明らか似した。その後Facebookは「Messengerのユーザーエクスペリエンスを改良するために常に新しい機能を試している。自動ステータスはまだ初期段階であり公開テストは行っていない」とツイートした

ソーシャルネットワークでのチャットにおける最大の問題の1つは、「いまチャットができる状態か」を知るには、相手に直接たずねる以外ないという点だ。チャットができない状態の相手にメッセージを送ったために返事がないことを無視された、拒否されたと誤解すればその後のコミュニケーションに悪影響がある。これに対して親しい友だちが何をしているのかおよその状況がわかればいろいろと便利だ。

自動ステータス(Auto Status)がMessengerにリリースされればFacebookを延々スクロールし続けたり、すぐに回答できなかった事情を説明するメッセージを何通も送ったりする煩わしさからいくぶんかでも解放されることになるのではないかと思う。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

Fbメッセンジャーにスター・ウォーズのスタンプとARエフェクトが登場

Facebook Messengerにスター・ウォーズがやってきた。米国時間12月12日、Facebookはスター・ウォーズをテーマにした新機能をMessengerユーザーに提供開始したことを発表した。チャットテーマ、リアクション、スタンプ、ARエフェクトなどがある。ディズニーとの提携によって、近日公開の映画「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」のプロモーションの一環として行われる。映画は12月20日に日米同時公開される。

スタンプとリアクションでは、フォースの両サイドのキャラクターを使ってユーザーの気持ちを表現できる、とFacebookは言っている。例えば、フィンのように笑い、レイのように驚き、C-3POのように泣き、カイロのように怒りを表したり、BB-8にサムズアップをストームトルーパーにサムズダウンしたりできる。さらにディズニーは、写真や自撮り、ビデオ通話などで使用できる限定版のARエフェクトも作成した。

例えば、ライトスピード・エフェクトは、ハイパースペースに飛び込むように見せることができる。コックピット・エフェクトでは、レジスタンスの一員となってポー・ダメロンのXウィングに乗って銀河系を飛び回る。ダーク vs ライト・エフェクトでは、フォースのどちらのサイドかを選ぶことができる。

スター・ウォーズのチャットテーマもある。Messengerスレッドの設定から選ぶことができて、メッセージがまるで宇宙を飛んでいるようになる(設定画面はスレッド名をタップすると出てくる。通常はチャットメンバーの名前だが、誰かが名前を変更している場合もある)。どの機能も無料で使える。

日本語版では設定画面の「カラー」からテーマを選べる

ディズニーが主要IT企業と提携してスター・ウォーズの大型マーケティングを行うのはこれが初めてではない。2015年に ディズニーはGoogleと組んでGmail、YouTube、Googleマップ、Chromeなどのアプリで、ライトサイド・エフェクトかダークサイド・エフェクトのテーマを作る新しいツールを開発した。同じ年にFacebookも、プロフィール写真をスター・ウォーズのテーマに変えて、ダークサイドのクロスガード・ライトセーバーかライトサイドのブルーを選んでポーズを取れるようにした。

そして2017年、GoogleはARスタンプアプリを開発し、ライセンスされたスター・ウォーズのキャラクターを使って「最後のジェダイ」のプロモーションを行った。Appleも例外ではない。Clipsアプリの改訂版で、同じく「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」のミレニアム・ファルコンやメガスター・デストロイヤーなどを使った「自撮りシーン」を提供した。

この手のコラボレーションは双方にとってメリットがある。今回のMessengerパートナーシップで、ディズニーはMessengerの10億人以上のユーザーに新作映画を宣伝できる。一方Facebookは、競争の激しいメッセージングアプリ市場で自社のMessengerアプリの利用を促進し定着率を上げることができる。過去のパートナーシップと同じく、金銭のやり取りは発生していない。

新しいスター・ウォーズ機能は、米国時間12月12日からMessengerで利用できる。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Facebook Messenger、「一緒にビデオを見る」機能を開発中

“Netflix and chill”[Netflix見ながらいちゃいちゃ]のリモート版? Facebook Messengerはビデオの同時ビューイング機能を内部テスト中だ。ユーザーが気に入った仲間たちと同じビデオを見る機能で、グループチャットしながら語り合ったりジョークを言い合ったりできる。”Watch Videos Together”[一緒にビデオ見よう]と呼ばれる新機能は、ユーザーのMessenger利用時間を増やすとともに、一人でビデオを見る受け身のゾンビビューイングよりも有意義でポジティブな体験の共有を可能にする。Facebookは Watch Partyというグループ視聴機能もテストしていたが、ニュースフィードやグループ、イベントなどよりもメッセージングを通じて行うアプローチの方が自然かもしれない。

この機能をMessengerのコードベースで最初に見つけたのはデッドライン管理アプリTimeboundのファウンダーAnanay Aroraと、TechCrunchの常連タレコミ屋としてモバイル調査をしているJane Manchun Wongのふたりだ。Aroraが見つけたコードには、Messengerで「タップして今すぐ一緒に見る」あるいは「同じビデオについて同じ時間にチャットする」ことができたり、チャットスレッドのメンバーが共同ビューイングが始まった通知を受けることなどが記述されている。「このチャットの全員がビデオをコントロールできて、誰が見ているかを見ることができる」とコードに書かれている。

Facebook広報担当者はTechCrunchに、これは「内部テスト」けであり現在これ以上公表できることはないと語った。しかし、過去にMessengerのコードで発見された Instagramと連絡先を同期などの機能は最終的に正式公開されている。

FacebookにはWatch Partyがあるが、チャット機能に取り込んだ方がよく使われるかもしれない

共同ビューイングで気になる疑問は、みんなで見るためのビデオをどこで見つけるかだ。Facebookで見つけたビデオのURLを打ち込むか、Messenger向けにシェアするか。新しいビデオ検索機能がメッセージ作成かディスカバータグに入るかもしれない。あるいは、もしFacebookがチャットベースの共同視聴に本気で取り組みたいなら、ビデオパートナー、理想的にはYouTubeと提携することも考えられる。

ビデオの共同視聴はMessengerにとって新たな収入源になるかもしれない。予告編などのスポンサー付きビデオをおすすめすることも考えられる。あるいは、ビデオの合間にビデオ広告を挟むだけかもしれない。最近FacebookはMessengerやInstagramなどの子会社に対して収益化のプレッシャーを強めている。ユーザー成長が停滞し、ニュースフィードの広告スペースが限界に達していることから広告売上が鈍化しているためだ。

過去にはYouTubeのUptime(その後中止)やFacebookの初代プレジデントSean ParkerのAirtime(結局公開されず)などのアプリが共同視聴を流行らせようと試みては失敗している。問題は、友達との同期体験のスケジュール調整が難しいことにある。同時ビデオ視聴をMessengerに直接組み込むことによって、Facebookはこれをリンク共有と同じくらいシームレスにできるかもしれない。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Facebook、Messengerに「送信取消」機能を追加。しくみはこうだ

FacebookはCEO Mark Zuckerbergが送ったメッセージを密かに削除した、とTechCrunchが7ヶ月前に報じた。そして今、一般のFacebook Messengerユーザーも初めてunsend[送信取消]の能力を得て、送ったメッセージを相手の受信箱から消去できるようになる。送信取消できるのは配信後10分以内に限られるため、間違いを訂正したり誤って送ってしまったものを削除することはできるが、過去の履歴を操作することはできない。”Remove for Everyone” [全員から削除]という正式名称のこのボタンは、メッセージが取り消されたことを示す「墓石」マークも残す。また、この機能を使って証拠を消すいたずらを防ぐために、Facebookは取り消されたメッセージを短期間保管しておき、通報があった際にはポリシー違反がないかどうか確認できるようにする。

この取消機能は、ポーランド、ボリビア、コロンビア、およびリトアニアで本日(米国時間11/14)iOSとAndroidのMessengerアプリで公開される。Facebook広報担当者によると、出来るだけ早く世界中で配布する計画だが、App Storeのホリデー対応アップデートの影響を受けるかもしれない。その他の削除機能も開発中で、メッセージまたはスレッド全体について事前に有効期限を設定する機能が入る可能性もある。

「利点は、ユーザーは自分自身でコントロールしたがること…そして間違えたときに訂正できること。この機能を使いたくなる正当な場面はたくさんある」とFacebookのMessenger責任者Stan Chudnovskyが本誌の独占インタビューで言った。しかし一方では、「新たないじめの場をわれわれが作ってはならない。悪質なメッセージを送り、相手が通報したときにはメッセージがなくなっていて何も対処できない、という事態が起きないよう万全を期す必要がある」

Zuckerbergはやった。もうすぐあなたも

FacebookがTechCrunchに送信取消機能の開発について最初に語ったのは、4月に私がMark ZuckerbergのFacebookメッセージが送信先の受信箱から静かに消えたことを6人の情報源が語ったと報じた後だった。従業員以外の情報提供者で墓石マークがなかった人もいた。われわれはこれをユーザーとの信頼関係に反するものであり、会社の権力の乱用だと考えた。一般ユーザーにはメッセージを取り消す手段がないからだ

Facebook retracted Zuckerberg’s messages from recipients’ inboxes

Facebookは、これを幹部のプライバシーおよび会社機密を保護するためであったと主張し、「Sony Pictureのメールが2014年にハックされて以来、当社幹部のコミュニケーションを保護するための変更をいくつか実施した。その中にはMarkのMessengerメッセージの保存期間の制限もあった」と私に話した。しかしFacebookは、Zuckerbergの2004年の古いショートメッセージがリークしたときのような恥ずかしい状況を避けたい思惑もあったに違いない。ある困ったメッセージではZuckerbergが友達に宛てて「ハーバードの誰の情報でも欲しかったら…言ってくれ…4000以上のメールと写真とアドレスとsnsを持っているから」と送り。えっ、なぜそんなものがあるの? とその友達が返信すると、「みんなが送ってきただけさ…何故かわからないけど…「僕を信じているうだろう」…バカだね」とZuckerbergは返信した。

Facebookは私に、すでに全員向けUnsendボタンを開発中であり、それが公開されるまで幹部のメッセージを取り消すことはないと話した。Chudnovskyは「もっと早くこれを公開していればよかった」とニュースが出た時私に言った。しかしその後6ヶ月間何の進展もFacebookからのコメントもなく、口を開いたのは情報提供者のJane Mancun WongがFacebookは取消機能のプロトタイプを作っていると指摘したとTechCrunchが報じてからだった。そして今から一週間前、Facebook MessengerのApp Storeリリースノートに、10分間のUnsendボタンが近く公開されると誤って記載された。

ではなぜ7ヶ月もかかったのか。Instagramではどんなに古いメッセージもユーザーが削除できるようにしているのに。「時間がかかった理由はサーバー側の問題でこれがずっと難しい。メッセージはすべてサーバーに保存されていて、メッセージングシステムの核となる輸送レイヤーに関わっている」とChudnovskyは説明した。「システムの構造上非常に難しかったが、われわれは常に整合性の問題を懸念していた」。そして今Facebookは技術的課題を克服し、取り消されたメッセージが確実に受信者から削除されることを確信した。

「『メッセージは誰の所有か?』が問題になる。メッセージが受信者のMessengerアプリに届くまで、それは送信者のものだ。しかし、実際に届いたあとは、おそらく両方が所有者だろう」とChudnovskyがもったいぶって話した。

Facebook Messengerの “Remove for Everyone” ボタンのしくみ

Facebookこの機能を、あらゆる種類のメッセージ——テキスト、グループチャット、写真、ビデオ、リンク等々——を送信後10以内に削除できるようにすることに決めた。自分の側の会話からはどのメッセージを削除することも可能だが、相手の受信箱から削除できるのは自分が送ったメッセージだけだ。送られてきたもの相手の送信箱から消すことはできない、と同機能の広報マネージャーのKat Chuiが私に言った。そしてFacebookは、削除後の短期間メッセージの複製を保管しておき、嫌がらせの通報があったときに間違いなく確認できるようにする。

送信取消機能を使うには、送信したメッセージをタップ&ホールドし、”Remove” を選択する。次に”Remove for Everyone”または “Remove for you”のどちらかを選ぶ。後者は現在の「削除」に代わるもので、相手の受信箱のメッセージはそのままだ。前者を選ぶと次の警告文が表示される、「このメッセージを全チャットメンバーから永久に削除します。相手にはあなたがメッセージを削除したことがわかり通報することもできます」。削除を承認すると、「[送信者の名前]がメッセージを削除した」ことを示す1行テキスト(墓石と呼ばれている)がスレッドのそのメッセージのあった位置に表示される。削除されたメッセージの悪質行為などについて通報するには、送信者の名前をタップし、”Something’s Worng” までスクロールしたあと、嫌がらせやなりすましなど適切なカテゴリーを選ぶ。

なぜ時間制限は10分なのか? 「まず現在の削除機能を調べた。その結果、ユーザーが間違えたりいけないものを送ってしまったためにメッセージを削除するのは1分以内だった。これを10分に伸ばすことにしたが、それ以上伸ばす必要はないと考えた」とChudnovskyは説明した。

Facebookのセキュリティーチームが、幹部のメッセージ削除を再開するつもりかどうかはわからない、と彼は言った。しかし、Facebookが今回公開を始めたUnsendボタンはZuckerbergのメッセージに用いたものと「同じものではない」ことを強調した。もしFacebookがユーザーを本当に尊重するなら、幹部から送られた古いメッセージを削除するとき、少なくとも墓石を挿入すべきだ。

Messengerではほかの送信取消機能も作っている。暗号化メッセージングアプリSignalのスレットごとに有効日付をカスタマイズできる機能にヒントを得たChudnovskyは、「もし仮に、全メッセージを6ヶ月後に削除したければ、それも可能だ。これは、スレッドレベルで設定できる」と私に話した。ただしFacebookはまだ詳細を検討している段階だ。ほかに、Facebookが暗号化Secretメッセージ機能のメッセージ単位の有効期限を、その他のチャットに拡張することも考えられる。

「これは、一見単純な作業に見えるかもしれない。実際、サーバーが初期段階からそのように作られていれば非常に簡単だった」とChudnovskyは言った。「しかし、ひとたび13億人が使う規模になってしまうと、ひとつのモデルから別のモデルに変えることは遥かに複雑で、哲学的かつ技術的な問題になる」。願わくは、将来Facebookが幹部のコミュニケーションを操作する超法規的手段を——少なくとも一般大衆に同じ能力を与えた場合の結末を認識するまでは——与えないことを期待したい。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Facebook、Instagramの連絡先をMessengerと同期可能に

Facebookは、みんなのMessengerの連絡先リストをInstagramの助けを借りて増やしたがっていいる。Messengerの”People”[友達] タブの中に、以前からあるスマホ自身の連絡先と同期するオプションと並んで、Instagramの連絡先を取り込むボタンができた。

この機能を見つけたのは Jane Manchun Wongで、Twitterにスクリーンショットを載せた。

その他米国以外のユーザーも発見している。

本誌でもMessengerアプリにこのオプションが追加されたことを確認し、Facebookもこれが完全公開機能であることを認めた。

“Connect Instagram”[Instagramをリンク]ボタンをタップすると、Messengerは
Instagramの連絡先を自動的に追加する。さらに、本人のInstagramユーザー名とアカウントもMessengerの他のユーザーに公開される。

その結果はソーシャルグラフの拡大、と言ったところか——Facebookで知っている友達や家族をInstagramの知り合いと結びつける。

しかし、誰もがこの機能を喜んでいるわけではない。

あるTwitterユーザーが指摘しているように、”Connect Instagram”と書かれたボタンを押すことが、Messengerが「自動的に」Instagramの連絡先を追加するという意味であることは明白ではない。追加するかどうか選べるべきだと思うが、そうはなっていない。

2017年12月にTechcrunchは、Instagramの連絡先をMessengerと同期する非常によく似たオプションを発見したが、正式採用されることはなく消えていった。しかし今回はテストではなく正式機能だとFacebookが言っている。

Facebookがアプリ間の連携をはかるのはこれが初めてではない。

たとえば2016年には、Facebook、Instagram、Messengerの会話をまとめる、統合受信箱を企業向けに提供した。昨年には、アプリ横断の通知機能をテストした。InstagramのプロフィールページのアイコンからFacebookを立ち上げるオプションもある。

今回のタイミングも注目に値する。Instagramのダイレクトメッセージサービスの人気が非常に高まっているからだ。

Instagram Directは2017年4月時点で3.75億人のユーザーを抱え、昨年米国以外の一部の国ではスタンドアロンアプリとして独立した。Facebook傘下のInstagramを通じて多くの人たちがメッセージを交換している今、Facebookがこれを自身のMessengerアプリの成長に利用しようとするのは当然だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Facebook、うっとうしい「○○さんがMessengerを利用し始めました」通知を削減へ

BuzzFeedのKatie Notopoulosは昨日(米国時間6/7)の記事で、”‘You Are Now Connected On Messenger’ Is The Worst Thing On Facebook” 、と正しく指摘した。FacebookかMessengerで誰かと友達になったときや、古い友達がMessengerを使い始めたとき、この種のうっとうしい通知が送られてくる。誰かが本当にあなたとチャットしたがっていると思うようにだまそうとした結果、本物のメッセージを見逃しかねない。

幸い、Facebookはすでにこの恥知らずなグロースハックに罪悪感があるようだ。同社がTime Well Spent(有意義な時間)を強く推進するなか、なぜこんな通知を送るのか理由を尋ねたところ、彼らははすでに規模縮小のプロセスに入っていると答えた。

Facebookの広報担当者はTechCrunchに以下の声明を伝えた:

友達がMessengerを使い始めたときに通知が送られてくることを多くの人たちが喜んでいます。しかし、この通知をいっそう価値あるものにするべく機械学習を導入し、通知をもらうのを喜んでいない人には送る量を減らす作業を開始しました。フィードバックはどんなものでも歓迎なので、私たちの製品をよくするために今後も送り続けてくださるよお願いいたします。

つまり基本的には、あのチャットを始めようといううるさい警告をあなたが決して開いていないことにMessengerが気づけば、送ってくる回数を減らそうということだ。

数年前同社は全ユーザーにFacebookチャットからMessengerに移行することを強要した。しかし一部のユーザーは最近ようやくあきらめてアプリをインストールしている。そうやってMessengerを使い始めたユーザーについてのアラートは一切送るべきでないと私は考える。同じように、友達申請を承認すれば、その人とはMessengerでもつながっていることはわかるので、通知で教えてくれる必要はない。

しかしとりあえず今のところ、あのアラートが嫌いな人は決して開かないこと。そうすればこれ以上欲しがっていないことがFacebookに伝わる。

Facebookはこの種のうっとうしいグロースハッキングを片っ端からやっている。友達がストーリーにあなたを追加したことや、「明日近所で行われるイベントにXさんとYさんほか86人の友達が興味をもっている」ことの通知から、サイトに行かなくなったときに送られてくるさまざまなメールまで。われわれユーザーは、漠然と愚痴をこぼしているよりも、こうした押しつけがましく気を取らせる行為を具体的に指摘して、IT巨人に恥ずかしい思いをさせることで、ユーザーの注目を尊重する方向に早く動かすことができるだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Facebook、Messenger Broadcastsのテスト開始――スモールビジネス向けチャット広告ツール

ユーザーにはありがたくない話かもしれないが、Facebookは独自のボットを作成するリソースがないスモールビジネスでもセルフサービスでメッセージ広告を送れるようになるシステムのテストを開始した。

昨年11月、TechCrunchは FacebookがMessengerで会話したことのある相手に対して企業が広告メッセージを送信できるMessenger Broadcastというシステムのプロトタイプを社内で開発したことを報じた。FacebookではいよいよMessenger Broadcast Composerと呼ばれるメッセージ作成ツールを社外でテストする準備が整ったようだ。当面このツールを利用できるのはアメリカ、メキシコ、タイの企業ページのごく一部となる。

現在ツールの利用は無料だが、FacebookのMessengerプロダクトの広報担当者に取材したところでは、無料利用は一定期間に限られるという。将来は企業向け有料サービスとなる。Messengerは企業によるスパムを防ぐため、投稿数に上限が設けられている。またすでに企業にメッセージを送って会話を開始した相手以外に無差別にメッセージを送信することは禁止されている。それでもテクノロジー面の能力に欠けたスモールビジネスが低品質のメッセージを大量に送信することがあり、これはユーザーをいらだたせることとなっている。

一方、Facebookは13億人のユーザーを抱えるまでに成長したMessengerを収入源の一つに育てる方策を探していた。もちろん企業がチャットを利用する場合でも合理的な使い方はある。カスタマーサポートの電話口で延々と待たされることはよくある。それよりMessengerですぐに回答がもらえるほうがずっとよい。しかしディスプレイ広告が表示され、大企業が広告メッセージを流せるようになったMessengerに今度はスモールビジネスまでがBroadcastsツールで参入する。運用をを誤ればFacebookのチャット・サービスは新たなスパムの温床とみなされかねない。

Messenger Broadcast Composerを利用するにはプログラミングの知識は一切必要ない。スモールビジネスはこれまでにメッセージを送ってきたユーザーのリストから条件に合った対象を選び、広告メッセージのタイトルと本文、画像を入力する。ユーザーに望むアクションに応じて、ウェブサイトに呼び込みたいのであれば、ボタンにURLを設定する。またユーザーが選択して回答できるように定形文を作成することもできる。

上のスクリーンショットはMessenger Broadcastのプロトタイプ。現在利用は無料だが、Facebookによれば将来は有料になるという。

利用者はメッセージを送ってきた消費者を「靴に興味あり」といった具合に手作業でタグづけして分類する必要がある。 靴の広告であればこのタグがついた相手を選んで送信することになる。無料試用期間の後、どういう料金体系になるかだが、おそらく広告を送信する相手に数に比例することになるだろう。プロトタイプの場合、一定数のユーザーへの送信は無料といいう条件がついているので将来は料金を支払えばもっと多くのユーザーにメッセージを送れるようになるに違いない。

Facebookの担当者によれば、消費者は店舗や商品に関する問い合わせやカスタマーサービスなどの必要がある場合にMessengerを使ってスモールビジネスと会話する傾向を強めているという。2017年には3億3000万人がMessengerからスモールビジネスにメッセージを送っているということだ。Facebookの担当者によれば「しかしフィードバックによれば、スモールビジネスにはMessenger Platformを利用して自動的に返信メッセージを送るボットを開発するリソースやノウハウがない場合が多く、そのため消費者からのメッセージのすべてに回答することが困難になっていた」という。

Facebookがボット開発プラットフォームを公開したのは2016年4月だが、これはいささか早まった決定で開発や運営に必要なツールの多くを欠いていた。Facebookでは現在もこうしたツールを開発中だ。たとえば、会話相手のユーザーの 連絡先を収集するツールが最近追加された。.しかしピザハウスや衣料品のブティックなど地域のスモールビジネスにとって独自のボット開発というのはハードルが高すぎた。消費者からのメッセージにはやむなく個別に手作業で返信していたという。

「われわれがBroadcast Composerを開発したのはそういう背景がある。消費者がFacebookページの運営者にメッセージを送ってきた場合、その全員あるいは一部に対してページのインボックスから即座に返信できるようにするのが狙いだ」という。

FacebookのニュースフィードもSnapchatも企業がセルフサービスで広告を出稿できるツールやAPIを整備してからビジネスが飛躍的に伸びた。有力ブランドは社内リソースや代理店を経由して大量の広告を掲出している。これに取り残されていたスモールビジネスはBroadcast Composerによってセルフサービス広告が出せるようになる。もともと消費者と親密な関係を築いていた近隣店舗などが大きな便益を得られるのは間違いない。ウォルマートやナイキからメッセージがくればどうせ広告だと考えてしまうが、通りの先の店からメッセージが来れば、広告である点は同じでもずっと親しみが持てるものになる。ただしそのためにはスモールビジネス側にカジュアルかつ対話的な態度が欠かせないだろう。

Facebookのチャットサービスの将来像に関しては、Bloated Facebook Messenger plans to simplify in 2018参照。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

Facebook Messengerで音声、ビデオで会話中にメンバーを追加できるようになった

Facebook Messengerではビデオまたは音声で通話している途中で新しい相手を追加できるようになった。新しい通話先を加えるためにいったん通話を中断する必要はない。この新機能はAndroidとiOSのMessengerアプリがアップデートする際に追加される。

これまでMessengerのユーザーが1対1のチャットをグループ間でのチャットに変えようとする場合、いったん通話を終了し、別の通話として開始する必要があった。つまりユーザーは新しいグループ・チャットのスレッドを作るか、会話履歴から既存のグループ・チャットを探してそのスレッドを再開していた。新機能ではチャット中に「参加者を追加する」というアイコンをタップするだけでよい。Facebook Messengerにおける他のグループ・チャット同様、新しいグループとなった場合、チャットの終了後グループは自動的に履歴に残される。

Facebook Messengerでは2016年にグループ音声通話グループ・ビデオ通話をスタートさせている。当時としては中国を除く西側のソーシャル・メディアのメッセージ・アプリとしてグループビデオをサポートしたのはFacebookが最初だった(中国のWeChatはこれら機能を2015年12月に導入している)。比較的マイナーなアップデートとはいえ、通話中にメンバーを追加できるのは、すでにこの機能を備えているSkype、Google Hangout、Line、Housepartyその他の通話サービスとFacebook Messengerが競争する上で重要な武器となるだろう。

画像Nur Photo/Getty Images

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Facebook Messengerのキーボードがクラッシュする――iOSアプリのバグをFacebookも確認

iPhoneでFacebook Messengerを利用するとキーボードがクラッシュするバグに悩まされているユーザーが相当いるようだ。

この不愉快な現象はiPhoneのMessengerアプリで会話をタイプしようとすると発生する。一部のiOSデバイスの場合、チャットの吹き出しに数語タイプした後アプリがフリーズする。しかし正常に動作するデバイスも多い。この問題はMessengerで会話することを非常に困難にしている。

TechCrunchのJosh Constine記者もこのバグの影響を受けた一人だ。Joshによれば「アプリを再起動しても治らない」という。アプリを削除して再インストールしたユーザーもいるが、やはり効果がなく、バグは再現した。

TechCrunchの取材に対してFacebookは「調べているところだ」と問題が起きていることを確認した。しかし今のところFacebookから¥公式な発表はなく、原因やバグフィックスが提供される時期などは不明だ。

Messengerは世界でもっともポピュラーなアプリの一つで、アクティブ・ユーザーは10億人以上いる。バグが発生するのは一部のユーザーのiOSデバイスだけのようだが、これだけメインストリームのアプリではTwitterでユーザーが強い不満を訴える騒ぎになるには十分だった。

今夜、Facebook Messengerが問題を起こしている。数語タイプするとそれ以上何もタイプできなくなる。スマートフォンを再起動したりアプリを再インストールしたりしてみたが効果がなかった

Messengerのユーザーの伸びはめざましく、すでに10億以上だが、複雑になりすぎたという批判を受けて今年はシンプル化を目指すとしている。Messenger担当のチーフ、David Marcusは今週、Messengerには機能を詰め込み過ぎたと認め、サービスから余計なものを取り除いてスリム化するためにチームを作ったと述べている。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

肥大化するFacebook Messenger、2018年にはスリム化すると約束

「このアプリは雑多になりすぎた」。Facebook Messengerの責任者、David Marcusは今日(米国時間1/16)2018年の計画を発表し、「今年はMessengerを大幅に簡素化して整理する」と宣言した。Messenger Dayやストーリー、Snapchat風ARカメラ、ボット発見セクション、ゲーム、等々、Facebookはアプリに詰め込んだ数多の機能を人々に思い出してもらうために、”M Suggertions” という人工知能まで作らなくてはならなかった。

Marcus(写真右)の言う通り、Messengerは、電話番号を使わずにデバイスを横断して人々と簡単にチャットする手段としての立場を逸脱しつつある。

「過去2年間、数多くの機能を開発してきた結果、相互のつながりが絶たれてきたことに気づいた。ニーズに合致したものもあれば、そうでないものもある」とMarcusは言う。

下に挙げたのは、2016年以来13億人のユーザー体験を改善することなくMessengerに浸食してきた様々な機能のごく一部だ。

シェアしたり閲覧したりする場面がInstagraemやSnapchat、Twitterなどのアプリへと移りつつある中、多くの人々のFacebook体験はMessenger中心になりつつあることを踏まえると、機能を整理することは賢明な行動だ。

Messengerはコミュニケーションに専念すべきだ。他の機能を全部やめる必要はないが、Storiesなどのコンテンツ配信が、メッセージスレッドのトップで目立っているべきではない。

ゲームやボットといった分野がタブを一つ占領する必要もない。オフラインやオンラインで友達と顔を合わせる方法を増やすために使った方がいい。

しかし、Marcusの発表の他の部分を見ると、最も好かれていない機能のいくつかはなくならないようだ。彼の言う2018のMessengerの「トレンド」を以下に挙げる。ぼんやりとしか書かれていないので、どのように製品に反映されるかのヒントを私が追加した。

  • リアルタイム・コミュニケーション —— 「特別な瞬間を逃したい人などいない。リアルタイム・コミュニケーションは災害時にもわれわれをつないでくれる」。Marcusは「自然災害時の友人の安全確認」にMessengeが役立つことを期待している。

これはMessengerがFacebookの安全確認機能をもっとプライベートでパーソナルな形で実現する可能性を示唆している。現在の安全確認のしくみでは、報告のない人のことが心配になる。

  • グループ・チャット —— 「グループ・チャットはオンラインでもオフラインでも、友達と一緒に時間を過ごすことを容易にした。しかし今年はまだ何かがでてくる」とMarcusは言う。

私の予想では、Facebookの画面分割ビデオチャットアプリのBonfireがスタンドアロンアプリとしてのテストを終え、何らかの形でMessengerに組み込まれるのではないか。あるいは、Down To Lunchのように、チャットだけでなくオフラインで会えそうな友達を探すアプリが組み込まれるのかもしれない。

  • ビジュアル・コミュニケーション —— Messengerでは2017年全体で、170億回ビデオチャットが行われ(前年の2倍)、5000億個の絵文字と180億本のGIFが送られた。そしてMessengerのストーリーズはプレスに嫌われ、WhatsAppとInstagramの3億人に対して。毎日利用している人は11月時点でわずか7000万人しかいなかった。それでも、これも不評のFacebookストーリーと同期する新バージョンが残るかもしれない。

「ビジュアル・メッセージング…は業界が目指している方向でありわれわれも振り返るつもりはない」とMarcusは言う。しかし、おそらくMessengerはブロードキャストよりも会話型のメッセージングに焦点を当て、ストーリーはスレッドの一部にしてアプリのトップに固定するのをやめるだろう。

  • カスタマーサービス —— 企業にメッセージなんか送りたくない、と思うかもしれないが、電話より間違いなくいい。「カスタマーサービスでは今も電話が主流だが、ブランドや企業はさまざまな新しい方法で顧客と接する方法を提供し始めている…われわれは2018年にMessengerを真のカスタマーサービス・チャンネルへと進化させる」とMarcusは書いている。

おそらくMessengerは、タイプするより話す方が楽な時のために通話とチャットの両方を利用できるようにするだろう。ほかにもっと優れたメッセージング手段が採用されるかもしれない。

  • Messageマーケティング —— 今年Facebookは受信箱にディスプレイ広告を注入し始めたが、これは少々わずらわしい。マーケターがフィルターやARマスクを作れるようにする方が、あまり邪魔することなく会話の一部に入り込めるかもしれない。「リッチなメッセージング体験を、大企業だけでなく、クリエイティブで競争力を高めたい地元のスモールビジネスにも提供するつもりだ」とMarcusは書いた。

これはMessenger広告のセルフサービス機能を強化して、本誌がプロトタイプ版を報じたMessenger Broadcast のような方式になるということかもしれない。

シンプル化と追加したい新機能の数々を、Facebookがどうバランスさせていくか注目したい。

もし、イライラしたユーザーが増えたり、たとえ数人でもMessengerで返事をしない友人が出てくれば、負のスパイラルに陥る。しかし、AppleのiMessageも肥大化し、Snapchatの成長が減速し、Googleのメッセージングシステムが混乱状態にある今、Facebookがチャット分野を支配する可能性は今も高い。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Instagramの連絡相手をMessengerに取り込める――Facebookが新機能テスト中

FacebookはInstagramとMessengerのコミュニケーションの進化をテスト中だ。新しい機能はInstagramの連絡相手をこれまでよりずっと簡単にMessengerに取り込めるようにする。もちろんこの機能はオプトインであり、ユーザーはオプションを有効にする必要がある。FacebookはこれまでもInstagramをFacebookの各種のサービスに緊密に結びつけようと一連の改良を行ってきた。たとえば、Instagram StoriesをFacebookにもクロス投稿する、InstagramアプリをFacebook本体から直接起動.するなどの機能だ。

今回のテストは一人のユーザーがInstagramとMessenger双方にアカウントを持っている場合、これまでより簡単にアプリの情報が同期できるようになることを目指している。

Messengerでは「友達」アイコンをタップして「Instagramに接続」という新しいオプションからInstagramの友達のリストを開き、Messenger内からこの友達にメッセージを送ることができる。またMessengerを初めて使う場合は、サインアップの際にInstagramの友達を連絡相手に追加できる。

ただしMessengerに友達としてインポートできるのはInstagramで相互にフォローしている相手だけだ。つまりInstagramでフォローしているだけの相手(企業など)がMessengerにむやみにスパムを送ってくるという心配はない。

Instagramによるメッセージは非常にポピュラーなので、新しいオプションは理にかなっている。この4月の数字でさえ3億7500万人がInstagram Directを利用している。 Instagramで相互にフォローしている友達ならMessengerでチャットするのもOKだろうとFacebookでは判断したようだ。

今回の動きは買収したプロダクトを本体に統合し、大きなエコシステムを作る上でFacebookがきわめて賢明な動きを見せてきた例だろう。Instagramユーザーの全員がMessengerないしFcebook本体のユーザーというわけではない。今回の統合の進化でユーザーが中でなんでもできる一層大きなソーシャルメディア圏が形成されつつある。

また2つのサービスのソーシャルグラフが統合できれば、いわば点と点をさらに効果的に結び、誰がどのように両方のサービスを利用しているかというデータも得られる。長期的にみれば広告プラットフォームとしての価値をさらにアップすることになるだろう。

FacebookとInstagramは新機能について特に公式発表をしていないが、われわれの理解するところでは、このテストが開始されたのは最近のようだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Facebook、ロシアの米選挙介入について「悪いことは起きる」と回答

Facebookは米国大統領選挙に影響を与えた同サービスの責任、特に「フェイクニュース」とロシアが購入した広告について攻撃の的になっている。

水曜日(米国時間10/18)、ラグナビーチで開催されたWSJ D.Liveでこれについて質問されたFacebookのVP David Marcusは、はじめに同ソーシャルメディアが世界に与えたプラスの影響について延々と語って話をそらし、「毎月20億人が使うプラットフォームを運用していれば…ときには悪いことも起きる」と締めくくった。

MarcusはFacebookが「議会の特別委員会と協力して」米国政治に関するロシアによる同サービスの利用状況を調査したと語った。「起きたことが再び起きないようにシステムを作る」ことが会社の優先課題だとMacsusは言った。

MarcusはFacebook Messenger プラットフォームの責任者として、「少数の」ロシア関連事象がMessengerサービス上で起きたことを認めたが詳細は語らなかった。

今後は「広告をレビューする人員を数千人雇用し、世界中の注目される選挙に関わる活動をすべて検査する」と同氏は語った。

Marcusは、「完全というものは存在しない」が「われわれの計画が正しいことには絶対的確信がある」と付け加えた。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Facebook Messenger Dayは1日7000万――アプリは月間13億、グループビデオチャットにも力

FacebookはSnapchat Storiesのクローン、24時間で投稿内容が消えるメッセージ・サービスの運用成績を発表した。同じFacebookグループのInstagram版やWhatsApp版に比べれば成長速度は爆発的ではないものの、Messenger Dayの1日当たりユーザーは7000万だという。Messenger Dayがスタートして半年経ったところで、毎日それだけの人間が1日で消える写真やビデオを見たり投稿したりしているわけだ。

比較してみると、 Instagram Storiesはユーザー1億に到達するのにわずか2ヶ月、WhatsApp Statusに至っては1億7500万に到達するのに10週間しかかかっていない。両方とも現在では1日当たり2億5000万のユーザーがいる。これに対してライバルのSnapchatは全アプリを合計して1日当たり1億7300万ユーザーだ。

一方、Facebook Messengerは全体として拡大を続け、西側諸国において複数OSをまたぐメッセージ・アプリとして最大となっている。Messengerのユーザーは月間13億人となり、今年4月の12億人から1億人アップしている。2016年7月には10億人だった。これはFacebookのもうひとつのチャット・アプリ、WhatsAppと同サイズだ。

Messengerの成長率は年を追ってわずかに減速している。8億から10億まではわずか半年しかかからなかったが、そこから12億人に達するまでには9ヶ月かかり、最後の1億人を加えるために5ヶ月かかっている。Messengerは一部のコア市場においては飽和点に近づきつつあるようだ。

Facebookグループ以外のMessengerのライバルとしては、中国のWeChatがこの5月に月間9億3800万人を記録している。同じく中国のQQは2017年の第1四半期で月間8億6100万人、Snapchatは2017年第2四半期で1日当たり1億7300万人(ただし全員がメッセージのやり取りに用いているわけではない)などとなっている。AppleのiMessageもiOS 11では平凡なSMS代用品から脱してアニメーション、絵文字を加えたダイナミックなプラットフォームを提供することになる。iOS 11のAnimojiはARテクノロジーを利用してユーザーの表情をアニメーションに変えてくれる

【略】

Messengerのビデオチャット機能はユーザーに歓迎された。昨年12月にMessengerに画面分割により同時に6人が参加するビデオチャットが導入された後、月間ユーザーは2億4500万に達した。このグループ・ビデオチャットのデザインはティーン向けアプリのHousepartyにやや似ていたが、その後FacebookはHousepartyの本格的クローン、Bonfireを独立アプリとして開発し、テストを行っている(昨日、一部ユーザーが発見している)。Bonfireはゼロからユーザーを獲得する必要はなく、Messengerの13億人のユーザーはBonfireアプリをダウンロードする必要なしに、Messenger内からBonfireのグループビデオチャットに参加できる。

またMessengerはついに収益化に向けての動きも開始している。企業、ブランドはスポンサード・メッセージをアプリのユーザーに送信することができる(すでにユーザーと会話を行っている場合)。また6月にはバナー広告の表示を始めている。【略】

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Facebook Messenger、チャットボット発見プラットフォーム、Discoverを公開

Facebookはチャットボットをまだ諦めていない。今日(米国時間6/28)同社は、メッセージを送りたくなるような面白いチャットボットを見つけるためのハブ、DiscoverをMessengerの中に作った。

これはFacebookが F8カンファレンスで発表したもので、このたび米国ユーザーに公開された。Facebookはこれをユーザーが企業やブランドともっと便利にやり取りする新しい機会と位置付けている。Discoverは、面白そうなチャットボットを見つけるための場所だ。カテゴリー別にロボットを眺めて機能を調べ、最近使ったボットを確認することもできる。

ボットを見つけやすくなることは確かだが、この機能はむしろチャットボットというメディアを改めて宣伝するためであるように思える。

Messengerは、新機能に関して「とにかくやってみる」という手法で知られている。更新頻度はFacebookのメインアプリ以上で、昨年は約2週間ごとだった。そしてMessengerではチャットボットを強く推している。チャットボットの基本となる考えは非常に興味深いが、あまりにも賢くないので使っている人が多いようには見えない。

友達とのメッセージスレッドの中にこの機能が入ることで、これが音声アシスタント型ロボットというよりも、便利なツールとして扱われることをFacebookは期待している。

すでにFacebookは、AIアシスタント「M」によってMessengerにDNAレベルでチャットボット風機能を実現しているが、ユーザーと企業が自動的に対話できる環境を作ろうとしている。Facebookページをブランドの標準ホームページとして推進するとともに、Messengerを企業との標準コミュニケーション手段にしたいとFacebookは考えている。

Discoverという新しいプラットフォームが導入されることで、チャットボットへの関心が高まることは間違いない。果たしてデベロッパーはこれに乗るのか、それともトレンドは消えてしまうのか今後に注目したい。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Facebook、MessengerのAIアシスタント ‘M’ を改善

Facebook Messengerの中に住むAIアシスタントの 「M」は、今年4月に一般公開されユーザーの会話の文脈に基づいて助言を与えている。今日(米国時間6/27)、Mが少し賢くなり、少し社会性を身につけた。

おそらく最も目につくのは、ユーザーが “Saved” オプションを使って記事やビデオやFB投稿などのコンテンツを保存して、後で読んだり、メッセージスレッドでシェアするよう、AIアシスタントが事前に薦めるようになったことだろう。友達からしょっちゅう記事が送られてくる人は、どう思ったか後で聞かれたときうそをつかずに済ませるのに役立つかもしれない。

Mは、ユーザーが社会的な礼を欠くことがないよう教え込まれている点が興味深い。状況によっては大いに役立つだろう。助言の中には誕生日に関するものもあり、チャットしている相手を祝福するのを忘れないように教えてくれる。

Mは、音声またはビデオの会話を勧めるようになる。1対1あるいはグループで会話中に誰かが「かけてくれる?」と言うと、Mがポップアップを出すのでタップするだけでMessengerから通話できる。これで何が呼び出されるのか、他社の成功ブランドに乗って、ユーザーがFacetimeやSkypeをリクエストしたときにMがMessengerのビデオ通話を薦めるのか興味深い。

Mはまだ始まったばかりで、Facebookは会話をわずかに改善するちょっとした機能を提供するだけで、ユーザーの邪魔にならないようにしている。機能が追加されるにつれて、Mのガイドが不可欠なものになるのか、それとも、またひとつ設定時にオフにされる機能が増えるだけなのか、今後に注目したい。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Facebook MessengerのAIアシスタント、スペイン語に対応して言語の壁を乗り越える

英語しか使えないテクノロジーは世界の75%を無視している。この問題はFacebookのグローバルなユーザー基盤ではいっそう深刻だ。しかしながら、米国と中国の研究者による自然言語処理を中心とした人工知能の研究は、多くの言語を置き去りにしてきた。

しかし今日は、AIのアクセシビリティにとって記念すべき日だ。Facebook Messengerの人工知能アシスタント “M” は、スペイン語で提案できるようになった。メッセージの中にスペイン語を検出するとこの機能が働く。Mの提案機能は英語圏では2カ月前に公開されこか

システムは単語とメッセージの意図を理解し、Messengerの様々な機能を提案するポップアップを表示する。例えば、 “Te debo $20” とあればMは支払い機能を提案する。“Besos!” と書けば、かわいいスタンプが薦められ、“¿Dónde estás?” なら位置情報の共有機能が提示される。

Mの新機能は、米国で言語をスペイン語に設定している全ユーザーが利用できる。メキシコでも公開されつつある。

昨年Facebookは、Facebookページに多言語シェアボタンを追加し、一つの言語で投稿すると、各国の人たちに母国語で表示されるしくみを提供した。そして、毎月8億人を優に超えるユーザーが翻訳されたニュースフィードを読んでいる。FacebookはBingとの契約を終えてから、自社の翻訳技術を支えるAIの強化に集中している。

Messengerの次のステップはリアルタイム翻訳だろうか。そうなれば、異なる文化の人々ともつながり、協力し、共感をもつことができる。人は自分の理解できないものを恐れる。しかし、もしFacebookの翻訳技術によって、他国の人々がいかによく似ているかを知れば、全人類の寛容を促進することができるだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

スクープ:Facebook、F8カンファレンスでMessenger向けグループボット発表へ

FacebookはF8デベロッパー・カンファレンスで新しいグループチャット・ボットを発表する予定だと判明した。このボットはFaceook Messenger内で作動し、ユーザーにリアルタイムでニュースなど有用な情報を提供する。コンテンツにはスポーツの試合経過、通販の商品配送情報などが含まれるという。Facebookの開発状況に詳しい3人の情報源がこのことを確認した。

FacebookはMessengerボットの発表のためにトップクラスのチャットボットのデベロッパーと緊密に協力しているという。またFacebookはデベロッパーが独自にボットを作れるようAPIセットを公開する。もちろんFacebookの広報担当者は私の取材に対して「われわれは噂や推測にコメントしない」と決まり文句の返事をしてきたが、TechCrunchの情報源はわれわれがつかんだ事実を確認した。

たとえばフットボールのファンからなるMessengerグループの場合、スレッドにスポーツ・ボットを加えることができる。このボットは刻々の点数、ビッグプレイ、その他試合の進行に関連する情報を配信してくれる。eコマース・ボットであれば、職場にランチが配達されるところであると伝えてくれる。グループのメンバーはいつまでも腹を空かしている必要がないことを知って安心できるだろう。

Facebook MessengerにはすでにtheScoreのようなスポーツメディアやNBAのSacramento Kings、またピザ配達のDominosなどと協力してこうした情報を配信している。

グループ・チャットボットの発表はFacebookからMessengerボットが昨年のF8で公開されたときすでにTechCrunchが指摘した問題に対する解答だ。

まずこのグループ・ボットは「本物の人間のふり」をするのは止めて、リアルタイムのニュースメディアとして振るまう。そういう意味ではこれは「チャットの相手」という意味のチャットボットではない。他のチャットボットのようにユーザーが1対1で会話することはできないので、むしろ「インフォメーション・ボット」と呼んだほうがいいだろう。

AIテクノロジーが不十分なため人間の質問を正しく理解できず、ユーザーはFacebookのチャットボットに失望気味だ。FacebookのMessengerの責任者、David Marcusは TechCrunch Disruptで、「〔ボットの能力が〕あっという間に過大評価されてしまったのが問題だった。われわれが当初提供したボットの能力はもっと伝統的なユーザー・インターフェイスを上回るものではなかった」と認めた。

そこでグループボットの目的は人間のようにふるまうという圧力から解放され、「会話の相手」という役割にこだわらず特定の役割を効果的に果たす仕組に切り替えられた。

第2に、これまでボットというのは利用のきっかけが得にくいサービスだっため、グループチャットはバイラルにボットの利用を広げるプラットフォームととらえ直された。

現在ユーザーがボットを利用するにはMessengerの検索ボックスにボットの名称を入力する必要がある。どういうボットが利用可能なのか全体を眺める方法は事実上ない。そこで企業がボットを開発しても、利用してもらうためにはニュースフィードへの広告掲出などによってユーザーの頭に正しい名称を刻み込む必要がある。これはマーケティングとしてなかなか困難な目標だ。そこでサードパーティーによるBotlistのようなサービスが登場する。

今回のグループボットは1人が設置すれば他のメンバーにも見える。メンバーは自分の他のスレッドにも導入することになり、そのスレッドの他のメンバーもボットボットの存在を知ることができる。こうしたバイラルな発見によりボットのユーザーと同時にボット・プラットフォームそのものを拡大する。これはチャットボットの開発により多くのデベロッパーの参加をうながす効果があるだろう。

ただし、ユーザーがどのようにしてボットの存在を知るのか、Messengerのグループに追加するのか、具体的な手順はまだ明らかでない。Facebookには今のところボットストアや「おすすめのボット一覧」のようなサービスは存在しない。しかし来月18日、19日にサンノゼで開催が予定されているF8デベロッパー・カンファレンスではボットの発見を容易にするなんらかのメカニズムが発表されるはずだ。われわれはカンファレンスに参加してFacebookの発表について報告する予定だ。

将来は本当に人間と会話ができる人工知能も出現するだろうが、Facebookが当面、グループボットをメディア的な存在として扱うことにしたのは賢明だ。

画像: Bryce Durbin/TechCrunch

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+