持続可能性の高い携帯電話「Fairphone」、6年前の機種でAndroid 10へのアップデートを実現

オランダのソーシャル企業であるFairphone(フェアフォン)は、ユーザーがハードウェアをより長く使えるように、自分でパーツを交換して修理可能な設計にするなど、家電製品を(より)持続可能で倫理的なものにすることを目指している。同社は今回、6年前に発売された「Fairphone 2」で、Android 10へのアップデートを実施すると発表した。

2015年に発売されたFairphone 2は、当時Android 5が搭載されていた。このモジュール式携帯電話を今でも使っている人は、2022年初頭にAndroid 10(2019年リリース)へとアップグレードできるようになるという。これに先駆け、Fairphoneは米国時間11月23日、このアップグレードのベータテストを開始した。

Fairphoneは、2018年にFairphone 2の製造を終了(サポートは継続)した後、2019年に「Fairphone 3」、2020年に「Fairphone 3+」(3にモジュール式アップグレードを施して3+にすることも可能)をリリース。そして2021年の秋口には、同社初の5G端末である「Fairphone 4」を発売した。同社では、このFairphone 4のサポートを、少なくとも2025年まで続けるとしている。

Fairphone 2のAndroid 10へのアップデートが2022年に行われることを考えると、Fairphone 4のユーザーがソフトウェアのサポートを受けられる期間が2025年までというのは、控えめな見積もりだと思われる。

Fairphoneによると、このAndroid 10へのアップグレードプロジェクトでは、ユーザーコミュニティと協力し、さらにインドのソフトウェア開発者であるBharath Ravi Prakash(バラス・ラビ・プラカシュ)氏がボランティアでオープンソース開発を行ったとのこと。その結果、アップグレードのプロセスを能率化でき、所要時間を短縮することができたとしている。

これによって、前回のFairphone 2のOSアップデート(Android 9へのアップグレード)には18カ月かかったところ、今回は10カ月に短縮された。

その一方で、Google(グーグル)はすでにAndroid 11を2020年に、Android 12を2021年10月に配信している。Fairphone 2のアップグレードが、最新OSのリリースからどれほど遅れているかがわかるだろう。

「当社はAndroid 9のアップグレードから多くのことを学びました。複雑であることに変わりはないものの、Android 10はAndroid 9よりも予測可能でした」と、Fairphoneはプレスリリースに記している。また、同社のソフトウェア寿命&IT部門の責任者であるAgnes Crepet,(アグネス・クレペット)氏の言葉を引用して、次のように書いている。「当社のソフトウェアに対する独自のアプローチは、ユーザーのみなさまにできるだけ長く端末を使っていただくことを可能にします。今回は、Fairphone 2のコミュニティにソフトウェアのアップグレードを提供できることをうれしく思います。このAndroid 10へのアップグレードにより、発売から少なくとも5年間のサポートを提供するという目標を達成するだけでなく、それを上回る7年間のサポートを提供することになります。私たちは常に自分自身と業界の基準を引き上げ、ソフトウェアでさらなる持続可能性に取り組むことが可能であると示していきます」。

Fairphoneの7年というサポート期間は、Apple(アップル)によるiPhoneのソフトウェアサポート期間に匹敵する。しかし、当然ながら、平均的なAndroidベースの携帯電話で期待できるソフトウェアのサポート期間はかなり短く、標準的なAndroidスマートフォンでは、3年程度しかサポートを受けられない。だからこそ、Fairphoneのそれは大きな功績と言えるのだ。

Fairphoneは、ソフトウェア面の寿命という点ではようやくアップルに追いついたところかもしれない。だが、別の点ではすでにクパチーノよりずっと先を行っている。それは、モジュール構造による修理可能性と、消費者に直接スペアパーツを提供することによるハードウェアの持続可能性だ。

米国時間2021年11月17日、アップルは2022年から「Self Service Repair(セルフサービスリペア)」プログラムを開始すると発表した。これは、iPhoneやMacのユーザーにスペアパーツや修理ツールを提供し、自宅で基本的な修理をしてもらうというものだ。

完全なモジュール化を採用するというわけではないものの、これは歴史的に、密閉されて、ばかげているほど薄く、文字どおり糊づけされた箱を好んできたアップルにとって、より持続可能な方向へ踏み出す小さな一歩と言えるだろう。そしてそれは、Fairphoneが長い時間をかけて開拓してきた道である。

画像クレジット:Matt Burns/TechCrunch

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(文:Natasha Lomas、翻訳:Hirokazu Kusakabe)

本体を買わなくても新モデルが手に入るモジュール式スマホFairphone+3

オランダのソーシャルエンタープライズ(社会的企業)のFairphone(フェアフォン)が、フラグシップスマートフォンのモジュラーアップグレードの開始を発表し、循環型経済による持続可能性を実現するという夢にまた少し近づいた。

ハードウェアユニットの下位互換性が保証されているため、昨年リリースされたFairphone 3のユーザーは、いくつかのモジュールを交換するだけで、新しい端末を丸ごと購入しなくても最新モデルであるFairphone 3+を手にすることができる。

フェアフォンは同社の「エシカル(倫理的)なスマートフォン」の初期モデルでも同じような芸当をやってのけているが、今回は、最新世代デバイス用の「プラグアンドプレイ」アップグレードモジュールを比較的短期間で市場に出すことに成功した。

フェアフォンの共同創業者であるBas van Abel(バ・ファン・アベル)氏は次のように語る。「我々は、スマートフォン端末業界で消費者にプラグアンドプレイという考え方を伝えることに成功した。これは簡単なことではない。新しいモジュールに必要な機能をすべて詰め込んで、それを古いスマートフォンに取り付けることができなければならない。ハードウェアが適合し、以前のアーキテクチャに正しく接続すること、さらに、ソフトウェアも正常に動作することを確認する必要がある」。

「それでも我々はそれを成し遂げた。少し時間はかかったが、Fairphone 2のときよりもずっと短期間でやり遂げることができた。その点も誇りに思っている」。

同氏はこう続ける。「今回のリリースで最も重要なことは、スマートフォン本体をアップグレードすることは可能であり、まったく新しいモデルを毎年世に送り出す必要はないというメッセージを業界に対して発信している点だ」。

デバイスの寿命を延ばす賢い方法を見つけることは、フェアフォンのミッションの根幹である。スマートフォン消費においてリソースの無駄遣いが発生する最大の原因は、毎年または隔年で端末本体がアップグレードされるため、まだ問題なく動作する端末をピカピカの新モデルに買い替えるよう促されることにある。その点、Fairphone 3のユーザーは、環境保護の面で良心の呵責を一切感じることなく、最新のキットを入手できる。

フェアフォンは、Fairphone 3の現行ユーザー向けに、Fairphone 3+のカメラモジュールを単独で販売する。価格は、9月末まで初期費用70ユーロ(約8700円)、10月からは95ユーロ(約1万1900円)に値上げされる。

同社はまた、 フェアフォン製品は初めてというユーザー向けに、ウェブサイトとパートナー販売店でFairphone 3+端末の先行販売を開始する。推奨小売価格は469ユーロ(約5万8000円)、欧州での正式リリース日は9月14日だ。

次に、Fairphone 3+の仕様についてだが、4Gで、アスペクト比18:9の5.7インチフルHDディスプレイとQualcomm Snapdragon 632チップセットを搭載している。OSはAndroid 10がインストール済だ。オンボードで4GBのRAMと64GBのROMが搭載されており、メモリーはmicroSDで拡張可能。取り外し可能なバッテリーの容量は3000mAhだ。Bluetooth 5.0、NFC(近距離無線通信)、指紋スキャナーもサポートしている。

ファン・アベル氏によると、昨年発売した旧モデルも割引価格の約400ユーロ(約5万円)で販売を続けるという。

Fairphone 3+モジュールの下位互換性が保証されるのは1世代前までなので、まだFairphone 2を使用しているユーザーは、今回のプラグアンドプレイアップグレードの対象外となる。ファン・アベル氏によると、障害はコアモジュールだという。現在、SOCはアップグレードされたチップセットと交換できない。これが、2世代以上前のスマートフォンについてもモジュラー式アップグレードを可能にするために解決する必要がある最大の課題だそうだ。

同氏は「我々の目標は、最終的に(モデムとプロセッサを含む)コアモジュールも交換可能にすることだ。数年以内に実現できるだろう」と、思い切った発言をしている。

より広範な問題は、コンポーネント業界の進歩が依然として極めて速く、フェアフォンが目指す端末の寿命長期化とまったく歩調が合っていないことだ。フェアフォンは販売している各デバイスについて最長5年のサポート期間を約束している。それには、交換サービスを提供できるよう(旧モデルの)スペアパーツが入手可能でなければならない。自社で在庫を抱える方法もあるが、それにはかなりの資金が必要となる。また、CPUメーカーの極めて速いアップグレードサイクルという現実ともまったく相いれない。

持続可能性とリソース(環境保護)の観点から考えて最善の方法は、スマートフォンユーザーにもできるかぎり長い期間、同じチップセットを使い続けてもらうことだ。スマートフォン市場が成熟しテクノロジーがコモディティ化されているため(それが現在広く見られる反復型デバイスリフレッシュにつながっているのだが)、チップセットの長期使用の傾向は暗黙のうちに後押しされている。

ファン・アベル氏は、消費者が1つのハンドセットを使い続ける期間は現在、フェアフォンの設立当時に比べて、平均して約2倍になっていると指摘する。この傾向は、より長い寿命を持つスマートフォンを生産するのためのイノベーションに取り組む環境にやさしいブランドにとって追い風となっている。

ファン・アベル氏は次のように説明する。「当社は、Fairphone 3とその派生品のライフサイクル・アセスメント(生産から回収再利用までの過程での環境に対する影響度の評価)を実施し、スマートフォンの各部品のカーボンフットプリントを調べた。その結果、スマートフォンのカーボンフットプリントの約80%はSOCの製造過程で発生していることがわかった。つまり、本気で持続可能性のことを考えるなら、SOCを可能な限り長く使うことが理にかなっている。自然に及ぶ害の大半はSOCが原因で発生しているからだ。SOCを交換できるようになったらすばらしいと思う。しかし、たとえそうなったとしても、スマートフォンを構成している多くのモジュールを破棄してしまうのはもったいないことだ」。

同氏はこう付け加える。「スマホビジネスで現在行われているリサイクルはまったくばかげている。電話を回収してオーブンに入れて焼却しているだけだからだ。その後、希少鉱物が回収される。たしかに希少鉱物は再利用できるが、賢いやり方とはとても思えない。コンデンサとか画面のガラスなどはまったく再利用されていない。だから、その昔パソコンのCPUを交換できたように、いつの日かスマートフォンのプロセッサを交換できるようになれば本当に良いと思う」。

昨年、 Fairphone 3をレビューしたとき、モジュラー式の分解可能な内部構造を備えていることも、フェアフォンがフェアな端末であるという大胆な主張に耐えられるように長い年月をかけてサプライチェーンを精査しテコ入れしたという経緯についても認識していたが、普通のAndroidデバイスとして違和感なく使えたことに感心した。

今回、Fairphone 3+モジュールのリリースに伴い、昨年モデルのカメラ機能が向上する。新しいモジュールにより、昨年の12MPおよび8MPのユニットが、48MPのメインレンズと16MPの自撮りレンズで置き換えることが可能になる(メインモジュールと自撮り用モジュールは別々に、またはアップグレードバンドルとして一括で購入できる)。

表面上はハードウェアの飛躍的な向上のように見えるが、実はこのカメラモジュールにはSamsung GM1センサー(0.8マイクロの極小ピクセルを使用して1.6マイクロピクセルに等しい光感受性を実現)が使用されている。

したがって、実際には、ソフトウェア技術によってハードウェアの不足を補う形になっており、その代償として画質が若干圧縮される。フェアフォンの広報担当は、メインレンズの実効出力は12MPのままであることを認めている。「これは、業界では普通のことで、Samsung S5KGM1、Samsung Galaxy A90 5G、Nokia 7.2、Sony IMX363などのカメラでも行われている」という。

昨年9月のFairphone 3のレビューでも書いたが、2019年のモデルはごく標準的なスナップ写真撮影用だった。画質は何とか許容範囲というレベルで、卓越したものではなかった。前モデルの性能は大幅に上回っていたものの、スマートフォン市場の上位機種とのパフォーマンスの差は歴然だった。

フェアフォンは画質の差をさらに縮めることを目指しているようだ。同社は、今回の3+アップグレードで写真と動画の品質が「大幅に」向上したとし、「より鮮明なセルフィーとクリアなテレビ電話」が可能になったと、売り込みに余念がない。

プレスリリースによると、ソフトウェアの最適化によって、高度なオブジェクトトラッキング、高速オートフォーカス、およびイメージ安定化がサポートされ、信頼性の高い撮影が可能となり、音声面でも「より大きくクリアなサウンド」が実現されたという。

写真と動画のパフォーマンスの向上に焦点を当てることは、最近はやりのTikTokのようなソーシャル動画共有アプリの台頭に伴い、スマートフォンユーザーの間でカメラが最重要な機能になっていることを考えると、合理的な判断だと思う。

既存のハンドセットをできるだけ長期間使うことを消費者に納得してもらうには、こうしたアプリの動向に注目して、ハードウェアとソフトウェアがスマートフォンの使われ方に十分に対応していることが重要である。

Fairphone 3+の購入者が経験できるもう1つの改良点は、再生プラスチックの使用割合が、昨年モデルの9%から40%へと大幅に向上していることだ。フェアフォンによると、最新端末1台に使用されている再生プラスチックの量は330ミリリットルのペットボトル1本分に相当する。差し当たり、最新端末1台でペットボトル1本が海に流れ出るのを防ぐことができる計算だ。

持続可能なスマートフォンブランドが旧モデルの発売からわずか1年で新モデルをリリースするのは少し矛盾しているのではと感じる向きもあるかもしれない。この点についてファン・アベル氏は「エシカルなスマートフォンに対する需要を拡大するという当社のミッションの一貫として、製品ポートフォリオを拡充することは重要だ」と説明する。

そうした需要の拡大が、循環型経済への大転換を図るために必要な業界全体のシフトを加速する契機となる。またサービスとしてのデバイスを提供できる可能性も高まるだろう。

ファン・アベル氏は次のように説明する。「できるだけ多くの端末を売りたい。エシカルなスマートフォンには需要があることを示すことが当社のミッションだ。当社が端末を売れば売るほど、本当に需要があることを強く印象づけることができる。しかし、そうすると端末の寿命が短くなるという問題が発生する。そこで我々は別のKPIを設けて、ユーザーに端末をできるだけ長く使って欲しいことを訴求している。実際にユーザーが1台の端末をどのくらいの期間使っているのかを計測しており、その数字は毎年向上している。フェアフォンの販売員は相当に厳しい任務を背負うことになる。できるだけ多くの端末を売る必要があるが、フェアフォンの既存のユーザーにはアプローチできないからだ」。

「我々はビジネスモデルから天然資源をできるかぎり切り離すという課題に取り組んでいる。そうした課題をビジネスの中核に据えているため、業界が将来進むべき方向を先取りしているのではないかと思う」と同氏は付け加える。

「天然資源が不足しているという事実は誰も無視できないし、そうした資源を入手することはますます難しくなっている。コバルト然り、リチウムイオンバッテリー然りだ。コバルトの需要は急増している。コバルトの価格は昔の10~20倍まで高騰している。コバルト系リチウムイオンバッテリーによるエネルギー変換がスマートフォンには不可欠だからだ。持続可能性にもこうした天然資源は必要であり、そのすべてを再生利用でまかなうことはできない。これを変えなければならない。地政学的な理由からも、こうした経営方針によって当社はエシカルなスマートフォン作りの最先端を走っていると思う」。

ファン・アベル氏によると、フェアフォンの需要はこの10年で着実に伸びており、同社は現在、あと一歩で収益の出る状態になっているという。「これまでの端末の総販売台数は20万台で、そのうち6万台がFairphone 1sだった。Fairphone 2sは10万台だった。昨年のFairphone 3sの販売台数が5万台で、今年のFairphone 3+の販売台数は10万台を見込んでいる」と同氏は言う。

「当社には製品ポートフォリオというものがなかった。今回初めて、Fairphone 3と3+の2機種を販売することになった。というのは、Fairphone 3を旧モジュール仕様の低価格で引き続き販売しつつ、新しいモジュールを使用した3+も販売する形になったからだ。したがって、最新のカメラ機能を必要としない人は低価格モデルを入手できるようになっている」と同氏は語る。

フェアフォンは依然として欧州を拠点とするプロジェクトである。つまり、持続可能性と循環型経済の実現に向けた今後のEU全体の取り組みから恩恵を受けるのに絶好の場所にいる(モバイル機器に対する「修理する権利」委員会の提案はフェアフォンにとって当然追い風となっている)。

現時点では、フェアフォンの最大の市場は引き続きドイツだ、とファン・アベル氏は言う。新モデルの販売戦略としてはドイツでのさらなる市場拡大を促すことに尽力することになるが、フランス、オランダ、英国も、別の主要市場として引き続き重視していく。「スカンジナビア諸国でも販売台数を伸ばしたいと思っている」と同氏は付け加える。

「コモディティ化した産業で危険なのは、そうしたテクノロジーに簡単かつ安価でアクセスする方法が多数用意されており、製品がハイエンドとローエンドに完全二極化することだ。私としては、消費者が企業そのもの、ブランド、そしてその経営理念も評価してくれることを願っている。iPhoneのメーカーであるApple(アップル)はデザインを重要視している。その分、価格も高い。ユーザーはスマホ端末以上の何かを購入しているのだ。フェアフォンにもそうした側面があると思っている」。

同氏はこう続ける。「興味深い話がある。意識の高い消費者の数が、レポートを読むたびに増えているのだ。毎年確実に増えている。つまり、消費者は、何を買っているのかについて以前より注意を払うようになっているということだ」。

資金調達という面では、フェアフォンには、数年前に、借り入れ、エクイティファイナンス、およびグロース株による資金調達で社会貢献投資家から調達した十分な資金が手元にある。とはいえ、ファン・アベル氏は、マーケティングを推進し、ビジネスの拡大を維持するため、さらなる資金調達の可能性を検討している。

同氏は次のように語る。「現在のところ順調だ。社会貢献投資家は極めて辛抱強い。会社のミッションを信じて投資している。こうした投資家たちのことはフェアフォンの一員だと思っている。投資利益だけでなく社会貢献になることも信じているからこの会社に参加してくれているからだ」。

フェアフォンはまた、同社のフェアでエシカルな電子機器という主張を支えるサプライチェーンを実現するための関連イニシアチブのためにも別途、資金調達を行っているという。

ファン・アベル氏は次のように語る。「良い例が、我々が立ち上げたフェア・コバルト・アライアンスだ。このイニシアチブについては本当に誇りに思っている。採掘企業、精製企業、Signify(シグニファイ)のような大企業と、コバルトのサプライチェーンの一環として大規模なコンソーシアムを設立した。このコンソーシアムはオランダ政府からも一部資金を調達している。我々はどちらかというと仲介業者的な立場だが、それが社会的企業の良いところだ。状況に応じて、非営利企業と営利企業の中間に立ち、両者の橋渡しを簡単に行うことができる」。

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カテゴリー:ハードウェア

タグ:スマートフォン Fairphone

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(翻訳:Dragonfly)