Facebook、Q2の月間アクティブユーザーは前年比21%アップの11.5億人、日間は27%アップ6.99億人、モバイルの月間は51%アップ8.19億人

2013年第2四半期、Facebookの月間アクティブユーザー数は11.5億でQ1末の11.1億人からアップ、日間アクティブも6.65億人から6.69億人、モバイル月間アクティブも7.51億人から8.19億人へとそれぞれアップした。しかし、こうした総計から全貌をつかむことはできない。Facebookの成長はその大部分がアジアおよび新興市場から来ており、そのユーザー当たり売上は多くない。

2013年6月の平均モバイル日間アクティブユーザー数は4.69億人に達した。Facebookのモバイルのみユーザー数は、Q1の1.89億人から6月末には2.19億人への増加した。6月にFacebookの利用は、1日当たり200億分、1日1ユーザー当たり17.39分、即ち月間8.3時間だった。決算報告会見でCEO Mark Zuckerbergは、データは10代ユーザーが同ソーシャルネットワークを離れていないことを示している、Facebookは米国10代をほぼ完全に取り込んでおり、彼らは安定してサービスに定着している、と語った。

収益に関して、Facebookは売上18.1億ドル、53%アップ、モバイル広告売上は41%アップだった。Facebookの全売上データはここで見られる。

他にFacebookの成長を示す見所としては、Instagramがビデオ機能リリース後わずか24時間で500万アップロードを記録し、最近ユーザー数1.3億人を達成した。多機能電話向け”Facebook for Every Phone” は、公開後わずか2年で月間アクティブユーザー1億人を超えた。Facebookが買収したParseは先月、同社の〈サービスとしてのモバイルバックエンド〉上に構築されたアプリ数が10万本を超えたと発表した。Facebookが買収した時点では6万本だった。

ユーザー数の伸びを地域別に見ると、Facebookは米国およびカナダで、日間アクティブユーザー数(DAU)をQ1の1.39億人からQ2は2.15%アップの1.42億人とし、月間アクティブユーザー数(MAU)を同じく1.95億人から1.53%アップの1.98億人とした。ヨーロッパの伸びはさらに遅く、DAUが1.67%アップ、MAUが1.11%アップだった。

しかしアジアを始めとする世界の他の地域では、依然としてFacebookは急速にユーザーを増やしている。「他の地域」でFacebookは、DAUを1.8億人から1.95億人へと8.33%、MAUを3.27億人から3.46億人へと5.81%それぞれアップさせた。アジアのDAUは1.67億人から1.81億人、8.38%アップ、MAUは3.19億人から3.39億人、6.26%アップだった。

全体の成長を示す数字が必ずしもFacebookのビジネスで起きていることを表していないことを理解するのは重要だ。たった今、Facebookの成長はその大部分が新興市場であり、平均ユーザー平均売上(ARPU)は高くない。全世界でFacebookは、ユーザー当たり1.60ドル収益を上げているが、ユーザー数の伸びを支えている「他の地域」ではわずか0.63ドルだ。

残念ながらFacebookは未だにモバイルユーザー数の成長を地域別に公表していない。このため、モバイルの成長の大部分が途上国から来ているのかどうかは明らかにされていない。

総合的に見て、今期はFacebookのユーザー数成長に関して比較的安定した四半期だった。先進国では追加すべきユーザーが底をついている可能性もあるが、アジアとその他の地域では約8.3%の成長を確鞭した。Facebookの熱は冷め壁につき当たったと否定論者たちは主張するが、ソーシャルネットワークは今も拡大を続け、不可欠なコミュニケーションツールとしての地位をさらに固めつつある。

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(翻訳:Nob Takahashi)


Facebookの第2四半期決算は好調―売上は53%アップで18.1億ドル、モバイルは広告売上の41%に急上昇

〔この記事はAlex Wilhelm記者の執筆〕

今日(米国時間7/24)、Facebookは第2四半期の決算報告を発表した。売上高は18.1億ドルで、アナリストの売上16.2億ドル、1株当たり利益り0.14ドルという予測を上回った。

Facebookの第2四半期の売上は対前年同期比で53%のアップだった。アナリストは37%のアップと予想していた。第2四半期の同社の純利益は3億3300万ドルだった。前四半期、2013年の第1四半期の売上は14.6億ドル、1株当り利益は0.12ドルだった。

モバイル分野の売上は41%で前四半期の30%から11%ポイントも上昇した。2012年第4四半期には24%にすぎなかった。Facebookは急速なモバイル化に対応して利益を上げることができることを見事に証明した。投資家の懸念は一掃されたといえる。

実際、41%というのは予測を大きく超える驚くべき数字だ。しかし他の主要インターネット企業も同様のレベルでモバイル化に対応して収益を確保できるとは限らないことに注意する必要がある。Facebookのユーザーベースは比較の対象がほとんどないほど巨大であり、モバイル分野でもあらゆる種類の広告をそれにマッチしたユーザーに届けられるという圧倒的な優位性を持っている。

Facebookの売上の大部分は広告関連だが、各種の料金、手数料収入も2億1400万ドルあり、対前年同期比で11%のアップとなっている。

ユーザー統計でもFacebookは力強い成長を続けている。1日当たりのアクティブ・ユーザー数は対前年同期比で27%アップの6億9900万人、月間アクティブ・ユーザーは11億5000万人で対前年同期比21%のアップだった。モバイルでの月間アクティブ・ユーザーは対前年同期比51%アップの8億1900万人となっている。われわれのJosh Constine記者が先ほどFacebookユーザー統計に関する記事を公開している。

Facebookの資本支出は下がっているものの、依然として利益率確保の圧力を受けている。第2四半期の営業利益率は31%だった。

Facebookの今期のキャッシュおよび短期投資は103億ドルで良好な資本運用成績だ。市場の通常取引時間内にFacebookの株価は1%アップした。時間外取引ではさらに大きく上昇している。

トップ画像Emmanuel Huybrechts

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+