FedExアプリが他社サービスの配達も追跡できる機能をテスト中

FedExが消費者向けモバイルアプリで開発中の新機能は、Shopify(ショッピファイ)の人気アプリ、Shopと競合するものになるかもしれない。ShopifyのShopアプリの大きなセールスポイントは、ユーザーが自分の購入と配達の追跡を、Shopifyのものだけでなく、AmazonやFedEx、UPS、USPS(米国郵便サービス)などの荷物についても行えることで、ユーザーのメール受信箱から追跡情報をインポートすることによって機能を実現している。FedExは「Crosstrack(クラロストラック)」と呼ばれる機能で同様の方向を目指しているようで、FedExの配達状況が表示されるものとは別のタブで受け取り予定の配達物を追跡できる。

この新機能は、あるデベロッパーがTechCrunchに見せたもので、現在開発中だという。

それを見ると、モバイルアプリの検索・追跡画面が2つのタブに分かれている。1つは「FedEx」で、もう1つには「Crosstrack」というラベルがついている。Crosstrackタブを使ってFedExアプリユーザーは、送られてくる商品の写真やTarget、eBay、Wayfairなどの発信者情報に加えて、予定配達日時と追跡番号を見ることができる。商品が届くと、アプリはこれにグリーンのテキストとグリーンのチェックマークをつける。

画像クレジット:FedExモバイルアプリのスクリーンショット

ShopifyのShopアプリと異なり、この拡張機能はショッピングや商品のおすすめなどには踏み込まず、追跡のみを行うとFedExはいう。

同社はこの機能を開発中であることを声明で認めた。

「FedExはお客様のニーズに答えるために、デジタル体験コンセプトを常に模索しています。これは当社がお客様とともに数多く行っているテストの1つです」とFedExの広報担当者はいう。同社は新機能の詳細をそれ以上話すことはなく、「Crosstrack」という名称が実際に「非FedEx」の配達を意味しているかどうかも明らかにしなかった。しかし、アプリの追跡セクションにタブが2つあり、片方のみに「FedEx」のラベルが付けられていることから、それ以外の用途を思いつくことは極めて困難だ(TechCrunchはFedExに対して「Crosstrack」に関するこの説明を訂正する機会を提示したが、声明以上のことは何も言わなかった)。

もしこの機能が予想どおりなら、Shopifyが広く業界に与えている影響に競争圧力をかけるものであり、実に興味深い。パンデミックに起因する消費者の行動シフトによってeコマース需要が急増する中、あらゆる荷物の追跡を1つのアプリで行えることはShopifyのアプリ「Shop」の大きなセールスポイントになっている。同アプリは3月21日現在ショッピングカテゴリーの第4位で、300万件ほどのレビューで星4.8という高いレーティングを得ていることから、この種の機能に対する消費者の需要の高さがわかる。

ただしFedExは、多くの主要企業と同じく、数多くの新機能をテストしており、正式公開されるのはそのごく一部であることは留意しておくべきだ。今回のCrosstrack機能は、FedExがテストしている「コンセプト」であると我々は認識しており、一般公開に向けて同社が発表間近なものではない。

画像クレジット:VCG / Getty Images

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(文:Sarah Perez、翻訳:Nob Takahashi / facebook

FedExが初の完全電気自動車GM Brightdrop配送バンを受領、カーボンニュートラル実現に向けまた一歩

FedEx(フェデックス)は、500台の注文のうち、最初の5台のGM(ゼネラル・モーターズ)製電気配送バンを受け取ったと発表した。この動きは、2040年までに世界中で配送車両をすべて電気自動車にし、カーボンニュートラルを実現するというFedExの目標にとって重要なランドマークとなるものだ。

「初めてのBrightdrop(ブライトドロップ)EV600の納入は、米国を代表する2つの企業のコラボレーション精神から生まれた歴史的瞬間です」と、FedExのMitch Jackson(ミッチ・ジャクソン)サステナビリティ最高責任者は述べた。「当社の集配車両を電気自動車に切り替えることは、2021年初めに発表した当社の野心的なサステナビリティ目標の達成に不可欠です」。

画像クレジット:FedEx

FedExは、BrightDrop EV600バンの主要顧客として発表され、ここしばらくはBrightdropの電動パレットEP1をテストしてきた。Chevrolet(シボレー)とCadillac(キャデラック)を所有するGMは、2021年初めまでBrightdropのビジネスユニットを引き伸ばしていた。「EV600は、従来のバンとステップインバンの長所を1台にまとめ、ドライバーの安全性、快適性、利便性を第一に考えています」と、BrightdropのCEO、Travis Katz(トラビス・カッツ)氏は述べた。「また、GMの歴史の中で、コンセプトから市場に出るまで最も早く作られた車でもあります」。

全輪駆動のEV600は、600立方フィート(約17立方メートル)の荷室空間を持ち、一回の充電で最大250マイル(約400km)走行することができる。車内では、カーゴエリアのセキュリティシステム、オートロックドア、モーションセンサー付き室内照明が装備されている。また、自動緊急ブレーキや駐車支援機能も備えている。EP1は、店舗や倉庫でよく見られるトロリーの一種で、23立方フィート(約0.65立方メートル)のスペースと電気モーターを備えており、重いものを簡単に移動させることができる。

最初の5台のEV600は、カリフォルニア州イングルウッドにあるFedExのエクスプレス施設に導入される。FedExはこの車両をサポートするため、カリフォルニア州内にすでに設置されている500基の充電ステーションを含め、同社の施設ネットワーク全体に充電ステーションを建設中だ。また、電力会社と協力し、充電インフラに必要な電力網の容量を評価している。

FedExが、GMと共同で電動配送車を導入する一方で、ライバルのUPSは英国のArrival Ltd.(アライバル)に1万台の電動配送車発注している。一方、Amazon(アマゾン)はRivian(リビアン)の電動配送車10万台を発注し、さらに同社の株式を20%保有している。AmazonはFedExとUPSの両社に先駆けて、すでにロサンゼルスサンフランシスコの両都市でRivianの電動配送を開始している。

編集部注:本稿の初出はEngadget。執筆者Steve Dentは、Engadgetの副編集長。

画像クレジット:FedEx

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(文:Steve Dent、翻訳:Yuta Kaminishi)

GMの電動配送トラック部門「BrightDrop」が中型バンを発表、最初の顧客はVerizon

General Motors(GM、ゼネラルモーターズ)の配送トラック事業部門であるBrightDrop(ブライトドロップ)は、同社が商業・配送分野のラストマイルに焦点を当てる中、猛烈な勢いで売り込みを続けている。米国時間9月28日、BrightDropは2番目となる運搬車両をラインアップに加えることを発表した。予定されている最初の顧客は通信の巨人Verizon(ベライゾン)だ。

さらにGMは、主力車種のEV600バンの最初の量産準備が完了したことを発表した。FedEx(フェデラルエクスプレス)は年内に車両の受け取りを開始する(注文数は500台)。会社の歴史上最速の車両販売プログラムだとGMは声明で言った。

同社はEV600の2番目の顧客としてMerchants Fleet(マーチャンツ・フリート)を獲得しており、同社は2月に1万2600台購入すると発表している。

そしてVerizonは、新しい中型車EV410を現場保守とサービス部隊の一部で使用する。Verizon、GMともに発注の規模は明らかにしていない。

新しいバンは、積載容量400立方フィート(11.3立法メートル)で車体の全長は20フィート(6メートル)弱。GMはこの車両について、都市部などの混み合った場所で、特にオンライン食料品配達や通信保守業務などを行うのに適しているという。

同社は、EV600を使うことで車両管理部門は内燃機関車と比べて年間7000ドル(約78万円)節約できるという。

2車種とも、同社のUltium(アルティウム)バッテリープラットフォームを使用しており、航行距離は250マイル(402km)、重量は1万ポンド(4.5トン)以下。EV410はEV600に続いてカナダ、オンタリオ州インガーソルにあるGMのCAMI組立工場で製造される。GMは初期の少数生産についてはミシガン州の米国サプライヤーと提携するという。CAMI工場が2022年11月からのEV600増産への転換を行うためだ。

画像クレジット:General Motors

2021年初めのBrightDropの発表は、商業・デリバリー分野のラストマイル確保を進めるGeneral Motorsの市場機会の多様化に対する関心の強さを表わすものだった。そのために同社は、CAMI工場をカナダ初の電動デリバリー・バン製造施設に転換するために、約10億カナダドル(約879億円)を投資すると語った。

貨物・デリバリー向け電動車分野がGMをはじめとする自動車メーカーにとって膨大な機会であることは間違いない。Verizonは、FedExやUPSなどと同様、事業による炭素排出量の削減さらには完全除去を目指す多くの企業の1社だ。

画像クレジット:General Motors

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(文:Aria Alamalhodaei、翻訳:Nob Takahashi / facebook

FedExがAuroraの自動運転トラックを使った荷物運搬試験をダラス-ヒューストン間で開始

FedEx(フェデックス)は自動運転車両スタートアップAurora (オーロラ)、大型車両メーカーPaccar(パッカー)との試験プログラムの一環として、ダラス-ヒューストン間の荷物運搬に自動運転トラックを使い始めた。

州間高速道路45号線の約500マイル(約800km)のルートを完走させるのにAuroraのテクノロジーを搭載したPaccarのトラックが週に複数回使われる見込みだと米国時間9月22日に明らかにした。トラックにはバックアップのドライバーが乗り込むが、自動運転で走行する。

この提携は、セーフティドライバーが乗り込むことなくターミナル間で荷物を運搬する自動運転配送事業を2023年までに立ち上げるという目標を達成しようとしているAuroraの最新の動きとなる。これはまた、特別買収目的会社(SPAC)のReinvent Technology Partners Yとの逆さ合併を決める投票を控え、ここ数週間のAuroraによる一連の発表やアップデートの一環でもある。Reinvent Technology Partners YはLinkedInの共同創業者で投資家のReid Hoffman(リード・ホフマン)氏、Zyngaの共同創業者Mark Pincus(マーク・ピンカス)氏とマネージングパートナーMichael Thompson(マイケル・トンプソン)氏によって設立された会社だ。

関連記事:自動運転開発AuroraがSPAC合併で上場へ、評価額は約1.4兆円

ティッカーシンボル「AUR」でNASDAQに上場予定の合併会社の見込まれているバリュエーションは130億ドル(約1兆4270億円)だ。AuroraのバリュエーションはUberの自動運転部門買収後、100億ドル(約1兆980億円)だった。

「これは、トラック業界に起こる必要がある種の変化を模索し、理解しようとする試みです」とAuroraの共同創業者でCPOのSterling Anderson(スターリング・アンダーソン)氏はTechCrunchに話し、自動運転システムとAuroraが提供するクラウドサービスがFedExの事業にどのようにフィットするかも確認する、と付け加えた。

試験には少数のトラックを使用するとアンダーソン氏はいう。「大規模な試験をすぐに立ち上げるというのは理に適っていません」。そして「ひと握りのトラックを定期的に動かすことで、プロダクトの微調整や改良に着手できます」とも語った。

試験終了日は設定されておらず、ドライバーレスの能力を搭載したプロダクトに近づくにつれ、ダラスーヒューストン間で走らせるトラックを進化させ、また増やしていくことを見込んでいる。

9月22日から始まった試験は、AuroraとPaccarが共同で自動運転のPeterbiltトラックとKenworthトラックを開発・試験・商業化するという2021年初めの戦略的提携の発表に続くものだ。

今回の3社提携はまた、FedExの自動運転とロボティクスのソリューションへの関心をも示している。同社は引き続き過去最多の配達量をこなしている。ロジスティック大手の同社は6月、Nuroの次世代自動運転配達車両をFedExのオペレーションの中でテストし、最終的には使用するための複数年にまたがる多面的な戦略的提携を発表した。

関連記事:自動配送NuroがFedExと提携、配送ロボをライスマイルデリバリーに大規模導入

画像クレジット:Aurora

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(文:Kirsten Korosec、翻訳:Nariko Mizoguchi

【ロボットまとめ】Cyberdogの目をのぞきこめ、フィールド、フード、フルフィルメント

誰かが私にXiaomi(シャオミ)が独自の「ロボット犬」を発売しようとしていると言ったとき、私の脳裏にすぐ浮かんだのはソニーのAibo(アイボ)のことだった。そして正直なところ、その想像はこれ以上ないほどに間違っていた。もうそのニュースが出てから数日経過したので、Xiaomiはすでにあらゆる悪いブラックミラー(NETFLIXのSFドラマ)ばりのジョークを、すべて耳にしていることだろう。もはや気にすることはない。

そして、これまた正直なところ、中国のハードウェアメーカーは、このデザインに対して特に工夫もしていなかった。Boston Dynamics(ボストン・ダイナミクス)は、その四足ロボットSpot(スポット)に個性を吹き込むために、デザイン言語やバイラル動画、そしてDirty Dancing (ダーティ・ダンシング)サウンドトラックへ乗せたダンスなどの、たくさんのことを行ってきた。

しかし、今回Xiaomiのデザインチームは、明らかにそのCyberdog(サイバードッグ)を思い切りロボコップに寄せてきた(そしてブレードランナー風のパスティーシュはあまりうまく行ってはいない)。毎回Boston Dynamicsについて何かを投稿するたびに、私には大量のMetalhead(メタルヘッド)のGIFが送られてくる。実際、この記事のアイキャッチ画像としてCyberdogを使用してみるので、それがどんなものかを実際に確認することができるだろう。Twitterのリプライを確認して欲しい。お待ちしている。

画像クレジット:Xiaomi

もちろん、XiaomiはSpotのような四足ロボットをリリースした最初の会社ではなくむしろ遅いくらいだ。ANYmal(エニマル)やGhost Robotics(ゴーストロボティクス)など、その分野で競合している企業は数多くある。Xiaomiの目的の一部は開発者たちにこのカテゴリーで様々な工夫をしてもらうことだ。Miブログによれば:

CyberDogは、Xiaomiによる、世界中のオープンソースコミュニティと開発者向けの初の四足ロボットである。CyberDogに関心のあるロボット愛好家は、志を同じくする他のXiaomiファンと競争したり、共創したりすることで、四足ロボットの開発と可能性を推進することができる。

画像クレジット:Xiaomi

このロボットは、Nvidia(エヌビディア)のJetson Xavier(ジェットソン・ザビエル)NXプラットフォームに、カメラ、タッチ、GPSなどの11個の内蔵センサーを搭載している。同社は1000台のロボットをリリースする予定だ。価格は約1540ドル(約17万円)で、高度なSpotシステムの数分の1だ。またこのロボットのサイズも、Boston Dynamicsの四足ロボットの数分の1である。そして、表面的な類似点はあるものの、プロジェクトそのものの中身は全く異なっている。

Xiaomiのロボットへの参入の目的は、Nvidiaのプラットフォーム用のハードウェアの開発を進めるためのものでもある。これは、人びとがプログラミングや、おそらくロボットのプロトタイプを作成するコツをつかむための(比較的)安価な方法なのだ。おそらく制限されている機能や、リリースされる台数の少なさから、同社がすべての家庭にCyberdogを導入させようとしているのではまだないことは明らかだ。

画像クレジット:Bear Flag Robotics

次は今週行われた大規模買収の話題だ。John Deere(ジョン・ディア)は、Bear Flag Robotics(ベア・ フラッグ・ロボティクス)を、2億5000万ドルで買収する計画を発表した。私たちはBear Flagを、同社がYCクラスのメンバーの頃からフォローしている。この買収は両社にとって良い結果のようだ。Bear Flagは、農業の巨人であるJohn Deereから多くのリソースを獲得し、Deereは、自動運転トラクターのスタートアップと共に最先端テクノロジーの世界に足を踏み入れた。

共同創業者でCEOのIgino Cafiero(イギノ・カフィエロ)氏は次のように述べている。

農家が今日直面している最大の課題の1つは、農作物の収穫に影響を与える「タイミングに影響を受ける作業」を遂行できる、熟練労働者の確保です。自動運転は、その課題に正面から取り組む、安全で生産的な代替手段を提供します。機械の自動化を通じて世界の食糧生産を増やし、作物栽培コストを削減するというBear Flagの使命は、Deereの使命と一致しています。Deereチームに加わることで多くの農場に自動運転をもたらすことができることに興奮しています。

画像クレジット:Kiwibot

Kiwibot(キーウィーボット)は、私たちが初期の頃からフォローしてきた、また別のスタートアップである。現在同社はかなりの数のキャンパスに拡大している。昨年は多くのキャンパスが閉鎖されたが、バークレーに本拠を置く同社は、パンデミックのために実際ブームのようなものに出会っている。COOのDiego Varela Prada(ディエゴ・バレラ・プラダ)氏がTechCrunchに次のように語った:

私たちは注文と注文の間にロボットを消毒する手順を挟んでいます。もし学生で、大勢の人と混ざりたくない場合には、Kiwibotで食べ物を注文し、図書館や寮に届けてもらう方がはるかに安全だと思います。

LiDAR開発企業のAeva(アエバ)については、SPACを介して公開する計画を発表した昨年11月を含め、数回にわたって記事にしてきた。今週同社は、既存の自動車用途以外のために、ニコンとの契約を交わしたことを発表した。同社によれば、チップの生産はおよそ4年後になるものの、潜在的なアプリケーションがたくさんあるという。対象となるフィールドには、たとえば「家電製品、個人のヘルスケア、産業用ロボット、セキュリティ」などが含まれる。

Amazon(アマゾン)の意向によって、たくさんのロボットが来年の終わりにフロリダに向かうことになる。Amazonは今週、次のフルフィルメントセンターの本拠地としてタラハシー(T-ペインの生誕地であり、客観的に最高なMountain Goatsのアルバムも生まれた場所)を選んだことを発表した。同社は、63万平方フィート(約5万8500平方メートル)のスペースに、1000人分の人間の仕事とともに、多数の倉庫ロボットを投入することを計画している。

画像クレジット:Berkshire Grey

一方、FedEx(フェデックス)は、クイーンズ(最高の自治区だ)の配送基地に、 Berkshire Grey(バークシャー・グレイ)のロボットを実装した。システムは主に、ポリバッグ、チューブ、中身の入った封筒などの小さなパッケージを、識別、選択、分類、収集しコンテナにまとめる。システムは、さらにラスベガスやオハイオ州コロンバスなどの場所にもこの先展開できるように設定されている。Berkshire Greyは以下のように発表している:

このテクノロジーは、eコマースの急激な成長へ直接的に対応するために開発され実装されました。いまやeコマースは、サプライチェーンのすべての段階で、信頼性の高い自動化ソリューションの需要を加速しています。FedEx Ground(フェデックス・グラウンド)は、継続的なイノベーションと自動化によって、電子商取引のサプライチェーンを動かし続ける際のチームメンバーの安全性、効率性、生産性が向上すると考えている。

画像クレジット:Hyphen

次に紹介するのは注目に値するフード業界の新会社だ。以前はOno Food Co.(オノ・フード。当時は食品輸送会社だった)という名で知られていたサンフランシスコ拠点のHyphen(ハイフン)が、自動給食プラットフォームMakeline(メイクライン)の発表と共にステルス状態から浮上した。同社によれば、このシステムは1人のスタッフが操作しながら、1時間に最大350食を作ることができるという。

「私たちは本当に自分たちを、Shopifyのようにみなしています」とリリースで述べるのはCEOのStephen Klein(スティーブン・クライン)氏だ。「しかし、私たちは各マーチャントがAmazonのようなものと競争できるようにするのではなく、各レストランがDoorDashと競争したり、(独自の食品ブランドを提供することで自社の顧客と競争することを決定した)サービスやゴーストキッチンと競争できるようにするのです」。

プラットフォームはこの冬、ニューヨーク、サンフランシスコ、ロサンゼルス、シアトル、フェニックスに300箇所を設置して展開を開始する予定だ。

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画像クレジット:Xiaomi
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(文: Brian Heater、翻訳:sako)

FedExがインドの物流システムのデジタル化を進めるDelhiveryに約110億円投資

世界の企業がインドでのプレゼンスを拡大しようとしている中で、物流大手FedEx(フェデックス)の子会社FedEx Express(フェデックス・エクスプレス)はインドのスタートアップDelhivery(デリバリー)に1億ドル(約110億円)を投資する。

IPOを数四半期内に控えているグルガオン拠点のDelhiveryは、7月16日に発表した今回の投資の2カ月弱前に2億2700万ドル(約250億円)を調達した。同社の評価額は現在30億ドル(約3300億円)だ。

関連記事:インド物流市場システムのデジタル化を進める最大手DelhiveryがIPOに向け約304億円調達

取引の一環として、DelhiveryとFedEx Expressは長期的な商業協定も結ぶ。FedEx Expressはインドの国際輸出入サービスにフォーカスし、DelhiveryはFedExに加えてFedEx Expressの国際プロダクトやサービスをインドマーケットで販売し、インド中でピックアップと配達サービスを提供する。FedExはインド国内事業に関連する特定のアセットをDelhiveryに移す。

「我々の目的は、インドとグローバルの企業、そして消費者に我々のネットワークへのユニークなアクセス、そしてテクノロジーとエンジニアリングの能力を通じて新たなプロダクトと機会をもたらすことです」とDelhiveryの共同創業者Sahil Barua(サヒル・バルア)氏は声明文で述べた。

Delhiveryはフードデリバリー会社として始まったが、2300超の市町村と1万7500の郵便番号区域をカバーするロジスティックサービスへとシフトした。同社は、貨物取引プラットフォームを通じてロジスティックの需給システムをデジタル化しようと試みているいくつかのスタートアップの1社だ。

画像クレジット:Bernstein

Delhiveryのプラットフォームは荷主、代理店、そして道路輸送ソリューションを提供している運送業者をつなげる。プラットフォームはブローカーの役割を減らし、Delhiveryで最も人気の輸送手段であるトラック輸送のようなアセットをより効率的なものにし、24時間営業を保証する、とDelhiveryは話す。

インドの経済発展を長らく妨げてきたロジスティクス産業の非効率性を解決するのにデジタル化は不可欠だ。稚拙な需給の計画と予測によってコストや窃盗、損害、遅延などが増えている、とBernsteinのアナリストは2021年6月にインドのロジスティックマーケットについてのレポートで書いた。

Delhiveryのウェブサイトによると、これまでに10億件を超える配達を行い「インド最大のeコマース企業や主要企業」と協業している。ウェブサイトにはまた、同社が1万を超える顧客と協業してきた、ともある。配達のラストマイルのために、同社の配達員は2平方キロメートル以下のエリアが割り当てられ、これにより配達員は配送回数を1日に数回に抑えて時間を節約できる。

インドのロジスティクスマーケットの獲得可能な最大市場規模は2000億ドル(約22兆円)を超える、とBernsteinのアナリストは指摘した。Delhiveryは2020年後半、パンデミックでより多くの人々がオンラインで買い物するようになり、増大する需要に対応するために車両台数を増やすべく、2年以内に4000万ドル(約44億円)超を投資する計画だと話していた。

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カテゴリー:ネットサービス
タグ:FedExインドDelhivery投資物流

画像クレジット:Joel Saget / Getty Images

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(文:Manish Singh、翻訳:Nariko Mizoguchi

自動配送NuroがFedExと提携、配送ロボをライスマイルデリバリーに大規模導入

Nurl(ニューロ)は2016年に元Google(グーグル)エンジニアのDave Ferguson(デイブ・ファーガソン)氏とJiajun Zhu(ジアジュン・スー)氏が設立した自動配送のスタートアップだ。このほど同社はFedEx(フェデラルエクスプレス)と提携して荷物輸送事業に参入する。

米国時間6月15日に発表された複数年複数フェーズの戦略的提携は、Nuroの次世代自動配送車をFedExの運用に組み込むテストおよび最終的な実運用を目指している。このロボット車はNuroの最新ロボットR2に続くものだ。自動運転分野の他社と異なり、Nuroの焦点は常に、低速度電気自動運転車で人ではなくパッケージを運ぶことだ。ただしその「パッケージ」は、食料品、料理、さらには医療用品の配達が中心だった。例えばコンビニエンスストア、Domino’s(ドミノ)、Kroger(クローガー)などと提携してきた。

FedExとの契約は同社にとって初めての小荷物配達への参入だ。パイロットプログラムはすでにテキサス州ヒューストンが始まっている。今回の複数年の取り組みによって、Nuroは同社のテクノロジーをより多くの人に新しい方法で届けることが可能になり、最終的には大規模な展開を目指している、とNuroの提携責任者であるCosimo Leipold(コシモ・リーポルド)氏は言った。

FedExはこれまで独自の自動運転技術に取り組んでいて、歩道を走る配達ロボットはよく知られている。Roxo(ロクソ)と名づけられたSameDay Botは、DEKA Development & Research Corpと、同社のファウンダーでSegway(セグウェイ)と車イスのiBot(アイボット)を発明したDean Kamen(ディーン・ケイメン)氏と共同で開発された。FedExが最初にSameDay Botを発表したのは2019年2月だった。そのFedExボットは、ライダーなどのセンサーと複数のカメラを装備し、機械学習アルゴリズムと組み合わせることによって、障害物を避けて安全な経路をたどり、かつ道路や歩道の交通ルールを守る。

当時同社は、AutoZone(オートゾーン)、Lowe’s(ロウズ)、Pizza Hut(ピザハット)、Target(ターゲット)、Walgreens(ウォルグリーンズ)、およびWalmart(ウォルマート)との共同で、自動ロボットを自社の配送ビジネスに適用する可能性を探ろうとした。FedExの狙いは、小売店が近隣の顧客からの注文を受け、ロボットを使って顧客の自宅や職場に同日配達することだった。同社は、テネシー州メンフィス、テキサス州のプレイノとフリスコ、およびニューハンプシャー州マンチェスターでテストを実施した、と広報担当者は言っていた。

Nuroとの提携は、歩道から離れて車道に進出するものだ。NuroのR2は大型で公道を走るように設計されており、重い荷物を遠くまで運ぶことができる。

FedExは、Nuroの自動運転ロボットをライスマイルデリバリーに大規模導入する長期契約を結んだと語った。

「イノベーションはFedExの礎であり、今後も会社のカルチャーとビジネス戦略の重要な部分でであり続けます」と先進技術およびテクノロジー担当副社長、Rebecac Yeung(レベッカ・ユン)氏は語った。

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カテゴリー:モビリティ
タグ:NuroFedEx配送自動運転ロボット配達

画像クレジット:Nuro

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(文:Kirsten Korosec、翻訳:Nob Takahashi / facebook

GMが配送業者向け新事業部起ち上げ、商用EVバンと電動アシスト付きパレット発表

GMはFedEx(フェデックス)をはじめとする法人顧客に、電気自動車とコネクテッド製品のエコシステムを提供する新事業部を立ち上げた。これは同社が電気自動車メーカーの主導的な企業となるために、270億ドル(約2兆8000億円)を投資する野心の最新の取り組みだ。

「BrightDrop(ブライトドロップ)」と呼ばれる新事業は、バーチャルで開催されたCES 2021の期間中、米国時間1月12日に正式発表が行われた。まずは航続距離250マイル(約400km)の「EV600」と呼ばれる電動バンと、「EP1」と名づけられたポッド型電動パレットの2つの主要製品からスタートする。

BrightDropは他の製品も念頭に置いており、複数台のEP1電動パレットを輸送できる中距離車両や、緊急配送用車両などのコンセプトも開発中ということが、12日に発表された。

画像クレジット:GM

だが、この取り組みは車両のみにとどまらない。GMは商用車市場にEVのエコシステムを提供するためのソフトウェアツール群も開発している。また、販売とサービスをサポートするためのディーラーネットワークを構築し、商用車の顧客が充電インフラを設置するのを支援する計画だ。

GMによると、ウェブサイトやモバイルアプリからアクセスできるクラウドベースのソフトウェアプラットフォームは、ユーザーに最適な配送ルートやその他のフリート管理機能など、業務改善に役立つ情報を提供するという。電動バンとパレットには、位置監視、遠隔からのバッテリー状態チェック、リモート解錠 / 施錠など、より便利に顧客が車両を監視・管理するために設計された様々なコネクテッド機能が搭載される予定だ。

画像クレジット:GM

BrightDropはこれまでOnStar Insurance(オンスター・インシュアランス)、OnStar Guardian(オンスター・ガーディアン)、GM Defense(GMディフェンス)の起ち上げにつながったGMの社内組織であるGlobal Innovation(グローバルイノベーション)からスピンアウトした最新の「スタートアップ」だ。BrightDropのCEO兼社長には、Redpoint Ventures(レッドポイント・ベンチャーズ)のアントレプレナーインレジデンスだったTravis Katz(トラビス・カッツ)氏が就任した。

BrightDropのアイデアは、GMのグローバル・イノベーションのチームが、電子商取引の成長と新型コロナウイルスの感染拡大によって悪化したオンライン配送に対する消費者の需要を評価していたことに端を発する。

「最初の1マイル(約1.6km)から文字通り最後の5フィート(約1.5m)まで、配送と物流における需要と課題について知れば知るほど、電動化、モビリティアプリケーション、テレマティクス、車両管理などの分野におけるGMの専門知識を活用し、企業がよりスマートで持続可能な方法で商品やサービスを移動できるようにする機会であることが分かってきました」と、GMのグローバイノベーション担当副社長のPam Fletcher(パム・フレッチャー)氏は、発表前のメディア向け説明会で語った。

GMの予測によれば、この機会はかなり大規模なものだ。2025年までに、米国における小荷物配達、食品配達、リバースロジスティクスの市場機会は、合計で8500億ドル(約88兆円)以上になるとGMは見積もっている。世界経済フォーラムによると、都市部でのラストマイル配送の需要は2030年までに78%増加し、世界の上位100都市で配送車両の36%増加につながると予想されている。この需要増加によって、配達による二酸化炭素排出量は30%以上増加すると予想されている。

EP1

画像クレジット:GM

同事業部の第一弾製品は「EP1」と呼ばれる近距離の荷物搬送を目的に開発された電動アシスト付きパレットだ。このパレットは、たとえば倉庫から配送用バンまで商品を何度も往復輸送するために使うことができるだろう。2021年初頭に発売 が予定されている。

EP1には電気ハブモーターが内蔵されており、最高時速3マイル(時速約4.8km)までの移動が可能。ポッドの速度は、これを押すオペレーターの歩く速さに応じて調整される。

GMによると、EP1は狭い空間で操作することを想定して設計されており、約23立方フィート(約650リットル)のカーゴスペースを持ち、最大200ポンド(約91kg)の荷を積むことができる。ポッドの内部には調節可能な棚板とロック可能なドアが備わり、輸送中の積み荷にリモートでアクセスできるようになっている。

FedExは先日、EP1の試験的プログラムを完了した。GM によると、FedEx Express(フェデックス・エクスプレス)の宅配業者はEP1を導入したことで、1日あたり25%増の荷物を安全に取り扱うことができたとのこと。

BrightDropとFedEx Expressは、今四半期中にも米国の主要都市で試験的な運用を実施する予定だ。

EV600

画像クレジット:GM

この電動宅配バンは、GMのEV戦略の中核となる「Ultium(アルティウム)」アーキテクチャをベースに設計・製造された車両。2021年末よりFedExに最初の納車が始まる予定だ。BrightDropでは、2022年初頭より受注を開始し、より多くの顧客にEV600を提供できるようになると予想している。

EV600は、一度の満充電で250マイル(約400km)ほどの距離を走行可能になる見込みだ。120kWのDC急速充電器を使えば、1時間の充電で最大170マイル(約274km)の距離を走行できるとGMはいう。

内部に備わる荷室の容量は600立体フィート(約1万6990リットル)以上と広大で、荷物を安全に保つためのセキュリティシステムが付属する。運転席には対角13.4インチのフルカラーインフォテインメントスクリーンや、フロントのスライド式ポケットドアを装備。ワイドなキャビンはウォークスルーが可能で、荷室との間には自動で大きく開くドアが備わる。

この商用電動バンには、前後のパークアシストや自動緊急ブレーキ、車線逸脱警報など、GMの乗用車に見られる多くの運転支援技術が標準装備されている。さらに前方衝突警報、先行車との車間距離表示機能、歩行者検知ブレーキ、自動ハイビーム切り替え機能、高精細な後方視界カメラなども標準で装備される。

顧客がさらなる安全機能を求めるのであれば、後方の横方向から迫る車両を検知して自動的にブレーキを作動させるリアクロストラフィックブレーキ、ブラインドスポットを監視して危険があれば自動で操舵を補助するブラインドゾーンステアリングアシスト、後退時の自動ブレーキ、車両の周囲を映し出すHDサラウンドビジョン、後方歩行者検知警報、カメラに加えてレーダーも併用することで全速度域で作動するエンハンスドオートマチックエマージェンシーブレーキなどもオプションで装着可能だ。


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(翻訳:TechCrunch Japan)