Googleがアプリでじわりじわりと中国プレゼンスを拡大、今度はファイル管理のFiles Go

Googleが今度はAndroidデバイスのためのファイル管理サービスFiles Goをローンチして、そのゆっくり着実な中国戦略を継続している。このアプリは昨年グローバルにローンチしたが、今日(米国時間5/30)は4つのサードパーティアプリストアから中国に上陸した。

中国で‘Google 文件极客’と呼ばれるこのアプリは、ユーザーのファイルがストレージの容量内に収まるように、削除するファイルを提案したりする。そのほか、ファイルを見つけたり、インターネットを介さずにファイルをローカルなデバイスと共有する機能などがある。スマホがすいすい使えるためには、良質なインターネット接続とともに、ストレージの十分な空きスペースがあることも重要だから、Files Goはそのあたりをヘルプする。

Files Goは、安価なAndroidフォーンが多く使われているインド向けに最初は作られたが、世界的に関心が広まったので全世界に向けてローンチした。今やアメリカは、このアプリの三つめに大きな市場だ。Googleの‘Next Billion’チームのプロダクトマネージャーJosh Woodwardが、そう語ってくれた。

それだけグローバルな需要のあるアプリを、中国戦略の一環として利用することは、なかなか合理的なやり方だ。しかも今回のローンチでは、Google Play Storeが中国で禁じられているので、サードパーティのアプリストアを使った。今回選んだのはTencentとXiaomi, Huawei, そしてBaiduのアプリストアだが、Googleはこれで、中国市場の感触をつかめるだろう。

Googleのサービスはこの国でまだ禁じられているが、アプリは昨年のGoogle Translateの復帰と、今週のARCoreのローンチに次いで、これで三つめだ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

GoogleのAndroid用ファイルマネージャー、Files Go,、ベータ版公開

今日(米国時間10/9)、GoogleはAndroid向けファイル管理アプリ、Files Goをベータ公開することを決めた。このアプリは少し前から公開のタイミングが注目されていた。GoogleはFiles
Goを12月にリリースする予定だったが、われわれも報じたように実機でベータテストが行われていることが判明し、公開のタイミングが早められたもようだ。Files Goはファイルマネージャー以外にも不要ファイルを整理してメモリーに空き容量を確保したりBluetoothe接続でオフラインでファイルを転送するなど便利な機能を含むツールとなっている。

GoogleはFiles Goが公開ベータに移行したことを今朝のツイートでそっと発表した。

Files Goのベータ版が発見されてしまったらしい :-)  そこでもう少し多くのユーザーにもテストしてもらえるようPlay Storeにアップすることにした。 

Googleはこっそりテストを続けるより、メディアに書きたてられたことをむしろアプリの宣伝に利用することにしたようただ。というわけでFiles Goは公開ベータとなった。

アプリは Google Playに “Files Go Beta: Free up space on your phone (Unreleased)”として公開されている。

アプリの説明には、「Files Goのベータ版は、ユーザーの携帯電話上のファイルを整理し、スペースをクリーンアップするのに役立つ」とある。その他、ジャンクや重複している写真を選択して削除する、オフラインでファイルを共有する、削除候補としてほとんど使ったことのないアプリを表示する、などの機能もある。

ダウンロードのサイズは6MBと比較的軽い。

当初、Files Goは接続環境が貧弱な途上国市場向けのアプリではないかと推測されていたが、全世界向けのメインストリームのアプリとなることが判明した。現在のバージョンはベータであり「動作が不安定な可能性がある」と注意されている。正式公開は12月が予定されている。.

Files GoはGoogle Playから無料で入手できる。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+