S7シリーズの好調でSamsungの財務が2年ぶりに活況、Appleと激突する年末はどうか

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Samsungは、スマートフォン事業が復調したため、2年ぶりで高利益の四半期を報告した。

この韓国企業の決算報告のガイダンスが今日(米国時間7/7)発表され、2016年第二四半期は50兆KRW(約430億ドル)の売上に対して8.1兆KRW(70億ドル)の利益が予想されている。Reutersによると、これはアナリストの予測7.8兆KRWを上回り、2014Q1以降ではもっとも好成績の四半期となる。

Samsungの前四半期は同社のスマートフォン旗艦機種Galaxy S7とS7 Edgeの順調な売れ行きにより、49.8KRWの売上から6.7兆KRWの利益を稼いだ。同社は具体的な数字を挙げていないが、いくつかの記事によると最上位機種は前年内に売り切れとなり、それはタイミング(クリスマス、年末…いつもより1か月早い売り出し)と、サプライチェーン管理の改善、そしてiPhone 6sとiPhone 6s PlusにおけるAppleのやや中途半端なアップデート(Samsungにとって‘圧倒的に強力ではなかった’Apple)という三つの要素が重なったため、と見られている。

当時は売り出しの最初の1か月の動向を見てアナリスト企業のCounterpoint Researchが、Samsungはこれまでに全世界で1000万台のGalaxy S7デバイスを売ったと推計した。それは、同じ時期のGalaxy S6より25%近く多い。

Appleの新型iPhoneは発売が今年晩(おそ)くだから、Samsungのモバイル部門と、ひいては同社の財務の全体が、激しい競争の中で今の好調を持続する可能性もある。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

ジョニー・アイブは、デザインに没頭してAppleの決算数値を知らなかった


Appleのデザインリーダー、Jony Iveは昨夜(米国時間10/30)サンフランシスコの近代美術館で講演し、Appleのスマートウォッチのデザインに苦労したことを話した。Wall Street Journalが報じた。Apple Watchをデザインすることは、「困難かつ屈辱的」であり、それはウェアラブルに関する技術やデザインに対する消費者の期待のためだとIveは語ったが、おそらく最も興味深かった発言は、Appleの売上と利益に対する彼の無頓着さだった。

Iveは、Appleが他の問題に優先して製品デザインに力を入れていることを指摘し、製品が第一、利益は後からついてくる、という同社の精神は賞賛に値すると言いたげだった。その点を強調するように、IveはAppleが最近発表した2014年度の年間売上1830億ドル、利益400億ドルなどの具体的数値をよく知らないという驚きの告白をした。

「正直なところ、数字は知らないのです」とIveはWSJに答えた。「でも大きい数字であることは知っています」。

Iveが会社の財務状況について具体的知識がないと明言することは、CEO直轄の上級幹部としては異常な行動にも思えるが、この著名なデザイナーは製品デザインに集中していることで知られており、彼が財務状況にさほど興味を示していないという事実は、製品を利益に優先させるという同社の長年の信念を後押しするものであり、顧客は最高品質の製品デザインを手にすることができるというメッセージと言える。

もちろん、製品デザインに100%没頭して、金銭問題を気にせずにいられる贅沢は、好調な企業にのみ許される特権であり、Iveがデザインルームにこもっていられることは驚きではないかもしれない。

Apple Watchは来年早くにデビューの予定で、Appleはファッション業界でもこれを強く推進しており、Vogue誌の記事には写真が紹介され、パリのファッションウィークでもイベントを開催した。それはまた、大きくIveの肩にかかっているApple製品でもある。そのデザインセンスに向けられている注目の大きさと、ユーザーが1日の大半身につけることになるデバイスにおけるデザインの重要性を踏まえれば、当然だろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook